中島敦の作品一覧
「中島敦」の「李陵・山月記 弟子・名人伝 アニメカバー版」「山月記」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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日本語の色調の美しさ
入試の問題に出ていた際に読んだ程度で全てを深く読んだことはありませんでした。今回読めない漢字、意味が分からない言葉を調べつつ読みました。
とても美しく切なく優しく、そして残酷な物語でした。日本語の美しさが冷たく胸に刺さりました。
Posted by ブクログ
国語の教科書に取り上げられた「山月記」ばかりクローズアップされるようだが私は「弟子」が好きである。
コレの原典は一応「論語」ということになるのかな。
「出来の悪い子ほど可愛い」という俗な心情とは違う、哀しき師弟愛だ。
おそらく孔子と子路は「理論と実践」で正反対の道を取ってしまったのだろう。
子路から見て孔子は理論ばかりで実践が伴わず、孔子から見て子路はその逆。
しかし膂力で注目される子路がその分野でも孔子に勝てなかったというのは彼がそれでも孔子を師と仰ぎ尊敬する原動力となっているだろうし、孔子も若い頃は子路のような腕力至上主義だったのではないだろうか。
そしてそれに限界を感じ弟子を育成する道
Posted by ブクログ
高校の現代文の授業で出会ってからずっとずっと読み返してる。自傷行為的な意味で読み返して鬱になるが、自戒としても読める。
◉人生は何事をも為なさぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短い
◉我が臆病な自尊心と、尊大な羞恥心との所為である。己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢て刻苦して磨こうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々として瓦に伍することも出来なかった。
臆病な自尊心→ 己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢て刻苦して磨こうともせず
(自分には才能がないと分かってしまうことを恐れて必死に努力する事もせずに)
尊大な羞恥心→ 己の珠なるべきを半ば信ずるが故に碌々と
Posted by ブクログ
山月記が読みたくて買った本ですが、別のアンソロジーに収録してあり、読んでしまったため暫くは読まずに積読でした。
山月記から読み始めましたが、中国史は読みづらいな…なんて感想で始まりました。
李陵は読み始めればどうしても続きが気になり、中断しても、読書を再開すれば直ぐに物語の世界に入っていきました。
中国はおろか、中央アジアには行った事がありません。
でもなぜか、自分その地で李陵や司馬遷、蘇武をみているようでした。
胸が熱くなり、苦しくなり、故郷や義とはなんだろうかと思いました。
自分を疑ってせめて生きていくのは、環境が優しくても辛いものだろう。
これからの人生、どう生きていくのだろう、と思いま