夕陽の道を北へゆけ

夕陽の道を北へゆけ

アカプルコで書店を営むリディアの幸せな日々は、カルテルのボスの差し金で家族16人を殺され、崩壊した。彼女は、生き残った幼い息子ルカを連れ、メキシコを縦断してアメリカを目指すことを決意する──過酷な運命の中で、明日を信じて進み続ける人々を描く。

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夕陽の道を北へゆけ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月28日

    始めの1ページから最後まで読む手が止まらない。ルカの存在にどれほど勇気づけられたか。この本が麻薬、カルテル、移民について自分なりに学ぶきっかけとなった。移民一人ひとりがヒストリーを持った人間であるということを知ってもらいたいという筆者の思いが綴られたあとがきも感動した。

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    Posted by ブクログ 2022年01月21日

    カルテルに親族16人殺されて、生き残った母子がメキシコからアメリカまで亡命する話。
    まず、圧倒的治安の悪さ。警察にも、ホテルの従業員にも、通行人も、みんなカルテルと繋がっているかもしれない。ずっと安心できない道中。

    ドキドキハラハラと言ったらなんか軽々しくなってしまうけど、なんといえばいいのか。
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    Posted by ブクログ 2020年08月13日

    レビューを拝見して知った本です。ありがとうございます。

    緊迫感溢れるロードノヴェルでした。

    まず、主人公のリディアが出だしで、楽しい友人だと思っていた人間が、親族16人を殺した悪魔だとわかった瞬間。
    生き残った32歳の母親が8歳の息子を連れて53日間移民となって2645マイルの、メキシコから合衆...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月08日

    ノンフィクションかのような壮大な物語。メキシコの国境に壁を作るという宣言もあったが、世界のあちこちで移民が捨て去られている現実を突きつけられた思いがする。最後が今までの緊迫した描写と打って変わってあっさりしていたのは、無事に辿り着いたと言う意味かな?もう少し最後までリアルであって欲しかった。リディア...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月28日

    「自宅を捨て、文化を捨て、家族を捨て、母語すらも捨てて、望んでもいない遠くの国という夢にたどり着くチャンスのために、命をかけて大きな危険に飛び込んでいくのだ」

    つい先日ベネズエラで大洪水が発生し、住むところを奪われ難民となったひとたちが徒歩で北(アメリカ)を目指すというニュースを見ました

    マジか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年06月11日

    リディアの必死さに引き込まれて、一気に読みました。最後まで、逃げきれるのか、ドキドキさせられてしまう作品。一緒に逃げて同志になっていく、仲間ともども、幸せになってほしいと思いました。

    圧倒的な力に抑圧された状態でも、決してあきらめない強い気持ち。勇気をもらえる作品、

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年10月11日

     ロードムービーのような小説を読みたくて、この本を手に取った。西部劇のようなタイトル。しかしこれはアメリカの荒野を馬車で渡ったような二世紀位前(?)の話ではなく、現代のメキシコの観光都市アカプルコから命からがら逃げてアメリカとの国境を渡った母と八歳の息子の話。
     彼らに何があったのか。
     主人公のリ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年11月26日

    メキシコ。カルテルに親族16人を惨殺された母子の冒険譚。カルテル、コヨーテ、移民、通りすがりの人々の人間臭さが好き

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夕陽の道を北へゆけ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    早川書房
  • ページ数
    512ページ
  • 電子版発売日
    2020年02月06日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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