宇佐川晶子の作品一覧
「宇佐川晶子」の「ウルフ・ホール 三部作」「フォワード 未来を視る6つのSF」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「宇佐川晶子」の「ウルフ・ホール 三部作」「フォワード 未来を視る6つのSF」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
ひとつひとつの話がサクッと読める上に、それぞれのストーリーのトリックや結末は意表をつかれるものもあって面白かった。
あと、短編なのに登場人物達の個性や癖の強烈がすごい。
個人的に「三匹の盲目ねずみ」の話が、収録されている作品の中で、どこか異質に感じた。
登場人物達が、視点人物含め、軒並みあやしさと不気味さ、そして陰湿さを持っていて、
そんな人たちが同じホテル内に閉じ込められているという状況が怖くて最悪。
視点人物であるディヴィス夫妻がギスギスしだし、「もしかして…?」みたいになっていく展開が、より事件の雲行きが怪しくなっていって怖かった。
しかし事件解決のシーンやその後の展開は、今までと
Posted by ブクログ
物語には決して破ってはならない掟があると思っている
ロシアの劇作家アントン・チェーホフはかつてこう言った
「物語に銃が登場したら、それは発砲されなければならない」
ならば私は古き賢人に倣ってこう言おう
「物語に黒い魔女が登場したら、それは倒されなければならない」
その物語がチャールズ・ディケンズとマーク・トウェインの魂を受け継いだ物語とあればなおのことである
力強い巨人、賢い魔法使い、心優しいお姫さま、そして音楽と物語を愛する小鬼の旅はあるべき結末に向かって川をくだる
”このやさしき大地”が教えてくれるのは、人はいつだって「ひとりじゃない」こと、そして隣にいる人を大切にすることで誰も
Posted by ブクログ
2度のロシア革命を経てボリシェヴィキ(革命政府)が統治をする1922年モスクワで、革命前は聖アンドレイ勲章を持つほどの貴族ではあるものの、現在は革命思想に賛同しないとみられる無目的な堕落者と見なされた貴族階級のアレクサンドル・イリイチ・ロストフは革命政府の命令によりモスクワのホテル“メトロポール”から出れば、銃殺するという条件で即時の銃殺刑を免れる。
ロストフ伯爵は自由のない惨めな身になっても境遇の奴隷にならないよう、紳士としてメトロポールの人々と接してゆく。
本書はメトロポールでの出来事に限定されているので、少し退屈に思える時もあるかもしれないが、洒脱な会話と展開、20世紀ロシアの社交界と
Posted by ブクログ
プロローグ
第二次世界大戦の勝利によって好景気に沸いた50年代のアメリカは、アメ車に代表されるデコラティブに装飾されたデザインやミッドセンチュリーモダンと言われるアールデコをアメリカ流にアレンジした贅の限りを尽くした建物や家具などを数多く輩出した正に栄光の時代である
そんな、時代にあっても片田舎のアメリカではまだまだ偏狭的なしきたりや風習、風土など、都会と比べると一昔前のアメリカの町というものが多く存在したのである
この物語は、そんな好景気に沸くアメリカとは縁もゆかりも無い、取り残された町が舞台となっている珠玉のミステリー小説である
本章
『真実の眠る川』
何故か哀愁と郷愁を
Posted by ブクログ
いやぁ、圧倒的な物語の紡ぎ手。
1958年、ミネソタの田舎町ジュウェル。
戦没将兵追悼記念の日にこの町を抱くアラバスター川の淵でウナギに食い荒らされた死体が発見される。
その男、ジミー・クインは町の農地を牛耳る者としてこれでもかと富と権力を振りかざして生きるような男で、反感を買う先も数多。死を心から偲ぶ者がいるような人物ではなかった。
そうは言ってもの中、この町の保安官ブロディは、前保安官のコニーに手助けを仰ぎながら事件の調査に向かうが。。。
不審死を伴う事件が起き、もちろんそれの解決を巡る動きが牽引する展開ではあるのだが、それはただの舞台でしかなく、登場人物達の織りなす人間関係だったり、