作品一覧

  • 線は、僕を描く
    値引きあり
    4.3
    1~2巻600~935円 (税込)
    「できることが目的じゃないよ。やってみることが目的なんだ」 家族を失い真っ白い悲しみのなかにいた青山霜介は、バイト先の展示会場で面白い老人と出会う。その人こそ水墨画の巨匠・篠田湖山だった。なぜか湖山に気に入られ、霜介は一方的に内弟子にされてしまう。それに反発する湖山の孫娘・千瑛は、一年後「湖山賞」で霜介と勝負すると宣言。まったくの素人の霜介は、困惑しながらも水墨の道へ踏み出すことになる。第59回メフィスト賞受賞作。
  • 龍の守る町
    4.0
    1巻1,881円 (税込)
    『線は、僕を描く』の著者が描く、「水害」と「消防」その闘いと涙。 魚鷹が見守る町で、秋月龍朗は最高の消防士だった。五年前のあの日、濁流が町と彼の心に、癒えない傷跡を刻むまでは。現場を追われ、辿り着いた指令室。そこは、同じ痛みを抱える仲間たちと、声だけで命を繋ぐ場所。炎の中から命を救ってきたその手で、男は今、受話器を握る。 町と、そして自分自身の再生をかけた静かな闘いが、いま始まる。
  • だから捨ててと言ったのに
    3.4
    1巻1,672円 (税込)
    こんなことになるなんて! 1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。 早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。 ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。 『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。 著者一覧(掲載順) 潮谷 験 真下みこと 須藤古都離 黒澤いづみ 岡崎隼人 砥上裕將 河村拓哉 五十嵐律人 荒木あかね 似鳥 鶏 皆川博子 清志まれ 金子玲介 舞城王太郎 高田崇史 伊吹亜門 背筋 芦沢 央 にゃるら 多崎 礼 柾木政宗 谷絹茉優 夕木春央 最果タヒ 麻耶雄嵩
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~
    4.2
    1巻1,826円 (税込)
    「たった11ミリ。小指で押した先ほどの的を通して、人は世界を見ている」 不器用な青年・野宮恭一(のみやきょういち)は視能訓練士として着実に力をつけていた。ある日、野宮が喫茶店で出会ったのは、世界を立体的に見ることのできない四歳の少女・灯(あかり)だった。限られた時間の中で灯の訓練を重ねるうち、野宮はロービジョンの小学生や糖尿病網膜症の漫画家など、さまざまな悩みを抱えた人々に出会う。目に宿る奇跡に向き合い、野宮が見つけた答えとはーー。
  • 7.5グラムの奇跡
    4.0
    1巻825円 (税込)
    辛い過去も、厳しい現実も、その一瞬先に光があるんだ。 新人視能訓練士・野宮恭一は北見眼科医院で働き始めてから失敗続き。目に異常がないのに視力が低下した少女、カラコンを頑なに外さない女性、緑内障を患った元ピアニスト――。様々な目の悩みを抱えた患者と心を通わせながら、少しずつ成長していく。 不器用だけどまっすぐな、新人視能訓練士の成長の記録。 最高の読後感がじんわりと心に沁みる、いま最も心温まる連作短編集。
  • 『7.5グラムの奇跡』を深める特別小冊子
    無料あり
    3.0
    1巻0円 (税込)
    第59回メフィスト賞受賞作『線は、僕を描く』の作者、砥上裕將のデビュー後第1作。『7.5グラムの奇跡』を良く知るための小冊子。書下ろしショートストーリー「一秒の景色」収録!

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  • 線は、僕を描く(1)
    完結
    4.8
    全4巻594円 (税込)
    青春×水墨画! それは、“白”と“黒”で“宇宙”を描く芸術。墨と筆を道連れに、傷だらけの少年は、生命を取り戻す旅に出る。前代未聞の本格水墨画漫画! 「そう、水墨画。かっこいいだろう?」。大きな喪失感の中で生きる大学生・青山霜介は、水墨画の巨匠・篠田湖山に突然弟子にされてしまう。芸術のことなど何一つ知らなかった霜介は、たちまち見知らぬ世界に魅了されていく──。青春と芸術、成長と恢復の物語。前代未聞の本格水墨画漫画!
  • 『線は、僕を描く』を良く知るために
    無料あり
    3.3
    1巻0円 (税込)
    喪失感を抱いた大学生・青山霜介は、アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会う。なぜか湖山に気に入られた霜介は、その場で内弟子にされてしまう。それが気に入らない湖山の孫・千瑛は、霜介に一年後の「湖山賞」をかけての水墨画勝負を迫る。わけのわからないうちに水墨画の世界に引っ張り込まれた霜介だったが、次第に水墨画の魅力に魅了されていく。 水墨画とは筆先から生み出される「線」の芸術。描くのは「命」そのもの。 描くことで次第に回復していく霜介と千瑛の勝負の行方は。 第59回メフィスト賞受賞作『線は、僕を描く』の試し読み16ページを含む、作品を良く知るための小冊子。

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ユーザーレビュー

  • 龍の守る町

    Posted by ブクログ

    登場人物が優しい。皆それぞれ傷を抱えながら懸命に生きている人々たち。傲慢にならず、もっとこうできたのでは?と後悔しながらも、ゆっくり前に進んでいる様を読んで、自分は生きてるけどただ生きてるだけかもなぁと思ったり。だんだんと5年前に何が起こったかが分かっていく順番も良かった。

    0
    2026年04月04日
  • 線は、僕を描く

    Posted by ブクログ

    美しいの一言。
    殻に閉じこもっていた少年だから見える世界の美しさ、そこから始める世界とのつながり。
    主人公を通して生まれる絆。葛藤、感動。
    何より水墨画の世界はこんなにも複雑で、こんなにも奥が深く、心を反映するものなのかと驚かされました。
    水墨画を絶対に見たくなる、そして自分もやってみたくなる、そんな小説です。
    もう少し、頑張ってみよう、もう少し、考えてみよう、そう思わせてくれる作品に本当に感謝です。
    描写の美しさ、心情の豊かさ、水墨画への深い愛。
    こんなにも瑞々しく、静かなのに心を打つ作品は久しぶりでした。出会えたことに感謝です。

    0
    2026年04月03日
  • 龍の守る町

    Posted by ブクログ

    川沿いの街を守る消防士の話
    能登実話もベースにしている様子

    人と人が繋がり、街を守る、代々町長だったり、司令室だったり、人が繋がり思い合って助け合っている。
    作者の優しさなのか、いつも登場人物が優しく心のある人柄なのが読んでいて心地よい
    最後は泣けた…

    お父さんは消防士じゃない!って司令室の人の話はドラマでもあった。どんな仕事にも多面性があり、それぞれに役割があるが子どもにはわかりにくい。そんなところをついていて、たくさん取材されて書かれたのだろうな、と想像する。

    消防士を腕立てや懸垂に命かける筋肉バカの様に描きつつも職員同士のパティシエ以上に菓子作りに長けた樋口、司令室の要、真面目一辺

    0
    2026年04月02日
  • 龍の守る町

    Posted by ブクログ

    今年読んだ本の中で一番泣いた本かも。
    悲しい涙でも嬉しい涙でもないのだけれども、命に向き合うひたむきさ、真面目さに感動しました。
    5年前に大水害で町が流されて、多くの人がまだ悲しみを乗り越えきれていない街で、1番の消防士だと言われている達朗。
    彼はあの日以来、水が怖く、それをまわりに隠しながら現場の仕事を続けていたが、通報を受け付ける司令室に異動になる。司令室の新しい仲間、街の人、そして家族。龍郎自身も、そしてそれぞれの人たちも、一歩ずつ前に進もうとしている。
    あの日の正解を探しているのか。それと向き合うと自分が壊れてしまうかもしれない。でも少なくともやれることはやったと、胸は張れなくても言え

    0
    2026年03月29日
  • 線は、僕を描く

    Posted by ブクログ

    ただただ美しい小説だった。素人にも水墨画の魅力がとても伝わってくる描写はもちろん、生の本質に迫る素敵な言葉の表現が散りばめられて心に迫るものがあった。

    0
    2026年03月24日

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