リーダーの仮面
「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法
著:安藤広大
出版社:ダイヤモンド社
優秀なプレイヤーは、必ずしも、優秀なリーダ―になるとは限らない
ペルソナ、人間は、いくつも、ちがった顔をもっている
優秀なリーダーとなるためには、「リーダー」としての仮面をかぶれといっています。
ただ、仮面をかぶったリーダーとして嫌われても、それは、その人の人格を否定されたことではない
そして、本書は、若手リーダのために、マネジメントのノウハウを伝えるための書である
安藤氏の4書の第1作目、棚卸で、感想を書いていなかったので、今回読み返してみました。
リーダーの仮面 2020
数値化の鬼 2022
とにかく仕組み化 2023
パーフェクトな意思決定 2024
結論は以下です。
雇ったからには、「社員の人生」に責任をもつ
稼ぐ力を身をつけさせてあげる
必ず、独り立ち、させなければならない
社員には、「生き抜く力」を身につけさせてあげることが重要です
そのためには、5つのポイントに絞ってマネジメントをする
①ルール 場の雰囲気えはなく、言語化されたルールをつくる
②位置 対等ではなく、上下の立場からコミュニケーションする
③利益 人間的な魅力ではなく、利益の有無で人を動かす
④結果 プロセスを評価するのではなく、結果だけを見る
⑤成長 目の前の成果ではなく、未来の成長を選ぶ
重要なことが、書かれています
リーダーの仕事は、部下を成長させ、チームの成果を最大化することである
いったん人として扱うのをやめたほうが、人はむしろ成長する
目標は設定するが、プロセスには不干渉、そうすれば、部下は結果を出すために必死に脳みそを使います
そして、部下は、誰ひとりとして見捨ててはならない
■ルール
・リーダーがやることで、もっとも大事なことはルールを決めることである
・ルールが明確でないと、部下にとってストレスになる
・ルールが部下ごとに異なるのはNG、ルールは全員が守れる範囲で統一する
・ルールを守らせるときに、2つのポイントがある
①主語をあいまいにしない
②誰が何をいつまでにやるかを明確にする
■位置
・責任者がいないと、何も動かない
・自分がきめていないといって、リーダーである自分の責任を免れるわけではない
・自分がきめられるものは、自分が決める
・見える景色、上に行けば行くほど、見える範囲は広がります
・指示は、「上から下」へ、報告は、「下から上」になるようにすべき
・孤独を感じる、が、できるリーダーの条件
・リーダーが部下と距離をおくのは、平等性を保つため
・業務中に指摘すべきことは、業務中に指摘する
■利益
・行動のきっかけは1つだけ、それは、自分に利益があるかどうか、です
・人間は、利益が減ることに、恐怖を感じる
・本当についていきたいと思われるリーダーは、利益をもたらしてくれる人です
・会社にうまく使われることを意識したほうがいい、なぜなら、組織あっての個人だからです
・組織のリーダーであれば、会社の利益のためには、何をすべきかということを自問する
・ちょっと頑張れば達成できそうな目標であれば、人は力を出します
・長期的に成長するためには、もうちょっと、もうちょっとを、日々、積み重ねることです
・重要なのは、事実だけを拾い、言い訳をなくしていく、コミュニケーションが必要
・仕事の意味や価値観は自分自身が見つけるもの、人から押し付けられるものではない
■結果
・プロセスはどうでもよくて、大事なのは結果である、リーダーはプロセスを評価してはいけない
・リーダーは、プロセスへの介入はやめて、結果だけを管理する
・仕事ができる人とは、他者評価の高い人、評価者が求める成果が出せる人です
・あたりまえの基準を設定し、それを大きく超えたときだけ褒めるようにすることはだれにできるはずです
・目標を設定しなければ、いくら個人が優秀でも組織の中では仕事は回っていかない
・評価とは、本来、「目標を達成できているかどうか」を判断する行為である
■成長
・自己啓発書を読んでも、セミナーをうけても、やる気が上がるだけでは、何も変わらない
・感情のマネジメントやモチベーション管理ではいけない
・リーダーの下で、部下たちは、健全な競争をしてもらう
・結果と評価のギャップを埋めていく、それにより、部下は成長する
・健全な競争の下では、勝手に成長せざるを得ない状況になります
・リーダーは、チーム内で健全な競争が起こりはじめたら、管理することがメインの業務になっていきます
・リーダーが感情で動いてしまうと、健全な競争が起こらなくなってしまう
・リーダーがプレイングマネージャーなら、トップになってはならない、あくまでもマネージャーとしての仕事を優先すべきである
・そもそも、人間の能力には、さしたる違いはない
・大事なことは、成長の場を用意しておくこと
・そして、成長を信じて待つことです
・どんなに元の能力が高くても、適応能力が低かったら、どの会社に入っても半分の力しか発揮することができない
・人は経験とともにしか変わらない
・部下と競争しない
・とにかく、部下に一度行動させる、をやってみる
目次
はじめに なぜ、「リーダーの言動」が大事なのか?
序章 リーダーの仮面をかぶるための準備 ── 「錯覚」の話
第1章 安心して信号を渡らせよ ── 「ルール」の思考法
第2章 部下とは迷わず距離をとれ ── 「位置」の思考法
第3章 大きなマンモスを狩りに行かせる ── 「利益」の思考法
第4章 褒められて伸びるタイプを生み出すな ── 「結果」の思考法
第5章 先頭の鳥が群れを引っ張っていく ── 「成長」の思考法
終章 リーダーの素顔
「おわりに」に代えて ── 私たちの成長の話
ISBN:9784478110515
判型:4-6
ページ数:288ページ
定価:1700円(本体)
2020年11月24日第1刷発行
2021年01月12日第3刷発行