値引き作品
作品一覧
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4.5奇跡の三夫婦が奏でた大恋愛と大家族の物語。 明治時代に、北海道・大沼を開拓した者たちの係留として、大沼の地で自分たちらしく根を張ろうとした小さな母と長身の三兄弟。また、この地を新天地と考えて、第二次大戦後、山梨より順に嫁いでいくことになる、個性溢れる三姉妹。この大家族は、様々な困難に見舞われながらも、この地に新風を注ぎ込んでいく……。そして、母の死に際に、三夫婦に明かされた謎とは? 北海道を舞台に、数々の小説を発表してきた著者が、5年の歳月をかけて紡ぎ上げた、実話をもとにした感動長篇。 ※本書は過去に単行本版として配信された『大沼ワルツ』の文庫版です。
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4.2
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4.0北海道・大沼湖畔に佇む2つの児童自立支援施設。そこではさまざまな事情で親元を離れた少年少女たちが、自立のために職員たちと一つ屋根の下で暮らしていた。 施設を束ねる藤城遼平の娘・ゆきは札幌の病院で働く新人の理学療法士。偶然、父の教え子である同世代の摩耶が歌うYou Tubeを見たことから、摩耶そして同じく教え子である兄・拓弥の兄妹と出会い物語は動き始めていく……。 「非行児はずっと非行児」と、登場人物の一人は投げかける。人は変われるのか、傷を負った子供の心を大人は癒すことができるのか――。実在の児童自立支援施設を取材し、児童福祉を巡る現実とともに、愛を求めて傷つき、もがき、それでも生きていく若者たちの繊細な心情を描き上げた著者渾身の一作。 待望の文庫化。
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3.0人を好きになってしまうことに、解などないのだ――。 恋愛小説の名手・谷村志穂が描く大本命不倫小説! 息子が就職して家を出たことを機に部屋を片付けていた香菜子。 クローゼットの奥にしまわれたPCを開き、夫のメールを見つけてしまう。 そこには、夫と女が親密に名前で呼び合い、 2人が子供のように育てていた猫が死んでしまったなど、 21年以上にわたるやりとりが書かれていた。 おかしい。21年前といえば、香菜子が必死に幼い息子を育てていた頃なのに。 夫と女の間に何があったのか。その後、彼女は「不倫小説の傑作」とも評価された 1冊の小説を出版していることが分かって――。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
何から伝えたら良いかわからないから、作者にありがとうを言おうと思う。
医療の本を読むのは、その時の自分の気持ちに左右されるから、とっておいて何かあったら繰り返し読むようにしている。
前の私は、受け入れられなかったのかな。今も、もちろん逃げたくなることあるけど。
自己犠牲の究極の先に、いかに効率よく必要なエネルギーを取るかってことになってきて、缶詰に辿り着くのわかる。缶詰収集が趣味なんて話聞いたことないし、自宅でお茶を立てるのも面白い。すごい緊張感のある職場では、いちごキャンディのような一粒の癒しが必要なんだよね。
佐竹山のようなエネルギッシュさ、王道をいく感じ、古賀のようにとにかく効率よくイケ -
Posted by ブクログ
ネタバレプロローグで、どうなるのか⁇という不穏な思いを心の隅に残して読む。
ラストには、淡々とした普通の親子の会話…なのに涙した。
これが家族なんだと。
これは、日本と韓国のふたつの家族が、子を欲しいと願い飛びついた医療の結末である。
医大生の菜々子は、自分の血液型が両親からは生まれてくるはずのないことに気づく。
母は、当たり前のように家族全員O型であることを信じていた。
法医学教授に頼み家族全員のDNA型親子判定をする。
その結果、二人ともが親ではなく、日本人としても稀な結果が出ていた。
母子手帳を持って当時の医院へ行く。そこは、昔はまだ未承認だった凍結卵子による顕微授精もしていたとブログや -
Posted by ブクログ
ネタバレ2022/10/20リクエスト 3
久しぶりにこれ程没頭できる本を読んだ。
ぶっ続けで5時間ほど。
なんとレビューを書くべきなのか、わからない。
血縁とは、親子とは、家族とは…
かつて子どもの取り違えは現実にあったと本で読んだことがある。授精卵の胚移植なら、お腹の中ですでに成長していて、この段階で、すでに我が子だと母親は感じるだろう。
生みの親より育ての親、というように、遺伝子だけの繋がりよりも育てるということのほうが、親子であり家族だと感じるのではと思う。
でも、国籍まで変わっていたら?
それでも、今更愛情を注ぐことを止めることは、できないだろう。
医大生の菜々子は、自分の血液型が両