等々力作品一覧
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-611~900円 (税込)世田谷の玄関口として多彩な人々が集う 二子玉川を中心に、用賀、桜新町と、上野毛、等々力、尾山台の6エリア。 雄大な多摩川の滋養を得て、古くから人々が営んできたからこそ、 地元に根ざした人情味溢れる名店が、数多く息づいている。 街は日々刻々と変わっていく。 だから愛する私たちの街と、唯一無二の今日を味わおう。 デジタル版のご案内 AD SETAGAYA LANDSCAPE 3 gourmetショートトリップ 松本まりかさんをご案内 東急電鉄が目指すワクワクする駅づくり 新連載 いまアツいブルワリーへ行こう 世田谷クラフトビール探索記 SETAGAYA NEWS AD あなたの知らない京王線の世界 AD 目次 特集 二子玉川・用賀・桜新町・上野毛・等々力・尾山台 The Best of Restaurant Award 今夜はさっと小粋に寿司と天ぷら! 凄腕シェフが紡ぐ、春のスペシャリテ ラーメン女子が偏愛する一杯 褒められる“春手土産” デリ/おつまみ/おにぎり/パン/酒/スイーツ 小林涼子のAGRIKO FARM通信 新日本プロレス 棚橋弘至の世田谷、愛してまーす! 世田谷Curry New Wave 呑兵衛たちの語らいは、今宵も酒場で。 テイクアウト比べてみました AD 私たちの保健室 物語のある風景 珍セタガヤ百景 世田谷ライフpresents オリジナルブレンドコーヒー SETAGAYA Recommend Information 編集部員の食道楽NOTE 世田谷ガヤ子ちゃん AD
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5.0等々力リュウは、ケンカでは負け知らず。だが、余りにも多勢に無勢の状況に追い込まれ、身を隠すことに。逃げ込んだ稲荷の大木の穴に隠れようとするが、思いのほか深かった。慌てて這い上がったリュウだったが、外の様子がおかしい。落ちた時は昼だったのに、這い上がってみると夜になっていた。違和感を覚えながらも、取り敢えず家路に着くリュウ。だが、その途上で警察官が酔っ払いを射殺する現場を目撃してしまい……!?
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3.8亡くなった祖父に代わり、おんぼろアパート「鬼首荘」の大家になった就職浪人の朋衣。駆け出し芸人、中国人留学生、ゲイの一流商社マンとキャラが立ちまくった住人の中でも、劇団員の乙骨は女装バーの売れっ子ホステス(?)というツワモノ美形。住人皆貧乏ながらも男同士親交を深める穏やかな毎日だったが、とある事件が勃発、朋衣はファーストキスを乙骨に奪われてしまう。その場しのぎの行為にもかかわらず、オクテの朋衣にとってのソレは十分に彼を意識させるもので……。超個性的な住人たちが繰り広げるアパートコメディ! 由利リンと等々力の後輩犬攻めLOVEも収録。
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5.0「迷犬ルパン」シリーズ、「トラベル・ライター瓜生慎」シリーズなどの名作を生み出した小説家・辻 真先が原作を、「サイクル野郎」の荘司としおが作画を担当した名作野球漫画。 魔球たつまきという必殺技を持つ東田小学校野球チームのエース・渡 一太郎は、小学校分割により、長年バッテリーを組んでいた名捕手・等々力 元と別れてしまう。いくら魔球を投げられても、それを受け取れる捕手がいなくては魔球は投げられない。そこで、監督は新捕手を募集するが、応募してきたのは中途半端な人材ばかりだった。しかも、等々力との対抗試合の日程は近々に迫っていた。果たして、魔球を受け取れる捕手は現れるのか? 目次 第一章:魔球たつまき! 第二章:捕手をもとむ! 第三章:新チーム誕生! 第四章:魔球の連投! 第五章:肩のいたみが! 第六章:ぼくはまけないぞ! 同時収録漫画:「どんまいキャプテン」第一話 (原書:1977年6/25刊行)
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4.0文明開化の発祥地・横浜、古都・鎌倉、サザンオールスターズに歌われる茅ヶ崎、駅伝と温泉で有名な箱根……。新しいものから歴史まで様々な顔を持っている神奈川県。本書では、保土ヶ谷の「ホド」の意味は? 七里ガ浜は七里もない!? 川崎の「川」はどこの川のこと?など、身近な地名の意外と知らない不思議をクローズアップ! 地名の由来から、新たな神奈川の魅力が発見できるかも!? [歴史と自然に彩られる神奈川県の地名]崖を意味する「ノゲ」が由来の野毛町、岬の形が稲藁を積んだように見えたから稲村ガ崎、水流がドウドウと鳴り響く様に起源をもつ等々力、境川のよどみを指す「淵沢(ふちさわ)」が転じて藤沢、古東海道の宿駅「いさま(夷参)」の「い」が落ちて座間、木材の集散地であった「アツメギ」が転じて厚木、地滑りによって巨石がゴロゴロ転がっているから強羅
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4.0クラブ公認! 人気沸騰!! 川崎フロンターレのあるあるが満を持して登場。伊藤宏樹・登里享平・小林悠によるスペシャル座談会も収録。読めばさらにフロンターレが好きになる! 【内容紹介】4年連続地域貢献度第1位!(Jリーグスタジアム観戦者調査)なぜフロンターレは、こんなにも愛されるのか!? 選手、監督、OBはもちろん、スタッフやマスコットも登場。サポーター気質やスタジアム、等々力&麻生の街ネタまで、フロンターレのすべてをカバー。納得の大ネタから、サポ心をくすぐるマニアックネタまで、全220本を怒涛の大放出! ※本書の売上の一部は、クラブの明るい未来のために活用させて頂きます。
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東洋のベニスと称えられた水辺の都市空間。 未公開の写真2万数千枚から失われた東京が甦る。 <目次> はじめに 1 日本橋、兜町、箱崎町、人形町 2 京橋、銀座 3 築地、赤石町、佃島、月島 4 新橋、芝、三田、白金 5 赤坂、青山、六本木、麻布 6 目黒、品川、大森、田園調布 7 三軒茶屋、等々力、和泉 8 渋谷、代々木、表参道、初台、千駄ヶ谷 9 新宿 10 飯田橋、神楽坂、早稲田 11 本郷、小石川、池袋、板橋、王子 12 上野、浅草、千住、柴又 13 神田 14 丸の内、日比谷、有楽町、永田町 地図 東京の河川と高速道路の関係図 終戦直後(1946年ごろ)の中央区の河川と橋 【解説】「池田信の危機意識とその帰趨」◎松山巌 池田 信 1911年、東京生まれ。第一東京市立中学校(現在の都立九段高校)卒業。 1934年、東京都庁に入る。1969年、都立多摩教育会館館長などを歴任して退職。 都立日比谷図書館資料課長を務めていた1961年、休日を利用して東京の町並みの写真記録を開始する。 1968年、港区の写真2255点をまとめた『みなと写真散歩』を自費出版。 1987年6月4日、横浜市金沢区の自宅にて永眠。 享年75歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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3.9江戸川乱歩に見いだされ、旧「宝石」誌に掲載された「車引殺人事件」にはじまる、老歌舞伎役者・中村雅楽の推理譚。複雑な人間模様の歌舞伎界、芸能界を中心に起こる様々な事件や謎を竹野記者が持ち込むや、鮮やかに解き明かす。美しい立女形の失踪事件を解決する「立女形失踪事件」。旅先の旅館で自刃を遂げた八代目市川團十郎の謎を読み解く、第42回直木賞受賞作「團十郎切腹事件」など全18編。立風書房版作品ノートをはじめ、講談社文庫版後記なども併録。ミステリ史に燦然と輝く、中村雅楽の名推理の数々を完全収録する《中村雅楽探偵全集》堂々開幕!【収録作】「車引殺人事件」/「尊像紛失事件」/「立女形失踪事件」/「等々力座殺人事件」/「松王丸変死事件」/「盲女殺人事件」/「ノラ失踪事件」/「團十郎切腹事件」/「六スタ殺人事件」/「不当な解雇」/「奈落殺人事件」/「八重歯の女」/「死んでもCM」/「ほくろの男」/「ある絵解き」/「滝に誘う女」/「加納座実説」/「文士劇と蠅の話」/河出書房新社版『車引殺人事件』 序=江戸川乱歩/旧「宝石」所収各編解説=江戸川乱歩/立風書房版『團十郎切腹事件』 作品ノート=戸板康二/立風書房版『奈落殺人事件』 作品ノート=戸板康二/講談社文庫版『團十郎切腹事件』 後記=戸板康二/創元推理文庫版編者解題=日下三蔵
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4.0世田谷区・等々力にある「巣巣・すす」は、居心地のいい空間と、魅力的な品揃えで多くのファンを集める雑貨店です。 そのオーナーである岩崎朋子さんは、一人で店を切り盛りしつつ、日々の暮らしを楽しむ達人としても知られています。 限られた時間とスペースの中で、どうしたら効率よくできるのか、心地よく過ごせるのか。 店と家の仕事を日々こなす中から生み出された工夫の数々。 片づけのアイデアから、洋服のコーディネート術、築42年の住まいを快適に整える知恵、プラスのスパイラルを引き出す考え方まで、役立つヒントがいっぱいです。 アイデアがたくさん詰まったカラー写真を100点以上収録。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※電子書籍版には、表紙画像や中吊り画像に掲載されている一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または一部の画像が修正されている場合がありますので、内容をご確認の上、お楽しみください。 朝からでも、昼からでも、気軽に出発!! 早起きしたとき、朝寝したとき、 ちょっとした時間ができたとき、 ふらっと気軽に出かけたいとき、 遠出するほどの時間はないけど遊びにいきたいとき。 そんなときは、たった数時間で充実感を味わえる半日さんぽはいかが? 思い立ったらすぐ行ける、小さな旅に出かけましょう! -CONTENTS- <朝からさんぽ> 1 東京・芝 朝カフェとご利益巡り。 2 東京・豊洲 新名所を味わい尽くす。 3 東京・根岸 ひとっ風呂浴びて下町散策。 4 東京・等々力 木漏れ日そそぐオアシスへ 5 東京・丸の内 駅近アート&歴史ウォーク。 6 神奈川・三崎 港町で“とれたて”三昧。 7 神奈川・鎌倉 古都の魅力を濃縮体感。 8 埼玉・秩父 聖なる景色で心身リセット。 【コラム1】パンモーニングCOLLECTION 【コラム2】ビタミンチャージ! スムージー図鑑 【コラム3】マルシェ&朝市セレクション <昼からさんぽ> 1 東京・神楽坂 絶景ランチと路地裏散歩。 2 東京・合羽橋 道具街でお気に入り探し。 3 東京・日本橋 匠の技をハシゴする。 4 東京・豪徳寺 ニャンとも楽し門前めぐり。 5 東京・小金井 たてもの園でタイムスリップ。 6 東京・麻布十番 おやつタウンで別腹七連発! 7 神奈川・横須賀 ヨコスカ1/2日ストーリー。 8 神奈川・葉山~逗子 潮風に吹かれてそぞろ歩き。 9 神奈川・野毛 笑って食べて呑んで野毛。 10 千葉・佐倉 花と歴史の街歩き。 11 埼玉・川越 小江戸情緒味わい漫歩。 12 静岡・熱海 新旧の魅力最前線。 【コラム1】老舗店のお値打ちランチ 【コラム2】眺めの良い店で絶景ランチ
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-『フットボールサミット第32回』は川崎フロンターレを総力特集! メインスタンドを改築し、新しいスタジアムに生まれ変わった“等々力”。 Jリーグ随一の熱狂を生み出す源はどこにあるのか? 魅せて勝つために闘うチーム、楽しませるために全力を尽くすクラブの信念は、 どのような形で花開きつつあるのか? 成長を続けるチームの現在地とビジョン、そしてクラブのアイデンティティを 選手や監督、クラブ関係者などに徹底取材。 夢の新等々力劇場、開演です――。 【目次】 ●フォトギャラリー 夢の新等々力劇場2015 ●中村憲剛×大島僚太 シンクロするサッカー観 西部謙司 ●大久保嘉人×新井章太 最前線と最後方の眼光 木崎伸也 ●森谷賢太郎×谷口彰悟×車屋紳太郎 師の教えを超えた先にあるもの いしかわごう ●田坂祐介 新たなる決意 羽田智之 ●エウシーニョの原点 江藤高志 ●武岡優斗 胸に秘めた反骨心 竹中玲央奈 ●小林悠&登里享平 監修 全選手(秘)名鑑 いしかわごう ●小宮山尊信 人なくして己なし 麻生広郷 ●船山貴之 這い上がる覚悟 竹中玲央奈 ●レナト移籍とマイア加入の舞台裏 江藤高志 ●風間八宏×水沼貴史 攻撃サッカーの核心 ●選手が明かす2015上半期エピソード ●三好康児×板倉滉 ルーキーが越えなければいけない壁 麻生広郷 ●向島建 アカデミーとスカウトの架け橋 江藤高志 ●プロモ部2年目、伊藤宏樹の進む道 いしかわごう ●新等々力劇場の作り方 いしかわごう ●情深き通訳を超える通訳・中山和也 加部究 ●ふろん太&カブレラ特別寄稿
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4.5サッカー界の重要テーマを多士済々の論客とともに読み解く『フットボールサミット』第19回目の議題は「夢の等々力劇場 強く、楽しく、愛されるクラブであるために」です。サッカーにおいても、クラブの活動においても、川崎フロンターレは見ている人たちを楽しませようという心意気にあふれている。それは志とも言い換えられる。優勝のタイトルは1チームしか手にできず、サッカーは、よほどの実力差がなければ、運に左右されるスポーツだ。そういうなかでクラブの存在価値をどう高めていくか。単なるサッカークラブを超えた存在――このクラブはJクラブのひとつのモデルケースとなりつつある。サッカーを楽しむことを簡単にはあきらめない監督がいて、選手がいる。そして、地域にとってなくてはならない存在になるために地道に活動を続けるスタッフがいる。クラブに関わるすべての人が一丸となって、「夢の等々力劇場」を作り上げようとする志は、今年どのような形で花開くのか。強く、楽しく、愛されるクラブであるために歩み続けるクラブの現在地と未来、そしてアイデンティティを徹底解剖する。編集長・森哲也 【目次】 ・中村憲剛インタビュー「等々力劇場で見る夢」 いしかわごう・大久保嘉人インタビュー キングの野心 益子浩一・風間八宏監督インタビュー 揺るぎなき哲学と信念 いしかわごう・ACL対戦相手レポート 慎武宏/植松久隆・ジェシ インタビュー「気高き魂」 江藤高志・レナト インタビュー「左サイドの閃光」 江藤高志・愛される通訳、中山和也 江藤高志・パウリーニョ インタビュー 愛される必然 鈴木康浩・[座談会]小林悠×山本真希×登里享平 それぞれの成長曲線 江藤高志・大島僚太インタビュー「強気と弱気」 羽田智之・[対談]稲本潤一×井川祐輔「勝つためのスタイル」 いしかわごう・田中裕介インタビュー プロ10年目の決意 江藤高志・西部洋平インタビュー GK論と釣りの極意 小林剛・[全選手アンケート]チームメイトが明かす!あの選手はこんな人・新シーズンに懸ける男たち 小宮山尊信、實藤友紀、安藤駿介 いしかわごう・新加入選手が目指すもの「自身のプレースタイルと等々力で戦う理由」 小林剛・[スペシャル座談会]伊藤宏樹×天野春果×恋塚唯 知られざるプロモーション活動の舞台裏 いしかわごう・[座談会]フロンターレ育成の現在地と未来像 向島建×今野章×寺田周平×佐原秀樹 江藤高志・武田信平社長インタビュー これまで見てきた風景とこれから見たい風景 羽田智之・川崎フロンターレを支える人々 クラブと行政、選手とホペイロ、それぞれの絆 麻生広郷・「ファイフロ」「スキフロ」の両MCが語る愛される応援番組の魂 いしかわごう・[ふろん太 特別寄稿]僕が選手たちから聞いた・見た! こぼれ話シリーズ……etc
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-三菱自動車は新型ランサー2000GTを開発、大量生産車でのモンテカルロ・ラリー総合優勝に挑戦した。マシーンの耐久性向上は三菱石油、通信手段の改良は三菱電機と、グループ総がかりの協力でハードウェアは完成、ワークスドライバーも雪道の天才・等々力誠を加えた一流の布陣。ヨーロッパ各都市から出発するコンセントレーション・ランを皮切りに、ランサーの走りは世界を制するか!? レース小説の名作『ランサーがモンテを目指す時』が改題、加筆修正されてついに電子で復刊! 電子版あとがきを収録。 ※本書は著者の意向により本文横書きで制作されています。 ●高斎 正(こうさい・ただし) 1938年、群馬県生まれ。作家、自動車評論家。日本SF作家クラブ第3代事務局長を務め、名誉会員に。『ホンダがレースに復帰する時』『ミレミリアが復活する時』(いずれも徳間書店)、『パリ~ウィーン1902』(インターメディア出版)など、自動車レース小説を多く書く一方、ノンフィクションとして、ミドシップの歴史を追った『レーシングカー・技術の実験室』(講談社)や『モータースポーツ・ミセラニー』(朝日ソノラマ)などの著作もある。
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-日本は自然災害列島です。天候異変の大飢饉に襲われた天明・天保時代はとても悲惨でした。 信濃のあづみ野は荒れ果てた山野でした。 資金も土木技術もない農民たちが手を取り、巨大な農水路「拾ヶ堰」などを開削し、日本随一の緑豊かな田園地帯に変えました。 そのうえ、米不足で苦しむ飛騨国へ、あづみ野から常念山脈、上高地を経由し、飛騨山脈の2座を越えた「米の道」をつくりました。 幕藩体制の枠組みが敵になり味方になり、数十年の歳月を要しました。 若い男女、夫婦愛、郷土愛、山岳信仰など人間愛に満ちた、こころに響く作品です。 上高地はウエストンの時代に拓かれたものと思われている方が多いなか、天保時代に「米の道」の飛州新道の中継地、槍ヶ岳登拝基地として開かれたことも知っていただきつつ、播隆上人による槍ヶ岳開山にかかわるエピソードなども絡め、天明大飢饉から続く歴史的事実を、ぜひ小説で味わっていただきたい。 時代の流れに翻弄される安曇野の農民たち、徳川幕府の思惑、そして上高地の開拓の歴史を描いた長編歴史小説。 <あらすじ> 天明3(1783)年、浅間山の噴火が引き金となって天明大飢饉が起きた。 常念山脈の山麓・安曇平の農民たちは水不足で飢餓状態に陥るが、大庄屋、等々力孫一郎は奈良井川から15キロに及ぶ巨大な「拾ケ堰」の開削を計画、多々の悪条件を乗り越えて農水路を完成させる。 新田開発が進み豊かな安曇平になったが、一方では過剰生産による米価の暴落が起きる。 そこで米の販路を飛騨国へもとめるために、常念山脈(大滝山・蝶ヶ岳)、上高地、飛騨山脈(焼岳)を越える「米の道」の開削が進められる。 安曇平の庄屋・岩岡伴次郎は私財を投げ打ち、上高地までの「伴次郎新道」を開削。 上高地の湯屋(宿屋)の経営に乗り出し、娘の志由(13歳)に宿をまかせる。 このころ播隆上人による槍ヶ岳の開山が行なわれ、上高地は飛州新道の中継地、槍ヶ岳登拝基地として期待されるようになるが、天保の大飢饉が発生。 松本平から飛騨国へ米を運びたくても幕府直轄領の飛騨国は街道の開通を認めようとせず、湯屋は経営の危機に陥る。 飛州新道が開通し、上高地が栄える日は果たして来るのか…。 ※長野県中信地方(松本市、塩尻市、大町市など)の地方紙「市民タイムス」に連載中の人気小説「燃える山脈」を単行本化。