カレー沢薫の作品一覧
「カレー沢薫」の「ひとりでしにたい」「なおりはしないが、ましになる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「カレー沢薫」の「ひとりでしにたい」「なおりはしないが、ましになる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
2009年『クレムリン』でデビュー。同作はTVアニメ化もされた。『負ける技術』、『ニコニコはんしょくアクマ』、『バイトのコーメイくん』などの作品を手がける。
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Posted by ブクログ
ぐぬぅっ!?
よもや、この『カレー沢薫、漢を語る』が、この(2)で終わってしまっているとは・・・地味にショックがデカいッッ
漫画読みあるあるなのか、そこは断言できないけど、多くの人に読んでもらえるよう感想を書こう、って思えるほど面白い漫画が、(2)で終わってしまうのは、かなり辛い。
これが分厚めの単巻、もしくは、(3)で完結だと、まぁ、悲しいにしたって、そこまでじゃないんだけど、全2巻ってのは、相当に落ち込んでしまう。
ネタ切れってことは、まず無い。
何せ扱っているテーマが、数多の漫画に登場する魅力的な漢たちだ。
それこそ、最低、10巻まで出したとしても、描ききれないだろう。
となると、カレー沢薫先生が、他作品の執筆する都合などで、こちらに関わる余裕が無くなってしまったのかな?連載していたウェブ媒体に、アンケートみたいな機能があるのか、そこは解らんが、そちらの方が奮わなかったって可能性もあるっちゃあるか。
何にせよ、独特な視線で漢たちの魅力を掘り下げ、布教してくれる、この作品が完結ってのは悲しい。
前巻に続き、この(2)でも、漢のチョイスが絶妙だったんだよなぁ。
読んでいる作品、読んでいない作品もあったが、取り上げている男性キャラは、確かに「漢」と評するに値した傑物だ。『ケンガン』シリーズの関林ジュンや『葬送のフリーレン』のデンケン、『島耕作シリーズ』の島耕作などを挙げているのは、実に嬉しかった。
冗談抜きで、『帰って来たカレー沢薫、漢を語る』で、再び、名作漫画の中で輝きを放つ漢たちを語って欲しい・・・そして、今度こそ、藤田作品を取り上げて貰いたい。この(2)で、藤田作品のキャラの漢っぷりが語られていたら、ショックも、もうちょい少なかったかも。
これらの台詞を引用に選んだのは、同意もしくは納得が出来るものだったので。
取り上げた作品を、しっかりと読みこんで、自分の中に自分の意見がなかったら、ここまで、ちゃんとした説得力がある言葉にはなるまい。
「大衆にスゴい、と認められる人間って、逆に言えば『スゴさが凡人の理解の範疇』ってことだろ?現実世界における、真のスゴい男は、そのスゴさを理解されない、いや、むしろ・・・ドン引かれてなんぼじゃねぇか!?」(byカレー沢薫)
「どんだけキモがられても、己の『好き』を通すのが、『オタク』ってもんだからな。他人ごときが、どう思おうが関係ねぇ!」(byカレー沢薫)
「漫画だってよ、たとえ一冊も売れなくても、“俺はこれが描きたい”ってものが描けてりゃ、それでいいんだ!」
「出版社はそれじゃ困るぜ」
「でも、俺は別に描きたいものとかねーんだよ!常に読者の顔色を窺い、金とチヤホヤを追い求める漫画を描いて・・・!両方、手に入ったことがない!だが、それは、自分が悪い!漫画を好きで居続けられなかったのは、俺の才能と努力不足!」(byカレー沢薫、担当編集)
「人間は適材適所だが、全員に適所がご用意されているとは限らない」(byカレー沢薫)
「揺るぎない両想いであっても油断することなく、常に大和を『大事にしたい』と考え、行動してきた猛男だが、猛男は『大事にする』というのが、『相手だけを大事にする』ことではない、とすでに気づいているんだ。高校生、しかも初恋人!お互いのことしか見えなくなってもおかしくない。だが、それゆえに付き合いが悪くなったり、素行が乱れたり、周囲との関係が悪くなることもある。だが、猛男は大和だけではなく、大和の友達や家族など、大和の大事なものも含めて、大事にしようとしている」
「居酒屋での、『俺も昔はワルだったけど、いまじゃ武勇伝』は、フドウレベルの超更生をしてからでお願いします!」(byカレー沢薫)
「1秒でも早く、むごたらしく死んでくれ、でも、好き。こういうキャラに出会うと、どうなるか?すごく苦しい・・・」(byカレー沢薫)
結局要るのよね、行動力
異世界転生もの(+いわゆるナーロッパ系ファンタジー)でよくあるシチュエーションに放り込まれた、カレー沢先生の思考実験を楽しむ本作。
私も日々を漫然と生きているだけなので、悪役令嬢や聖女、はたまた物語序盤で死ぬモブキャラに転生した方々の奮闘を読んで思っておりました。
こいつら、行動力エグいなって。
ついでに頭の回転もいいし、何より心身共にタフ。
前世で本やディスプレイ越しに知っていた世界とはいえ、あんな動けんです。
自分ならオロオロしている内に、気が付いたら死んでる自信があります。
本作はそんな、オロオロ1択な連中の生存戦略マンガでもあります。
なのでずーっと薄茶色な地味展開続きですが、実際こんなもんだと思います。
異世界転生しても、本人の性根が入れ替わるわけじゃないですしね。
でも地味でもいいんです。元気でいれば。きっと。
Posted by ブクログ
後ろ暗い感情の言語化がとにかく上手い!
身に覚えがあって胃が痛くなりそうなほど、利己的に考える過程だったり醜悪で矮小な自意識を描写してくるので、読むのに体力がいる。氷の城壁を苛烈にしたらこの作品になる感じ。
救いがあるようでないようで、ある。無自覚にやらかしたあとここまで俯瞰的に自分の言動を反省できる主人公のメンタルには驚かされるし、自己中だけど清々しさを感じてしまう。根明そうに見えるのに根本で他人を拒絶する癖がついているのも人間味があって感情移入してしまう
・山口さんは他人を自分に一生繋ぎとめておける自信がないんですよ 自分の本性を知ったらみんな自分から離れていくと思ってるでしょ だからひとりでいようとするし相手が離れる前に自分から離れようとする(7巻)
・結婚が拘束になるのは自立できてない人だけ(7巻)
・後悔してほしいという悪意(10巻)
キラーワード連発すぎるけどこの上なくおもしろいし、ためになる