私が悩みに悩んだときにたどり着いた心理学がフロイトとユングだった。三大心理学といわれるアドラーに出会ったのがつい数年前というのが悔やまれる。
変えられない過去の原因を解決することばかりに注力してしまった。今ここにある自分に選択肢があり、それを勇気をもって決断しなければならないというのは希望であり、幸せだ。選択肢を持つことが幸せにつながるというのは最新のデータでも証明されている。自分に選択する権利を持つ許可と決断をする。
哲人が、自分を嫌っているでも変わることができないと悩んでいる不幸な 若者との対話形式で説明を進める。
〇フロイトとアドラーの違い
フロイト:原因論 過去に原因があるとし、その原因を解決しなければならない 時間(人生)を一本の線でとらえる⇒始点と終点がある
アドラー:目的論 トラウマの否定 今ここの選択肢に注力 すべての悩みは人間関係 勇気の心理学といわれる
⇒過去・感情から自由になる
〇今ここに責任を持つ
〇性格ではない
世界観・ライフスタイル⇒自分で選べる・選びなおせる
〇何かの不自由
←このままのほうが楽、変わる勇気を持てない
〇実践:
1)今のライフスタイルをやめる決心
〇自分が嫌いな人=人間の最大の不幸
1)自分を好きにならないと決心する
2)悪いとこばかり注視する
共感する。嫌いな他人を思い浮かべるとわかりやすい。嫌いな人、嫌いになった人は何らかの害悪をもたらす人。「あぁ、自分を守るために、関係を断つために嫌いになったのだ」と実感
〇挑戦しない=失敗しない⇒可能性のなかで生きられる
若い人が恋愛をしないのも、現職に不満を持ちながら転職しないのも同じだと感じる。
〇主観的解釈・ライフスタイル:選ぶことができる
〇劣等感
劣等感悪くない向上する原動力となる 理想の自分と比較するべき、他人ではない
劣等感と劣等コンプレックスは異なる 劣等コンプレックスのコンプレックスとは倒錯 「~だから○○」という論法
人生はもっと複雑で単純化したくなるけど、それには抗いたい。単純化してしまうと何か大切な視点を見落としてしまう不安がある。
〇人は対等である
能力の違いは関係ない 競争から自由になる 自分が自分であろうとする 競争⇒他人は全て敵になる
〇優越コンプレックス
権威自慢ブランド物
その反対の表れが不幸自慢
〇怒りはコミュニケーション
怒りというコミュニケーションツールを使わない 論理を使う 権力を使わない 自分が正しいと思った時点で相手は間違っているとなり権力争いになる⇒非を誤りを認めることが敗北になる
これは宗教を持っている人とは注意が必要。宗教の教えは絶対的な正義があるから議論にならない。こちらが異教徒である以上必ず「間違い」だから。
〇行動目標
自立
世界と調和して暮らす
〇心理目標
私には能力がある
人々は仲間
〇人生のタスク タスクを達成すると心理目標を達成できる
仕事・交友・愛
人間関係距離と深さ
〇嫌いな人
関係を終わらせたい⇒嫌いになるところを見出す⇒いきなりその人の何かが気になるようになる
〇フロイト:所有の心理学 アドラー:使用の心理学
〇承認欲求を否定
誰かからの承認を求めてはいけない 褒めてくれなければ良いことはしない 罰せられなければ悪いことをする
他者の期待のために生きない 他者の人生を生きない 他者も自分のために生きていない
〇他者の課題 課題の分離
アドラー:常識へのアンチテーゼ 個人心理学
課題の分離=適度な距離を取り複雑な人間関係を解きほぐす
〇Indivisual Scycology
理性と感情、意識と無意識、心と身体これらを分離しない心理学
ハラリは分離可能としているが。
〇ゴール:共同体感覚を持つ=他者を仲間とみる 居場所を持つ(過程、植物、国家、宇宙、過去~未来)
〇幸不幸の源泉は人間関係
他者への執着(他者の評価を気にしすぎるなど)⇒他者への関心へ
〇所属感=ここにいてOKと思える=共同体へのコミット
私は主人公であると同時に世界の一部 世界の中心ではない
共同体が与えてくれるものではなく、何ができるか?
〇人間関係で詰まったらもっと大きな共同体を考えてみる
壊れることを恐れる共同体なら不要
〇褒める・叱る
対等の人間関係ではなく、コントロールしようとしている
他者の課題に土足で踏み込む行為 介入⇔援助
自力での解決を援助=課題に立ち向かう「勇気づけ」
褒める=能力がないという植え付けになる 縦の人間関係(評価、他者の物差し)
アドラーは横の人間関係を目指す
褒められた時に嫌な感じがした正体をようやく理解できた。
〇横の人間関係
感謝、尊敬、喜び
〇自分には価値があると思える=共同体に有益だと思える、時に勇気が持てる
〇行為ではなく存在レベルで考える
〇理想像と比べて引き算するのを辞める
行為を見てその人の価値を考えると引き算になるだろう。行為はわかりやすいから。これは病気で動けなかった時に良く考えたことだった。自分が何もできない成果を出せないことに苦しみ、そして「もし体調が回復しても、老いた時に役に立てなくなったらまた同じ苦しみを味わうのか」と慄いた。
〇横の関係と縦の関係は共存しない
この人とは横、あの人とは縦、ということはない 一つが縦なら他のすべても縦になる
〇(自己肯定ではなく)自己受容⇒他者信頼⇒他者貢献⇒共同体感覚
〇自己肯定:できないことをできると思い込む コンプレックス
自己受容:できない自分を受け入れる⇒どうしたらできるかを考える 肯定的な変えられるもの・変えられないものの見極め 100点の人はいないのですべての人に自己受容が必要
〇他者信頼⇔懐疑 信頼=無条件に信じる=人間関係の基礎 信用=Credit
相手が裏切らないのなら私も信頼する=条件付け&裏切るかどうかは相手の課題
〇信頼の目的=人生の喜びが深くなる
信頼することを恐れていたら誰とも深い関係を築けない
〇自己受容+他者信頼+他者貢献⇒共同体感覚
「仲間」になれば貢献 「仲間」でなければ自己犠牲
✖自己犠牲 〇自らの存在価値を感じられる 例)富豪でも働く理由
〇物事、人生の一部を見て全体を考える=調和を欠く
例)「吃音のせいで人生がうまくいかない」、ワーカホリック
〇人間最大の不幸=自分を嫌い
承認欲求を通じて得た他者貢献だと不自由になる→他者貢献「感」主観で良い 役に立っているかどうかは自分が感じること 行いではなく存在でみる
〇幸福=貢献感
〇優越性の追求が上手くいかないと問題行動をとる=安直な優越性の追求
特別な存在になりたい
普通であることの勇気⇒自己受容
〇人生のとらえ方
フロイト:登山 山頂にたどり着かなかったら途上で終わる 人生を線で捉える 因果論につながる
アドラー:点と点のつながり 連続する刹那 ←計画的な人生は不可能
今をダンスする ダンスはどこかに行こうとしない 過程を結果とみなす 過去も未来も存在しない
〇真剣≠深刻
〇目標は持たなくてよい 人生における最大のうそ=今を生きない 人生の一般論として語れる意味はない 意味は自分自身に与えるもの 人生の指針=他者貢献
〇私が変われば世界が変わる
〇今この瞬間から幸福になれる