五木寛之の作品一覧
「五木寛之」の「大河の一滴 最終章」「五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 ふりむかせる女たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「五木寛之」の「大河の一滴 最終章」「五木寛之自選文庫〈エッセイシリーズ〉 ふりむかせる女たち」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
早稲田大学第一文学部露文科中退。1966年『さらばモスクワ愚連隊』でデビュー。数えきれないほど多数の作品を手がけている。『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞を受賞している。代表作のひとつ『青春の門』は少年時代に住んだ筑豊を舞台に、第七部まで書き継がれる大作となった。最近では『親鸞』上・下で第64回毎日出版文化賞特別賞を受賞している。
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Posted by ブクログ
この著者のエッセイは良く読むのであるが、この「大河の一滴 最終章」は30年前の「大河の一滴」よりも良かったよ、なにしろ書いた年齢が93歳の時なのだから、人間が練れてる。若い時書いた文章よりも老いて書いた文章の方が含蓄に富んでいるのは当たり前なのだが、置いても衰えない執筆活動がすごい。
この本の最後に,秋田でやった講演の内容が書いてあるのだが、時間がなくて1時間の講演の時の話だった。彼の普段の講演は3時間から4時間ないと十分話せないと追うのだからすごい。この講演でも喑秀なんて言葉が平安時代からどんな使われ方をして明治時代に夏目漱石や森鴎外がしばしば使っていた。そしてそのような言葉は世界の各地にあるというのだ。人間というものは明るく元気な状態からエネルギーを引き出しているだけじゃなく、辛くて哀しい状態の中からでもエネルギーを出してきたのだ。
オーディブルで聴いたのだが、内容にとても引き込まれた。紙の本を買って座右に置こうと思った。
Posted by ブクログ
Audibleにて拝聴
本当に、無駄に謙虚であろうともしなければ、自分をよく見せようという欲もない方なんですね。戦争で亡くなったお母様のために生きようという気持ちは、きっと覚悟といったものではなく、自然と湧き出てくる感情なのかなと。
達観している、世を捨てている、世界に期待をしていない、諦めているとかそういったことでもないですよね。死ぬのが怖いということはないけれど、明らかにおかしくなっている現代の15年後をこの目で見たいという純粋な興味でもうちょっと生きたい、という所が印象的でした。
60代になったら『大河の一滴』を、90代になったら本書をまた読み返したいと思います。
Posted by ブクログ
親鸞が誰か、どんなことをした人か、何も知らずに上下巻を購入し、読み終えた。そして泣いた。
読むことのすごさを、また感じる作品に出会えた。なぜなら、その時代の様子と今との差を知ることができるから。そして、ドキドキ、ハラハラと感情が動き、本の中に没入することができる。
鴨川に死体がゴロゴロ転がっていたり、人を物のように売ったり、傷つけたりする。そんな残忍な時代でも、親鸞や恵信のように、何かを強く信じる心を持った人たちがいる。
今まで、こんな残酷な世界があったことを考えたこともなかった。
一方で、人と人との友情や愛情、つながりは、今も昔も同じなのだと感じた。また、人が大成していくときには、人一倍努力すること、信頼できる人に出会うこと、そして仲間の存在が重要であることも、今と同じなのだと思う。
親鸞について、もっと知りたくなった。
本を読むことのもう一つの良いところは、好奇心が止まらなくなることなのだ。