グループ・ゼロ作品一覧
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-教習に通う志津と出会った浅田は、彼女にバイクの運転技術を教えることにする。いつしか、二人の間には愛が芽生えていくが……免許を手にした志津は、事故で死んだ恋人の復讐のため、一人走りだすのだった……!! 全4編収録。
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-失恋のショックで見知らぬ男とホテルにきてしまった由季。けれど、彼はこれまでの男たちとは違っていた。まるで昔からの恋人のような細やかな愛し方に、由季の心はほぐれ溶かされていく……。街角から始まるセクシー・メルヘン、全5編。
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-ゴッドは万有の創造者であるとともにまた偉大なる破壊者である。これはゴッドに反逆する四人の少年と一人の少女の物語である――。太平洋のとある不思議な無人島に漂流した時……彼らはゴッドの正体を見る。ゴッドが人間をつくった目的は、単に遊びのためであった。その遊びというのは人間同士を戦わせて、それをゴッドが観賞すること。この世に戦争が絶えないのは、このためである。つまり、人間はゴッドのレジャーを満たすためにそのオモチャとして生きているのだ。人間が動物を飼っているように…。ゴッドは人類最後の破滅的な大戦争を期待して、人間界へ工作員を送り込むが…!?バロン吉元にとっては、異色のSF冒険コミック!
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-ピザハウスのウエイトレスをしている舞衣。みんなの憧れの客・伊集院裕也の気を引くために、彼のクルマの前に飛び出して寸前で転ぶはずだったのが、タイミングが悪く、撥ねられてしまった。責任を感じた裕也は、自分の病院に舞衣を運び、検査と治療を施した後、舞衣をデートに誘う。夢のような初体験と女の幸せを与えてくれた裕也に、舞衣は戸惑いながらも夢中になって行った。しかしその前に、裕也の恋人だという美女・麗美が現われる。自分より遥かにセレブな恋敵の出現に、悩み、苦しむ舞衣。しかしそこには、舞衣を想う裕也の、愛するが故の凄絶な演出が仕組まれていた…!「恋敵~ライバル~」他に「雨あがり愛がまぶしく」「ラヴ・チェイサー」「情事」を収録。
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-六本木のナイトクラブで演奏する凄腕のジャズ・ピアニスト、有山礼二。その裏の顔は、コードネーム「ライブマシーン(殺人機械)」と呼ばれる殺し屋だった――。アフリカの戦場で鍛え抜かれた傭兵としての技術と経験、そして殺人者としての資質を『Q』と名乗る華僑の男に見抜かれた礼二は殺し屋としてスカウトされ、Qに依頼されるままに政財界の大物たちを葬り去っていく。だが、Qからは知らされていなかったが、礼二が殺した男たちは、『弓弧会』と呼ばれる秘密組織のメンバーばかりだった。自分たちが何者かに狙われていると気付いた『弓弧会』は過激派テロリストたちを雇い、敵対者の捜索と殲滅を命じるが…。ハードボイルド・アクションの傑作!
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-「今夜も眠れぬ苦しみを持ったあなた、ご依頼をFM東洋の“ア・ナイト・トウ・リメンバー”のジョナサンまでどうぞ」全国のリスナーからの依頼を元に事件を調査する「ラジオの探偵」こと城名次郎。事件の解決の過程をFMラジオの深夜放送での生放送も交えてリスナーに伝えながら解決していくのが彼のスタイルだ。様々な依頼が届けられるが、ジョナサンが取り上げるのは「深夜に不安で眠れないのは自分だけじゃない」という共感をリスナーに伝えられる案件のみ。編成局長に睨まれながらも、今日もジョナサンの調査は続く――。ラジオDJがラジオでリスナーに協力を呼びかけながら事件を解決していく、ちょっと変わった設定ながらも正統派のディテクティブ・ストーリー。
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-世界バンタム級チャンピオン飛雄河剛夫妻が交通事故死した。生き残った一人息子、飛雄河炎は引き取られて渡米した。13年後、ニューヨークで世界タイトルマッチ、ジーザスVS王島戦が行われていた。挑戦者王島を圧倒するジーザスだったが目を逸らしてしまった。目線の先にあったのは紙ヒコーキ、観客が悪戯で投げ入れたのだ。「神」と呼ばれるジーザスは自分を引き付けた紙ヒコーキに運命を感じ、その主を探させた。一方、王島が所属するジムの会長の娘である愛が、幼なじみの炎を探していた。愛はニューヨークのスラム街で、不良グループのリーダーの東洋人少年を見つけて……。日本男児必読! 普通のボクシング漫画にはないドラマ性が味わえる作品。「運命」の意味が明らかになる第一巻!
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5.0
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-大学生になってすぐ軽音部に入部届を出しに行き、その帰り道、彼に出会った。彼はアコギを弾いていた。同じギター弾きでもパンクの私には興味を惹かれない相手なんだけど、興味を持ってしまった。趣味も話も全く合わない男なのに、何故か私達はすぐに深い関係になった。別に付き合っている訳ではなかったけど。だけど偶然昔の男に再会してやるせない気持ちになって、気付いたら彼の家に来ていた。その時初めて思った。私は彼のことが好きなんだ。だけど…彼には他に好きな女性がいる…。私達はただのセフレ。今更恋だと気付いても、きっと遅い…。 ※この作品は【秘密の恋愛授業】vol.103でもお読みになれます。
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3.0
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-「女の園」のランジェリーメーカーにやってきた、招かれざる野郎ども数人。会社合併のためで、しかたないんだけど、案の定トラブル続出! コラコラ、内輪もめしてると、よその会社に負けちゃうよ。コミカル・ラブロマン決定版!
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-江戸川乱歩の傑作短編小説「押絵と旅する男」「防空壕」「赤い部屋」「目羅博士」をホラー漫画界の女王、犬木加奈子が見事に描く!全編、目羅博士(めらはかせ)目線で物語は進んでいく斬新な切り口での渾身の一冊!待望の単行本未発表作品が電子書籍でついに登場!!一見すると40歳前後、しかしよく見ると60歳以上の老人にも見える男が、大切そうに絵を立てかけ、なにやらつぶやいている。その老紳士は押し絵とともに旅しており、景色を見せていたのだと言う。彼から見せてもらったその押絵はあまりにも奇妙で…(1巻収録作「押し絵と旅する男」より)空襲警報が鳴り響き、街はあっという間に静まりかえる。遠くでは高射砲の音が聞こえてきて、それがだんだん近くに移動してくる。立ち止まり空を見上げてみると、恐怖とは別にたまらない美しさを感じていた。東京大空襲のさなか、防空壕での極限状態の愛とは…(2巻収録作「防空壕」より)
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-公園で死体となって発見された若い男・亜紗。遺体に施された細工から、これは殺人事件だと判断した刑事・木下は、亜紗の住んでいたアパートの隣人・里代子を調べ始めた。30歳の里代子と22歳の亜紗。痴情関係のもつれから殺害したのに違いないと…。木下もまた、ホストと駆け落ちした妻と離婚したばかりだった。そして亜紗に浮かんだ、もう一人の男の影…。しかしそこには、思いがけない愛の悲劇があったのだ!全てが判明した時、木下の取った行動は…?「第1話 ラヴシーン」他に「第2話 不倫―駆け落ちて―」「第3話 喪失」「第4話 太極拳より激しく」を収録。
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4.2「隣の男はあんたが殺したんだ!このセンで捜査するぜ!!」――美女のように綺麗な男・野本亜紗が公園で自殺体で見つかった。睡眠薬をあおって手首を切ったらしい。しかし、刑事の木下は他殺と推測。亜紗の隣人の里代子を犯人と判断し、事件として捜査を進めていく。捜査が進むにつれ、亜紗の死の背景には、二人の男と一人の女の深い愛が関連していたことが浮かび上がってきた。そして事実が明らかになったとき、木下は愛の真実について知る事に…(表題作「ラヴシーン」より)。――心揺さぶるストーリーを収録した激愛の作品集!
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-サーファーの群れる湘南に現れた、超デカ頭の町田力男。サーフィンや空手で賞を総なめにして、キック・ボクシングでも日本チャンピオンを獲得した湘南が生んだスター・千葉光に馬鹿にされるが、実は力男もキック・ボクサーだった。動機は美人女子レスラーのキューティ鈴鹿に会いたい一心だったのだが、とてつもないスタミナとパンチ力を見せる。素人同然のままリングに上がった力男は、観客の嘲笑のなかKO勝ち。鈴鹿を口説こうと試合に呼んでいた千葉は、自分の試合の前に鈴鹿に帰られてしまい、力男の所為だと恨んだ。格闘カーニバルのメインエベントにも抜擢された力男は、ヘビー級チャンピオンのスミスと対戦。これをも下し、ついに千葉との対戦を迎えるが…。
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3.5とある結婚式。「美紀」は以前交際していた出世街道まっしぐらな「山崎」と別れ、「山崎」とは正反対なタイプの「中山」という残業も休日出社もしないマイペースな性格の相手と結婚を決めて式をあげた。そして式も無事終わり二人の時間を迎えた時、中山から美紀に『ボクの愛の証』として【離婚届】を手渡される。意味が分からず問い詰めると中山は…。結婚することによって生まれる夫婦間の問題や家族の問題。相手を想ってとった行動が原因ですれ違いがおき、二人の隙間が徐々に大きくなっていってしまい…。様々な理由で別れていく夫婦の離婚までを描いた短編集!
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-不滅のプロレス王者ルー・テーズが日本に伴ってきたアマレスの天才少年・リッキー大和。テーズはNWA、AWA、WWFのプロレス三大タイトルを、リッキーに獲らせることが夢だと語った。女好きでお調子者のリッキーは、到着した空港で怪力プロレスラー・ゴリラーマンとひと悶着。その後日本プロレス界の生みの親・力王岩の十六回忌特別試合に出現。ゴリラーマンに襲われた花束嬢の菊奴を救う。テーズはリッキーを力王岩の息子だと明かした。菊奴目当てに日本に残ることを決めたリッキーは、ジャイアント馬場の元へ。その日、リッキーの最大のライバルとなるナルシスが、カール・ゴッチに伴われて日本に現れた。問答無用の放し飼い台風・リッキーの痛快プロレス巨編!!
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5.01976年、読売ジャイアンツはおさえのリリーフピッチャーの人材に苦しみながらも、なんとかセ・リーグで優勝。リリーフピッチャー探しは急務であった。そして、76年の冬、長嶋・王の二人が街を散歩していると、小学校で草野球をやっている少年達に出会う。その中に、小学生ながらプロ顔負けの剛速球を投げる男の子・滝巨人くんがいた。長嶋は、即プロで通用すると判断し、小学生ながら巨人くんをドラフト会議で3位指名。1ヶ月の宮崎キャンプを終え、オープン戦で初登板・初勝利。そして、いよいよペナントレースへ突入!1977年から「コロコロコミック」などで連載された大人気野球マンガ。
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-死、それは全ての生けるものの最後に訪れる救済なのか、それとも「無」なのか。ひとつ言えることは、肉体は滅んでも魂は存在し続けるということ…死後の魂は、天界を司る者達によって集められることとなる。ただ、それは直接手をくだされることはなく、「仕事」として代理人、つまり「死神」に託されていた…。その者の名は、リバース・ムーン!
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-「母ちゃん、おれ今日限りで野球部やめた!今日から新聞少年だッ!」野球に命をかけていたハズの中学生・大木竜太は、2か月前に父親を亡くした事で家計を支えるため家業の新聞配達に専念すると言い出した。彼の野球への想いを知っているだけに複雑な気持ちになる仲間達だったが、そんな竜太の才能に目を付けた男が居た。町内会野球チーム「犬山ドラゴンズ」監督・上杉竜斎である。上杉にべた褒めされて気を良くした竜太は犬山ドラゴンズへのメンバー入りを承諾するが、これが元ヤクザ・ツッパリ・ヤブ医者・女の子等々何とも頼りない面子ばかりで……。無名の町内会チームがぶつかり合いながらビッグになってゆく人情野球漫画!
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-あたしん家、ラブホテルなんです。でも、恥ずかしいから、友達にはナイショにしてるの。もちろん、BFにもね! それなのにサ、週刊誌の取材の人が来て、モデルまでやらされちゃって――!? セクシー・ラブロマン決定版!!
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-ある日の朝、夫の『阿部良弘』が目覚めると同じベッドで寝ていた妻の『千里』が隣でメッタ刺しにされて死亡していた。良弘は警察署へと行き、刑事には「すぐ横で殺されているのに、気づきませんでしたなんてあり得ない」と、状況から当然のように殺人容疑をかけられてしまう。すると、担当弁護士が到着し釈放の手続きが出来たと解放される。その担当弁護士の名は『寺沢環(たまき)』その界隈では名の知れた辣腕女性弁護士。寺沢は良弘の身の潔白、そして真犯人へと繋がる手がかりを探す為に調べ進めて行くと…思いもしなかった人物が浮かび上がってくる…!!凄腕女弁護士『寺沢環(たまき)』が難事件に挑み解決へと導いてゆく!
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-元警視総監の娘・麻子。幼い頃お父さんと同じ警察官になると言ったお蔭で、武道全般を厳しく叩き込まれ、絵本の代わりに六法全書を読まされて育った。嫌々婦人警官になったものの、もっと女の子らしくなりたいと悩んでいる。一念発起女らしくなるために、ランジェリーパブで働いてみるが、店で暴れた客を叩きのめしてしまった。やっぱりこんな仕事は向いていないと悟り、いい仕事が見つかるまで警官を続けていくことを決意する。可愛くてめちゃ強い婦人警官・麻子ちゃんの活躍をご覧あれ。収録作「警官なんて大ッ嫌い!」ほか「エステに行こう!」「デートしたいのぉ」「ボディーガードはセクシーに」(1)(2)「ステキにネズミ小僧」(1)(2)「アイドル大好きッ!」を収録。
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-楽しい想い出だけ刻んでSAYONARA。それがアバンチュールのルール――モデルの真理子は名うてのプレイガールとして知られていた。子供ができない体質である真理子は心を慰める場所を探し、男たちの海を泳ぎ渡る。そんな時、自分と同じ体質の小田と出会って――? 表題作ほか、「BLUEの女」「Love is Cash」「セカンド ラブ」「とらいあんぐる」心に染み通る真実の愛、全5編を収録。
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4.0メダカは元気いっぱい、エッチへの好奇心もいっぱいの女子高生。今日も女友達とAVを見たり、女子大生のお姉ちゃんの経験談を教わったりで、夜は想像をたくましくして一人エッチに励んでしまう。でもエッチの知識だけは増えていくものの、本物の男にはまだ抵抗があるようで、幼なじみのケースケやイケメンの三田村先生に迫られても、ついすんでのところでかわしてしまう…。はたして理想の初エッチを迎える日は来るのか!?女子高生のエッチへの好奇心あふれる日常を描き、コミック、アニメ、そしてアイドルグループとメディアミックスで展開した大ヒット作が、シリーズ1、2を併せた完全版で登場!
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-求めるより求められたい…のに。クラスメイトの勝木恵介は私の初めての彼氏だ。告白されたのなんて生まれて初めてで、人に恋する気持ちも知らなくて、断る理由が特に無かった。想いなんて後からついてくると思ってた。あの日、恵介のイトコの裕さんに出会うまで…。この世界に、こんな感情があった事をその時初めて知った。後で裕さんが大好きな人形師「鈴蘭」さんだって知ったけど、この想いはそれが原因じゃない。見るたびに好きになる。知るたびに愛しくなる。でもこの想いは…。そして私は本当に好きな人との「初めて」を諦めた。この痛みは、その罰なの…。※この作品は『秘密の恋愛授業9~11・15』でもお読みになれます。
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3.8人生というものはびっくり箱だ。一寸先には何が待っているか判らない。うちの死んだ爺さんの言葉だが……今日初めて会った男に騎乗位で腰を振られている今程それを実感した事はない。まさか俺が、こんな、こんな事に……。俺は和泉清武(アラサー)、事務用品を中心とする通販会社の営業部係長でそこそこの出世頭だ。同じ社内で一つ年上の美人の彼女と結婚前提で付き合っていた…のに、ある日ちょっとした事がきっかけで別れ話に!正直何がそこまで彼女の癇に障ったのか解らない俺は、居酒屋でヤケ酒を煽っていた。その時たまたま隣にいた見ず知らずの男と酔った勢いでヤってしまったのだが…酔いが醒めて気付いた。この男、初対面じゃ…ない…!
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-事故で恋人を失ってから一年…僕は毎日自宅に引きこもりネットばかりしている。ちょうどそんなさなか、一風変わったショッピングサイトにアクセスすることができた。なんとそのサイトには死んだ恋人が安値で売られているのだった…!!これって買ったらなにが届くのだろうか……!?(収録作品「深夜通販」より)最愛の彼氏が事故で死んでしまった。彼がいないのなら私も生きている意味がない。ある日、落胆している私に一冊の本が届く。そこには信じられないような内容が書いてあり……。(収録作「蘇生術」より)ある日、目が覚めると私は知らない部屋に居た。そこはとても暑く、喉が渇く。窓の外から見える景色は一面砂漠で、出ることも叶わず、夜を待っても夜が来ることもない。この息苦しい場所から誰か助けて…!!そんな飢えた少女の元に現れたのは…!?(収録作「食糧庫」より)ホラー・オカルト・ミステリー作品ばかりを収録した徳山明人の描く、怪奇で幻想的な単行本未発表作品集!
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-恋蘭奢待の香りをきく者は、報われぬ恋に泣くという。郁生・麗子の兄妹は、妖しい香りに誘われ、禁断の扉を開けた……一度は燃える情念を心に封じ込めた二人だったが、彼らも悲劇の道を辿るのか? 艶やかに開花、汐見ロマン!
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-戦争が終わって四年。おとやんの遺骨が帰って来た――漁港のある街で暮らす広海(ひろおみ)とその母・サキは漁師である父の戦死を受け入れられないでいた。父が帰ってこないからと言って漁船・明日香丸をずっと陸に上げておくわけにはいかない。二人は父の帰還を信じて船の手入れをするのだった。サキはその夜、漁業組合の寄り合いに初めて呼ばれる。夫の遺骨が戻ったことを受け、組合ではあとを継いでサキが正式に漁師になるかどうかの話し合いが行われたが、女を漁に連れて行くのを反対する声は多く、悔し涙を流すサキであった…戦後を逞しく生きる母と子を描いた傑作物語。
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-漫画家になるために故郷の岩手から単身東京に出てきた健二は、ボロアパートで原稿と格闘する日々を暮らしていた。出版社に出向いては編集長に追い返され、ふてくされていたある日、奇妙な女と出会う。アパートを探しているという女に場所を教える健二。部屋に戻り窓を開けると、目の前にさっきの女がいた。女は今日この部屋に引っ越してきたという。健二の住むアパートと女のいるアパートの部屋は、わずか60センチほどで向かい合っているのだ。妙に人懐っこいその女と隣人同士の生活が始まるが、その日から不思議なことが身の回りに起こりはじめ……。奇才・上村一夫が描く、人情ファンタジーの傑作!
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-国賓や外交官との社交を目的として明治政府に建てられた社交場・鹿鳴館。だが性急すぎる近代化はあらゆるモノが渦巻く混沌とした時代を築く。その中心である鹿鳴館で繰り広げられる様々なヒューマンドラマ。『女の力はこれからの日本の重要な要素となるだろう』『ダンスも楽しかったけど本当に面白かったのは……』『代わりにコックリさんで遊びませんか?』『悪魔でけっこう。外交も仏の顔ばかりではやってられないからな』『女性が男の言いなりである国に未来などありませン』混沌とした時代を生き抜く人々をコミカル且つユーモラスに描いた幻の単行本未収録作品集が、ついに電子書籍化!
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-昭和46年夏、新宿――。今にも崩れ落ちそうなおんぼろアパートの2階の部屋で、一心不乱に漫画の原稿を描いている一人の若い男がいた。すべて描き終えた男は、原稿を手に、そして希望を胸に部屋を出ていく。向かう先はもちろん、今をときめく漫画雑誌『劇画トップ』の編集部だ。持ち込みである。しかし原稿を一読した編集者は、全く駄目、出直してこい、の一言だった…。夜の公園で悲嘆に暮れる男は、なけなしの小銭で屋台の酒を求めるが、飲んだあとに支払いが足りないことに気づく。店主と揉めそうになったとき、横にいた美少女が突然酒を奢ると言い出して……この出会いが、奇跡的ドラマの始まりだった! 心が退廃し蝕まれていく現代日本において、あえて「海賊」たらんとした、若き男女の本流のような青春!
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-女は幸せになりたいといった。男は幸せにしてやりたいと思った。そして恋はいつもそこから始まる……。五堂廉(ごどうれん)は、一夜を共にした女の忘れ物である宝石を手にする。しかし、翌日にその女は物言わぬ遺体となっていた……。そこに隠された政財界の陰謀とは? サスペンスフルかつエロティックに展開する、めくるめくスペクタクル巨編。表題作全3話と、「マンハッタン・ラプソディー」を収録。
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-売れっ子作家の三島英一郎は、ゴルフの腕前も玄人はだし。ゴルフの聖地、セントアンドリュースに旅立つ日、英一郎の荷物の中にはボロボロでほとんど使い物にならなそうな7番アイアンが入っていた。それを見つけた出版社の担当編集者が修理しようとすると、その手を英一郎は振り払った。空港に向かう車の中、晩年の父親の姿が英一郎の瞼の裏に浮かぶ。父は年老いてからバイクの免許を取り、ダンス教室に通い、一度もやったことがないゴルフに挑戦した一風変わった人だった。しかし英一郎はそんな父を尊敬し、遺言を叶えるために、父の7番アイアンをセントアンドリュースへと連れて行くのだった…。内山まもると高橋三千綱の名コンビが贈る、珠玉の連作短編集!
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-熟女たちの日常の裏に潜む淫らな性感! ・かわいいあのコに悦びを教えてあげる、人妻、愛のレッスン……『ペット』。 ・マザコン夫の異常な性癖に「悩む妻の快楽治療法」……『愛のブリーダー』。 ・男にばかりいい思いはさせない! 女には女の掟がある……『ルナティックな関係』。 ・私の中には、私の知らない淫らな私が沢山いる!?……『自己調査』。 ・電話の向こうで私を誘う。あなたは誰? そして私は?……『私という名のドレス』 など傑作5作品を収録。
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-引き取られた子供と「これからもずっと美希だけのパパでいてあげる」と約束したため、再婚に二の足を踏んでいる圭一。恋人の志保は、約束に縛られ、すべてをあきらめている圭一に新たな一歩を踏み出してもらうためにある作戦を思いつく。その作戦とは……。恋や愛、結婚願望に苦悩し、葛藤する姿を描いた作品「恋におちたら…」ほか、7編を収録。
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1.0女の子には、誰にも言えない欲望がある…。世の中の男達は、女性に清純さや可憐さ、処女性を求める。表面的にはそんな事ないよと言うけれど、女の子が積極的に求めると引くし、本当は何も知らないような女の子が好きなんでしょ?だから言えない。本当は女の子だって性欲があるんだって…。それどころか、妄想の中で、酷く乱暴にされて濡れてしまう事だってある。恋人には要求できないSEXを体が求める事も…。ここはそんな女の子の隠された願望を叶えてくれる場所。ワリキリの関係で、一夜だけの肌の温もりで癒されたい夜に…。※この作品は『秘密の恋愛授業35~37・39・41~42・57』でもお読みになれます。
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-アメリカ研修を追放同然で帰されてきた刑事・BOP。帰国して早々、ソープで命を狙ってきたヤクザを返り討ち。そこで麻薬捜査官の小夜に見込まれ、吉成組の麻薬取引を摘発する手伝いをすることになった。先手を打って海上で取引しようとした吉成組だが、抜け目なくヘリで乗り込んだBOPは、バズーカでヘリを撃ち落とした男を射殺。武器を棄てろと言われて従わずに、BOPをマシンガンで撃った組長も処刑した。俺に銃口を向けた奴に、明日はねえ!「帰ってきたアイツ」以下「女捜査官」「時間よ止まれ」「夏の終わりのハーモニー」「戦車が街にやってきた」「横浜ホンキートンクねえちゃん」「あぶない帰国子女」を収録。
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-ベトナム帰りの元軍人スターム・神代は、警察、軍から極秘の依頼を受け24時間で任務を遂行する、通称『ワンディ・アーミー』。今日の標的は元軍人リチャード・スピーゲル。ラオスからコカインを密輸し、その代金代わりに軍の武器倉庫から大量の武器を横流しして私腹を肥やしていたスピーゲル。だがスピーゲルは娘の目の前で車を爆破されて死亡。警察は依頼のキャンセルを告げるが、神代は自分の目で死亡を確認するまでは仕事は終わりではないと言う。実はスピーゲルはベトナム時代の神代の元上官で――。ベトナム戦争後にアメリカの社会問題となった、戦場で心に深い傷を負ったベトナム帰還兵たち…そんなアメリカ社会を背景に凄腕の仕事人が不可能なミッションに挑むアクション・コミック!
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-広大な草原が広がるインド――まだ人間が原始的な集落で生活を送っている頃、その草原の主は、ライオンやトラなどの肉食動物ではなく、巨大なゾウたちだった。そのなかでも、山のように大きくて強い一匹の黒い巨ゾウを人間たちは「ヴァラナシ」と呼んで恐れていた。草原の秩序を重んじ、すべての動物たちの命の源である草原を焼く火事の元になる「火」を嫌い、また自分たちがその日食べる以上に動物を殺し果実などを穫る人間たちを「強欲な愚か者」と考えるヴァラナシは、山の民「ストロー(黄色い人)」の集落をたびたび襲っていた。石の武器しかもたないストローたちの攻撃はヴァラナシには通用せず、集落を蹂躙され、家や冬用の食糧を失うことに…。さらに海の民「ドラッタ(黒い人)」たちが草原に進出してくると、コブラの毒を塗った鉄製の武器を使うドラッタに太刀打ちできずストローたちは滅ぼされていく。草原を支配したいドラッタは「草原の暴君」として君臨するヴァラナシを排除すべく周到な罠を仕掛けて…。太古のインドの大地を舞台に人間とゾウたちの戦いが描かれる!
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