羽田詩津子の作品一覧
「羽田詩津子」の「アクロイド殺し」「アウシュヴィッツ脱出 命を賭けて世界に真実を伝えた男」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
つらいシーンに耐えられるだろうかと思ったけど、そこまで具体的描写はなくて助かった。「とてもつらい日だった」などという描写でまとめてくれている。
私は今まで35年という気の遠くなるような時間、一度も飢えを知らずに生きてこれたけど、これがいかに奇跡的か忘れて生きている。
セーラは裕福な時もつらい時も、どちらでも性格が良いのでこちらも素直に読んでいられた。
ベッキーの立場を考えると、どうしてセーラだけと卑屈になっても良さそうなものけど、最終的には彼女にとってもハッピー・エンドで、ここでちょっとうるっとした。
すべての元凶はあの人で、起きたことは許せないけど、また良い人で汚名返上しようとしているので読者もそこまでの怒りを抱かずに済んでいるのかな。怒りはミンチン先生に向くよね。
また、最後の章のタイトルが秀逸。セーラらしさが現れたところで幕引きとは。まとめが素晴らしい。ほっこりと温かい気持ちとはこのことか。この瞬間星5が決まった。なぜ西洋の古典文学は面白いのだろう。