自殺倶楽部

自殺倶楽部

440円 (税込)

2pt

4.0

「私」は高校二年生。ある放課後、図書館で「海の泡同盟」と称する詩を読む会に誘われたが、その集まりは、実は自殺を目的とする集団だった。そこで「私」に課せられた役割は死を見守ること、他人の死を記録することだった――。「ヒカルモノ」である死と、その対照にある「ヨドムモノ」としての生。真っ直ぐに生きようとすればするほど、死に近づき魅了される十代の純粋な魂の軌跡を描く問題作。

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自殺倶楽部 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年02月24日

    「みずみずしい文章」というのがぴったりの青春?小説。タイトルからしてミステリーかと思ったのだけど全然違った。
    事故で片足を悪くした女の子が、同じ学校の先輩が主催する自殺倶楽部に招かれ、これから自殺するメンバーの「記録係」になってほしいと頼まれる。

    10代のころの死への甘美なあこがれ、「ヨドム」と「...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年12月14日

    第一章 集団自殺をする高校生
    第二章 遺された主人公
    第三章 その後の世界

    明るいお話でした

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年04月08日

    中学のころ、ずっと死にたかった。
    でも死ぬのが怖かった。
    もし死ぬための部活があればいいなと思ってた。部活でみんなで死ぬなら、勢いがついていいかなと思った。
    でもみんなで死んでもやっぱり怖くて、生き残っても怖くて、
    生きてることも死ぬことも怖い、ってわかった。

    主人公に倣って、世の中、といっても手...続きを読む

    0

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