星和書店作品一覧
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-働く人の心の健康管理は、企業にとっても本人にとっても大切な課題となっています。仕事でストレスを抱え、心の不調をきたさないために、メンタル防御力を上げましょう。接遇とは、自己犠牲の上に成り立つものではありません。アサーショントレーニングで適切な自己主張をし、アンガーマネジメントで怒りで失敗しない方法を身につけましょう。そのほかにも、ウェルビーイング、マインドフルネス、認知行動療法といった心理学の技法を駆使して、生きやすく、自分も相手も幸せになる方法をお伝えします。接遇マナーとは、仕事上だけでなく、生き方そのものに関わり、誰でもどこでも使えるものです。本書は、一味違ったマナー本です。
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-家庭という閉ざされた空間のなかで、子ども虐待の背後にDVが、DVの背後には虐待が複雑に絡み合い、潜在している状況があるが、DVに曝される子どもたちは支援のはざまで置き去りにされている。本書では、DVのある家庭で起きている暴力と支配の関係性をとらえ、子どもが被るさまざまな影響を理解する。そして、子どもと母親、母子関係への包括的な援助をめざす、画期的な心理臨床アプローチを提示する。
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-運動障害と精神障害の関係を解き明かすかもしれないカタトニアは、今日的な意味をもつ重要な研究分野である。本書は、現在「言語の壁」によってめったに読まれることのないかつての優れたカタトニア論考を編者が選定。論文の数々から、病と格闘する医師の姿や、カタトニアの謎めいた症状の数々が生々しく浮かびあがってくる。カタトニアとはいったい何なのか? 今こそ再考を迫る珠玉の論文集。
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-精神科薬物療法に自信をつけるために企画された本書は、各執筆者が自家薬籠中の物にしている薬物について、その使い方や他の薬物との使い分けのコツをわかりやすく解説している。いくつかの症例を記載し、具体的な増量過程や治療経過を紹介する。また薬物治療拒否や薬物変更(中止)に難色を示すなど、実際の臨床場面で悩む事柄に対して、豊富な臨床経験をもとに解説する。本書は、従来のテキストやガイドラインとはひと味違う,具体的な解説本となっている。
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-発達障害の概念は、精神医学のパラダイムを覆すほどの影響をもたらし、発達障害や、特に自閉症スペクトラム障害(ASD)に関する研究は、精神病理学の中でも大きな柱をなす重要な領域となっている。臨床知を集積し、発達障害の本質を見極めるという問題意識のもと総勢17人の専門家が集い、相互討論ワークショップを行った。本書には、そこでの徹底した議論を踏まえ書き下ろされた9編の論考が収められている。単にひとつの疾患概念の出現ということを超え、精神医学のパラダイムに深甚な影響をもたらした「発達障害」の精神世界を探究する。
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-話せない、書けない――自身の体験した「失語症」という障害を言語化し、回復の過程を描く。二度の脳梗塞によって言語脳を侵された著者は、小児神経学を専門とする医師として、患者として、自身の症状から、どのように脳の働きを解釈し、どう訓練し、何を思ったのか。これはいわゆる闘病記にとどまらない。「言葉を失うこと」とは何なのか?
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-「発達凸凹」とは、発達障害をもつ人の凸(強み、得意な部分)と凹(困難さを抱える部分、苦手な部分)の差が大きいことをいう。発達障害のうち、自閉スペクトラム症の診断を受けた一人の少年が、自身の凸と凹を見つけながら、大学生生活を経て、成長していく自伝的小説。本書は、発達障害をもつ当事者や治療者や支援者にとって、大きな希望になるような、一種の冒険譚である。当事者の周りの人にとっては、自閉スペクトラム症をもつ人の特徴や凸と凹の例がわかりやすく対応の仕方のヒントになる。巻末に収録された主治医による解説と検査結果の分析も、治療者・支援者にとって参考になる貴重な資料となっている。
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-2012年度から精神科リエゾンチーム加算が診療報酬に新設された。精神科リエゾンは、多職種が協働するチーム医療により、その相乗効果が期待できる。本書は、チームに関わる各職種の役割とその意義、チームの立ち上げと維持の仕方、介入の流れ、せん妄や不安・抑うつなどへの対応方法などを具体的かつ簡潔に解説している。チーム活動実践における拠り所として現場で真に役立つハンドブックである。
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-4週間で行う過食症の入院治療プログラムを紹介。患者の自助努力を援助する「ガイデッドセルフヘルプ」の理論をはじめ、患者自身が症状を記録するワークブックの指導や、心理教育による効果的な治療内容を詳細に解説。精神科医だけでなく、看護師、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士、管理栄養士などがチームでかかわるプログラムであるため、多職種に役立つ情報が満載。
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-「私は病気ではない!」と治療をこばむ統合失調症をもつ人に、どうすれば治療を受け入れてもらえるのか。その答えが新たなコミュニケーション技法LEAPである。LEAPとは、Listen(傾聴)、Empathy(共感)、Agree(一致)、Partnership(協力関係)の頭字語である。治療をこばむ人の話を傾聴し、共感を示し、同意し一致点を見つけ、協力関係をつくることで、治療を受け入れてもらえるようになる。本書は、LEAPの用い方を詳しく解説する。LEAPにより、治療を拒否する人も、必要な治療や援助を受け入れ、その人なりの人生の目標に向かって歩むことが可能になる。本書の初版は、2000年に米国で出版され、2004年に日本語訳が出版された(『私は病気ではない』星和書店刊)。本書は、初版の内容を大幅に充実させた10周年改訂版の翻訳である。重度の精神疾患をもった人への我が国における治療と支援の取り組みが充実し、再入院が減少し、ご本人やご家族の目標達成に役立つことを願って本書が翻訳出版された。
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-あなたが「メンタル不調」で精神科や心療内科を受診すると想像してみてください。 どんな医者がどんな診察をするのか? なんでも見透かされてしまうのか? 怖くないのか? いろいろ考えて不安になる。テレビのドラマに出てくるようなイケメン先生だろうか。精神科・心療内科を受診する主人公のあなたは、そこに登場する医師から、わかりやすい言葉で病気やお薬の説明を受ける。 本書は、精神科臨床医として30年以上ひたすら患者さんとかかわり続けてきた著者が、実際の診察場面を患者さんの目線で書き綴る。面接場面が患者さんの心情をはさみつつテンポよい会話文で進み、実際に受診してからどんなふうに面接や治療が進んでいくかわかりやすい。主人公が患者さんで医師が脇役という構成で、精神の病を浮き彫りにする。 さあ、あなたもこの本で精神科や心療内科を受診する模擬体験をしてみてください。
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-せん妄は、日常臨床で頻繁にみられる症候群であり、身体予後悪化の独立した危険因子のひとつである。従来一過性の病態と考えられていたが、一旦発症すると持続して身体予後や医療経済的予後、さらには認知機能に悪影響を及ぼすことが明らかになっている。しかし一方で、日常臨床でのせん妄発見率は低く、診断や治療が遅れることにより、より複雑な病態にいたることが指摘されている。 高齢化が著しい現況において、せん妄はさらに増加することが自明な優先度の高い課題である。しかし世界的にも名だたる診療ガイドラインの内容は、現場の医療者のニーズとは程遠い感がある。 このような問題意識から2005年に『せん妄の治療指針』が出版されたが、この10年間に様々なエビデンスが蓄積されてきた。それらのエビデンスと現場感覚との融合を重視しながら、システマティック・レビューも含めて、10年ぶりに大幅な改訂を行ったのが本書である。
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-本書は、内因性精神病のみならず、精神病研究全般に大きな影響を与えた。これは精神医学の疾病論、精神病像をどのように把握すべきかという大きな問いかけであった。
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-幼女連続誘拐殺害事件被告人に対する、中安鑑定人による精神鑑定書全文を、ほぼ原文のまま収録。類似事件の続発する昨今の状況が、筆者に鑑定書の公表を決断させた。さらに解説として、この鑑定書についての講演録を併載。