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Posted by ブクログ
何から伝えたら良いかわからないから、作者にありがとうを言おうと思う。
医療の本を読むのは、その時の自分の気持ちに左右されるから、とっておいて何かあったら繰り返し読むようにしている。
前の私は、受け入れられなかったのかな。今も、もちろん逃げたくなることあるけど。
自己犠牲の究極の先に、いかに効率よく必要なエネルギーを取るかってことになってきて、缶詰に辿り着くのわかる。缶詰収集が趣味なんて話聞いたことないし、自宅でお茶を立てるのも面白い。すごい緊張感のある職場では、いちごキャンディのような一粒の癒しが必要なんだよね。
佐竹山のようなエネルギッシュさ、王道をいく感じ、古賀のようにとにかく効率よくイケメンでモテるタイプは自分とは違うからかな。やっぱりサポートに回るサワダや、裏方に回される凌子先生に対して感情移入してしまう。
"Keep on enjoying what you do, my maverick Dr."
「おそらくそれを誰にも言えなかったはずですよ。それが先頭をゆく者の宿命なのです。」「新しい扉を開く人に必要なものって、たぶん何があっても戦い抜く覚悟なんでしょうね。」
「セイゲルから教わったことは、究極なまでにシンプルだった。一つの命に執着し続けること。」
Posted by ブクログ
臓器移植先進国アメリカに渡り、移植医療を学ぶことを決意した三人の移植医たち。
生活の全てを捧げるような過酷な現場で、三者三様に、救えなかった命、研究のために失われた命、多くの葛藤を乗り越えてゆく。
やがて、日本で移植を待つ患者を救うためにアメリカでの成功を投げ打って帰国した三人の前に立ちはだかる、理不尽な厚い壁…
目の前に臓器移植でしか命を繋げない患者がいて、二度と目覚めることのない人の健康な臓器があったら、何故使わないのか。
健康な人の臓器にわざわざメスを入れる生体移植の方がナンセンス。
アメリカで臓器移植の経験を十分に積んでいても、国内ではその経験が認められない。
…などなど、ハッとさせられるような、知らなかった事が多く、全体に重く苦しい物語ながら、ぐいぐいと読まされた。
面白かった。
………今の日本は、この物語の時代から、どこまで進んでいるんだろう?もし自分が、家族が、移植にしか救いの道がない状況になったとしたら…?
うむむ、不健康で経年劣化もある内臓ですが…臓器提供カード、書こうかなあ……
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