グループ・ゼロ作品一覧
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-「喧嘩に育ち喧嘩に情熱をたぎらせ喧嘩に気概を抱く、そんな喧嘩馬鹿がいた――」港進高校3年、芥一兵(あくたいっぺえ)は12才にして暴力団の事務所に殴り込みをかけた町でも評判の無法者。生意気な転校生・佐倉鉄とその助っ人たちを一人で打ちのめし、鉄を子分にしたまでは良かったが、その鉄に「アソビ(喧嘩)」を教えるといって喧嘩を売らせた相手が悪かった。川崎駅から大船駅まで京浜東北線を仕切っている番長連合「京浜連合」一派に喧嘩を売ってしまったのだ。袋叩きにあって帰って来た子分のサブと鉄の仇を取ると言って、鉄たちが止めるのも聞かずに「京浜連合」との全面対決に突き進んでいく一兵だが…。何故か水商売の女たちにはめっぽうもてるバンカラな「喧嘩馬鹿」の喧嘩尽くしの日々を描く痛快作!
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-19世紀後半、アメリカの捕鯨船団が世界の海洋に進出していた時代。イシュメル少年は見も知らぬ港町で船をおろされ途方に暮れていた。なんとか古ぼけた安宿を探し、そこで「人食い人種」のクイークェグという男に出会う。聞けば彼も乗り込む船を探していることが分かり、イシュメルとクイークェグは一緒に適当な船を探しに出かける。そんな彼らが乗組員として採用されたのは、白鯨に片足を食いちぎられ、復讐の鬼と化したエイハブが船長の船であった…。白い悪魔と闘う船長エイハブとイシュメルら乗組員たちの運命は…!?ハーマン・メルヴィルの海洋冒険小説「白鯨」を構成・梶原一騎、作画・影丸譲也のタッグで劇画化!!
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-「鏡よ鏡…世界で一番美しいのはだーれ?それは私、私に決まっている」ママはいつもそう言って鏡に話かけています。私のママは女優でとても美しいのですが、私の顔をそれに比べてとても醜いのです。そして私の顔を見ただけでママは怒り、私のことを罵り、暴力までふるうのです。なので、私は人に見られないように、いつも一人自分の部屋で過ごしていました。そんなある日、初めて私は母の部屋で鏡に映る姿を見たのですが…!?(収録作「お妃の鏡」より)ホラー漫画界の女王、犬木加奈子が描く残酷でゾッとする童話の世界!待望の単行本未発表作品が電子書籍でついに登場!!
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-黎明学園に新任教師として赴任した岬浩太郎は、とぼけた外見ながら実はかつて大学野球で活躍した神宮のヒーロー。学園内を案内されている最中、同好会から部に昇格したばかりだという野球部の練習中のグラウンドを通りかかった浩太郎は、ある生徒が投げたボールに目を引かれる。その生徒・北村大志は生活態度にやや難ありの問題児だが、中学時代は東京都内で一・二を争う投手でその実力は折り紙つき。「甲子園に行く」と宣言し野球部の顧問となった浩太郎だが、その矢先、女子マネージャーの明美と加世が他校の野球部員たちにレイプされて…。マネージャーの無念を晴らすために団結した浩太郎と野球部員たちの活躍を描く、ちょっと変化球気味の痛快青春野球マンガ!
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-明治25年9月、「帝国主義」がまだ誇り高い言葉として使われてる帝都ロンドンにひとりの日本人青年・熊やん(南方熊楠)が降り立った。その風貌はスラムの住人たちよりもさらにひどく周りから蔑まされていたが、革命騒ぎで別れたキューバ島以来の親友八っつあん(岡本八之助)と会い、自分の穢い部屋に呼び飲み明かす。熊やんの研究は多種に渡り、論文は学会に反響を呼び、大英博物館の嘱託となっていた。だが嫌がらせにより英国にいられなくなってしまう――。夏目漱石、南方熊楠、コナン・ドイル、江戸川乱歩など明治時代の実在の著名人を配して描かれる連作ミステリー作品集。
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-「当時、マンガで現代の鮮やかな断面を切りとることができないか、というのが僕のテーマだった」(関川夏央による巻末掲載文「スポンサーからひとこと」より)。1979~1981年の間に「カスタムコミック」(日本文芸社・刊)に掲載された原作・関川夏央、作画・松森正による短編を収録した作品集。攻撃的な営業戦略で巨大商社の社長に登りつめた男の敗北を描いた「18階の男」、天才の名をほしいままにしたCMディレクターが死に至るまでの軌跡を描く「硝子の狼」、原子力発電所の炉心融解事故の現場に居合わせた4人の技術者たちを描く「正義の四人」など、作品が発表された当時の日本の断片ともいえるキャラクターを主人公に、時代に追い立てられたかのように生き、時に破滅していく人間たちの迫真のドラマが描かれる。
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-日暮征二(ひぐれ せいじ)はエアー・ショーの飛行機乗り。かつては海上自衛隊のパイロットだったが、あることがあって除隊し、いまはアメリカのアリゾナ州で観光客相手のエア・ショーでゼロ戦に模したプロペラ機を飛ばして撃墜される役として日々の稼ぎを得る…。離婚した妻への慰謝料の支払いにさえ苦慮する征二の元に、ある日、黒須(くろす)という男が現れ、報酬8万ドルの仕事の話を持ちかけて来た。それは、旧日本海軍の爆撃機「銀河」を修理して飛ばせるようにするという内容だったのだが…、一体なんの目的で黒須は「銀河」を直そうとしているのか!? 過去に傷を持つはぐれものの日本人パイロットに持ちかけられた危険な依頼をハードボイルドなタッチで描く!
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-山松ゆうきち、五十六才、職業・漫画家。仕事が減り大好きなギャンブルにも思うように行けなくなった彼は、ある日、インドには漫画がないと聞いて一念発起!「無いものは売れるに決まっている。インドへ行って漫画本を出すぞおー」と単身インドへ!! 目標はインドで漫画本を作って大儲けすること…だが、言葉が全く分からず、空港からホテルに行くまでも一苦労。ホテルのボーイとやりあい、物乞いの少女に心悩ませ、オートリクシャの運転手に翻弄され…インドで漫画を出して大儲けするプロジェクトははたして成功するのか!? そもそも実現できるのか!? 作者が体当たりで挑んだ波乱万丈・唯一無二のインド体験エッセイ漫画!
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-北九州・小倉の玄海高校の大番長・無双大介は「二代目無法松」の異名で地元で恐れられる破天荒な九州男児。ある日、憧れのトップアイドル明日香ルミが小倉を訪れたことで興奮した大介はコンサートに乱入し「三年以内にあんたをわしの嫁さんにしてみせる!」と本人に向かって大見得を切る。ルミを我が物にすべくさっそく東京へと向かった大介。だがルミ本人に徹底的に嫌われたうえ、ルミの所属する芸能事務所のバックにいる悪名高い暴力団「朱紋組」の妨害にあい、さらにはルミの複雑な家庭問題も…。のちに「日本のゴッドファーザー」「日本のオナシス」の異名で呼ばれ政界・財界を動かす大物中の大物となる無双大介の型破りな半生を描く大立志伝!!
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-ゴルフのプロトーナメント出場を目指す、ピカちゃんこと金城光。普段は建築現場で鳶として働く38歳。美人の奥さんと可愛い娘を持つ彼がプロのトーナメントに出場したい理由とは…!?ゴルフクラブを握って5年。練習はあまり好きじゃなかった。さしたる練習もせずに、3年でスクラッチプレイヤーになっていた。確かにゴルフに出会うのが少々遅かったのかもしれない。しかし、生き様は不器用だが、ことゴルフに関しては器用になんでもこなしてしまう、そんな男だった。プロツアーへの第一歩、QT(予選会)への推薦状をもらうには、ピカが通う練習場の支配人中島の承認が必要だった。そして中島が課した条件とは、練習場に通うトップ4(四天王)に勝つことだったのだが…!?
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-六本木のナイトクラブで演奏する凄腕のジャズ・ピアニスト、有山礼二。その裏の顔は、コードネーム「ライブマシーン(殺人機械)」と呼ばれる殺し屋だった――。アフリカの戦場で鍛え抜かれた傭兵としての技術と経験、そして殺人者としての資質を『Q』と名乗る華僑の男に見抜かれた礼二は殺し屋としてスカウトされ、Qに依頼されるままに政財界の大物たちを葬り去っていく。だが、Qからは知らされていなかったが、礼二が殺した男たちは、『弓弧会』と呼ばれる秘密組織のメンバーばかりだった。自分たちが何者かに狙われていると気付いた『弓弧会』は過激派テロリストたちを雇い、敵対者の捜索と殲滅を命じるが…。ハードボイルド・アクションの傑作!
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-渓流で次々とイワナを釣り上げるプロのフライフィッシャー(毛針り釣り師)・北山篤に勝負を挑む少女がいた。少女の名前は鮎原岩奈。挑発的な態度の岩奈に腹を立てた北山プロはその勝負を受けることに!ルールは、1時間で釣り上げた数を競い、勝った者は敗者からフライ(毛針り)を譲り受けるというもの。口だけではなく、釣りの腕も確かな岩奈は次々とイワナを釣り上げるが、「ドライフライの魔術師」の異名を持つ北山プロには「超高速キャスティング」という必釣の技が…!「日本フライ界の父」と呼ばれ海外のフライ大会でも連戦連勝を果たした伝説のフライマンである祖父・鮎原渓一郎を探して旅をしている岩奈と、各地の釣り名人との釣り対決を描く本格フライフィッシングコミック!
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-鈴木美鈴(すずきみすず)24歳、夕刊ジャパン記者。有名大学卒、5ヶ国語を操るバリバリのキャリア・ウーマン。しかし突撃で取材した議員に尻を触られて思わずぶちのめし、政治部から第9編集部に異動になってしまう。ゴミ箱ばりにとっ散らかった魚臭い部屋で、麻雀三昧の部員たちに眉をひそめる美鈴だが、いざ現場で見る部員たちのいきいきした雰囲気に戸惑いつつも、初めての船釣りに挑戦する……。釣り取材にのめり込む美鈴に対して、一匹も挙げられないだろう、との予想を込めて部員たちは「オデコ」と呼ぶ。記者魂をかけて釣りと取材に奔走する「オデコ」を巡る、悲喜こもごものウーマン・フィッシング・ロマン!
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-N大学の生殖生理学講師・兵藤拳治は授業でエッチな言葉を連発する一見冴えないフツーの青年。しかしその正体はかつてヨーロッパで快楽という快楽を極め尽くした伝説のジゴロで、抱かれた相手は一生の快楽を感じきってしまう程の腕。最高のジゴロとして日本人で唯一称号を与えられた「ミスターフラミンゴ」なのだ!ある日兵藤の元に花嫁姿の美少女・綾が駆け寄ってきて、「私とセックスしてください!」と懇願。財閥の令嬢である綾は親の決めた相手と結婚する事になっているが、その前に最後の快楽を求めて兵藤の元へ現れたのである。果たして兵藤は綾の切実な訴えにどう応えるのか…!?
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-失恋のショックで見知らぬ男とホテルにきてしまった由季。けれど、彼はこれまでの男たちとは違っていた。まるで昔からの恋人のような細やかな愛し方に、由季の心はほぐれ溶かされていく……。街角から始まるセクシー・メルヘン、全5編。
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-歯医者嫌いの九十九が、歯科医の美和子と恋に落ちた。が、美和子は決してくちづけを許そうとしない。コワイ歯の治療にも必死で耐えているのに……。もしかして、他に忘れられない男でも!? 美和子のハートをこじ開ける鍵はどこにある――表題作他、甘くて少しほろ苦いラブストーリー計5編を収録。
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-テンプテイション(全1巻)をエピソードごとに分冊化して、お求めやすい価格でお届けします!肉欲と狂気が入り混じる世界でくりひろげられる男女の猟奇的な出来事!?「あなたには完全に騙されたわね」 亡くなった夫に似ている京司に夢中になってしまった未亡人の真理。 だが彼にはある目的が……収録作『フェイク』
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-天上人の住む“天界”と人間の住む“地界”。その二つの秩序を守り均衡を保っているのが“空界”である。太主によって統治されているそこは四人の息子達がそれぞれの空域を守り人は尊敬と恐れの念を持ってこう呼んだー“空界の番人”と…。その四兄弟の三男で西方の空域を守護するナールは、ある日陵辱され気を失っていた少年ルリヤを拾い…というのが『天空の瑠璃鵺』本編。この物語は、本編で描かれなかったナール以外の兄弟達、特に美形の次男ナイジュラにスポットを当てた番外編です!美形な次男があれやこれやをされてしまうファンタジックBLエロコメ、作者が同人誌でのみ発表したお楽しみ袋が時を経てなんとなんとの電子書籍化です!!
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-いつだってみんなから虐められてしまう、多々里ちゃん。ある日突然、じいちゃんとばあちゃんがあたしに新しい日記帳を持ってきてくれたのだ。この日記帳もまた友達の名前でいっぱいにするね!と、笑顔で受け取る多々里ちゃん。ごめん、じいちゃん、ばあちゃん。嘘を書くのはいけないってホントはわかってる。でもね、日記帳の中だけでもあたしは、友達のたくさんいる多々里でいたかったんだよ。そんな孤独な多々里ちゃん唯一の心のよりどころ、親友よっちゃんにまで距離をあけられてしまう。悲しみの中で、ついに多々里ちゃんが恐ろしい力を発動する…!?犬木加奈子の傑作学園ホラー!巻末に収録の「不思議の不気田くん」には多々里ちゃんと不気田くんの競演漫画も収録!
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-日本ボクシング界の黎明期にボクシングの魅力に引きこまれた一人の少年がいた、その名は海渡勇次郎。捕鯨銛打ちの技術を学ぶため、アラスカ北部へ留学するカイト。やがてそこで運命的な出会いを果たす。トレーニング調整のためエスキモーととも生活するボクシングチャンプ・ジムはカイトの才能を見抜き、彼に自分の持てる技術の全てを教え込む。やがて初の鯨漁に参加するカイトとジムだったが、極寒の海に投げ出されそうになるカイトを助けるため、ジムは自分の身を犠牲にする。ボクサーになれという遺言に従い、アラスカを後にするカイトだったが……。不屈の精神力で日本のボクシングの幕を開いた男の波瀾の人生いまここにスタートする!
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-タイニー・ロウはラオス解放軍第四師団第十二中隊所属の少女兵士。日本人の父親とラオス人の母親の間に生まれたタイニーは、まだ17歳ながら凄腕としてその名を知られる狙撃手(スナイパー)だ。ある日、タイニーたちの駐屯するムアンロア基地が政府軍のヘリコプター部隊に奇襲攻撃を受ける。基地は壊滅し、たった一人の肉親だった兄も無残な屍に…。解放軍を裏切り敵に情報を漏らしたのは、高岡、猪股、藤堂の、三人の日本人傭兵。戦場ではタイニーの命を救ってくれたこともある三人だが、ラオスとの麻薬ルートを開拓したい日本のヤクザからの莫大な報酬に目がくらみ仲間を売ったのだ。解放軍司令部の命令により、タイニーは帰国した三人を追って、亡き父の母国でもある日本へと向かうことに――。新宿を舞台に、凄腕スナイパーの少女と、ヤクザ、中国マフィア、そして傭兵たちが入り混じっての壮絶な戦いが幕を開ける!
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-椎隆子コミックス未収録作品集第1弾!“彼”は、『赤髪の古文書荒らし』と呼ばれていた――。イラン考古学博物館。とある新月の晩、何者かが侵入した。通称『赤髪の古文書荒らし』と呼ばれる泥棒。“彼”は世界各地の美術館や博物館に盗みに入るが古文書だけを荒らして何も盗まない。何故ならば、“彼”の目当てはただ一つ、“月天の書”のみだから――…。そんなある日、“彼”は盗みに入った先で、東洋人の学芸員、カルナと出会う。ひょんな経緯からカルナと同居することになった“彼”は、自分の本名は「クローダ・チャンドラ・ティラカ」だと名乗る。その名前にはある秘密があった――…。『月巫祝のシャシャ』へと続く始まりの物語!
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-“巫祝(ふしゅく)”とは国の大覡(おおみこ)。その“歌咏(うた)”は小鳥のように天高く響き渡り、その“祈り”は大地に豊穣と平安をもたらすという――。誇り高きセト族の戦士ラトナは、一族の魂“月天(ソーマデーヴァ)の書”を黒社会(チャイニーズマフィア)から守る為、大僧院を訪れた。黒社会から受けた傷で瀕死の状態だった所を“うたごえ”に救われる。それは、人々を癒す特別な力を持つ巫祝、シャシャの歌咏だった――。二人の少年の出会いは偶然か必然か?その力により黒社会に狙われるシャシャを、ラトナは守る事が出来るのか――。椎隆子が魅せる、グランドエスノファンタジー第1巻!!
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-広大な草原が広がるインド――まだ人間が原始的な集落で生活を送っている頃、その草原の主は、ライオンやトラなどの肉食動物ではなく、巨大なゾウたちだった。そのなかでも、山のように大きくて強い一匹の黒い巨ゾウを人間たちは「ヴァラナシ」と呼んで恐れていた。草原の秩序を重んじ、すべての動物たちの命の源である草原を焼く火事の元になる「火」を嫌い、また自分たちがその日食べる以上に動物を殺し果実などを穫る人間たちを「強欲な愚か者」と考えるヴァラナシは、山の民「ストロー(黄色い人)」の集落をたびたび襲っていた。石の武器しかもたないストローたちの攻撃はヴァラナシには通用せず、集落を蹂躙され、家や冬用の食糧を失うことに…。さらに海の民「ドラッタ(黒い人)」たちが草原に進出してくると、コブラの毒を塗った鉄製の武器を使うドラッタに太刀打ちできずストローたちは滅ぼされていく。草原を支配したいドラッタは「草原の暴君」として君臨するヴァラナシを排除すべく周到な罠を仕掛けて…。太古のインドの大地を舞台に人間とゾウたちの戦いが描かれる!
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-私、藤尾礼奈22歳。化粧品会社に勤めるOLで、仕事で「イビヤ」という小さな島国に来ています。だけどこの国に来てから私、何だかおかしい…。たった一度会っただけの美しい軍人に、夜毎弄ばれる夢を見て、しかも夢の筈なのに、目覚めると身体に痕が残っている。それに彼とは、本当に初対面なんだろうか?もしかして彼は…。「時が来たらまた会えるよ。だって礼奈はもう俺の物だ…」この記憶はいつの…?彼との出会いが私の全てを変えて行く。私はもう、何処へも行けない…。身寄りのない異国で何故か皇太子の側室に選ばれ、後宮に囚われた礼奈。彼女の運命は、如何に――?※この作品は【秘密の恋愛授業】vol.71でもお読みになれます。
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-「バン」こと大伊達万(おおだて ばん)は、南第八小学校一の暴れん坊。来日したイタリアの名門サッカーチームの試合を見に行ったものの、世界的なスーパースターのストライカー、ブルーノ・ガルシアの態度に怒ってその顔面に飛び蹴りを食らわすような破天荒な小学生だ。ガルシアのファンの女子たちから非難轟々なのはもちろん、さらにサッカーを「女でもできるスポーツ」と馬鹿にしたことから、女子のサッカーチームと5対5の試合をする羽目に。しかも何故かその場に現れたガルシアと1対1の勝負をすることに!? サッカー未経験の暴れん坊小学生と世界的な名選手では勝負になるわけもないのだが…ガルシアの真意は…? その他、少年サッカーで日本一になったチームの監督への反逆を痛快に描いた『爆発!!ガンナーズ』を収録。
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-「俺たち無職渡世はびっき(蛙)の渡世だ。びっきはお天道さまの照るところには出てこねえ。日陰の雨土砂のなかを這いつくばって生きる渡世なんだ」 腕っぷしと度胸ひとつで面白おかしく生きるやくざに憧れて国を飛び出したものの、どこへ行ってもお門前払いで三下の子分にさえなれずにいた貧乏馬借の倅小鉄。だが、旅の途中偶然知り合い情を交わした盲目の美女お仙に惚れられた小鉄は、お仙の導きによってやくざの世界に飛び込み、あっという間に黒馬一家をつぶして縄張りを乗っ取り「小鉄一家」を立ち上げ勢力を拡大していく――。後に「びっき(蛙)の小鉄」として関八州に悪名をはせるやくざ者の破天荒な成り上がり物語!
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-時は天明の大飢饉――凶作に苦しむ農民たちはただ同然で娘を人買いに売り、飢餓に苦しむ者たちは死者までを食らったといわれる暗黒の時代に、自らを「過去を葬り今日を流れる葬流者(ソールジャー)」と名乗る流れ者の剣客がいた…。旅の途中、伊勢の近くの瀬田川で川に流された女を助けたことから、そのおきみという女と、女衒の源次と知り合った「葬流者」こと刑(おさか)波之進。源次は、遊郭におきみを売って金を受け取ってはその直後に足抜けさせ、また別の遊郭に売っては足抜けを繰り返し金を稼いでいた。ただの女衒と売られた女の関係に見えたふたりだが、その身の上には余人には語れない飢饉の悲惨な現実があった…。そして荒涼とした世を流れるままに剣を振るう波之進にも追っ手が迫っていた――。小池一夫、ケン月影のコンビによる、ハード時代劇!
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-西嶺安三郎は一代にして、鉄道・不動産・観光・ホテルなどの一大事業群、西安鉄道コンツェルンを創りあげた財界の怪物である。自らはコンツェルンを率いるとともに、政治家として参議院議長の要職をつとめている。安三郎は「男は女を抱けなくなったら終わりだ」と言い、何人もの妾を作っている。セックスしている所を実の息子に見せつけたり、自ら仕込んだ女を与えたりもしていた。そんな豪快な安三郎の息子の康彦と邦隆は異母兄弟で、タイプも全く異なる二人だった。後継者に選ぶのは康彦か邦隆か!?経営者の生き様から熾烈な後継者争いまで楽しめる社会派ヒューマンドラマの決定版!
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-あなたの恨み、はらしてあげる!女友達に顔の半分をクスリで醜く変えられた主人公「蘭子」が毒使いとして蘇る!美しい容姿を持ち、幸福な家庭で育った蘭子という女がいた。ある日、親友だった美鈴に毒を盛られ、蘭子の肉体と精神は崩壊する。そこから救ってくれたのは百目鬼(どどめき)という「毒使い」だった。人間の内面を見られる不思議な目を持つその孫と一緒に蘭子はここで暮らし、心と体を癒していく。やがて、毒により顔の半分を失った蘭子だったが、恨みの執念から自らも「毒使い」として生きる道を見い出していくのだった!ドロドロした女性の内面、ねたみそねみをホラー漫画界の女王、犬木加奈子が見事に描ききった単行本未発表作品集!
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