中島敦の作品一覧
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日本語の色調の美しさ
入試の問題に出ていた際に読んだ程度で全てを深く読んだことはありませんでした。今回読めない漢字、意味が分からない言葉を調べつつ読みました。
とても美しく切なく優しく、そして残酷な物語でした。日本語の美しさが冷たく胸に刺さりました。
Posted by ブクログ
国語の教科書に取り上げられた「山月記」ばかりクローズアップされるようだが私は「弟子」が好きである。
コレの原典は一応「論語」ということになるのかな。
「出来の悪い子ほど可愛い」という俗な心情とは違う、哀しき師弟愛だ。
おそらく孔子と子路は「理論と実践」で正反対の道を取ってしまったのだろう。
子路から見て孔子は理論ばかりで実践が伴わず、孔子から見て子路はその逆。
しかし膂力で注目される子路がその分野でも孔子に勝てなかったというのは彼がそれでも孔子を師と仰ぎ尊敬する原動力となっているだろうし、孔子も若い頃は子路のような腕力至上主義だったのではないだろうか。
そしてそれに限界を感じ弟子を育成する道を選んだのではないか。そもそも理論と実践、どちらかを疎かにせず双方のバランスを保つというのが孔子の教えである。
二人は根っ子の部分では親子のようによく似ていたと思うのだ。
「論語」で顔淵が死んだ時孔子は激しく泣いたと言うが、実はそれも主君が死んだ時に形だけでも泣き叫ぶ哭礼に似ているような気がしてくる。
それよりも殺された子路が膾切りにされたと聞いて以降膾を食わなくなったというエピソードの方が静かに哀しみを訴えかけてくるのだ。
Posted by ブクログ
高校の現代文の授業で出会ってからずっとずっと読み返してる。自傷行為的な意味で読み返して鬱になるが、自戒としても読める。
◉人生は何事をも為なさぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短い
◉我が臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所為である。己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢て刻苦して磨こうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々として瓦に伍することも出来なかった。
臆病な自尊心→ 己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢て刻苦して磨こうともせず
(自分には才能がないと分かってしまうことを恐れて必死に努力する事もせずに)
尊大な羞恥心→ 己の珠なるべきを半ば信ずるが故に碌々として瓦に伍することも出来なかった
(自分には才能があると信じていた信じたかったから他の凡人達と仲間になることもできなかった)