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セルロイド・エイジ
「20歳になったら結婚しようね」って約束していたのに…。叶家の隣に建つアパート。ここに独り暮らしの26歳のOL 藤井二葉ちゃんは近々同じ会社の人と結婚する事に。戻ってこなかったひどい男との思い出があるアパートから二葉は引っ越してしまうけど、仲の良い叶一花ちゃんも大喜び。その晩、二葉の前に現れたのは例の男、「リキオウ」の息子と名乗る、「リキヤ」くん。失踪したリキオウから祝いの言葉を届けに来た彼の胸の内にあるのは…「6年待ってみたけど、オレの身体は戻らなかったんだ…。愛しているよ…二葉」ボーカルとしてのデビュー、恋人との幸せを目の前に時に逆らい生きることになった、彼の運命は… -
昼の子供 夜の子供 児童相談所物語
様々な問題を抱え「児相」を訪れる人々。悲劇の淵から彼らを救い出すために奮闘するスタッフたちの活躍を描く -
新婚さんいらっしゃい!合コンで知り合った彼
人気長寿番組「新婚さんいらっしゃい!」が45周年を記念し、マンガになって登場。参加した合コンで知り合った彼は言葉使いも丁寧でとっても好印象。つきあっても紳士的な彼とそのまま「結婚」のはずが…立ちはだかる壁はなんと彼ママ!?【この漫画は、朝日放送の「新婚さんいらっしゃい!」で放送されたエピソードをもとに、脚色を加えて作成されたものです。登場人物名はすべて架空であり、番組に出演された方のお名前ではありません。】 -
母という「女」~子宮が聞いた声~
男に走り、ネグレクトを続ける母親。その男にも捨てられ、自殺未遂を繰り返すように……お願い、早く……お母さん、私のために! -
母という「女」~桜咲く頃~
幼い頃から一度も甘えさせてもらえず、「母」であることより「女」であることを再優先してきた母親。そんな母親の愛情を求めることを諦め、やっと、まっとうな道を歩き始めた…… -
風俗嬢になったワケ~奪われた人生~
ある出来事からどん底に落とされた女性。男を憎めば憎むほど、のめり込んでいく……続けられたのは、風俗だけだった。 -
風俗嬢になったワケ~呪縛~
貧乏、いじめ……私の人生は初めから過酷だったけれど、それでも両親の愛だけはあった。だから、両親のためにお金を稼ぐことは当たり前のことだった。 -
不幸体質の女~愛を知らない~
信じられる人もなく、頼れる家族もなく、病に冒され、痛みに耐え……泣くことも笑うこともない。私に残されたのは絶望だけだったのです。 -
病んでる女~ビューティージャンキー~
キレイになりたい、キレイになりたい、キレイになりたい……ああどうして、私はこんな顔に生まれてきたんだろう!? -
渡る世間は鬼女ばかり~姉という女の末路~
キレイなだけじゃ、ダメかしら?その美しさと傲慢な性格だけで生きてきた姉……そんな姉に虐げられ続けた私だったが、次第に……? -
泥沼な女たち~緋色の殺意~
私が味わった苦しみを、あの人にも思い知らせなければいけない……あいしていると言った男の裏切り、そして……すべて、消えてしまえばいいのに……!! -
花嫁は夜ごと兄たちに抱かれる
古くから続く日本舞踊の名門・藤城家。雛雪は訳あって養女として引き取られ、血は繋がらないものの3人の兄たちの「妹」として育てられてきたが、ある日家元である養父が倒れたことで事態は急変、後継者問題が取りざたされる。「家督を継ぐ者には実力が求められ、その花嫁には家に身も心も捧げる覚悟が求められる」そう説く養母は雛雪にこれからは「花嫁」として務めを果たすよう申し伝える。実は元々「花嫁」として迎えられたと知り、ショックを受ける雛雪。しかも追い打ちをかけるかのように、3人の兄たちとカラダの契りを結ぶよう強制され、野獣と化した兄たちに抱かれる雛雪だったが、その先には更に過酷な運命が待ち構えていた……【リア×ロマ】 -
ランジェリー・プロジェクト~ミッションは、君とベッドイン~
サイズを測るメジャーが乳首を何度も刺激する。下着が濡れないようにアソコをふさいだ指は、ナカをかき回すように動いて…。下着メーカー勤務の撫子は、いきなり年上部下の結城とセクシーランジェリーの開発を任命される。ヘッドハンティングされたと噂の結城は物腰低い執事タイプの男性。それがいきなり「どれくらい男を誘うか見せてください」と言ってきて…。言われるがまま強引にセクシーランジェリーをつけさせられて、結城の吐息が内ももにかかり、指が鎖骨をなぞって少しずつ下に…!?下着づくりってこんなコトまでしないとイケないの…!? -
最強ヤクザ軍団山口組VS凶悪愚連隊明友会
戦後の混乱が終わりつつあった昭和30年代、山口組は田岡一雄三代目組長の号令一下、全国制覇を目指し侵攻作戦を開始した。その手始めは、田岡三代目の故郷・徳島。侵攻を指揮したのは当時33歳の男盛り、若頭の地道行雄だった。地元組織の抗争に介入した地道は山口組組員を現地に大量動員、地元組織だけではなく、その上に君臨する神戸のライバル・本多会をも圧倒した。その山口組の実力は、巨大繁華街・大阪でも容赦なく発揮された。当時人気絶頂の歌手を交えた酒席で、狼藉を働いた愚連隊・明友会を、田岡三代目は許さなかった。再び地道若頭に討伐命令が下る。地道は当時大阪で頭角を現していた柳川次郎率いる柳川組を配下に収め、更に精鋭軍団・加茂田組を投下し、明友会に徹底攻勢をかけた。地道率いる山口組軍団のローラー作戦で、大阪の夜に緊張が走る。山口組全国侵攻の尖兵となり、数多くの殊勲を上げた猛将・地道行雄の大胆かつ鮮烈な行動を追った実録! -
ありえないっ!! 彼の弟が婚約者
「…っと。せっかく鏡があるんだから、繋がってるとこ見せてやるよ」「やだっ」「ほら。全部鏡に丸映しだ。これから旦那になる男が下にいるのに、こんなに濡らしてて恥ずかしいとか思わねーの?」 ドSの「彼」がいるにもかかわらず、親の決めた婚約者のところへ嫁がなければならない私。ところが、その婚約者の家にはじめての挨拶に出向いたところ、何故か「彼」ににこやかに迎えられ…。信じられない背徳の関係の連鎖に、愛がねじまがって行く「鏡の向こうに見えるもの」全三作。 ※こちらはホットミルクコミックス「まろやかドルチェ」を再編集した作品です(収録作品:鏡の向こうに見えるもの 前編/鏡の向こうに見えるもの 中編/鏡の向こうに見えるもの 後編) 重複購入にご注意ください。 -
男友だち
恋人でも、夫でもない。彼は、男友だち 片岡作品に登場する女性たちの多くは社会通念ではなく、自分自身の中にモラルを持つことで徹底している。 例えば結婚。結婚しないことを貫くこと、あるいは結婚することを選択したうえで他の男性と没交渉にならないことを選ぶのも彼女たちの流儀である。 それは制度や通念への反抗ではなく、自分で決めたい、ということにつきている。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
標的
小説にだけ可能なこと 常軌を逸した、と形容しても差し支えないと思われるここに描き出された光景は、なぜそれが行なわれるのかについては、一切の説明がない。 ここにあるのは、1人の女性の完璧にしなやかな肢体と一丁のライフル銃だ。 筋肉の名前を一つひとつ挙げていくことと、ライフルを構成するパーツについて述べられることはここでは完全に同じ価値を持つ。 そして、人間の知覚や映像表現ではけっしてなしえない1秒の数十分の1という微細な時間のアクションが小説においてのみ可能であることが、よく理解できるだろう。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
粉雪のつらく降るわけ
誰も知らないから自分で言う。「おまえ、どうするんだよ」 未来へと目を向けてある決断を下しても、それは現在が見ている風景でしかないからやがてその時がやってきた時点でかつて未来だった幻想から悪戯される、ということはあるだろう。 卒業と結婚を同時にやろう、という青年の性急さと、かつて手を切ったものに再びからめとられる弱さは、矛盾しない。 同時にそれらを抱えたまま彼は人の世の洗礼を受けることになる。 それを優柔不断と呼ぶのは簡単だがそのことよりも今、まさに直面していることの悲しみのほうに粉雪が寄り添っている。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
エクストラ・ドライ
2人で飲み、次に1人で飲む。 エクストラ・ドライのジンは、かなりキツい。 それがこの、何も起こらないといえば起こらない、おだやかなはじまりの、派手ではないが祝福に満ちたごく短い短篇のタイトルに選ばれているのはなぜか。 男女のうち、視点は女性の側にある。 ヒントは、ラストの1人飲みのシーンにあるのかもしれない。 いや、それはほんとうになんでもない、なにものをも象徴しない、ただのエクストラ・ドライでありただの1人飲みかもしれないのだけれど。 さてあなたはどう読みますか? 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
どこかにあるはずの素敵な島
ひとつの、充実した結婚のかたち 不思議なタイトルである。 というのも、この小説の中では実際に、結婚した男女が毎年休暇を過ごす南の島が出てきてそれは架空の島などではないからだ。 しかし、その島の名前も場所も一切明らかにはされないから読者にとってはたしかに「どこかにあるはずの素敵な」島に違いない。 片岡義男の多くの小説がそうであるように我々の日常にあるようなリアリズムや従来の小説がそこをテコにして物語を動かす破綻、のようなものはここには一切、現れない。 あるのは1つの、あざやかな夫婦のかたちだけだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
僕と寝よう
尾骶骨とそのまわり一帯 再会は片岡義男の小説にあっては重要な起点となる。 再会、という設定だけでそこに少なくとも2人以上いて、過去と現在があることが物語の確固とした背景となる。 現在は過去とは違うけれども、過去が影を落とさない現在もまた存在しない。 男はそれを利用する。ユーモラスに、そして直裁に。 女性に向けて尾骶骨、と言い放つ男のスタンスと、いったんはぐらかすかに見えてビタッと受け止める女が最高に絵になる短篇だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
ダブル ミント
窓から見える灰色の空 完全に対等な、男女の関係がある。 共に過ごす時間は快適で、偽りがなく無理なところが少しもない。 そうした対等の関係が1日のあいだに連続して起こり、女性の側がすべて同一人物であったとしてそこで起こっていることはいったい何か。 何でもない、というのがおそらくこの小説の回答であり、1対1の関係がただ1個ではない、ということがそこにあるだけだ。 窓から空を見る、という行為であたかも自分をニュートラル・ポジションに戻しているかのような主人公の所作に魅了される。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
ふたり景色
ふたり景色と、ふたりで見る景色 再会、という片岡作品にあって重要な、そして数限りないバリエーションの一つ。 当人たちにもなぜそうするのかわからないまま、しかし、そうでなければいけない、と考える別れがあり、ところがそれはある時間が経過したところでいつのまにか引力へと変化する。 なつかしい、という感情ばかりではないはずだ。 時が移るようにふたりの景色は変化し、ふたりが一緒に見る景色もまた、変化していく。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
さっきまで優しかった人
さっきまで優しかった人たち 唖然とする展開、といってもいいかもしれない。 しかも2度。この短さの中で2度、唖然とできる。 舞台設定が、サスペンスの効果を高めている。 ここで「本気だ」と言われているセリフは言葉通りに受け止めるべきであり、それを怖ろしいと思うかあるいは微笑ましいと思うことだって、読者の自由である。 もしかするとこれは新手のSMプレイかもしれない。 そう読むのもまた自由である。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
雪が降るから
言い訳ではないけれど とりたてて高揚しているわけではないだろう。 しかし、ただクールなままでもつまらない。 なにしろ外は大雪である。 激しく降る雪が都市の景色を変えてしまうように、女と男がいれば、それも4人いれば、可能性を追求してみればいい。 アルベール・カミュの『異邦人』が「太陽のせい」なら、片岡義男の男女は「雪が降るせい」なのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
さようならの言いかた
そして彼女はやりとげた 若い男女がいる。恋人同士ではない。 大切な人を亡くした同士だ。 男にとっては親友。女にとっては恋人。 深い悲しみの中にありながら女性は彼女なりの仕方で追悼を、そして別れを試みる。 それは恋人だった男性を彼女のやり方で理解しようとすることであり、その場所に行ってみることであり、それをやりきったら二度とやらないことでもある。 そのやり方にそっと、親友が寄り添う。 見事なその別れを、彼女は完璧に美しくやりとげる。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
B面の最初の曲
自分自身になる途中 最初のアルバムを作ろうとしている女性がひとり。 A面に収録する曲はすでにできあがり、今はやや趣を変えるべく、B面の最初の曲に取り掛かっている。 そしてその間、ごく短い休暇が与えられ、彼女は会いたいだけの人に全部会う。 その、彼女が人に会う、そのやり方がいささか通念を逸脱していても、そのことはまるで問題にならない。 自分以外の何者かになるのではなく、もっとより自分自身になるための彼女の流儀にすぎないのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
イアリングをつけるとしたら
つけるときよりもはずすとき 編集者と書き手の情事。 ここでは編集者が男性であり、書き手はまだ書くことの経験が十分ではない。 小説とは、いかにして書かれるものなのか。 会話の中から、そして動作を伴う、あるモノからそれは生まれる。例えばイアリング。 男には得られない視点からイアリングを見て、そのことを構築できればすなわちそれが彼女の小説だ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
一生に一度かしら
あっけらかんと百万円 たいへんに魅力的な女性がいて、彼女と寝たい、それが実現するなら百万円払ってもいい、と男が口にする。 話だけなら冗談か下衆な話題として済んでしまうが実際にそれが実現され、女性もあっさりとそれを飲んでしまうともはや外野がどうのこうの言う問題ではない。 「一生に一度かしら」などと笑いながら、百万円を支払い得ない男たちの視線の先をグラビアの彼女が涼しくすべっていく。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
一等星の見える窓
ようやく一等星の見える時刻 今日こそは会いたい女性がいる。 いつもならしない残業もこなし、時間をつぶそうとするもなかなか電話は通じない。 持て余した時間のあいだに幾人もの女性が登場しては去っていく、そのよるべなさも片岡作品にはおなじみの展開だろう。 やや深い時間になって、ようやくキャッチ。 そこまで時間が経過したのだから、夜空の遅い初夏でも、彼女の体の向こう側に一等星が見える。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
きみはただ淋しいだけ
今はもう10年前ではない この短篇小説を読み終え、あらためてタイトルを見ると、いかにも的確で、同時に残酷に思えてくる。 10年前の輝きを、その当時の風景を目の当たりにしていくらでも語ることができるのは、現在にその輝きが失われているからだ。 かつて選んだ男が去り、選ばなかった男が新たにやってきた、という単純な話ではない。 あの輝きはもはや、確実に消えてしまったのだ。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
追伸・愛してます
後ろ姿に、追伸の1球 少年少女向けの文庫レーベル・コバルトシリーズに収録された一篇。 ここでは、思春期特有の繊細さとストレートさ、よくわからないものに向かっていく頼りなさが、草野球という、このうえなくうつくしい舞台を経由して遺憾なく発揮されている。 ボールを投げる。投げられたボールを打ち返す。 その運動に身を委ね、さらにボールを拾い集める、という内省の時間を持ったあとで、彼と彼女は新しい世界に踏み出していく。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
いつか聴いた歌
2人の女性に託された歌 不幸な亡くなり方をした父親から唯一の財産として娘は歌を贈られた。 長じてカントリー歌手になった娘は父の曲に自ら詞をつけて歌うようになる。 ところがその歌を、どうやらもう1人、歌っている女性がいるらしい。 自分しか知らないはずの歌なのに。 このミステリーの前に現れるのが愛すべき21歳の私立探偵アーロン・マッケルウェイだ。 もう1人の女性はいったい誰なのか。 全篇、電話による会話だけで進んでいく哀切な物語。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
メイン・テーマ
テーマを決めて、生きることを選ぶ 『メイン・テーマ』という映画があった。 薬師丸ひろ子主演。森田芳光監督。1984年公開作品。 ここにお届けする「メイン・テーマ1」を元に、森田芳光氏がシナリオを書いて制作されたものだ。 自分という人間はこれからどう生きるのか。 そのことを、片岡義男は「あとがき」で「時間の使い方」と説明している。 時間をどう使うのかが、その人のメイン・テーマ、というわけだ。 なお、「あとがき」には恐るべき構想が記されているが、2015年11月現在、それはまだ実現していない。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
淫魔と天使と複数プレイ<電子限定>
貧乏大学生の蒼太はバイト先でもらってきた願いの叶う人形にお願いしたらなんと淫魔が現れた!? しかもずっと見守ってくれていたという天使までも現れて大混乱。何が起こったかわからないまま、つい淫魔と契約したら童貞なのに超ハードなご奉仕Hを要求されてしまった。しかも助けてくれるはずの天使もHに参加してきて! 淫魔と天使との濃厚3Pえっちに溺れちゃう★ 表題作の他、魔法学校寮での同室の恋人が2人に分裂しちゃって、後ろから前から攻められちゃう複数プレイも同時収録した超きもち良い電子限定コミックス★ -
借金兄弟
突如失踪した兄のかわりに、多額の借金を返済することになった風枷空昊。兄の上司と部下だという原万雷と煌月に連れられ、ヨロズ屋「花鳥風月」で働くはめになったが、やってくる依頼は珍妙なものばかりで…!? 茂木完田が描く借金返済ジャンピングコメディ!! -
一喜くんのヒロイン
スクリーンいっぱいに広がる“好き”ってキモチ。それは甘くて、酸っぱくて。 「もう絶対泣かせたりしない お前の笑顔を撮りたい オレが欲しいのはお前だけだ」 ………………………………………… 両親が俳優で、自分も売れっ子の子役だった朱希。 周りから“親の七光り”と言われ、傷を追った朱希は、 それからずっと人に笑顔も見せることなく、目立つことなく、 ひっそり生きてきた。 そんな朱希を、 もう1度“笑顔のヒロイン”にしてくれる人。 それは、誰よりも優しくて、誰よりも夢に熱くて、 そして照れ顔が魅力的な 映画研究部の監督・一喜くん。 「この胸がドキドキ鳴るのは また演技に夢中になれたから? それとも…。」 恋&青春、待ったなし!! ホンモノの恋が始まる瞬間まで…3、2、1…!! -
ドS様のおもちゃ
鮎川奏美。18歳。私の悩みはただ1つ。 ドSな幼なじみ・西園寺グループ御曹司の雄馬にからかわれ、いじめられ、“おもちゃ”扱いされすぎること。 朝、もっと色っぽく起こせよって命令してきたり、 ドキドキしてる反応みて楽しんでいたり…。 そんな雄馬のドSさに困ってたのに、ある日、雄馬が奏美からの誕生日プレゼントを大事にしまっているのを見つけて…!? おもちゃなんてやめたいのに、どうして私、ドキドキしちゃってるの―――(><)!!!?? ドS幼なじみに愛されまくり♪ ドキドキな日常ラブ「ドS様のおもちゃ」含む、全6作よみきり収録の傑作短編集!! -
メガ∞コレ
「そんな遠くで見てないでもっとこっち、おいで?」 メガネ越しに見つめる瞳も、メガネを外す瞬間も、いつでも、君の虜---!! あなたの好きなイケメガ男子が、きっと見つかる! “メガネ男子”の第1人者、河丸慎がお贈りする“メガネ男子コレクション”第一巻!!ついに発売!! 「メガ∞コレ~メガネ男子コレクション~」 たくさんのメガネ男子がいっぱい!! イジワルドSのパティシエ・・・ 女子高生研究中の謎の男・・・ 会社の上司・情報システム部課長・・・ カメラマン助手の生意気男・・・ 次から次へとメガネ男子が登場!! それぞれの出会い、それぞれの恋のゆくえがたっぷり堪能できます!! 骨の髄までメガネ好き少女漫画家、河丸慎の真骨頂をご堪能あれ!! -
大長編ドラえもん6 のび太の宇宙小戦争
●あらすじ●のび太たちの前に、とつぜん、現れたピリカ星のパピ。手のひらサイズの小さい彼はピリカ星の大統領という地位にあったが、反乱を起こしたギルモア将軍によって、その座を追われ、地球にのがれてきたのだ。同じころ、パピを追うギルモア将軍配下のPCIAがジャイアンたちをおそった。そこでのび太たち仲よし五人組はパピに助っ人役を買ってでた。しかし、一致団結してPCIAの戦艦をやっつけようとした矢先、しずちゃんが敵にとらえられ、スモールライトまでうばわれてしまう。パピはのび太たちにないしょでしずちゃんと自分との人質交換を条件にPCIAに投降してしまう。五人はパピが連行されたときに前後して地球にやってきたピリカ星のおしゃべりな犬、ロコロコといっしょにパピを助けるため、そして、独裁者ギルモア将軍をたおすため、ピリカ星へと向かった!! 小さい姿のままで、どう戦うのか!? 感動巨編の大長編シリーズ第6作!! -
大長編ドラえもん5 のび太の魔界大冒険
●あらすじ●「もしも……魔法の世界になったら!!」。魔法が使えることを夢見るのび太が、もしもボックスでそう願うと、次の日の朝には、街の空は空飛ぶじゅうたんでいっぱい!! ママは指先から光を出して朝食を作り、小学校では物体をうかす授業をしている。そう、本当の魔法世界になったのだ!! そんななか、のび太とドラえもんは魔界博士の満月先生とその娘の美夜子に出会い、博士の魔界接近説を聞いた。魔界が接近して地球をほろぼすというのだ。にわかに信じがたいのび太たち。だが、次の日、再び満月博士の家を訪ねると、博士の家が跡形もなく消えていた!! すべてが謎のまま夜を迎えると、昼間からのび太たちのそばにいた不思議なネコが、月の光を浴びて、美夜子になった!! 彼女は博士が魔物にさらわれたと言い、いっしょに魔界に乗りこんでほしいと哀願する。さあ、どうする!? のび太、ドラえもん!! 仰天摩訶不思議の大長編シリーズ第5弾!! -
魔石商ラピス・ラズリ
あれ?こんなお店あったかな? 日常の隙間に現れる、ナゾの宝石店「タリスマン」。 そこに足を踏み入れてしまったあなたに、宝石商「ラピス・ラズリ」が 怪しげに語りかけます。 私と同じ名前の宝石『ラピス・ラズリ』には、なんでも「夢を叶える」力が あるんですよ…? あなたにも一つだけ、お譲りしましょうか? 対価はあなたの「心の宝石(ハートジュエル)」。 叶う夢は「悪夢」ですけどね…。 別冊コロコロで毎号読者を震えあがらせる… でも読まずにはいられない大反響の異色ホラー。 なんと描き下ろし読み切り1本付きで第1巻の発売です。 クーラーいらずの涼しさ、あっと驚く恐怖をぜひご覧ください。 -
キミは宙のすべて
連載開始直後から、圧倒的な人気を獲得した「キミは宙(そら)のすべて」=「キミソラ」。 そんなキミソラの第1巻がついに発売! ユーモアたっぷりのラブコメでデビューして以来、ラブストーリーはもちろん、ファンタジーやホラー、感動ストーリーなど、幅広いジャンルで活躍してきた能登山けいこ。 そしてキミソラは、「恋×カギ」で大ブレイクを果たした作者渾身のピュアラブストーリーです。 誰かに愛されたいという気持ち。 愛する人に、幸せになってほしいという祈り。 そして、運命の出逢い…… 三国莉花(みくにりか)の両親は、彼女が幼い頃に離婚してしまった。 父にひきとられ、何不自由なく育てられた莉花だが、母のことを簡単に忘れることはできない。 そんな時、離れて暮らす母が再婚したと聞き、父の出張中に母に会いに行くことを決意する。 母の住む街で、莉花は源星夜(みなもとせいや)という男の子に出会う。 人気者で、超強引な星夜に初めはびっくりする莉花。 でもよく笑い、まっすぐに気持ちを伝えてくれる星夜に好感を抱く。 しかし、なんと星夜は母の再婚した家の子だった!! 「きょうだい」と「好き」の間で揺れる2人の恋の行方は……!? 増刊でぶっちぎり大人気だった番外編も収録し、そして莉花と星夜が出逢う前のエピソードを描き下ろし! また、大人気作品「放課後エデン」の番外編も同時収録。 -
疾風伝説彦佐 疾風の七星剣
戦請負人として数々の厳しい戦いを勝利に導いた、"奇跡の軍神・旋風(つむじかぜ)三人衆"再び! 『疾風(かぜ)伝説 彦佐(ひこざ)』待望の続編登場! ――自分を捨てた親の形見"七星剣"手がかりに本当の両親を探している彦佐。その彦佐の前に、七星剣を知る人物が現れた。20年前、この剣を持つ二十歳前後の若武者に越後で会ったと言うが……。 -
疾風伝説 彦佐
時は戦国、争いと裏切りがはびこるこの時代に、金でやとわれ戦を渡り歩く三人の戦士がいた。戦国史上最強と言われる彼らの名は、旋風(つむじかぜ)三人衆!! ――子供のように無邪気で、常に食うことばかり考えている彦佐(ひこざ)。しかし真の顔は、三人衆の首領にして、鎧をも断つという伝説の名剣・七星剣を振るう「疾風(かぜ)の彦佐」!! 「月影の飛竜(ひりゅう)」「ムササビの小源太(こげんた)」とともに戦乱の世を駆ける!! -
アッパーロード
世界を目指して、闘い抜け高志!! "いつの日か、自分の力を世界で試したい"そんな大きな夢を胸にボクシングに青春をかける村松高志、18歳7ヵ月。そんな彼に世界ランカーへの挑戦という、ビッグチャンスが訪れる! だが、その敵はあまりにも強大だった……。ミドル級から日本初のライト・ヘビー級に変更するという無謀な挑戦。今、高志にとって熱く激しい闘いのゴングが鳴り響く!! -
マルスのキス
美術室でマルス像にキスをする美希を見かけた日から、彼女の存在が気になる由佳里。 秘密を共有することで、しだいに惹かれあい距離を縮めるふたり。 ある日、由佳里はその感情が「友情」ではなく「恋」だと気づいてしまう―――。 思春期特有の、はかなくも美しい揺れる恋心をとらえた純愛感動作!!
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