あらすじ
発達障害について、笑いながら一緒に学ぼう
あなたのその“つらい”気持ちも、
読めばきっと“ましに”なる。
長年カレー沢氏を苦しめていたある悩み…
それは「発達障害」についての悩みだった。
発達障害への気づき、検査、通院、投薬など、
ありとあらゆる出来事を、
(おそらく)業界一片付けが苦手な漫画家・カレー沢が華麗に描き上げる!
一つのことしかできない、相手の顔を覚えられない、空気が読めないなど、
様々な「発達障害」にまつわるエピソードを、
カレー沢節のシュールな笑いで包んでお届けいたします。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
漫画家・エッセイストである作者が発達障害の傾向(発達障害グレーゾーン)の結果が出てから、自らの生活を良くしようと試行錯誤し、七転八倒をしていく姿を描いた漫画。
いわゆる「大人の発達障害」をテーマにしたエッセイ漫画。
生きづらさや生活のしんどさ、例えばADHDの服薬をしてみての前後の生活の変化など、ハードだと思われるところも、作者のユーモアと自虐的な視点で描いてくれるため、深刻にならずに楽しみながら、かつうんうんと頷きながら読み進めた。
自分の生活が破綻しているのは自分の努力不足や怠けのせいであるからと責めてしまいがちというのは非常によく分かる。
グループミーティングで「人間関係の構築に難がある」と言っても一人ひとりの事情は違い。しかし、みな生きづらさを感じているところは共通していて、仲間意識をもてるというのは励まされる。
しかし、ミーティング終了後に、つるまずに一斉に帰るというとこは笑ってしまった。
生活をより良くしようとしているものの「劇的」な変化はなく小さな進歩がある程度なのは、現実的だが他の人もそうなのだなと勇気をもらう。
もしかして自分は……?と思う人や、診察結果が出てこれからどうしようと思っている人にも読んでほしい一冊。
2巻もぜひ購入したい。
読むセラピー
片付けは私も苦手で、こういう話は確かに他人事ではないです。WIASⅢ検査は私も受けた経験があります。空間認識能力だけ低く、あとは某国立大学生の平均くらい、でした。
原因が分かって対処方法が見えるとだいぶ違うでしょう。続き、も気になる作品でした。
発達障害についてコミカルに学べました。
薬で抑えられるものもあれば、自分の傾向を知って対策することで生活を向上させる手段もあるのね。
いわゆる普通の人も対人スキルって工夫しながら向上させていくものだけど、生まれながらに少し不利な特性ってのは大変だなと感じます。
身近にもいるのかもだけど、発達障害ってわからなかったらその人を変な人認定して避けてしまいそう。
Posted by ブクログ
3.5
ADHDや発達障害について、本人側の対処法などを大分ファニーに漫画で描いている。
内容は一応セミノンフィクション?らしい。
特性の種類や薬での対処、タイトル通りなおりはしないがマシになる方法などが具体的に書かれていて、当人か否か問わず知っておいた方が良い内容。
発達障害
発達障害である作者の治療体験エッセイコミック。
治らないとはいえ薬でかなり改善する症状もあるとは。
もっと大々的に宣伝したらいいのにと思いました。
Posted by ブクログ
全部ではないけど、部分的にあるあるがちらちらしています。誰もが多かれ少なかれなのかな。
掃除が割と好きな夫、素敵ですな。それとも環境によりそうなったのでしょうか。
ましになるのなら
行動を起こす大切さを感じました。
つらいことを文字や絵にして表していただけることで、分かりやすかったです。
非常に独特なノリの漫画だと感じた。発達障害と診断されてからそれを意識して過ごす毎日…といった日常漫画なんですが、なんというかストーリーがあるものに慣れた私としてはちょっと読みづらい作品でした…
Posted by ブクログ
カレー沢薫氏の「発達障害に向き合う」コミックエッセイ。
発達障害当事者(でも病院には行っていない)にとって、お役立ち情報満載、という感じ。
そして、やっぱ自分も発達障害グレーではないか???という疑惑を新たにする。
特に生活に支障がないので病院には行ってないが。
ここで出てきた「工夫」について、すでに自分で取り入れているものがあったりする。
なにが「なおりはしないが、ましになる」のかなって思って読んでみたら、発達障害のお話しでした。最初突拍子もない感じで、状況もよくわからなかったけれど、読んでいくとわかってきました。