天海社の検索結果

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  • 助けてください! 乙女ゲーの悪女に転生したら、推しではない冷血皇帝の好感度がだだ上がりなんですが!?
    NEW
    2.0
    1巻935円 (税込)
    「わたくしは、もう二度と死にたくない——」 二次元のイケメンをこよなく愛するオタクOL・加治谷梨沙は、『ミルジュネアⅡ』に夢中だった。だがある豪雨の夜、男に襲われて橋から激流へ突き落とされてしまう。 薄れゆく意識の中で救いを求めた瞬間、梨沙の中へ激しい怒りを伴った〝誰か〟の意識が流れ込み、目の前にゲームのウィンドウが現れる。 《コンティニューしますか? ゲームを終えますか?》 そして、謎の女性の声が選択をした次の瞬間——梨沙は『ミルジュネアⅡ』の世界で、悪役令嬢アデリナ・フォン・ディアマントとして意識を取り戻していた。しかも彼女を助けたのは、推しの騎士団長オスカーではなく、攻略対象の一人、冷血皇帝バルドリック。彼は溺れた梨沙に、躊躇いもなくキスをして息を吹き込んできたのだ。 しかしアデリナは、『ミルジュネアⅡ』で主人公リーゼロッテを苛め抜き、最後には必ず断罪される悪役令嬢だった。待っているのは、国外追放や処刑といった断罪の結末。破滅回避のため行動を変えようと決意した梨沙だったが、ゲーム通りなら相性最悪のはずのバルドリックの好感度が異様に高いことに気がついて——
  • お別れしましょう旦那様。私の本命はあなたの弟です
    NEW
    2.0
    莫大な持参金と引き換えに没落寸前のブルーロイド侯爵家へ嫁いだフォストレイ伯爵家令嬢アンゲリカは、結婚初夜にして夫から衝撃的な言葉を浴びせかけられてしまう。俺とお前の子が生まれることはない。俺には他に愛する女性がいる——それは、政略結婚だったふたりの関係が更に冷たいものとなることを示していた。それでもアンゲリカはこの婚姻を成立させるために努力した。どんな態度を取られてもぐっと堪え、大人しく、慎み深く——。そんな彼女を唯一気遣い、誠実に寄り添ってくれたのは、夫とは正反対の穏やかで真面目な義弟ラファエルだった。若くして名を馳せる騎士である彼は、誰よりもアンゲリカを慮り、傷ついた心を支えてくれる存在となっていた。しかし、アンゲリカを省みない夫の態度に、ついに彼女の忍耐は限界を迎える。夫に見切りをつけたアンゲリカはただ一人、密かに決意を固めた。そして挙式から三年目を迎えた翌日。"白い結婚"を証明し、夫との婚姻無効を申し立てたアンゲリカは、返還義務に怯える侯爵家に対し、援助と引き換えにひとつの大胆な提案をつきつけた。 「——私の結婚無効申請が認可されましたら、新たにラファエル様との再婚を希望いたします」
  • 美貌のツンデレ預言者に、ひねくれた愛情を向けられています
    5.0
    わたし、仕事初日にお仕えする方に嫌われたの——!? 辺境の貧しいベルジエ子爵家の令嬢ルネは、領民とともに畑を耕し、屋敷の掃除までこなす働き者。冷害による不作で領地の暮らしが苦しくなる中、家計を助けるため仕事を探していた彼女は、王都の大聖堂で預言者に仕える侍女として働くことになる。初めて訪れた王都は、辺境育ちのルネが目を見張るほど華やかで壮麗な場所だった。その象徴ともいえる大聖堂の奥で出会ったのは、息を呑むほど美しい預言者アンリ。しかし、その対面は穏やかには終わらない。アンリに心酔する貴族が押しかけ、愛を訴えた末に刃物を手に迫ってきたのだ。突然の事態に戸惑いながらも、ルネは咄嗟の機転でそれを阻止する。だが、本当の問題はその後だった。絵画に描かれた春の女神のようなその姿に見惚れ、アンリを女性だと思い込んでいたのである。慌てて謝罪するものの、彼の反応は冷ややかで——
  • ふしだらな恋をしよう 一途な御曹司は地味系女子を離さない
    続巻入荷
    4.0
    1~2巻550~605円 (税込)
    父に逆らうことができず気の乗らないお見合いに参加した鴨田透子は偶然、相手の心ない言葉を耳にしてしまう。そんな中、傷ついた透子に声をかけてきたのは高校時代の同級生・一ノ瀬航だった。 脳裏に浮かぶのは、ふざけてキスをされて気持ちいいと思ってしまった自分への嫌悪感と初恋の思い出。 「ぜんぶ俺のせいにすればいいから……頼むから帰らないでくれ」。 夫や子供を裏切ってまで『好きな人と一緒になる幸せ』を選んだ母のようにはなりたくない。そう思っていたのに、透子は航の手を振りほどくことができずに身体を繋げてしまい……
  • 政略結婚~金髪の姫将軍は元敵国の好敵手に嫁ぐ~
    4.2
    精鋭の騎士団で知られる大国アルデーリアに生まれた王女レオーネは、敵国から「金獅子」と恐れられるほどの勇猛な将軍である。幼い頃からドレスを着て淑やかにしているよりも剣の修練に明け暮れる方が性に合っていた彼女は、他の姫たちが煌びやかな夜会へ出かけているときも、鎧をまとって戦地を駆けていた。レオーネ自身もまた、その生涯を剣に捧げるものと思っていた。 ある日レオーネのもとに、熾烈な戦いを続けていた魔法大国ゼルジオスとの停戦の報せが舞い込む。今までさんざん自分を苦しめてきた敵国とはいえ、宿敵が急に目の前から消えてしまったことに戸惑うレオーネ。そんなレオーネが、父王より「結婚せよ」と命じられた相手は、敵将ベルトルドだった。戦場で幾度となく剣を交えた好敵手であり、今や国家存亡の危機にあるゼルジオスをたったひとりで支えている元帥であった。
  • 侍女なのに...聖剣を抜いてしまった!【全7巻 合本版】
    -
    クライノート王国の王宮に仕える上級侍女・エリノアは掃除の途中、千年もの間、誰も抜くことができなかった聖剣をうっかり抜いてしまう……。聖剣を抜いた者は魔王から王国を守る勇者であると昔から人々によって語り継がれてきた。 でも、エリノアが望むのは穏やかで安定的な生活。もし勇者になれば、上級侍女の仕事を失い、唯一の肉親である病弱な弟・ブラッドリーを守れなくなると慌てるエリノア。さっそく聖剣を元に戻し始めるが、国王をはじめ周囲からの信頼も厚い、クライノート王国の第二王子・ブレアにその現場を目撃されてしまう……。 さらに、エリノアが聖剣を抜いたことで、ブラッドリーの身体で魔王・ダスディンが転生し、ヴォルフガング、グレンという魔物たちも魔界からやって来て……!? 「ちょっぴり間抜けながらも愛らしい上級侍女」と「きまじめイケメン王子」が織りなすラブコメディがシリーズ1巻~7巻の全7巻を1冊にまとめた合本版で遂に登場!
  • 魔力なし花嫁は氷の辺境伯の心を溶かす
    無料あり
    4.0
    「わざわざ虐げる気はない。だが、俺はお前と夫婦としての関係を望まない。それだけ承知しておけ」 魔力に恵まれた名門・トールマン一族に生まれながら、ほとんど魔力を持たず“魔力なし”と蔑まれてきたエレン。幼くして両親を亡くし、本家に養子として引き取られた彼女は、家の道具として政略結婚のために育てられてきた。十六歳となったある秋の日、王命によって辺境を治める若き領主・ジェイク・リフターとの婚姻が決まる。だがその縁談には、口外できない重大な事実があった。エレンの魔力はわずかしかなく、それを隠して「魔力持ちの令嬢」として嫁がせたのだ。そして迎えた初夜、夫から投げかけられたのは、夫婦としての関係を拒絶する冷ややかな言葉。居場所も役割も与えられず、“お飾りの妻”としての日々が始まる。それでもエレンは自分にできることを求め、刺繍に自身のわずかな魔力を込めて、命懸けで魔物討伐にあたっている彼の無事を願うお守りを作り始める。その想いは、やがてジェイクの中に小さな変化を呼び——
  • シンデレラが結婚したので意地悪な義姉はクールに去……れません!?
    4.4
    1~2巻550~825円 (税込)
    「貴女はとても評判が悪い。義妹のシンデレラに嫉妬して彼女を虐げているという噂があるが、本当か?」 初対面の資産家エリクから不躾な質問をぶつけられた私――ペトラ。ここは童話「シンデレラ」の世界。私はシンデレラの義姉であり転生者。優しい義姉でいたつもりが、ニートまっしぐらな干物女のシンデレラを清く正しく更生させていく過程で、いつしか私は「意地悪な義姉」と囁かれるようになっていた。エリクの誤解はすぐに解けたものの、なぜか彼は私に興味を持ち始める。そしてある事件をきっかけに、私を自邸へと招く。「すぐに帰すと言ったのは嘘だ。俺には貴女しかいない、結婚してくれ!」ほんの少し前までは、汚いものでも見るような目で私を見ていたはずのエリク。それが今では熱い眼差しを向けてくる。おまけに、断りきれなかった私を彼はベッドに押し倒し、既成事実を作ろうとする始末! 脇役として平穏な余生を送るはずの私が、主役になる日が来るなんて――⁉
  • 死に戻り令嬢は今度こそ幸せになりたい~運命の相手はとんでもない噂のヤンデレ公爵さまでした~
    無料あり
    4.0
    「ルーナが悪い。ルーナが僕をこんなにも夢中にさせるから。僕は、ルーナを失うことにどうしても耐えることができない。ごめんよ、でも、どうしても信じられないんだ」 銃声が鳴り響き、ルーナリエナのドレスの胸元に真っ赤な薔薇が咲いた。彼女を見下ろすのは、海のような紺碧色の髪と黄昏時の夕焼けのような目を持つ美しい男、イルシオン・セルバート。一年前に結婚した夫だった。裏切るようなことは何もしていないのに、彼女は愛を告げられ殺されてしまう。 ノルテ男爵令嬢ルーナリエナは、二十歳の誕生日に求婚され、その夫に殺されて死に戻ることを、実に二十回も繰り返してきた。 イルシオンは、これまで四人の婚約者を殺害したという噂から、狂愛公爵と呼ばれていた。それでも結婚したのは、彼が自分を愛さず、代わりに家に便宜を図るという言葉を信じたからだ。しかし何度やり直しても結末は変わらない。二十一回目の誕生日の朝。精神的にも追い詰められたルーナリエナは、ふとあることを思い出す。“二十歳の誕生日に開けなさい”と祖母からもらったお守りを、まだ開けていなかったことを──
  • 虐げられ令嬢ですが、聖獣の愛し子として目覚めたら冷徹伯爵の溺愛が待っていました
    NEW
    5.0
    赤い瞳と弱い魔力ゆえに家族に虐げられて育ったパトリシアは、支度金目当てで、気性の荒さで恐れられているトレビス伯爵へ嫁がされることに。しかし伯爵家では花嫁と認識されず、パトリシアはこれ幸いと“リーシェ”と名乗り、メイドとして働き始める。クセのある奥様にも気に入られ、穏やかなメイドライフを送っていたが、ある日、門限までに帰れなかったことで屋敷を閉め出され、さらに盗人と疑われてしまう。行き場を失った彼女は、魔物の森で出会った白いもふもふ犬のジャスパーとともに暮らし始めることに。そんな中、伯爵家の“ルカ”と名乗る騎士が訪ねてくる。彼はなぜかそのまま居つき、リーシェ・ルカ・ジャスパーでの奇妙な同居生活が始まる。やがて二人は森での穏やかな暮らしの中で距離を縮め、心を通わせていく。だがある日、魔物討伐の遠征に出たルカに危機が迫り——そのとき、ジャスパーが聖獣・フェンリルへと姿を変えて……!?
  • 幼馴染にフラれた腹いせに修行に励んで女騎士になりましたが、なぜかその彼の部下になりました
    4.3
    「俺のことは忘れてどうか幸せになってくれ」——幼い頃から剣術に励んできたレジーナは、騎士団に入団するため王都へ旅立つ幼馴染のフレデリックと、生まれ育った町を一望する丘で夕日に包まれながら愛を誓い合った……はずだったのに、彼から届いた手紙にはそう綴られていた。たったの一カ月で心変わりするなんて信じられない! 怒りを胸に、レジーナは剣術の修行に没頭し、四年後には町の自警団で最強の剣士となるまで成長を遂げた。ある日、山賊に襲われていたシャーロット王女を救ったことで、レジーナは彼女の護衛として騎士団入団を勧められる。シャーロット王女は反対勢力に狙われており、婚約者も襲撃されて重傷を負ったという。事情を知ったレジーナは二つ返事で引き受け、騎士団入団を決意する。入団式を終え、近衛隊に配属されたレジーナが上官に挨拶にいくと、そこにいたのは——四年前に自分を捨てたフレデリックだった! 心の整理がつかないまま、国王主催の夜会で警備任務に就くと、そこへ現れたのはシャーロット王女の婚約者を演じる、仮面をつけたフレデリックで——
  • 王太子妃候補から外された引きこもり令嬢は、初恋の侯爵令息に下賜されて両片想いを成就させる
    値引きあり
    4.5
    幼い頃に実母を事故で亡くした伯爵令嬢のアリアは、父と継母、腹違いの弟や妹らと暮らしている。自由奔放だった母に対して、貴族たちは口さがない。継母も自分のことは好いていないような気がして、アリアは引きこもりがちな日々を送っていた。そんなある日、伯爵家にアリアが王太子妃候補となった報せが届く。家の者たちが祝福するなか、アリアの心はここにあらず。というのも、アリアには密かに想う相手がいた。その相手とは、王太子のいとこで側近中の側近、将来有望な王家の臣下と期待されている侯爵令息のライナス。お妃選びのためにはしばらく王宮で暮らし、王太子妃として、そして未来の国母としての適性を計られるのだ。王宮に上がれば、王太子の傍にはライナスが控えているはずだ。だが、皆がアリアのためによかれと思ってお膳立てしてくれた機会。家の名誉のためにも、その気持ちを誰にも悟られることなく、堂々と望まねばならない。そう誓ったのに、王太子妃候補として接するライナスに、よそよそしさを感じて心が揺らぐのだった——
  • 男勝りな副騎士団長ですが、部下に秘密がバレて親密な関係を迫られています
    5.0
    グレンデール帝国ハイランディの騎士団で副騎士団長を務めているリッカは、ちょっとしたアクシデントから、二歳年下の部下で「リッカの犬」と呼ばれるほど彼女を慕うラインハルト=グライバルと二人だけで遠征することになった。無事に任務を終わらせ、ラインハルトと飲み交わそうと酒場に出かけたリッカ。しかし、ラインハルトを待ちながら先に一杯始めたところで、不覚にも何者かに媚薬を盛られ、店を出た路地で男たちに襲われてしまう。 意識が歪む中、にじり寄る男たちに抵抗しようと両手の拳に力を込めたリッカだったが、そのとき、背後から場を切り裂くような声がして……!?
  • 嘘つきは叶わない恋をする ~再会した元カレに迫られたので記憶喪失のフリで逃げようと思います~
    3.3
    1巻550円 (税込)
    島全体が『王立魔法学院』という魔法の技術や歴史を学ぶ学校になっているイーシャ島。ラトナ・バインガニーは厳しい採用試験を潜り抜け、教師として、かつて青春を過ごした学院に戻ってきた。在学中からの夢を叶えたラトナをかつての恩師たちは暖かく迎え入れてくれたが、ひっそりと立つ長身の男性の姿を見つけた途端、ラトナの胸がどくりと鳴った。サフェード・カル・アーダルシュ。公爵家の次期当主にして勉学の先輩でもあり恋人でもあった男。いまだ別れを引き摺るほどに恋焦がれた初恋の人がそこにいた。別れてから七年。やっと夢を叶え、最近ようやく新しい恋をしてみたいと思えるようにもなったのに、ここで再び心を乱されたくはない。──それなら。 「す、すみません! 私、実は二年前に事故にあって、なぜか高等部の時の記憶がないんです!」 飛び出したのは、サフェードどころか高等部時代をすべて覚えていないと言い張るとんでもない嘘で……!?
  • 完璧主義な公爵令嬢はロマンスをご所望です!
    無料あり
    -
    ヤフェノル公爵家の公女ロディカは、完璧主義。“すてきなレディ”になるため、努力も勉強も怠らない。——けれど、社交界デビューで痛感したのは、自分だけが流行の話題についていけないという事実だった。母から渡された一冊の恋愛物語をきっかけに、彼女は悟る。「わたくしに足りなかったのは、“恋愛(ロマンス)”……」そう確信したロディカは、他人の恋を陰ながら導く“愛の伝道師”になることを決意する。 学術都市ティナスの名門アリシア学園に入学したロディカは、学園に芽吹く恋の予感に胸を躍らせる。完璧な裏方として、優雅にロマンスを成就させる——その第一歩として舞い込んできたのは、クラスメイトのフィルネリア嬢の淡い片想いだった。満を持して成就計画を練り始めたロディカ。 しかし、なぜかいつも彼女の前に現れるのは、ルーテナリア王国第二王子サフェル。爽やかな微笑の裏で、彼はロディカの行動を逐一追いかけ、邪魔立てしてくる。「なぜ殿下は、いつも絶妙なタイミングで邪魔をなさるの!?」 他人の恋は分析できても、自分の恋だけは完全に範疇外。完璧主義な公爵令嬢による、優雅で騒がしい“恋愛見守り計画”開幕!
  • 皇帝陛下の運命の人は、私でした ~後宮寵愛占い譚~
    3.5
    皇帝の妃を探している——。麒帝国一の腕利き占者・紅稟は高官の呼び出しで都へと赴く。故郷の占者たちは「受難の相が出ている」と不吉な予言。おっかなびっくり宮殿に登ると、玉座には周囲を圧するすさまじい覇気を放つ男が。皇祖以来の悲願、大陸統一をついに成し遂げた皇帝・麒董星。知勇兼備の合理主義者で知勇兼備の合理主義者で「占いなんぞ信じぬ」と言い放つ傲岸不遜な男である。しかし皇帝の周囲の官吏たちは皇帝にふさわしい妃を真剣に探している。これはうかつな占いはできないぞ、と気を引き締める紅稟だが、集中した感覚のなかに浮かんだのはなんと……!? 「陛下の運命の相手は私です」と告げるべきなのか? いや、そんなの無理! 悩んだ挙げ句「恐れながら……視えません。陛下には運命のお相手がいらっしゃいません」と答えると、なんと皇帝本人は愉快そうに笑って言う。「確かに優秀な占者だな。その通り、余は誰とも結婚するつもりはない!」 皇帝は上機嫌だし、褒美をもらってこのまま故郷に戻るか? しかし占者としての紅稟の矜持がそれを許さない。苦しまぎれに奏上したひと言が、紅稟の運命を大きく動かし始めた。
  • 魔王の花嫁 元敵の最強魔王に溺愛求婚されました!?
    -
    魔王を封印する強大な力を持ち、人間と魔族の争いに終止符を打ったユグリアル国の第一王女・アリス。ある夜、城で父と夕食をともにしていた際、突如、魔王の元へ転移させられてしまう。魔王と二年振りの再会。「久しいな、アリス」シュトラウス魔国の魔王・カミュは嬉しそうに微笑んでいる。 また人間と魔族が争うことになるのだろうか……。戸惑い落胆し、魔王のことなどわからない、とつぶやくアリスにカミュが告げた言葉は驚くべきものだった。「じゃあ、知ってもらおうか。何せお前は、俺の伴侶になるのだからな」——衝撃のあまり、思わず妙な声を上げてしまうアリス。しかし、カミュの優しさや包容力に次第に心を溶かされていき……。
  • 悪女マルヴィナの結婚計画 ~大事な旦那様(仮)が王太子だなんて聞いてません!~
    4.3
    男爵令嬢マルヴィナ・マノンは、ルイズ王国の社交界では「悪女」と呼ばれている。 誰も笑顔を見たことが無いと言われるほどの無表情。肉感に満ちた体、どこか挑発的な美貌に加え、数多くの男性と関係を持っているという噂が彼女を「悪女」たらしめている。しかしそれは、彼女を陥れようとする叔父が関わっていると思われるものであり、マルヴィナはれっきとした処女である。けれども爵位返上寸前の家を守るため、噂を気にしている余裕などない。早急に結婚する必要があるのだ。形だけでもいい——とにかく今は「夫」が必要だった。だが、王宮の仮面舞踏会で相手を探すものの、噂の影響で誰からも避けられてしまう。作戦の失敗を悟り、会場を後にした彼女は人目のない場所でとある男女の婚約破棄の現場に出くわした。その場を取り繕うため、成り行きで青年の恋人役を演じることになったマルヴィナは結婚のため青年を誘い、彼と一夜を共にして既成事実を作ることに成功する。そして翌朝、目を覚ました彼女の隣で眠っていたのは——ニルス・ルイズ・リドゲート。この国の王太子だったのだ。
  • アークシリア~美貌の騎士団長は隠れ天才魔術少女の無自覚に甘く翻弄される~【合本版】
    4.6
    ナタリアは人の魔術に干渉する何かを発しているに違いないのだ──しかも、無自覚で。 王立ヴィラーゴ魔術学園は、コルダ王国髄一の学び舎。ロベレ侯爵家の養女であるナタリアは学業成績は優秀なものの魔術の才能はからっきし、義姉オンディーヌの世話役として学園に入学していた。一方、スカウトのために学園へと訪れていた魔術騎士団長ライル・バルティンは、ひょんなことから魔術で銀猫に変身し、ナタリアの部屋へと入り込んだ。しかし、気が付けば四半刻ほども彼女の膝の上で過ごしてしまうことに。魔力消費が激しく通常なら数分間、猫の姿を保つのが精いっぱいのはずだったにも関わらず、猫の本能そのままに寛いでしまった自身に驚くライル。さらに人の姿に戻った後もまったく消耗していないのだ。これは、あの娘のせいなのか、それともあの部屋に何か自分の魔力に干渉するような物が置かれていたのか? ナタリアに関心を持ったライルは、その原因を突き止めるため学園長に依頼された生徒の失踪事件の調査を受け、臨時教師となって彼女との接触を試みるのだが……!? 二人の出会いから、国が、世界がその力をこぞって求める"アークシリア"を巡る物語が動き始める──
  • モテすぎ貴公子と引きこもり王女 ~呪われた政略結婚なのに、なぜか溺愛されてます~
    5.0
    内気で人見知りな末姫のシエラは、自室に引きこもってチマチマと手工芸をするのが趣味。国王や王妃が主催する舞踏会や晩餐会でもまるで存在感のない彼女は、周囲から〝変人王女〟と陰口を叩かれ、噂に尾ひれがついて「呪いの護符を作っている」などと囁かれる始末。そんなシエラは、侯爵家次男で社交界きっての美貌の貴公子と名高いジュリウスへ降嫁するよう王命を受ける。一方、国王直々にシエラを娶るよう〝頼まれた〟ジュリウスは、王命に逆らうわけにもいかず渋々受けることに。3日後、婚約の挨拶に赴いたジュリウスは、謁見した王女の威圧的な態度に違和感を覚える。2度目の訪問では妖艶に誘ってきたかと思えば、応じようするといきなり涙目でグーパンチ。この王女、もしかして、二重人格……?
  • スパダリ幼馴染は私のことなんて好きじゃない!~御曹司ドクターの秘めたる執着~
    3.7
    1巻550円 (税込)
    私はこの美しい幼馴染に、何年も片想いを続けている。 春の陽射しの中、赤絨毯が敷かれた階段を下りてくる新郎新婦。吉沢奈津は、初恋を実らせた姉の晴れ姿を見つめていた。新郎の弟・北島理玖にハンカチを差し出され、自分が涙を流しているのに気付いた。心配そうに顔を覗き込む理玖はいつもとは違って、スーツ姿で髪も整えられており顔の造りがよく見える。理玖に見惚れたり、はしゃぐ参列者の女性たち。彼女達のように無邪気に好意をあらわすことができたらいいのに……。そう思いながらも奈津は「幼馴染」という関係のまま気持ちを隠すと決めていた。——今さら好きだなんて……そんなの絶対言えないよ。 時は流れ、二十九歳の誕生日を目前にして『北島整形外科クリニック』での初出勤の日を迎えた奈津。セクハラに苦しみ前職を離れたものの、理玖の父であるクリニック院長の好意により、医療秘書として働くことになったのだ。大学病院で研修中の理玖も二年後にはここで勤める予定だという。嬉しいような困るような、そんな複雑な思いを抱えた奈津の前に白衣を羽織り、相変わらず綺麗な顔をした彼が現れて…… スパダリ御曹司と甘く切ない幼馴染の再会ラブストーリー!
  • 情欲を抑えきれない悪女ですが、双子王子で発散してたら大変なことになりました
    3.5
    由緒ある侯爵家の長女として生まれ、富にも容姿にも恵まれたスフィナ。だが彼女は200年前に国を傾け、クーデターで処刑された王妃と瓜二つ。激似というだけで何らつながりもないのに「希代の悪女の生まれ変わり」と噂され、貴族社会から爪弾きにされていた。引きこもったまま24歳になり縁談もまとまらない。しかもスフィナにはもう一つ深刻な悩みがあった。生まれ持った魔力の影響で、強い性欲に支配されていたのだ。魔法薬をもってしても抑えきれない劣情に追い詰められた彼女は、前人未踏の「転移魔法」を開発! 自らの複製を隣国に飛ばすというもので、複製が抱かれれば性欲も解消するし、本体は生娘のままという便利な魔法だ。スフィナは初めて転移した先で美麗な男性・エルドに出会う。抱いてほしいという懇願に彼は応えてくれ、一晩で7回も交わった。再会を約束したスフィナは数日後に再び転移魔法を試みる。しかし転移した先にいたのは別の男性・オルヴァーだった。スフィナは複製の体で二人の男性と交互に逢瀬を重ねることに。さらにエルドとオルヴァーの間にはただならぬ因縁があり、事態は思わぬ方向に——
  • 遊び人を装うイケメン王子は結婚願望ゼロの天然令嬢に魅了されました
    4.2
    ミシュリーヌは結婚願望ゼロの伯爵令嬢。それでも婚活はしている。時々〝おいた〟をする美形の家族に囲まれ、〝美形は恋愛にだらしない〟との想いから、イケてない容姿の男性に声をかけまくっては撃沈――を繰り返す連戦連敗の日々。 そんなミシュリーヌに王妃仲介による縁談が持ちあがる。相手はなんと第二王子のティエルだ。貴婦人たちに絶大な人気を誇るイケメン王子ティエルと事実上婚約することになったミシュリーヌは、なんとかこの縁談を破談すべく王宮で逆奮闘するのだが、頑張れば頑張るほどなぜかティエルはグイグイ迫ってきて――って、いったいどういうこと!?
  • 小国の天然王女がまちがって召喚したのは、竜騎士団を率いる隣国の王子でした
    3.0
    大陸南端のマイスタンタン王国は、人口も少なく、外交もほとんどない、平和だが貧しい小国である。昨年の火山の大噴火で国王はじめ多くの重臣を失い、急遽王位を継いだのは、まだ7歳のクレドール。どこかの国と同盟を結ばない限り、とても生き延びていけない。だが、弱小国の幼すぎる王に嫁いでくる姫はなかなか見つからない。そんな王と王国のために名乗り出たのは、クレドールの姉でまもなく18歳を迎えようとするルキア王女だった。だが結婚適齢期のルキア王女の見合い話も難航。いっそよその国に頼らず、特産品や観光資源で国を富ませることができないか思案しはじめたルキアは、ある日王立図書館で古い魔導書を発見。どうやら昔の王族は、魔法が使えたらしい。魔導書に従って試すうちに、ルキアは召喚の術が使えるように。そして何度目かの呪文を唱えると……降ってきたのは、ドラゴンと傷だらけの美青年!?
  • 氷の魔術師は引っ込み思案な私を愛し尽くす~巻き戻りで悲劇を回避して、幸せな未来を掴み取る~
    1.0
    フィッシェルとマリーは、王国初の魔術科設置校である聖ヴァルド学院に通う幼馴染。ある日、ふとした誤解からマリーは婚約者と大喧嘩の挙句、婚約破棄を宣言。本当は彼のことが好きだったのだと後悔を口にするマリー。そんな折り、彼女を迎えにきた兄のレイに学院がにわかに色めき立った。王国屈指の魔力の強さから「氷の魔術師」といわれる彼もまた、フィッシェルにとっては幼馴染である。それと同時に、恋心を抱く相手でもあった。しょせん叶わぬ想いと自分の気持ちに蓋をしているフィッシェルだったが、そんな想いは親友であるマリーには見抜かれていた。後日招待されたお茶会で、いつかは義理の姉妹になりたいと告げられた後、フィッシェルはマリーの代わりとしてやってきたレイとお茶をすることになる。穏やかな時間が流れる中、森の方から魔物の気配が!? そして、駆けつけた二人が見たのは……変わり果てたマリーの姿だった。絶望するフィッシェルの前で、レイは強力な氷の魔術で魔物を死に追いやる。だが、この事件をきっかけに時間の歯車が狂い始める──なぜマリーの死は繰り返されるのか? そして、なかなか一歩が踏み出せないフィッシェルは悲劇のループからレイとマリーを守ることができるのか?
  • 殿下! その秘密(女装)、全力でお支えします ~氷の王子に愛されて~
    5.0
    背が高くスレンダーでクール系のメアは、おしゃれや化粧に余念がない。あれは6年ほど前、社交界デビューの日。かわいいだけで自分とは不釣り合いなドレスを着せられたメアは、人々が自分を見て陰で笑われ、社交界で大恥をかいた。それ以来、メアは自分に似合うものを追究している。今や親友から舞踏会のコーディネイトを頼られる一方で、かつての自分を知る人々からあまりの変わりように『魔女』と呼ばれるほど。運命の出会いを夢見て思い切って参加してみた舞踏会だったが、心ない人々の噂話にメアは意気消沈気味。やがて主宰者でもある王子・アーストが登場。これまで挨拶を交わしたこともなかったアーストだったが、一瞬目が合った……? 気をとられていると、純朴そうな青年からダンスに誘われる。初めての経験に応じたものの、ステップが合わず派手に転んでしまい、結局恥をかくはめに。逃げるように外廊下に出たメアに声をかけてきたのは……アースト殿下!?
  • 石の声を聞く後宮の底辺姫ですが、謎の女装貴人に溺愛されて静かに暮らせそうにありません?
    -
    銀髪に深紅の瞳、さらに「石の声を聞く力」をもつ雪鈴(しゅえりん)は、正妃候補・美麗(めいりー)の簪が偽物だと見破り、怒りを買ってしまった。今では嘘つきの罪人扱いで、片隅の館にひっそり暮らしている。話し相手は、側仕えの喬(ちゃお)と、祖母から「巫女の証」として譲り受けた白い石・白露(はくろ)だけ。 そんなある日、背が高く気品をまとった美しき姫・藍(らん)が雪鈴を訪ねてくる。彼女の力を知った藍は、宝物庫で続発している「宝玉のすり替え事件」の調査協力を依頼する。「あの方が姫君ではなかったら、きっと恋をしていた」——雪鈴は藍への苦しい想いを胸に秘めながら、持ち前の能力で次々と偽物を暴いていく。だがその矢先、後宮で侍女の変死事件が発生。さらに「妃候補の命が狙われている」という石の声が!? 次々と巻き起こる事件のなかで、雪鈴と藍の距離は静かに近づいていくが……。 果たして、後宮に渦巻く陰謀の黒幕は? そして、雪鈴の切ない恋の行方は?
  • 氷の公爵との熱く淫らな愛人契約
    1.5
    「私の子種を受け入れろ。そして私の子を孕め」 建国から八百年を誇るサルマイーナ国。王都ルディカイヤの王城で社交シーズンの始まりを告げる祝宴が開かれる中、音楽と人々の話し声が届かない政務宮でギルバート・コンティーノ公爵は業務を続けていた。彼の濃く澄んだ青い瞳に自らを映さんと大勢の令嬢達やその母親が彼を探し求めている。けれども誰もその氷の心を溶かすことが出来ない『氷の公爵』……いつしかそれがギルバートの代名詞のようになっていた。そのころ、平民の娘ルイゼット・クラフトは警備隊の詰め所に駆け付け、公爵の家に押入った理由を鉄格子の中に捕らわれた父親に問いかけていた。そんなルイゼットにあそこは母さんの家だと主張する父。母さん——ルイゼットの祖母は確かに伯爵家の娘だったときく。が、その家はとっくに没落しており、由縁があったとしても人の家に侵入していいわけが無い。父の処遇はかなり厳しいものになると思われた。ルイゼットは悩んだ末、その邸の主……ギルバート・コンティーノ公爵に父への恩赦を願い出るが——!? 女性嫌いの氷の公爵×苦境に立たされた平民の娘 愛人契約から始まるラブロマンス
  • 侍女なのに...聖剣を抜いてしまった!【1】
    5.0
    クライノート王国の王宮に仕える上級侍女・エリノアは掃除の途中、千年もの間、誰も抜くことができなかった聖剣をうっかり抜いてしまう……。聖剣を抜いた者は魔王から王国を守る勇者であると昔から人々によって語り継がれてきた。 でも、エリノアが望むのは穏やかで安定的な生活。もし勇者になれば、上級侍女の仕事を失い、唯一の肉親である病弱な弟・ブラッドリーを守れなくなると慌てるエリノア。さっそく聖剣を元に戻し始めるが、国王をはじめ周囲からの信頼も厚い、クライノート王国の第二王子・ブレアにその現場を目撃されてしまう……。 さらに、エリノアが聖剣を抜いたことで、ブラッドリーの身体で魔王・ダスディンが転生し、ヴォルフガング、グレンという魔物たちも魔界からやって来て……!?
  • 永遠を生きる魔女は呪われた騎士に求められ、久遠の愛に満たされる
    NEW
    -
    大陸に広がる“死の樹海”を統べる、悪しき魔女・ルフィナ。王族殺しの罪を背負った不老不死の彼女は、樹海の塔で数百年にわたり孤独に生きていた。死ぬこともできず、すべてを飲み込む樹海をひたすら抑え続ける日々。そんな彼女のもとに、体を蝕む呪いに侵された騎士・カミルが現れる。人外へと変わりゆく自らを救うため、彼は助けを求めるが、ルフィナは「あなたの呪いは解けない」と冷たく拒む。それでもカミルは諦めず、半ば強引に塔に留まり続けることに。真っ直ぐで不器用な優しさに触れるうち、頑なだったルフィナの心は少しずつほどけていく。彼と過ごす時間は、やがてかけがえのないものへと変わっていき……。だが、カミルの呪いは確実に進行し、やがて自我すら失い、人を襲う化け物へと変わり果ててしまう危険を孕んでいた。彼を救いたいと願うほど、彼を求めてしまう自分に抗うルフィナ。そしてついに、カミルが人外へと変貌する時が迫り——! 解けない呪いと、永遠を生きる魔女。惹かれ合ってしまった二人が選ぶ結末は——。
  • ワケあり公爵令嬢は家出した……はずでしたが、何故かヤンデレたちに求愛されています!?
    -
    ランベール王国ブランジェ公爵家の長子であるリリアナは、七度目の婚約破棄を宣告され絶望に打ちひしがれていた。ある日、今後の話をするため父の執務室へと向かったリリアナだが、部屋の中からは言い争う声が。弟であるノエルが聖女との婚約はしないと言って、父と揉めているようだ。思わず扉の外で聞き耳を立てたリリアナだったが、続けて飛び込んできたのは、自身が養子であり、血の繋がりがないという衝撃の事実だった。ショックを受けたリリアナだが、それだけではない。先ほど聞こえた、姉上がいるから聖女と婚約しないと言ったノエルの言葉——。ブランジェ公爵家の後継者であるノエルが、出来の悪い姉のせいで優秀な婚約者を逃してしまうわけにはいかない。そう考えたリリアナは、ブランジェ公爵家から去ることを決めたのだが……!?
  • 四年越しの約束はチョコのように甘く イケメン副社長は傷心女子を離さない
    -
    加賀美麻紀は、雑貨の輸入販売をしている「Tsライン」で働く二十六歳。同じ会社で働く一つ年上の高須真と付き合っている。 ある日、残業を終えた麻紀が帰ろうとすると、誰もいないはずのオフィスの一室から声が聞こえてきた。 好奇心から声の主を確かめようとした麻紀の目に飛び込んできたのは、快感の波に身を任せ獣の様に互いを求めあっている真と麻紀の後輩・沙織の姿だった。 腹が立ち、どうにでもなれと戸を開けようとしたところを見知らぬイケメン男性に止められた麻紀は二人の裏切りに心が壊れそうな中、優しく慰めてくれた彼に「だったら、君も彼と同じことしたら?」と提案されて……
  • 愛しきヴィクトリアの美しい庭 ~献身アルファと高貴なオメガ~
    5.0
    アルファの両親から生まれ、この国随一のホテルグループを継承することになったヴィクトリア。しかし実体は隠れオメガ。類い希な美貌を持つが、絶対強者アルファに魅かれてしまう運命にある少数派のオメガ性。ヴィクトリアもアルファと「つがい」になることだけが幸福への道と知っているが、実業界での名声と重責を担わされ、不本意ながら薬品を用いて特有の性徴や誘惑香を抑えつけている。秘密は秘書リオンとだけ分かち合う、孤独な日々。 ほとんど屋敷から出ないヴィクトリアの心を慰める庭園に、庭師チェスターが雇われた。ベータであるはずの彼はこの国の最高学府を出た建築家の卵で、造園技術を学ぶために庭師を志願したという変わり者。しかしヴィクトリアは彼が只者ではないと感じ取る。植物を花咲かせる能力“グリーンサム”以外にも何か不思議な力を秘めている。やがて二人の気持ちは交錯し、惹かれ合っていくのだが……
  • 金色に輝く帝国で ~冷徹な皇太子はその寵愛で隣国の男装王女の頑な心を溶かす~
    無料あり
    -
    長く平和を守ってきたフィール王国には、後継者がいない。隣接するシェルクレスは強大な軍事力を持つ大帝国である。王位継承者が見通せない状況がつづけば、いつなんどき、攻め込まれてもおかしくない。女性に王位継承権が認められないこの国で、王女グラディスは女に生まれたわが身を呪いつつ、男装して男性として振る舞い、本気で「王子妃」を迎えられないかと考えている。王国の政は今や、穏健派と強硬派に分かれ、不穏な空気が漂いはじめていた。そんなある日、グラディスの従者・フォルツがシェルクレス帝国の皇太子・エルレーシュと政略結婚してほしいと耳打ちする。そんな折も折、王国でクーデターが勃発。隣国に逃れようと、関所をかいくぐって不法に国境を超えたものの、エルレーシュその人が目の前に立ちふさがる——
  • イケメンフリーター、飼ってます [合本版]
    -
    [1~5話を収録した合本版です]彼氏にヒドイ振られかたをされた実紗は、居酒屋にて女友達相手にヤケ酒で大荒れ中。たまたま近くの席にいた見知らぬ男に絡みまくって…気がついたら、なんとそいつとエッチ中!? 「私、カレシ以外とはエッチしないのに…!?」。その男、彰人はイケメンなんだけど仕事ナシ。天然なのか非常識なのか、どうにも不思議なキャラクター。追い出したのはいいけれど、なんと実紗の職場の不動産屋でお客として再会しちゃって、さらにはなぜか、実紗の部屋で同居することになっちゃって…!!!! 大人気・水口舞子が贈る、一夜の“アヤマチ”から始まった、無職年下フリーターとの同棲コメディ。こんな恋愛の始まり方だって、あってもいいんじゃない!?
  • クールで不器用な王弟殿下は、身代わり花嫁に恋文で真心を告げる
    値引きあり
    3.6
    隣国の王弟ラーシュとの政略結婚が決まった――はずの姉。しかしこの結婚に乗り気でない姉は、王子から送られてくる手紙を読みもせず、妹のチェチーリアの方がやきもきして、代筆を行っていた。このままではいけないと考えた父王にお前が嫁がないかと尋ねられ、チェチーリアは即決する。行間から読み取れるラーシュの人柄を信頼し、ラーシュがしたためる異国の風景に憧れもしたからだ。姉の身代わりとして嫁いだチェチーリアを隣国の国王夫妻は歓迎してくれるが、当のラーシェはなぜだか冷たい。「私は身代わりだから?」傷つくチェチーリアだが、ある日、記名のない手紙が届けられる。誰からか気になるものの、追及はせず純粋に手紙の交換をはじめる。だが、王妃から思わぬヒントを与えられ、チェチーリアの身を案じてくれる手紙の主が誰だかわかって――
  • シークレットベビーのパパは、エリートCEOでした~彼に見つけ出されたママと娘は極上に溺愛されてます~
    4.3
    フリーのアクセサリーデザイナー・凛は、売上悪化を理由に取引先のショップから契約を打ち切られてしまう。その足で立ち寄った行きつけのバーで、普段から凛のアクセサリーを愛用してくれているバーテンダーの楓に励まされ、ようやく気持ちを立て直した凛だったが、店を出たところで自転車に接触。「大丈夫?」と声をかけてきたのは、同じバーから出てきた、いかにも社会的地位の高そうな拓真だった。凛のアクセサリーのファンだという拓真に、傷の手当てをするからと連れていかれたのは高級ホテルのスイートルーム。ナンパ目的とは思えず、またホテルの従業員の態度からも、すっかり拓真を信頼した凛は、仕事の話をするうちに少しずつ自信を取り戻していく。やがてどちらからともなく求め合い……だが、翌朝、そこには拓真の姿はなかった。絶望的な気持ちの凛に、やがて妊娠が判明。一人で娘を出産し、アクセサリー制作の仕事も続ける凛のもとに、ある日突然拓真が思い詰めた表情で訪ねてきた。どうして、今さら……?
  • 18禁乙女ゲーの世界にモブ聖女として転生しましたが、どうやらここは逆ハールート!?
    3.7
    1巻550円 (税込)
    ある日、SNSの匿名アカウントから送られてきた同棲中の彼氏・孝志の浮気現場の写真。 ショックに打ちのめされた奥野京子は、家を出ると気分を変えるため大好きな十八禁乙女ゲーム『ミルネジュア』のドラマボイスを再生した。 しかし、推しの声に夢中になって、迫ってきた物が大型トラックだと気づいた時にはもう遅く、京子の意識は考える間もなく闇に包まれてしまう……。 次に目を覚ました京子が見たのは、異世界衣装を身に纏った周囲の人々、そして見慣れない自身の姿だった。 理解できない状況に混乱し怯える京子だったが、人垣の中から『ミルネジュア』の王太子、アレックスが現れて——
  • 再会のち、溺愛 ~副社長にぐいぐい迫られています~
    3.8
    有坂七海は、幼い頃の幼なじみで、名前ももう覚えていない初恋の相手である「お兄ちゃん」が忘れられないまま生きてきた。  そんなある日、七海は会社の副社長である坂下雅樹に話しかけられ、迫られるようになる。突然のことに戸惑う七海。「お兄ちゃん」のことを話しても雅樹は退かずにぐいぐい迫ってきて、なし崩しに七海は雅樹と秘密の交際を始めることになる。  甘く愛され、身体を拓かれみだらに啼かされる日々に七海は翻弄されていく。  やがて「お兄ちゃん」を思い出すことが減ってきた七海だったが、幼なじみの圭太と再会したことから、過去の止まった時間が動きはじめて?…!?
  • 愛しませんからご安心を!
    -
    幼い国王の摂政の座に就いたラフェドは、先々代国王と商人の娘との間にできた庶子である。王族は神の末裔とされるこのシェンハーザ王国では、国の実権を握るラフェドの出生に対する貴族の不満の声があちこちから聞こえてくる。一方では娘を嫁がせて権力を得ようと考える者も。政治的しがらみから逃れるため、ラフェドは、王を神としてとりわけ熱心に信仰する信徒会から妻を迎えると宣言。庶民出身でも「神の花嫁」である信徒会の女性であれば、貴族たちも文句を言うまい。そう考えたのだった。初夜に現れたのは、12年前に自分をかばって傷を負った王家隠密の……リオリエル!? かつて彼女は身を挺してラフェドを守ったものの、暗殺者を生け捕りすることができずに刺殺。その騒ぎで周囲に顔を見られてしまったために任務失格と自ら信徒会に戻り、いつかまたラフェドの役に立ちたいと訓練を重ねてきたという。そして舞い込んだのがラフェドの妻の”任務”。妻ならば、昼もなく夜もなくラフェドを守ることができると、喜々として語るのだった。少女時代のリオリエルにケガをさせてしまったことに負い目を感じるラフェドは、彼女を拒む。「妻として抱けない」のがその理由だ。だが、リオリエルはなぜか「ご安心ください!」と自信たっぷり。曰く、尊すぎるお方を夫として男性として愛することはない、絶対に愛しませんから!
  • エリート商社マンは脇役女子を落としたい
    4.6
    一度はアイドルを目指したこともあった古賀千早。夢は叶わなかったが、女優・福間亜里沙のマネージャーとして充実した日々を送っている。 ニューヨークでの仕事を終えた千早たちに、空港で声をかけてきたのは亜里沙の幼馴染の黒崎旭だった。 帰りの機内で、旭からバーに誘われた千早は、話し続けるうちに彼に惹かれていく。しかし、旭から電話番号を渡された際、千早はこれまでのトラウマを思い出してしまう。亜里沙に近づくため、脇役でしかない千早を利用しようとしてきた男たち。 旭もそんな男なのかとガッカリした千早だったが、彼の誘いを断りきれず後日食事をすることに。そして約束の日、待ち合わせに現れた旭は予想外の言葉を口にした。 「会うのが二回目でこんなことを言うのも変なのは分かってる。けれど、君が好きだ」——。
  • 黒騎士様を、誠心誠意お守りします! 男装の従者への主人の愛が止まりません
    5.0
    ——こんなヘンドリック様をおいてどこ行ったのよ、バカジョージ! 新女王の戴冠を祝うパレード。若い国主の馬を先頭に、勇ましい騎士たちが行進している。そんな中、人々の視線の多くは一人の青年騎士へと向けられていた。王国中の憧れ、次期辺境伯であり黒騎士ヘンドリック・ハウザー卿である。その姿を誇らしげに見上げるロスリンは、ジョージとともに幼い頃からヘンドリックの従者兼護衛としてそばについていた。ジョージはロスリンの双子の兄で、ヘンドリックの本来の従者。そして現在、行方不明中である。 完璧であることを求められる場所で、幼いころから見事に大人たちの期待に応えてきたヘンドリックだが、彼には他人には見せない三人だけの秘密があって……!?
  • 残業せずに副業してたら、エリート部長から同棲を命じられました
    4.5
    専門商社勤務の加藤冴子は残業をしない。絶対にしない。表向き親の介護を理由にしているので、職場の仲間が冴子に何か言うことはないものの、どれほど同僚たちのきっつい視線を浴びようとも、心を鬼にして定時で帰る。実は、冴子は親の作った1000万円もの借金を返すためにハウスキーピングの副業で稼いでいる。副業禁止の会社の同僚たちに、そんなことを話せるわけがない。EUで経験を積んできた仕事に厳しい鬼部長こと森川雪広から、たまには協力してほしいと言われても振り切って帰る。だが、その週末に派遣されたのは——信じられない! 信じられない! 信じられない! 派遣先が鬼部長の部屋だなんてっ! どうしよう……
  • 筋金入りの没落モブ令嬢ですが、推しキャラの年下王太子に溺愛されてます!
    無料あり
    2.0
    1巻0~550円 (税込)
    ブラック企業に勤めるOL水無瀬鈴の唯一の楽しみは、乙女ゲーム『聖女はあなたに溺愛されたい!』をプレイすること。とくにメインキャラの王太子オリバー推しで、終電ギリギリまで残業をこなした今日も、この週末はゲーム三昧と気持ちを切り替えていた。その帰路、不慮の事故に遭い……気がついたらゲーム世界のモブ令嬢リリアンに? 宰相である祖父の頼みで、王太子オリバーのお世話係兼友人となったリリアン。オリバーと心を通わせるようになったものの、祖父の死をきっかけにハワード侯爵家は没落、一家も離散する。やがて、前世の鈴の記憶を頼りに図書館司書として働き、家事をこなし、市井の人々からも愛されて育ったリリアンは、22歳の乙女に成長。だが、またしても父親が借金を作り、そのカタに娼館に売られそうに。そこに現れたのは、王太子オリバー!? 8年間ずっとリリアンを捜し続けたオリバーは、再会するなり「僕と結婚してください」といきなりプロポーズ。自分は「モブ」であり、王太子には「聖女」がふさわしいと考えるリリアンは一度は断るが、オリバーの強引さに根負けして、3ヶ月の期限付きで王都でオリバーと一緒に過ごすことに——
  • もっと早く、処女を奪っておけばよかった~救世王の後悔、再召喚からの執愛について~
    値引きあり
    4.2
    1巻440円 (税込)
    七里美佐が、大聖女ミサとして異世界に召喚されて一年が過ぎた。この世界に突然降りかかった災厄、「黒蝕」を払うため仲間たちと世界中を奔走し、ようやく、アルヴェイト王国に帰ることができた。その凱旋の記念すべき夜。旅を共にし、密かに思いを寄せていた王太子レオンハルトから、伝えたいことがあると言われ、ミサの心は高鳴っていた。元の世界には帰らなければならない。でも、もし彼がミサに好きだとハッキリと言ってくれたら…?しかし、そんなミサを待っていたのは、貴族令嬢クリスティーネとレオンハルトが寄り添う姿と、クリスティーネの口から囁かれた「婚約者同士」の言葉。さっきまでの夢が、勝手な願望でしかなかったことを突きつけられ、失意のあまりミサは元の世界に帰ってしまう。だが、結局世界を跨いでも、一年もの間、レオンハルトへの想いは消えなかった。…そんなある日。ミサは再召喚されてしまう。しかし、以前レオンハルトがいた場所に立っていたのは救世王と呼ばれる人物。彼に「ミサか?」どこか懐かしいような、誰かと重なる声で名前を呼ばれ、まさかと思うも、ミサはその考えを自ら否定したのだが……!?
  • モモタロウ印☆秘蜜の企画提案書 [合本版]
    5.0
    [1~5話を収録した合本版です]「モモタロウ」と呼ばれ、一流雑貨メーカーで男顔負けの営業成績をたたき出すバリバリのビジネスウーマンの桃子。桃缶のシロップを飲むのが大好きという、少し恥ずかしい好みがある。現在、どうしても通したい営業企画があるが、「鬼」と呼ばれている上司にあっけなく却下されてしまう。そこで、鬼の腹心と噂されている「犬川」「猿田」「雉村」のイケメン3人衆を自分の味方につけようと決意。それぞれにアプローチするが、その対価としてHを要求されてしまい――!?
  • ヤンデレ製造機だったはずの義弟が、ヤンデレになって溺愛監禁してきます!
    4.1
    1巻550円 (税込)
    BLゲーム『耽溺の檻』の世界に転生したことを知ったシャーロット。天使のように可憐な義弟のノアは『耽溺の檻』の主人公だった。美しいノアのハーレム形成を夢見ていたシャーロットは、ヤンデレたちから彼を守るためノアに剣を習わせることに。そのおかげでノアはしなやかな筋肉がつき、毅然としたミステリアスな雰囲気をまとう男性へと成長した。 …だが、ノアの様子がおかしい。「これで心置きなく僕に抱かれることができるね」——別荘に連れて来られ、ノアにそう囁かれたシャーロット。ヤンデレ製造機のはずのノアは、気づけばシャーロットに対してヤンデレになっていたのだった……。
  • 君の目に映る色は~ある日突然ドS王子の妻になりました~
    4.3
    ――目に映るのは、さんざめく色の洪水。人の感情の色が見える特異体質を持って生まれたフレッツェン伯爵家の令嬢・ナターリアは、その特異体質のせいで家に引きこもりがち。人が多い場所へ行くと、沢山の感情の色が混ざり合って酔ってしまうのだ。このままではいけないと、弟に連れてこられたのは大貴族ビュッセル公爵家が催した舞踏会。そこにいたのは、おぞましい醜悪などどめ色を纏った人物。なんとその人物はアルムガルド王国の第二王子・ルートヴィヒ殿下。そんな彼がナターリアに近づいてきて…!?
  • 孤独な聖女と蜜夜の契り~幽霊貴公子を助けたら溺愛が待っていました~
    値引きあり
    -
    夜の静寂に包まれた神殿で、セリーヌは特別な役目を果たしている。朝夕の祈りを欠かさず捧げ、訪れた人々に祈りの加護を授け、心に生じる淀みを浄化する——そんな務めを、十年以上にわたり続けてきた。その稀有な力ゆえに羨望を集める一方、特別であることは孤独でもあった。そんな彼女がある夜に出会ったのが美しい青年アルバンだった。神殿に迷い込んだ死者である彼は、他の魂たちと異なり自ら言葉をかけ、穏やかにセリーヌに微笑んだ。その日から毎晩、ふたりは密やかに語らうようになる。だが、アルバンは本来この世に留まっていてはならない存在。彼が輪郭を失い、何もかもわからなくなってしまうのは恐ろしい。あるべき場所へ送り出さねば——そう決意したセリーヌに、彼は思いがけない願いを告げる。「君を抱きたい。愛している」と。君に受け入れられ、幸福な気持ちで旅立ちたい——アルバンの切なく甘い声に、セリーヌは……!?
  • 虐げられた令嬢は、冷徹な王弟の献身で愛に目覚める
    値引きあり
    4.2
    今やこの屋敷に、エメロードが主の実娘であることを知る者はいない。エメロードは、使用人同様——いや、さらにひどい扱いを受けている。サルファス男爵家を仕切るのは、エメロードの継母サビーヌと連れ子のラニエ。母を亡くしてからわずか三か月、父はサビーヌと再婚した。その父も、心の病で遠い州端の教会病院に入院させられている。あれから四年半。サビーヌが意に反する者を次々と解雇するため、使用人たちの顔ぶれもすっかり入れ替わってしまった。いじめ抜かれて心も麻痺してしまったエメロードのもとに、ある日、国王の側妃として迎えたいとのお触れが届く。王妃に子ができないためだというが、一度も面会したこともないエメロードは戸惑い、継母と義姉はヒステリックに喚き立てる。誰もが現実を受け入れられないまま、翌日エメロードを迎えに来たのは、国王の異母弟ジルベスト。政争を避けるため臣籍降下したジルベストは、エメロードに代わってラニエを側妃にと抗議するサビーヌに冷徹に対応し、エメロードを城へと導いた。国王一家と対面を果たしたものの、お渡りがまったくない日々、エメロードを気にかけてくれるジルベストに、エメロードは少しずつ心を開いていく——
  • スズメの子と影武者騎士 ~一途な幼馴染は不憫令嬢を絶対に逃がさない!~
    値引きあり
    4.0
    「よし、じゃあ約束だ。大きくなったら一緒にお城で暮らそう」 ユスティーナは四歳のとき、突然やってきた異母妹と継母を新しい家族だと紹介された。父であるクロニエ子爵は、ユスティーナに関心を寄せず、継母のソニヤには冷たく突き放され、そばかすのある顔を見て嘲笑される。反対に、肌に染みひとつない可愛らしい顔をした異母妹のライラは溺愛されていた。それでも、新しい家族に馴染もうと奮闘するユスティーナだったが、六歳になったある日、今まで言われてこなしていたことが、ソニヤによるいじめであり、自分だけが疎外されていることに気づいてしまう。 新しい家族の絆が生まれればと思い、ピクニックに誘ってみるも叶わず、一人出かけたユスティーナは、伯爵家の屋敷の裏庭で剣の稽古をする子供を見かけ声をかけた。ニコと名乗る美しい少年はエルヴァスティ伯爵家の親類にあたり、家の事情があってここで暮らしているという。交流を重ねて仲良くなる二人。将来は城で仕事をするというニコに、騎士になるのだと思ったユスティーナは、家にいるよりも自由で、ずっと一緒にいられるかもしれないと、自身も城で働くことを宣言するのだが……!?
  • 囚われ王女は魔術師の執着を抱きしめる
    4.0
    1巻550円 (税込)
    王族の女性をひとり後宮に送れば、属国として認める——。国を攻め滅ぼされるか人質を差し出すかと迫る侵略王に対し、ノーラ王国は条件を呑むより他なく、当時八歳の王女であるセラフィナはレチノへと送られることになった。 それから十年、後宮の中で無事に暮らしていたセラフィナの元にもついに王の褥へと招かれた証である組紐が届く。しかし、覚悟を決めて部屋を出ようとしたその時、轟音が響き侵略王に反乱する者たちの襲撃が始まった。後宮にも火の手が迫れば逃げるしかない。騒ぎは女性の悲鳴を交えて、確実に近付いていた。 どうかこの瞬間にでも、ノーラの騎士たちが助けに来てほしい。強く願うセラフィナだったが、そこに突如として現れたのは闇だった。「これは……もしかして魔術なの……?」 唖然として見つめるセラフィナの前で、その闇から出てきたのは黒いフードに全身を覆う漆黒のローブ姿の男性。消えていった闇と同じ色の髪の間から、眼鏡をかけた濃い青の目がセラフィナを見つめてきて——
  • 1/fゆらぎの恋 妹に婚約者を奪われた薄幸女子は御曹司の愛に甘く満たされる
    4.3
    人々の前では明るく可愛らしい女の子を演じる妹。けれど、その裏側にはいつも姉を蔑む意図が隠されている。涼花は幼い頃からおもちゃもお菓子も洋服も、そして彼氏も、妹・万理華に奪われてきた。 それでも、実家を離れてからは充実した生活を送り、付き合っていた伸次のプロポーズの言葉を受けた。私だって幸せになれるかもしれない——そんな風に思っていた涼花だったが、万理華はいつの間にか伸次に接近し、婚約者のポジションまで奪っていったのだ。 両家の顔合わせの日。耐え切れず逃げ出そうとする涼花に「——涼花? 涼花じゃないか。こんなところで会えるなんて驚いた」と、心地よく響く低音が、突然後ろから自分の名前を呼んできて……!?
  • 容姿端麗な敏腕社長は、料理上手な地味子を溺愛して離しません
    3.3
    煮物が食べたいな。 美麗な容姿の社長との会話から弁当を作ることになった亜子は、分厚い眼鏡をかけた地味な女子社員。 昼休みに約束したビルの屋上に向かい、憧れの社長と二人で弁当を平らげたあと、 亜子は社長から突然キスを受け、やがてバージンまで奪われてしまう。 二人きりになれば所かまわず亜子を求めてくる社長だったが、 あまりにも不釣り合いな自分のことを社長が本気にするわけがないと、 亜子はいつまで経っても自信が持てない。 今日は弁当は必要ないと言われたある日、 取引先の美人社長がランチ会食のために訪れて……。
  • 若く美しい国王は、夜ごと濃密な愛をほどこします
    値引きあり
    3.0
    レディトス王国の大聖堂では、厳かな戴冠式が行われている。美しい新王サディアスが王冠を戴く姿を一目見ようと、柱の陰からこっそり覗いているのは……なんと、このあとに執り行われる婚姻式を待つウェディングドレス姿のメルヴィナだった! サディアスと片時も離れていたくないメルヴィナと、メルヴィナを愛しく思うあまり何度も組み敷いては想いを遂げるサディアスは、幸せと興奮に満ちた新婚生活を送っていた。ところがメディアナは、ひと月も経たぬうちにサディアスが密会している現場に遭遇してしまう。浮気疑惑で失意のどん底に落とされたメディアナは報復に出ることに……!?
  • 側近騎士の執着溺愛 妹姫は婚約者の愛に蕩かされる
    3.0
    ウェレイヴ王国第四王女であるレイチェル・フェルプスの婚約者は、兄である王太子アンドリューの信篤い近衛騎士ウィルフレッド・マクニース。幼馴染と言える仲の二人の婚約だったが、レイチェルはある日「ウィルフレッドは思い合う女性と別れてレイチェルと婚約した」という噂を耳にしてしまう。 彼は行き場のない私を憐れんで、結婚してくれる気になったのではないか。でも、大好きな彼とせっかく婚約できたのに解消なんてできない。 悩んだレイチェルは、妹のような存在から女の子として見てもらうにはどうすれば良いのか侍女のマーシャに相談を持ちかけることにした。すると、マーシャは名案があるとレイチェルの耳に囁いて……
  • 塩対応の後輩は、一途に私の愛を乞う
    3.0
    1巻550円 (税込)
    シティホテルの営業部に勤める二十九歳の宮田琴子には付き合って二年になる恋人がいた。しかし、突然会いに行って驚かせようと彼の家を訪れると、玄関には見知らぬパンプスがあり、寝室からは男女の淫らな声が…。数日後、電話越しで別れの言葉を聞くことに。 失恋の傷が癒えていない琴子は職場の飲み会に参加した帰り、後輩の長谷川雅人を家飲みに誘う。 最近の様子が変だと心配してくれる長谷川に、琴子は彼氏の浮気現場を目撃し怒鳴り込む度胸もなく見つからないように帰って来たと愚痴をこぼした。 そんな自分の情けなさを笑い飛ばして欲しくて長谷川に冗談半分で「エッチしてみてよ。」と言った琴子だったが——
  • 不埒なボディガードは甘くてズルいっ!
    3.0
    1巻550円 (税込)
    美都の仕事は、社長である父の名代としてパーティに出席すること。エスコート役の木嶋は大学の先輩に当たる人で、美都に優しく紳士的に接してくれているが、美都のバックボーン目当てだということは明らかだった。一定の距離を置こうとする美都とは裏腹に、美都に強引に迫ろうとする木嶋。そんな木嶋を阻止してくれたのは、父が頼んだボディガード・樫野翔だった。颯爽と登場した翔に心臓が高鳴る美都だったが、家に送り届けてもらう車中、翔に気持ちを逆撫でするような態度に出られて、美都もついカッとなって応酬してしまう。いつものわたしはこんな風じゃないのに。美都の戸惑いをよそに、翔は美都のボディガードとして、また新たなエスコート役として美都のそばにずっといることになる。募る恋心。しかし翔はいつまでも美都に不埒な態度を取りつづけ、ついに気持ちを抑えきれなくなった美都は、ついに自分から翔の部屋を訪ねる……。【著者紹介】綾瀬 麻結(あやせ まゆ)大阪府在住。6月28日生まれ。現代ものからTLまで、ドキワクな恋愛ストーリーをお届けできるように、マイペースながらも日々精進中。最近ハマっているのは、フルーツと紅茶のマリアージュ!
  • 大公殿下は幼なじみ妻に「愛している」を伝えたい
    3.3
    1巻550円 (税込)
    アーホルン王国の公爵家長女、レオナ・ブレトリウスは悲嘆に暮れていた。幼なじみであり、自身が幼少期にしていた男装のお陰で傷つけてしまった彼――ヴァント帝国第二王子、マリウス・バウムガルドから求婚されたからだ。 そんなレオナは輿入れ後も優しくされ、甘く抱かれることに戸惑い、涙を流す。 一方で大好きなレオナと結婚できて喜んでいるマリウスは、レオナの思いに気づかない。しかも、レオナの侍女であるクライバー夫人もなんだか思うところあるようで……? 幼なじみ夫婦のレオナとマリウスは、果たして幸せになれるのだろうか――。
  • 年下メガネと溺愛ルームシェア
    3.5
    バッグメーカーに勤める山崎乃愛。転勤で実家に戻ることになったけど、なんと実家はシェアハウスとして使われていた! そして、困ったことに弟の友人で三歳年下の平井文仁が住人の一人として暮らしていて……。過去、乃愛がはずみでしてしまったファーストキス。その相手というのが他でもない文仁なのだ。気まずく思いながらも他に行くあてもないので文仁たちと一緒に暮らすことに。ある夜、誰も帰ってきていないリビングで冗談交じりに文仁をからかうと「もしかして今も、俺のことは子供に見えているのかな?」と抱き寄せられて……。
  • とろける契約結婚~王太子殿下と私の秘蜜の駆け引き~
    3.0
    私はこれから王太子殿下に近づいて色仕掛けをしなくてはならない――。ローラ・レヴェックは、ナヴァラ王国の騎士の娘。父が病に倒れ、その病を治す為の唯一の手段はブロア侯爵家という貴族が調合した薬の服用――。懇願しに屋敷へ行くと、ブロア侯爵・シャルルに目をつけられナヴァラ王国の王女・イヴォンヌ姫の侍女として働くことに。イヴォンヌ姫は腹違いの弟であるアルフォンス王子の暗殺を目論んでいる。その計画にローラを利用しようという魂胆のようだが、命じられたのは暗殺ではなく『アルフォンス王子を誘惑すること』で――!?
  • 怒れる獅子と身代わり花嫁~夜ごと、あなたに恋をする~
    3.8
    18歳のマリーベルは、メルセンス王国の護衛騎士・オースティンに言いがかりをつけられた弟を守るため、オースティンに連れ去られてしまう。メルセンス王国の王女・イルゼは、マリーベルに瓜二つだった。マリーベルはイルゼの身代わりの為に隣国に連れてこられたのだ。そして「たった一晩でいいの。私の代わりにアンドレア王子に抱かれなさい」とイルゼから命じられる。アンドレア王子は、イルゼの結婚相手だった。断るという選択肢はなくアンドレア王子との初夜を迎えるが、それは予想外にもとろけるような優しい時間で――。
  • 公爵さまのご寵愛は甘く淫らで意地悪で
    値引きあり
    3.3
    誰もが憧れる聡明で凛々しいギルバート・カラナリオ公爵に求愛され、 レイチェルはなぜ自分が選ばれたのか不思議で仕方がなかった。 気持ちとしては嬉しいものの、 ギルバートに対して謂われもない恐怖心が起こる。 愛と不安を抱いて嫁ぐと、 初夜のその時からギルバートの執着愛が始まった。 意識が朦朧、 混濁するほどの激しいセックスの日々。 体が動かなくなるまで求められ、 与えられ、 レイチェルの身にギルバートの肉体を刻み込まれる。 そしてギルバートからレイチェルを求めた衝撃の告白がなされた。 なぜ謂れのない恐怖を感じたのか、 レイチェルはその理由を知ることに―― 著者紹介 園内かな 2013年、オリジナルWeb小説を書き始める。2015年に書籍デビュー。 愛猫にキーボードに乗られたりモニターの前で毛繕いされたりしながら原稿に勤しんでいる。 代表作:『猫かぶり殿下の執着愛』『政略結婚の在り方』
  • 偏屈王女は獣人王子の愛に溶かされる
    2.3
    人間の国ヒューレオロスの末っ子王女であるアデーレ。兄や姉のおまけのような扱いを受けてきたアデーレは人々の役に立ちたいと国の為になることを懸命に学んだ。そんなアデーレの努力の一方で人々が彼女につけたあだ名は「偏屈王女」。適当な結婚を好まず縁談を断るアデーレは可愛げがないと噂されていた。理解されない寂しさを抱える彼女の元に、獣人の国レイモーンの王子であるユーニスから求婚の申し出が。ここが潮時と悟ったアデーレは求婚を受け入れることに。嫁ぎ先では人質のような暮らしが待っていると思っていたアデーレだったのだが…!?
  • 愛を知らぬ将軍は、亡国の王女を欲する
    2.3
    1巻550円 (税込)
    アルタジュ王セルガンの甥にあたるヴァルザーン。王の養い子として軍の一翼を担ってきた彼に与えられた褒賞は、セルガンによって滅ぼされたイズール国の王女・エイシャとの結婚。しかし亡国の王女との結婚はこれで五度目である。なぜならこれまでの四人は、皆死んだからだ。そんな中、今宵はエイシャとの婚礼の夜。「お前が嫌だといっても、拒んでも、俺は止めぬ」そう言い、エイシャの寝間着に手をかけるが強く拒まれる。どうやら裸体を見せることに抵抗があるようだ。しかし行為自体は拒まないエイシャをヴァルザーンは荒々しく抱き…。
  • 悪役妻なので円満離婚を目指します~旦那様は離婚したくない様子~
    -
    結婚式で神父に名前を読み上げられた瞬間、ソニアの頭の中を、ソニアのものではない記憶が駆け巡った。ここから遠い世界——日本という国で社会人をしていた頃の自分の記憶。(あ、私異世界転生してる)ソニア・ブレイアムはそう理解した。新郎のデニック・ブレイアムは、前世で読んでいた小説のヒーローであり、ソニアは、彼とヒロインの前に立ち塞がる悪役である。デニックがヒロインに浮気することが許せず、二人の命を狙うが失敗、最後は獄中で死んでしまう…。死にたくなければ、死亡フラグを折るしかない。とにかく離婚さえできれば、ソニアは二人の障害になり得ないし、ソニアと離婚してから、デニックはヒロインと結婚したらいいーー。ソニアはデニックに言い放った。 「一年後、離婚しましょう!」
  • 悪役令嬢がポンコツすぎて、王子と婚約破棄に至りません
    3.6
    トゼーフ侯爵家の長女ベアトリクスは好奇心旺盛で純粋無垢な17歳。淡いピンク色の髪はふわふわとした綿毛のようだし、煌めく瞳は鮮やかなエメラルドグリーンで夏の海を思い出させ、妖精のような姫だと言われている。だが実際のベアトリクスは、「“良いこと”を思いついたの」と言うたびに珍妙ことを口にする、変な姫君でもある。そんなベアトリクスが目をキラキラさせながら、侍女に打ち明ける。クゼオンダ国の教育分野に造詣の深い天才第二王子シモンとの婚約を、よりにもよって破棄することを思いついたというのだ。「私も悪役令嬢になろうと思うの!」。ベアトリクスの計画はシモンに誰か別の令嬢に恋をさせ、自分との婚約を破棄させようというのだ。折しも転入してきたばかりのカラベルト男爵家の令嬢セシリアの存在を知ったベアトリクスは、さっそくセシリアに近づくのだが……
  • 悪役令嬢がポンコツすぎて、国外追放に至りません
    4.5
    ポンコツすぎる悪役令嬢・ベアトリクスと、そんな彼女を“鳥かご”に閉じ込めようとする第二王子・シモン。すったもんだの末、いよいよ結婚式を迎えることに。国中が祝賀ムードに沸く中、突如として現れたリテルシア辺境伯から結婚の異議申し立てを受けたベアトリクス。なんと、いじめと殺人未遂の容疑がかけられていると告発されたのである。そして証言者であり当事者でもあるという辺境伯の娘・フレールの涙ながらの訴えを受け、ベアトリクスはとうとう王城の奥の塔に幽閉されてしまう。ハラハラしながら事態を見守る侍女・マーガレットを傍目に、相変わらず“良いこと”を思いつくベアトリクス。今度の“良いこと”とは、国外追放。そこに駆けつけたのは、ベアトリクスの専属秘書官・セシリアだった——。ベアトリクスとセシリア+αの旅が始まる……
  • 悪役令嬢に転生しましたが、魔法のハンドメイドで最推しの王太子殿下に甘く蕩かされてます
    値引きあり
    3.0
    ここは、前世で大好きだった、魔法が存在する恋愛ファンタジー漫画の世界。私は、前世で最推しだったクリスティアン殿下の婚約者である公爵令嬢・ルウナに転生している。この世界で、前世の技術を活かし、アクセサリーや雑貨に魔法の効果を加えたハンドメイド品を製作していた。そして、大好きなクリスティアン殿下とは良好な関係を築き、幸せな日々を過ごしている——けれども、問題がある。ルウナは悪役令嬢で、原作通りならヒロインを虐めた罪で、もうすぐ死刑になる運命なのだ。破滅の道なんて絶対に歩かない! そう決意した私は、取り巻きを作らず、ヒロインのヒルダ嬢とは極力関わらないようにし、悪目立ちすることなく魔法学園を無事に卒業した。だが、ある日、クリスティアン殿下が優しい眼差しで私のハンドメイド品の製作を見守り、夢のような幸せを感じたのも束の間、ついに彼とヒルダ嬢が運命の出会いを果たしてしまう。果たしてルウナは、無事に破滅を回避して、クリスティアン殿下と結ばれることができるのか!?
  • 悪役令嬢もとい公爵夫人がポンコツすぎて、断罪ざまぁに至りません
    4.0
    ようやく結婚し、初夜を迎えたベアトリクスとシモン。だが、父から一年は清い関係であるようにと言い渡されたベアトリクスから、同じベッドで休むのは週に一度という宣言を受けたシモン。キスさえも禁止? いやいや、ベアトのためなら添い寝でも……と理性でわが身を抑えるシモンに、 “良いこと”を思いついたベアトリクスは、「こうして毎日一緒に眠れる機会を作るために新婚旅行に行きましょう!」と提案。折しも隣国のチジル王国から第二王子の結婚セレモニーに招待された二人は、表敬訪問を兼ねて新婚旅行に出かけることになった。もちろん大親友のセシリアも一緒だ。旅を満喫する三人は、道中で子爵であるトリスタンと、その妻アンネリーヌと出会う。この二人は自転車を開発したり、植物の改良を行ったりと、なかなか素晴らしい才能を有した夫婦で、ベアトリクスの心を鷲掴みにする。さらにアンネリーヌはかの有名な“悪役令嬢”でもあったのだ——
  • 遊び人王子と私の賭け恋からはじまる幸せな誤算
    1.0
    1巻550円 (税込)
    病弱な兄のスペアとして幼少期から後継者教育を叩き込まれてきた侯爵家当主ローズは、一般的な令嬢のような社交を経験してこなかった。その上、男性に対して心が開けず色恋沙汰など皆無。そんな有様から、彼女には『氷の女侯爵』という二つ名がつけられていた。——少しでも何か心に響く男性に出逢ったら、絶対に捕まえること! 数少ない友人のアドバイスを胸に建国祭に参加したローズだったが、偶然、氷の女侯爵を建国祭最終日までに落とせるか——と数人の男性達から自分自身が賭けの対象にされたことを知る。適当に弄んで返り討ちにしてやればいい。そう考えていた彼女の許へやって来たのは、銀に近いプラチナブロンドに透き通った淡いブルーの瞳の見入ってしまうほど麗しい男。侯爵のパートナーの座を目当てに擦り寄ってくる男達には辟易していたローズだったが、ありふれた誘い文句を告げる男の目は、これまでに近づいてきた男達とは明らかに違っていて——
  • 遊びの恋をいたしましょう
    4.8
    大手電気機器メーカー大東産業株式会社(通称DTI)に入社してそろそろ1年。藤崎真由は、約一ヶ月ぶりに恋人と会った。二人とも仕事が忙しく真由は、この日、思い切って同棲の提案をするつもりだった。雰囲気のいい居酒屋のカップルシート。ところが、着席間もなく彼から告白されたのは、他に好きな人ができたということ——。ひとり残って食事をする真由に声をかけてきたのは、取引先社員の渡瀬睦実。さきほど連れの女性に出て行かれたばかりの渡瀬。よくよく話を聞いてみると、その原因は真由に。カップルシートでひとり泣きながら食事をする真由を見つめる渡瀬に彼女は怒って帰ってしまったというのだ。同じテーブルについて二人は飲みはじめた。その夜、真由は渡瀬を誘った。そして二週間。仕事を通じて二人は再会。今度は渡瀬が真由に提案した。俺と、遊びの恋愛をしよう、と。
  • あなたの隣で、春を待つ
    -
    10年ぶりに再会した幼なじみは、あの低い声で私の名を呼んだ。止まっていた二人の時間が、花の香りと共にゆっくりと動き出す—— 10年前、意気揚々と故郷を飛び出し東京へ向かった澪。大学生活を経て就職した広告代理店では働くほどに心が削られ、とうとう身体を壊し、敗北感を抱えて故郷に戻ってきた。幼なじみの遼太と偶然再会した澪は、彼がこの10年、彼の亡き祖母・薫の花屋をずっと一人で守っていたことを知る。あれほど可愛がってもらっていながら、薫が亡くなって以来一度も手を合わせに来たことがない澪は、偶然にも翌日が薫の命日だったことに気づいて、花を供えるために遼太のもとを訪れた。薫や遼太と過ごした懐かしい日々を語り合う二人。疲れ切った澪にかけた遼太の言葉に救われた澪は、遼太に店の手伝いを申し出る。かつて広告の仕事で培ったスキルを活かし、SNSでの発信を通じて、静かだった店に新しい風を吹き込んでいく澪。花と土、そして遼太の不器用な優しさに触れるうちに、彼女の凍てついていた心は少しずつ解きほぐされていく。そんな折、東京の元同僚から再就職の誘いが届き……
  • あなたの×××が大好きです! ~社長と職人の過激なアトリエ~
    4.3
    芸術大国と呼ばれる国で、木細工での看板作りを生業としているヒルデ。その国にはいたるところに裸身像があり、ヒルデは国立公園の噴水前にある裸身像の男性器がとても好きだった。いつしか、仕事で余った木を使いその裸身像の男性器を沢山彫り続ける日々。ある日、一等地に店を構えるジン画材店の社長・ライニースが、仕事を依頼する為ヒルデの店に来店する。彼をひと目見た瞬間、そのシルエットから恋いこがれた噴水前の裸像のモデルだと見抜くヒルデ。どうしても彼をヌードモデルにして、実際にこの目で男性器を見て作品を作ってみたい。その一心でライニースに頼み込むと、交換条件を出される。それは、ヒルデにもヌードモデルをお願いしたいというものだった。こうして、お互いにヌードモデルを務めることになったヒルデとライニース。純粋に大好きな裸身像の男性器を彫りたいヒルデだったが、密室のアトリエに裸の男女二人。何も起きないわけがなくて――!?
  • 義兄と一線を超えてしまいそうで、どうしていいかわかりません
    5.0
    1巻550円 (税込)
    母の再婚で、賢吾という大学生の義兄ができた涼香。初対面できっとこの人を好きになると予感した通り、二人は仲の良い兄妹として育っていった。高校2年の夏、涼香は、気の合う同級生・菅野から「俺たち付きあえないかな」と告白されてOKしたものの、その菅野に義兄に対する恋心を指摘される。義兄への気持ちを悟られぬよう家族として接してきた涼香だったが、大学入学が決まった春、賢吾が一人暮らしをはじめて、心にぽっかり穴が空いたように感じた涼香。勉強を教えてもらいたいと週末の朝、賢吾を訪ねると、部屋に女性が! あの人を抱きしめたの? キスした? 感情を抑えきれずに問い詰めてしまう涼香に賢吾は……!? もしこの一線を越えてしまったら、もう妹には戻れないの?
  • 甘い囁きはオフィスの外で
    3.4
    新社長のセクハラ、パワハラで 四年間社長秘書として勤めてきた会社を辞めた里紗。 失業して一ヶ月経つが、なかなか就職先が見つからない。 そんなある日、 都内のホテルで開かれたクラス会に出席した里紗は、 帰り際にロビーで在職中から憧れていた取引先の社長・水嶌と再会する。 旧友たちの小さな見栄の張り合いに巻き込まれた里沙は、 水嶌が恋人であるかのように振る舞ってしまう。 しかし水嶌はそれに便乗するかのように里沙をバーに誘い出し、そして……。 嘘から始まった恋の行方は? 著者 若菜 モモ(ワカナ モモ) 千葉県在住。2011年『秘密の契約』でデビュー。 現在ベリーズカフェ小説サイトにて活動中。猫と韓ドラが好き。 代表作:『秘密シリーズ』3部作。『身代わり姫君の異世界恋綺譚』『砂漠の王と拾われ花嫁』
  • あやかしの森で出会った運命の人~王子の情熱に溶かされて~
    -
    すべての記憶を失ったマリアンヌは、保護された修道院を突然訪れたアーサー・ルイ王子によって王宮に連れていかれる。麗しく凛々しいアーサー・ルイに恋心を抱きつつ、王子の庇護のもとで記憶を取り戻そうとするマリアンヌだったが、まったく思い出す気配はない。わかっているのは、隣国ノルガイル国の民であるということくらい。一方、アーサー・ルイは長く対立してきたノルガイル国の王女が行方知れずになったという情報を得、マリアンヌこそ、その王女ではないかと考えるようになっていた。何か思い出せるのではと、アーサー・ルイは、彼女を初めて見たシルヴィアの森に連れていく。両国の争いの火種となってきたその森には、妖精たちが住むと言われている。そしてあやかしの力に触れたとき、マリアンヌは真実を知らされ――
  • ある日、王子様が落ちてきた件
    3.5
    隣国に留学していたベルシュランド王国の王太子イアンの帰国祝いのパーティー。イアンは留学先の王女と婚約していたが破談、今夜のパーティーは新たに結婚相手を探すためでもある。いつも以上に着飾ってそわそわする令嬢たちを尻目に、まだ結婚には関心のない伯爵令嬢のアイリーンはパーティーを抜け出して一休み。すると、空になったテーブルの脇に人が落ちてきた! 大丈夫ですか?とアイリーンが声をかけたその人こそ、今夜の主賓、王太子ではないか。しかも媚薬を盛られたと呻いている。いったい誰がこんなことを……。伯爵令嬢らしからぬ冷静なアイリーンの対応により、大事に至らず何とかやりすごすことのできたイアンは、その翌日アイリーンの屋敷を訪ね、武芸家で知られるアイリーンの兄たちとともに犯人捜しの協力を要請。アイリーンはイアンに近づく怪しい人間を見張るため、イアンと行動を共にするように。そしてその見返りに結婚相手を紹介されるのだが……
  • あれから、俺たちは 1話
    完結
    4.0
    全5巻110円 (税込)
    体育で汗を流す美作秋吾(みまさま・しゅうご)と冬至拓海(とうじ・たくみ)は幼馴染。8年前に両親と死別した拓海が祖母のいる田舎に転校してきたのが縁だった。当時からの悪友である春や夏次郎も交えて4人でにぎやかな高校生活を送る拓海だったが、幼い頃から不器用ながら自分を守ってくれる秋吾のことが気になってしょうがない。ある日、病気がちの祖母を見まいに来た秋吾が無防備に眠り込んでいる姿を見た拓海は、思わず唇を重ねてみるが……。ただの仲の良い友達――そう思っていた幼馴染が自分の知らない“顔”を持っていた。言い知れぬ寂しさと衝撃に想いが乱れる拓海……この夏はイクとこまでいくしかない!?
  • あれから、俺たちは [合本版]
    4.2
    [1~5話を収録した合本版です]体育で汗を流す美作秋吾(みまさま・しゅうご)と冬至拓海(とうじ・たくみ)は幼馴染。8年前に両親と死別した拓海が祖母のいる田舎に転校してきたのが縁だった。当時からの悪友である春や夏次郎も交えて4人でにぎやかな高校生活を送る拓海だったが、幼い頃から不器用ながら自分を守ってくれる秋吾のことが気になってしょうがない。ある日、病気がちの祖母を見まいに来た秋吾が無防備に眠り込んでいる姿を見た拓海は、思わず唇を重ねてみるが……。ただの仲の良い友達――そう思っていた幼馴染が自分の知らない“顔”を持っていた。言い知れぬ寂しさと衝撃に想いが乱れる拓海……この夏はイクとこまでいくしかない!?
  • アローナの嫁取り祭り【合本版】
    4.7
    砦を抱き、騎士が駐屯する国境の街・アローナの収穫祭は、「嫁取り祭り」ともいわれている。祭りの日に想いが通じ合った二人は、生涯仲睦まじく暮らせるという。アローナの宵祭りをめぐる市井の男女の恋の行方をオムニバスで。 【商家の三男坊と食堂の娘】 街の食堂『跳ねる仔馬亭』の看板娘マリアと商家の三男坊セリオス。セリオスにとってマリアは、妹みたいな存在でしかないのか? 【小隊長とお針子娘】 街一番の美人ティエリに執拗に絡むドラ息子から彼女を護衛する強面の騎士ダグラス。次第に彼女が微笑んでくれるようになり…… 【鍛冶屋と機織り娘】 鍛冶屋のキースと機織り娘のリーリャは幼馴染。幼いころに交わしたケッコンの約束を、キースはいつ、叶えてくれるのだろう? 【パン屋と計算係】 役場の計算係ステラはアローナきっての才媛。最近の日課は、仕事の帰りに優しい笑みで迎えてくれるカイトのパン屋に寄ること—— 【医者と大工】 祭りの夜。楽しく酒を酌み交わす医師ジェラルドと女大工ミリアム。だがミリアムには他人に踏み込んでほしくない過去があった—— 【副団長補佐と図書館司書】 図書館司書エリナと副団長補佐バーナードは、読書を通じて好意を寄せあうように。だが、エリナは不本意に嫁がされることに……
  • アローナの嫁取り祭り【分冊版】 商家の三男坊と食堂の娘
    4.0
    1~6巻330円 (税込)
    砦を抱き、騎士が駐屯する国境の街・アローナの収穫祭は、「嫁取り祭り」ともいわれている。祭りの日に想いが通じ合った二人は、生涯仲睦まじく暮らせるという。アローナの宵祭りをめぐる市井の男女の恋の行方。 街の食堂『跳ねる仔馬亭』では看板娘マリアの明るく元気な声が響いている。昼の遅い時間に店を訪れたのは、裕福な商家の三男で家業を手伝うセリオス。五年前、マリアが学校を卒業して以来、ずっと通ってくれている常連だ。末っ子で「妹がほしかった」というセリオスは、マリアをそう見ているのだろう、何かと気にかけてくれている。そんなセリオスを兄のように慕っていたマリアだったが、いつしかセリオスを男性として意識するようになる。まもなく宵祭りがはじまる。ふいにセリオスが「宵祭りで逢ったら、一緒に屋台のものでも食べよう」とマリアを誘った。宵祭り――。セリオスはその意味をわかっているのだろうか? 考えすぎだと自分の気持ちを抑えながら、それでもマリアは祭りの二日目に、せいいっぱいおしゃれをして出かけたのだが……
  • 淡い恋心は淫らに花ひらく
    3.0
    1巻550円 (税込)
    菅野美月はKJコーポレーションで、人気者の如月常務の秘書として働いている。周りから羨ましがられるが、既婚者である如月常務の裏の顔はひどいものだ。そんな如月常務の身勝手な行動のせいで美月は不倫関係を疑われた結果、秘書を外され会社で孤立してしまう。どん底の状態の中、会社でエレベーターを待っていると隣のエレベーターから出てきたのは、KJコーポーレーション社長の息子・古城武琉。そう、彼は美月の高校時代の先輩でもあり、初恋の相手。「大丈夫か?」と武琉からの一言に涙が溢れ出て、止まった時間が動き出す――。
  • アークシリア~美貌の騎士団長は隠れ天才魔術少女の無自覚に甘く翻弄される~【前編】
    -
    1~2巻495~550円 (税込)
    ナタリアは人の魔術に干渉する何かを発しているに違いないのだ──しかも、無自覚で。 王立ヴィラーゴ魔術学園は、コルダ王国髄一の学び舎。ロベレ侯爵家の養女であるナタリアは学業成績は優秀なものの魔術の才能はからっきし、義姉オンディーヌの世話役として学園に入学していた。一方、スカウトのために学園へと訪れていた魔術騎士団長ライル・バルティンは、ひょんなことから魔術で銀猫に変身し、ナタリアの部屋へと入り込んだ。しかし、気が付けば四半刻ほども彼女の膝の上で過ごしてしまうことに。魔力消費が激しく通常なら数分間、猫の姿を保つのが精いっぱいのはずだったにも関わらず、猫の本能そのままに寛いでしまった自身に驚くライル。さらに人の姿に戻った後もまったく消耗していないのだ。これは、あの娘のせいなのか、それともあの部屋に何か自分の魔力に干渉するような物が置かれていたのか? ナタリアに関心を持ったライルは、その原因を突き止めるため学園長に依頼された生徒の失踪事件の調査を受け、臨時教師となって彼女との接触を試みるのだが……!? 二人の出会いから、国が、世界がその力をこぞって求める"アークシリア"を巡る物語が動き始める──
  • イガリとキスギは素直になれない
    4.0
    同期――仲間でありライバルである存在。だけど愛梨沙にとって猪狩は心ときめく存在だった。 内定者研修の時に一目惚れ。班が一緒で近づくことができるかと期待したのに、愛梨沙のことを「そういう意味では無しかな」と同僚に告げているのを聞いてしまう。無し。とてつもない否定の言葉。女としてダメってこと。だから愛梨沙は「ケンカ友達」のポジションを獲得することにする。これなら常に楽しく共に過ごせるから。 そんな時、歓迎会が開かれ、愛梨沙はかなり飲んで酔ってしまう。そんな愛梨沙を猪狩が部屋まで運んでくれたのだが、どさくさまぎれ?でキスをされる。心が期待で舞い上がる。愛梨沙はこのシチュエーションと酒の力を借りて「もっとする?」と誘い、二人は特別な関係になったものの――
  • イケメンエリートとの再会は溺愛のはじまり~しつこいくらいに愛されて、乱されて~
    3.8
    1巻550円 (税込)
    「定時は過ぎただろう? 俺もなんだ。だから、ここからはプライベートの時間……」イベント企画会社に勤める坂井茉莉。次に手掛ける案件は外資系自動車会社グーテクリータが主催する社内での婚活パーティー。そして、グーテクリータの担当者と面会した茉莉の心臓は跳ね上がる。担当者は高校時代に茉莉に告白をしてきた相手・川崎涼真だったから。当時、人気者だった彼から告白された茉莉は、自分には不釣り合いだと彼を振ってしまった。だけど彼の茉莉への想いは少しも変わっていなかった。止まっていた時間が甘く甘く動き出す——
  • イケメン御曹司との偽りの恋に身も心も溺れてしまいそうです
    4.1
    よりにもよって、クリスマスイブに火事だなんて! 残業後、帰路についた櫛川海鈴は、自室が燃えている現場を目の当たりにする。出火原因はシェアハウスで同居中の大河原櫻子による火の不始末だった。櫻子は会員制リゾートホテルグループの創業家出身で、社長の孫娘。火事で住む家を失くした海鈴の前に現れたのは櫻子の兄で、存在するだけで罪であるとも言える超美形の大河原望だった。望は海鈴に妹の不始末を心から詫び、「うちにご案内します。どうかゆっくり休んでください」と提案する。クリスマスイブだからホテルに空室もない。こうして海鈴は大河原家の豪邸に望と櫻子と一緒に住むことになる。さらに実家で無理やり結婚させられそうな海鈴の恋人役まで買って出てくれることになり……
  • イケメン特撮俳優の彼と内緒の溺愛生活〜炎上×匂わせ×ライバル登場〜
    -
    25歳の花木由乃の自慢の彼氏は、2歳年上で俳優志望の明智誉。同じ花屋で働くラブラブな2人にある日転機が訪れる。誉が戦隊番組「シャリンジャー」のオーディションに受かり「シャリンブルー」という役を演じることになったのだ。あっという間に新人人気俳優の仲間入りを果たし多忙な誉。由乃と会ってもいつも家で身体を重ねるだけ——。そんなある日、誉の共演者のグラビアモデル・古村夏のSNSを覗くと、誉とのやけに仲の良さそうな投稿が多く目についた。いわゆる「匂わせ投稿」だ。そして、夏の投稿はさらに過激化していき——!?
  • イケメン年下上司が思いもよらず積極的で!
    5.0
    秋村京子は、思いきって婚活パーティーへ参加してみたものの、誰とも連絡先を交換できず立ち尽くしていた……。ふと辺りを見渡すと、そこには見知った顔が。26歳で係長に昇進、出世コースを約束された社内のエース、奥村正も婚活パーティーに参加していたのだ! 仕事ができる上に、端正なルックスを持つ奥村。結婚相手に悩むことなんて無さそうな彼がどうしてここに? そう疑問に思いつつ京子が奥村に声をかけてみると、仕事中の手厳しい雰囲気は無く、むしろ京子を見つめる視線がどこか可愛く…優しげで……!?
  • イケメンフリーター、飼ってます 1
    完結
    -
    全5巻110円 (税込)
    彼氏にヒドイ振られかたをした実紗は、居酒屋にて女友達相手にヤケ酒で大荒れ中。たまたま近くの席にいた見知らぬ男に絡みまくって…気がついたら、なんとそいつとエッチ中!? 「私、カレシ以外とはエッチしないのに…!?」。その男、彰人はイケメンなんだけど仕事ナシ。天然なのか非常識なのか、どうにも不思議なキャラクター。追い出したのはいいけれど、なんと実紗の職場の不動産屋でお客として再会しちゃって、さらにはなぜか、実紗の部屋で同居することになっちゃって…!!!! 大人気・水口舞子が贈る、一夜の“アヤマチ”から始まった、無職年下フリーターとの同棲コメディ。こんな恋愛の始まり方だって、あってもいいんじゃない!?
  • 勇ましき騎士姫は焔の瞳の王太子と魂を燃やすつがいとなる
    -
    少尉として騎兵隊に配属されたカッセル伯爵家の長女エルヴィーラは、任官に際して「愛を結ぶ」薔薇輝石を与えられ、『薔薇輝石の少尉』と称することとなった。その叙任式で出会った第三王子・クリスティアンは、忌まわしいとされる『焔の瞳』の主であり、エルヴィーラは彼とのただならぬ縁を感じた。すれ違うだけで、体の芯にまで響くようなびりりとした凄まじい衝撃に襲われたのだ。『騎士姫』と呼ばれるエルヴィーラに、クリスティアンもまた興味を抱いていた。この国には『龍の民』と呼ばれる民族がおり、地方の鉱山付近で龍の民の子どもが殺されたとのこと。そこは、半年もの間行方知れずとなっているエルヴィーラの妹・レーナが姿を消した場所でもあった。エルヴィーラとクリスティアンは、龍の民たちとの縁から、この世には【魂のつがい(クィンツィー)】と呼ばれる、生まれついての、人の力ではどうしようもない運命の相手がいることを知る。【主(メスタヴ)】と【僕(コーヴァツ)】。 【魂のつがい(クィンツィー)】たる運命によって結びつけられたふたりの抗えない関係性は、エルヴィーラを変えていく——
  • イジワル社長だけは好きにならない!~これは断じて恋じゃありません~
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    出社したら会社が倒産していた。オフィスからは物が消え、社長とは連絡がつかない。ビルのオーナーに倒産したと告げられたが、石川志穂は事実をまるで受け入れられなかった。その上、家賃が払えないなんて、同棲している三歳年上の恋人が不機嫌になるに違いない。沈んだ気持ちでアパートに帰った志穂を待っていたのは、明らかに“事後”だとわかる全裸の男女の姿。ショックと絶望感から怒りが沸き上がり言い合いになるものの、志穂は彼氏と浮気相手の女に侮辱され家を飛び出してしまう。仕事も住む家も失ったまま、カプセルホテルや漫喫を転々とする日々。そんな中、疲れ切った志穂に声をかけてきたのは、高校時代からの親友の一人・宏樹だった……。
  • イジワルな敏腕弁護士とカラダの契約、結びました!
    4.2
    1巻550円 (税込)
    父親が所長を勤める小さな弁護士事務所で事務を務める理香にとって、父の同業者である剣持弁護士は気になる存在。 しかし剣持はいつだって理香のことを子ども扱いしてからかってばかり。とはいえ理香も剣持と兄弟のようにじゃれあう時間を、暖かく心地よくも感じていた。 そんなある日、理香の父親が交通事故に遭ってしまう。 事務所の弁護士は父一人。公判が間近に迫った案件もあり、引継ぎを頼める弁護士を探し出すにも時間が足りない。困った理香は父親が抱える案件の代行を剣持に頼むことに。 そんな理香に提示されたのは、「一案件につき100万円の報酬」という、とんでもない条件だった。 そんな金額とても払えないと焦る理香に、剣持は信じられないような提案をしてきて――!? 「理香がその体で払うのなら、全部チャラで引き受けてやる」 理香の知らない男の顔をして、甘くやさしく抱いてくる剣持。 この行為は「報酬」でしかないはずなのに、どうして……?
  • イジワル双子の専属メイド
    3.0
    1巻550円 (税込)
    父親と二人で貧乏暮らしをしている大学生の佳乃。 ある日、父親が借金の保証人になってしまい、 姿をくらましてしまう。 激しい取り立てに怯える佳乃を助けてくれたのは 幼馴染で双子の瑛斗と裕斗。 大財閥の息子である二人の父親に借金の肩代わり、 学費の支払いを申し出てくれる。 その代わり条件に出されたのは、 双子が住んでいる屋敷で住み込みのメイドとして働くこと。 それからというもの、 二人から度々エッチなイタズラを受けるようになる。 仕事でミスを犯してからはその行為がさらにエスカレートしていき、 時にはおもちゃを使って熱烈に愛されてしまう。 最初は恥ずかしがっていた佳乃もエッチな調教が続くうちに 淫らに感じてしまうようになる。 そんな中、佳乃の同級生が父親をだまし、 佳乃を好き勝手しようとしてきて…。
  • 異世界転生したら政略結婚の相手が愛する彼でした
    3.7
    夜景の美しいホテルで婚約者・立花洸希から「結婚しよう」と告げられ、谷中真衣は幸せの絶頂にいた。しかしホテルからの帰路、洸希とともに交通事故に遭った真衣は命を落としてしまう。目を覚ますとそこには広い草原に立派な城。真衣は、アンジェル・ローランとして異世界に転生したのだった。しかし前世である真衣の頃の記憶は残っている。当然、洸希のことも…。しかし再会はすぐに訪れた。アンジェルの婚約者であるレジェス・カルデイロは洸希に瓜二つ。レジェスは洸希の生まれ変わりだと確信したアンジェルだったが…。
  • 異世界で呪われ戦士になつかれちゃったみたいなんですけど
    4.0
    気がつけばなぜか深い森の中にいた美容師の珠南。仕事帰りのはずなのに、なぜ? 珠南を拾ったのはユーグライトという名の、この聖域の『総長』だという。彼の説明では、ここは珠南から見れば異世界で、世界と世界が影響することによって起こる大波の力でこちらの世界に『漂流』してしまったらしい。なにを言っているのかさっぱり理解できないが、とにかく元の世界に帰りたい。その力をつけるため、珠南はユーグライトの指導の下で訓練を受けることになった。アッシュグレーの髪に赤い瞳、大柄で、筋肉質で、獣を思わせる姿。だが珠南が髪を切って整えてあげるとなかなかのイケメンで、けっこう人懐っこい。ふたりきりの時間が増えるほど、なんだかいい感じになっているような気がする。そんな時、彼が呪われているという話を聞いてしまって――
  • 異世界に拉致られたヒロインは聖女ポジにて忠犬王子の妃になるそうです
    -
    27歳の誕生日を迎え、そろそろ結婚をと考えながらカレシの家に向かった愛衣。そして、そこで見たのは、なんと浮気の現場! よりにもよって、なぜ誕生日に浮気をされなければいけないのか。だが、開き直ったカレシから告げられたのは、隣の女こそが本命で自分はスペアだったこと……。はらわたが煮えくり返るような思いの愛衣を励ましてくれるのは14歳のゴールデンレトリバー、凜太郎だけ。だが数日後、その凛太郎すら、天国へと旅立ってしまった。悲しみに暮れる愛衣は会社でミスをしでかし、帰宅の途中には元カレに遭遇し嘲笑され、絶望のどん底に。そこに現れたのは王子様衣装を身に纏ったイケメン青年カイン。異世界バーニア、コーリエント王国の王子だという彼は、愛衣の足もとに跪いた。「あなたは私にとって『運命の姫』であり、国を守る『聖女』なのです」──なにを言ってるんだろう、この人。そう訝しむ愛衣を、カインは半ば強引に馬に乗せ、天高く舞い上がり、異世界へと連れていく。果たしてカインの正体は何者なのか? そして愛衣は本当にカインの運命の姫、王国を守る聖女なのだろうか?
  • 偽りの侯爵令嬢と意地悪な義兄 ~塔の上での甘い監禁~
    4.3
    私は甘い甘い責め苦を受け続けていた――。17歳の公爵令嬢、シルヴィア・ラザフォードには、秘密がある。シルヴィアの正体は27歳の日本人・更科愛莉(さらしなあいり)。シルヴィアことアイリは、3年前にこの異世界にやってきて以来、ラザフォード侯爵家の養女として暮らしているのだ。だが、異世界の人間だということが知られ、侯爵家を去ることに。そして、王子の従者・レヴィに連れてこられたのは夢のような牢獄。そこでアイリに課せられた罰はレヴィの夜の相手を務めること――。そしてレヴィにもある秘密があって――!?
  • 偽りの婚約者~孤独な将軍王子は身代わり王女から愛を知る~
    値引きあり
    3.6
    第一王女である姉・クロエのわがままにより、クロエの婚約者であるレオンハルトの父の生誕祭へ身代わりとして出席することになったセシリア。冷血漢な将軍王子として有名なレオンハルトはその噂通り、セシリアに対して冷たい…。そんな中、レオンハルトの弟・イーヴォは人当たりがよく、彼に勧められるままに飲酒するセシリア。しかし、気づくとはベッドの上……イーヴォに秘薬を盛られてしまったのだ。必死に抵抗するが服を脱がされ、もう駄目かと思ったその時、宝石のように輝く紅玉《ルビー》の目をした男が助けにやってきて——。
  • 厭われ令嬢はアイスブルーの夢を見る
    2.5
    貴族が通う王立学園への入学日。学園に向かう馬車の中で、子爵令嬢のロゼリアは深いため息をつく——。左右で色の異なる瞳を持つロゼリアはこれまで、悪魔に魅入られた令嬢として周囲から厭われ続けてきたのだった。学園生活でも当然、嫌悪の視線が待っていることだろう。ロゼリアは憂鬱で仕方なかった。そして彼女にはもうひとつ悩みが……。それはロゼリアを嫌う婚約者のフレッドと顔を合わせなければならぬこと。案の定、学園で会った途端、フレッドはロゼリアが大切にしている髪飾りを投げ捨ててしまう。悲しむロゼリアだったが、澄んだアイスブルーの瞳の美しい令嬢・アイリスが髪飾りを届けてくれる。 自分へ嫌悪の眼差しを向ける同窓生と違い、いつも優しく接してくれるアイリスから街へ出かけようと誘われたロゼリア。待ちに待った約束の日——。なんとロゼリアを迎えに来たのは、アイリスと同じアイスブルーの瞳を持つ黒髪の美しい男性、国王の信頼も厚いリヴィングストン侯爵家の嫡男・リアムで……!?

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