LUNA文庫作品一覧

  • 国王陛下と薬師の乙女 ~魔女の秘薬で濡れる夜~
    3.8
    1巻550円 (税込)
    王家代々大切に扱われてきた『黒き魔女の書』を封印してきた『鍵』。 しかし、オルグレンが隣国エウリーシュに攻め滅ぼされたどさくさで、『鍵』のありかがわからなくなってしまう。 封印が解かれれば、世の中にわざわいがもたらされることになるという。『魔女の姉妹』の長から鍵を奪回する命を受けたキリエは、姉妹のダーナとともに隣国に渡った。 やがて薬師として王城に仕えるようになったキリエは、往路でスリから守ってくれた青年と城内で再会する……。 【著者紹介】 木野美森 東京都在住。2015年はじめてネットで発表した「運命の乙女は狂王に奪われる」で出版デビュー。 好きなものは猫とアイス。 代表作:『王妃は政略結婚の夜に溺れる』『攫われた花嫁は騎士団長の愛に真実を知る』
  • 鳥籠 ~孤独な伯爵令嬢は次期公爵の蜜愛に溺れる~
    3.7
    錬金術研究所を見学中、爆ぜた薬品によって失明したうえ、婚約破棄までされてしまったオレリア。結婚によって事業の拡大を目論んでいた父はオレリアにつらく当たり、パーティに連れ出して新しい相手を探してこいと無茶な要求を突きつけるのだった。親切さを装って近づいてきた男にからまれ、さらに仲間二人が加わって身体を弄ばれて、オレリアは絶望の淵に追いやられていく。だが、そこに通りかかった公爵令息セザールに救われたばかりか、貴女は私の運命の人だと求婚される。わずか数日のうちに公爵邸に迎えられたオレリア。セザールからも屋敷の者たちからも配慮ある扱いをされて戸惑うオレリア。あまつさえ、いつかその目も治してみせるとセザールからの申し出を受けて、二人は深くつながっていく。だがその愛はやがて狂気を帯びていき……
  • 異世界転生したら政略結婚の相手が愛する彼でした
    3.7
    夜景の美しいホテルで婚約者・立花洸希から「結婚しよう」と告げられ、谷中真衣は幸せの絶頂にいた。しかしホテルからの帰路、洸希とともに交通事故に遭った真衣は命を落としてしまう。目を覚ますとそこには広い草原に立派な城。真衣は、アンジェル・ローランとして異世界に転生したのだった。しかし前世である真衣の頃の記憶は残っている。当然、洸希のことも…。しかし再会はすぐに訪れた。アンジェルの婚約者であるレジェス・カルデイロは洸希に瓜二つ。レジェスは洸希の生まれ変わりだと確信したアンジェルだったが…。
  • 女流画家はパトロンがお好き?~甘く淫らな愛人契約~
    3.7
    若き豪商テオドール・ファン・デ・ヴェルデは自画像を残すため、ここ数年評判が良い若手画家のクリス・ハルスに制作を依頼することにした。クリスを男だと思い込んでいたテオドールだが、クリスと対面して驚くことになる。クリスは女流画家だったのだ。しかも本人がモデルとなっていいほどに美しい女――。完成した自画像は素晴らしく、クリスに惹かれていくテオドール。その後、とある事件が起こりテオドールはクリスのパトロンとなる。そして彼女に「週に二度ベッドをともにするのはどうだ」と提案すると彼女はあっさりと受け入れて…!?
  • 気に食わないエリート同期が、私を翻弄してきます
    3.7
    1巻550円 (税込)
    ライバル視していたあいつとのキスは、とろけるほど気持ちよくて――!? 「……なんでいつもあいつなの」と、思わずひとりごちる円香(まどか)。今回も大型の新規プロジェクトを任されることになったのは、同期の営業企画部エース・芝崎敦人(あつと)だ。鬱憤を晴らすため、仕事帰りに飲める相手を探していたら、まさかの敦人と飲む羽目に。 気に食わない同期とのサシ飲み。ぎゃふんと言わせたくて、三杯目のビールの酔いにまかせ「キスとか下手そうだもんねー自分本位っぽいし」と彼に悪態をついたら「なら試してみるか?」と顔を引き寄せられて――。
  • 転生令嬢につき夜の営みはお断りします
    3.7
    アンジュリーナには前世の記憶がある。日本という島国に生まれ、三十歳を前に死した。前世の自分はひどく醜かった。だが転生した今世では、公爵令嬢として約束された身分と、周囲が感嘆するほどの美貌を兼ね備えている――ゆえに、外見を褒める者たちを信じることができない。そんなある日、突如、海の向こうの大陸にある冷戦中のハードフィルト国王太子エヴァンとの結婚が決まる。そして彼は『不能』らしい。前世からブスが理由で男性に冷たく揶揄されていたことから男性不信だったアンジェリーナは、これ幸いと受け入れる。輿入れのためエヴァンの私船に乗ったアンジェリーナは、そこで自ら出迎えてくれたエヴァンに出会う。漆黒の髪、陽光に透ける榛色の双眸、彫りの深い整った顔立ち、美術品のごとく鍛え上げられた体躯……。思わずときめいてしまうが、彼は『不能』。これは形だけの結婚なのだ。
  • 偽りの婚約者~孤独な将軍王子は身代わり王女から愛を知る~
    3.6
    第一王女である姉・クロエのわがままにより、クロエの婚約者であるレオンハルトの父の生誕祭へ身代わりとして出席することになったセシリア。冷血漢な将軍王子として有名なレオンハルトはその噂通り、セシリアに対して冷たい…。そんな中、レオンハルトの弟・イーヴォは人当たりがよく、彼に勧められるままに飲酒するセシリア。しかし、気づくとはベッドの上……イーヴォに秘薬を盛られてしまったのだ。必死に抵抗するが服を脱がされ、もう駄目かと思ったその時、宝石のように輝く紅玉《ルビー》の目をした男が助けにやってきて——。
  • 堅物社長の甘く淫らなお料理教室
    3.6
    デザイン会社で働く水澤千尋は、すらりとした長身と整った顔立ちのせいで、『なんでも出来る完璧な女性』と誤解されがちだが、実は家事が大の苦手。彼氏の賢治にも家庭的な女性だと勘違いされている節があり、「家事ができないことが知られたら、嫌われてしまうかも…」と不安を覚えていた。そんなある日、千尋は自身の勤めているデザイン会社の社長兼デザイナーである瀬戸聖が、お手製弁当を食べている光景を目にする。口数少なく真面目でストイック、どんなに魅力的な女性からのアプローチにもなびかない「堅物社長」である聖のイメージからかけ離れた、色合いよくバランスのとれたおかずが詰められたお弁当(しかもとってもおいしい!)に惚れ込んだ千尋は思い切って、あるお願いをすることに。「私に料理を教えてくれませんか!?」大好きな賢治のため、おいしい料理を作りたい! その一心で約束を取り付けた堅物社長のお料理教室。なのにキッチンでの社長はとても優しくて、職場とのギャップに魅了されてしまいそう!?【著者紹介】田崎くるみ(タサキ クルミ)茨城県出身。ショッピングと読書が趣味で、特に漫画が大好き。執筆のお供はMr.children。作風に合った曲を流しながらPCに向かう日々。代表作は『この度、友情結婚いたしました。』『ツンデレ社長の甘い求愛』『全力片想い』など。
  • 転生令嬢は8回生まれ変わっても運命の子爵と結ばれる!
    3.6
    プリシラには前世の記憶がある。前世どころかこれまでの受けてきた7回の生をすべて憶えている。そしてそのすべての人生で同じ相手と結ばれている。今生でも彼・オルフェオは幼馴染で婚約者。運命の相手などという生易しいものではない。ここまでくれば、これはもう悪夢であり、呪いであるとしか思えない。そんなプリシラは今度こそ違う相手と恋をして結婚することを決意する。運命に抗おうと奮闘するプリシラにオルフェオは……。【著者紹介】皐月もも(サツキモモ)2012年頃よりWebに小説を公開。主に恋愛ファンタジーを執筆している。漫画と小説は読むのも好きでたくさん買ってしまうため、最近は常に積読消化が目標。代表作:『麗しの王子の悩みとメイドの受難』『王太子殿下とむぎゅっともふもふ生活!』
  • 国王陛下は無垢な花嫁にご執心!
    3.6
    領地でのんびりと平和に暮らすリュシーには結婚を約束した相手がいる。幼い頃、身体の弱かったリュシーが湯治で訪れていた地で出会った6つ年上の少年・アル。「大人になったら迎えに行くから」とっくに成人しているはずのアルからの連絡はなく、いまだ約束は果たされないまま。そんなリュシーのもとに、突然隣国の王・クラースから結婚の打診がきた。なぜ、王家の娘ではなく貴族の娘に!?と、自国の王含め、みんなが驚くが、大国からの申し出を無碍にはできない。国のためにとリュシーは承諾してしまう。準備はとんとん拍子で進み、結婚式のひと月前。隣国へ到着したリュシーが目にしたのは天をつくほどの大男が、親しげに話しかけてくるさまだった。国王陛下、わたし、どこかでお会いしましたっけ…?【著者紹介】永久 めぐる(トワ メグル)茨城県出身、千葉県在住。2012年よりweb上で小説を公開。2013年書籍デビュー。代表作:『臨時受付嬢の恋愛事情』『旦那さま、誘惑させていただきます!』
  • 自慢の義弟が強引に迫ってきます
    3.6
    赤子の時に養女として迎えられたアンジェリカは、養父母から愛情をふんだんに注がれ、何不自由なく暮らしてきた。その後、子どもを諦めていた養父母にも授かったのがルカで、アンジェリカの自慢の弟。嬉しくて、可愛くて、率先して面倒を見たものだ。しかし、いつからか二人は歪んだ関係に。静まり返った夜半の屋敷の中でルカの働く無体に、アンジェリカは声を押し殺す。義弟と深い仲になっているなんて、絶対に知られてはいけない。ルカから離れようとするアンジェリカ。そのアンジェリカを執拗なまでに求めるルカ。お願い、ルカ、もう止めて、こんなこと。そう懇願しながらもアンジェリカの身体からは力が抜けていくのだった……。【著者紹介】園内 かな(ソノウチ カナ)2013年、オリジナルWEB小説を書き始める。2015年に書籍デビュー。愛猫にキーボードに乗られたりモニターの前で毛繕いされたりしながら原稿に勤しんでいる。代表作:『公爵さまのご寵愛は甘く淫らで意地悪で』『厳格なおじさまに求婚されて身も心も溺愛されるようになりました』
  • 18禁乙女ゲーの世界にモブ聖女として転生しましたが、どうやらここは逆ハールート!?
    3.5
    1巻550円 (税込)
    ある日、SNSの匿名アカウントから送られてきた同棲中の彼氏・孝志の浮気現場の写真。 ショックに打ちのめされた奥野京子は、家を出ると気分を変えるため大好きな十八禁乙女ゲーム『ミルネジュア』のドラマボイスを再生した。 しかし、推しの声に夢中になって、迫ってきた物が大型トラックだと気づいた時にはもう遅く、京子の意識は考える間もなく闇に包まれてしまう……。 次に目を覚ました京子が見たのは、異世界衣装を身に纏った周囲の人々、そして見慣れない自身の姿だった。 理解できない状況に混乱し怯える京子だったが、人垣の中から『ミルネジュア』の王太子、アレックスが現れて——
  • 皇帝陛下の運命の人は、私でした ~後宮寵愛占い譚~
    3.5
    皇帝の妃を探している——。麒帝国一の腕利き占者・紅稟は高官の呼び出しで都へと赴く。故郷の占者たちは「受難の相が出ている」と不吉な予言。おっかなびっくり宮殿に登ると、玉座には周囲を圧するすさまじい覇気を放つ男が。皇祖以来の悲願、大陸統一をついに成し遂げた皇帝・麒董星。知勇兼備の合理主義者で知勇兼備の合理主義者で「占いなんぞ信じぬ」と言い放つ傲岸不遜な男である。しかし皇帝の周囲の官吏たちは皇帝にふさわしい妃を真剣に探している。これはうかつな占いはできないぞ、と気を引き締める紅稟だが、集中した感覚のなかに浮かんだのはなんと……!? 「陛下の運命の相手は私です」と告げるべきなのか? いや、そんなの無理! 悩んだ挙げ句「恐れながら……視えません。陛下には運命のお相手がいらっしゃいません」と答えると、なんと皇帝本人は愉快そうに笑って言う。「確かに優秀な占者だな。その通り、余は誰とも結婚するつもりはない!」 皇帝は上機嫌だし、褒美をもらってこのまま故郷に戻るか? しかし占者としての紅稟の矜持がそれを許さない。苦しまぎれに奏上したひと言が、紅稟の運命を大きく動かし始めた。
  • 復讐は蜜月のあとに ~忠実な護衛騎士は転生令嬢に永遠の愛を誓う~
    3.5
    1巻550円 (税込)
    未来の皇太子妃——ひいては皇后——として生まれてきた、レンバッハ家の一人娘アメリア。幼いころに母を亡くした淋しさと厳しい皇后教育に耐え、凛とした美貌と品格とを兼ね備えいつ嫁いでもおかしくないまでに成長したある日。アメリアの運命は、突如として父コンラートの『娘』を名乗る少女ジャンヌによって暗転。かつての父親の恋人の娘であるジャンヌを父は溺愛、婚約者のマルクス皇太子までもがジャンヌに恋をし、アメリアは父からもマルクスからも邪険にされ、やがてはレンバッハ侯爵家の血を引かない不義の子であるとでっち上げられて斬首され、短い生命を終えたのだった。……が、気がつくと礼拝堂でアメリアの面影もない、姿形の異なる別人物に生まれ変わっていた。自らをシュピカと名づけたアメリアは、住み込みで働きはじめた酒場で看板娘となって、新しい人生を歩んでいた。そんなある日、店にかつてアメリアの護衛騎士だったヴィルマー・フォン・トロストが現れる。飲んだくれ、すっかり面変わりしてしまったヴィルマー。こっそり彼の後をつけていったシュピカが目にしたのは、墓前でアメリアに詫びるヴィルマーの姿だった……
  • 私を、お嫁さんにして下さい ~初恋のひとは、龍神の末裔でした~
    3.5
    1巻550円 (税込)
    六年前、十歳だった藤波環は遠い親戚にあたる由良家の当主・由良蒼真とある約束をした。当時、由良家の屋敷に家族と招かれた環は、屋敷を出て迷子になってしまった際、蒼真に助けられたのだ。その時交わされた約束が『また、君が困ったときには、私が必ず助けるよ』というもの。そしてその約束通り、六年後の今、蒼真は金銭苦に陥った環の家に援助を申し出て、さらに落ち着くまで由良家の屋敷に環を住まわせてくれることになったのだ。代々由良家に伝わる龍神の力を受け継いだ蒼真は孤独だった。そんな彼を環の愛情が包み込んでいき——。
  • 幼なじみの不愛想公爵は一途に想う天然令嬢といつもすれ違ってます
    3.5
    叙爵式。王座に上がる隣人であり幼なじみでもあるケネスの姿を、侯爵令嬢シェリルは目に焼き付けていた。彼は今日からバートレット公爵を名乗る。シェリルは、いつしかケネスに恋心を抱いている。彼の英姿を留めるため私室でスケッチブックに向かったシェリルが気晴らしに庭に出ると、そこにはケネスの姿が。献上するために詠んだ詩の感想を聞かせてほしいと渡された羊皮紙をうっかり風で飛ばしてしまっても、ケネスは彼女を決して叱らない。天然だとか、そそっかしいとか言われるシェリルに対し、ケネスは不愛想なうえに無口。だが、転びそうになれば助けてくれるし、散歩するときは歩調を合わせてくれる。そう、ケネスは優しいのだ。言葉少なで穏やかな日をこれまで過ごしてきた二人。だが、爵位授与を祝う夜会でケネスのそばにいるのは、シェリルと同い年の公爵令嬢サンドラ。せっかく大人っぽいドレスを着てきたのに、褒めてくれるのはエスコート役の従弟アンソニーくらい。肝心のケネスからは子ども扱いされ、翌日庭で会えば「ああいうデザインはきみにはまだ早い」と言われ、邸に遊びにきたアンソニーにからかわれているうちにせっかく会えたケネスに踵を返され、少しずつすれ違ってきているような……。一方ケネスは——
  • 偽装結婚から始まった溺愛~冷徹な騎士団長は、結婚したら素敵な旦那様になりました~
    3.5
    伯爵家の娘として生まれたクリスティーナ。幼い頃から剣が好きで夢は騎士になること。だが、母はそんな彼女を否定する。さらに十八歳の誕生日パーティーの為に、宝物のナイフが母の手によってネックレスに変えられ…。その出来事をきっかけに、騎士になる為家を出る決意をしたクリスティーナは隣国・アリムリア王国へ。無事見習い騎士となったクリスティーナは充実した毎日を過ごす。更には憧れの第一騎士団の団長・レジナルド・ソリューとひょんなことから急接近。しかし、家出した実家から「母が病気になった」と連絡がきて…。
  • ある日、王子様が落ちてきた件
    3.5
    隣国に留学していたベルシュランド王国の王太子イアンの帰国祝いのパーティー。イアンは留学先の王女と婚約していたが破談、今夜のパーティーは新たに結婚相手を探すためでもある。いつも以上に着飾ってそわそわする令嬢たちを尻目に、まだ結婚には関心のない伯爵令嬢のアイリーンはパーティーを抜け出して一休み。すると、空になったテーブルの脇に人が落ちてきた! 大丈夫ですか?とアイリーンが声をかけたその人こそ、今夜の主賓、王太子ではないか。しかも媚薬を盛られたと呻いている。いったい誰がこんなことを……。伯爵令嬢らしからぬ冷静なアイリーンの対応により、大事に至らず何とかやりすごすことのできたイアンは、その翌日アイリーンの屋敷を訪ね、武芸家で知られるアイリーンの兄たちとともに犯人捜しの協力を要請。アイリーンはイアンに近づく怪しい人間を見張るため、イアンと行動を共にするように。そしてその見返りに結婚相手を紹介されるのだが……
  • 転生令嬢は前世の想い人と再会愛を実らせる
    3.5
    婚約者がいることを知りながら、想い人に告白した瑠美。答えはわかっていた。諦めるために必要だった。思わず掴まれた右手を振りほどいて、恋を終わらせた瑠美。だが直後に交通事故に遭って命を落としてしまう——。その後転生し、公爵令嬢ミルヤとして二度目の人生を送りはじめる。前世の記憶を持つ者を狙う組織がある世界、箱入り娘として両親に大事に育てられてきたミルヤも18歳。結婚相手を見つけるため、いよいよ社交界デビューをすることに。そんな彼女の前に現われたのは、偶然にも前世人を狙う闇の組織を追う守護魔法団のアロルドとマリウス。そしてマリウスは夢に何度も見た“彼”によく似ていた。時を忘れて見つめ合うミルヤとマリウス。やがてマリウスがミルヤに正式に求婚したことを父から知らされるのだが……
  • 博愛主義の令嬢は、冷たい伯爵の情愛に戸惑う
    3.5
    十六歳のアトリは貧乏伯爵家の令嬢。家の事情から、結婚して早く家を出たいのだがなかなか相手が見つからない。そんな折、両親の知り合い・シドが取り持ってくれたお見合いで、若くして領地をおさめる伯爵・リベルトと出会う。そんなリベルトから提案されたのは「かりそめの結婚」。承諾したアトリは、彼との結婚生活をスタートさせるが、リベルトは日々仕事に夢中で、そっけない。そんなある日、事故でリベルトが馬車の下敷きになってしまう。瀕死のリベルトを救いたい一心で、アトリは秘密にしていたある能力を使ってしまい……!?
  • 年下メガネと溺愛ルームシェア
    3.5
    バッグメーカーに勤める山崎乃愛。転勤で実家に戻ることになったけど、なんと実家はシェアハウスとして使われていた! そして、困ったことに弟の友人で三歳年下の平井文仁が住人の一人として暮らしていて……。過去、乃愛がはずみでしてしまったファーストキス。その相手というのが他でもない文仁なのだ。気まずく思いながらも他に行くあてもないので文仁たちと一緒に暮らすことに。ある夜、誰も帰ってきていないリビングで冗談交じりに文仁をからかうと「もしかして今も、俺のことは子供に見えているのかな?」と抱き寄せられて……。
  • 年下腹黒国王に下剋上されまして   ~理想の旦那様は、ドSに成長していました~
    3.5
    1巻550円 (税込)
    トアイードの王女、ヘンリエッタは怯えていた。これから、昔無自覚にいじめていたサルグレットのリュカの所へ嫁ぎに行くからだ。  何をされるのかと怯えながらも、サルグレットの王となったリュカと再会したヘンリエッタは、彼が美しい青年へと成長していたことに思わず驚き――恋をした。「ヘンリエッタが初恋の人だよ」そんな台詞までかけられて、ヘンリエッタは夢心地。昔のやらかしを気にしているどころか、甘く愛してくれるリュカにヘンリエッタはメロメロだった。  しかし、初夜でリュカに「負の側面を妻となった君に見せてもいいのだろうか」と問われたことから、状況は変わり始めて…!?  負の側面って――えっ、そういうこと…!?
  • 転職先はベッドの上!? カリスマ建築家の抱き枕になりました
    3.5
    予期せぬ事情により職も住む場所も失ってしまった涼音は、ついさっき出会ったばかりの男と二人、タクシーに乗っていた。 モデルのように美しい横顔をした男は、涼音の先輩が紹介してくれた若手建築家・明成。 今夜泊まる当てさえもない涼音を自宅に泊めてくれるというのだ。 「自分は不眠症で眠れないから、ベッドを使ってくれて構わない」 その言葉を信じ、明成のベッドで眠りに着いた涼音。 しかし翌朝目覚めてみると、目の前で明成が眠っていた。 しかも、彼の腕は涼音の背中に回っていて……!? 「俺専属の抱き枕として、うちに住み込みで働けばいい」 状況を飲み込めぬまま呆然とする涼音に明成から告げられたのは、あまりにも突拍子もない提案だった。 成り行きで手にした“抱き枕”としての職。 イケメン建築家の腕に抱かれて眠る毎日は、ときめきと緊張の連続! “抱き枕”としての存在価値を買われている以上、邪な感情は抱いてはいけない。 そう自分に言い聞かせていたはずなのに、涼音の心は徐々に、明成へと向いてしまい……!?
  • 年下騎士の一途な執愛は堅物侍女を離さない
    3.5
    王室付きの侍女、ルネは仕えていた王女の輿入れを機に職を辞して故郷へ帰り、悠々自適の隠居生活に入るつもりでいた。けれど、そんな彼女に猛アプローチをかけてくる騎士が一人。ルネよりも4つも歳下の騎士・セルジュ。14歳の頃にルネに出会ってからというもの、ルネだけのことを想い続けてきた一途な思いを、青い情熱とともにぶつけてくるセルジュ。少年だとばかりおもっていた彼が、ルネの知らない男の顔で迫ってきて……!!
  • 俺様社長と甘く危険な溺愛ロマンス
    3.5
    小宮舞は、付き合っていた彼にフラれて、傷心旅行中。朝方、気分転換に大浴場に入りにきたところ、男湯と女湯が入れ替わっていることに気づかず、そのまま男湯へ入ってしまう。さっぱりした気分で湯船からあがると、脱衣所に人影が。ドアを開けると、そこにはなぜかイケメンがいて……!?「え、なんで女湯に男の人がいるの?」パニック状態の舞を鎮め、話を聞いてくれたのは、鉢合わせた当人で、会社社長の孝也だった。「元彼を忘れたいなら、他の男に抱かれればいい」そう、淫らなお誘いを受け、ついつい舞はそれに乗ってしまう。一夜限りの恋人ごっこ……だったはずなのに、舞を待ち受けていたのは、思いもよらぬ展開で……?【著者紹介】如月一花(きさらぎいっか)埼玉県出身、在住。2011年頃からweb小説を投稿。2016年電子書籍でデビュー。代表作:『色々教えてあげるよ~365日、旦那様との濃密な夜を~』『侯爵閣下の甘い誘惑』など
  • 地味OLが強引社長に愛でられてシンデレラになりました
    3.5
    「高学歴だが華がない」という理由で契約社員の更新が不可となったみずき。次に紹介された会社の面接でいきなり出会ったのは、社長で、しかも大学時代の先輩・四ノ宮だった。お金持ちでイケメンの彼はみずきの人生において、自分に告白してきた唯一の人。面接相手がみずきだと気付いていた四ノ宮は再会を喜び、早速彼女を秘書に抜擢する。その後は、仕事中でも口説かれる毎日で、ついには酔った勢いでホテルに行き、流されるまま関係を持ってしまう。その後、四ノ宮にお見合い話が出たときに、自分に自信のないヒロインはついお見合いを薦めてしまう。あんなに迫ってきたくせに「もう口説かない」ってどういうこと…?【著者紹介】桐野 りの(キリノ リノ)2012年、ソーシャル乙女ゲーム「アブナイ黒い恋人」でシナリオライターデビュー。2015年9月にkadokawa eロマンス文庫「ヴァンパイアナイト」で電子書籍デビュー。右脳とヒグマ、シャチ、サメにはまってます。物語を作る人になれて、とても楽しい毎日です。
  • 蛮族の姫は銀海の覇王にめちゃくちゃ愛される
    3.5
    悪魔と同じ赤い目、同じ銀色の髪で生まれたマリリは、氷海の部族の長である父から忌み嫌われ疎まれながら育ってきた。銀海の大国に和平を申し入れた父は、その証として成長した末娘のマリリを人質としてアイレンベルクの王・アルスタッドに献納。しかし、マリリが武芸をたしなむことを知って、アルスタッドはにわかに関心を寄せ、マリリを寵姫として迎え入れたのだった。初夜。刺客ではないかと身体のすみずみまでアルスタッドに調べられる。耐え難い羞恥と恐ろしさにマリリはパニックを起こしてしまう。王に屈辱を与えてはいないだろうか? おそるおそる顔を上げるマリリに、アルスタッドは優しい声をかけ、毎夜マリリの元に通ってくるようになる……。【著者紹介】栢野 すばる(カヤノ スバル)都内在住。2015年 アルファポリス・ノーチェブックス『氷将レオンハルトと押し付けられた王女様』でデビュー。趣味は晴れた日の散歩、年に何度かの旅行。代表作:『殿下のお子ではありません!』『氷将レオンハルトと押し付けられた王女様』
  • 幼馴染のエリート社長は失恋OLを執愛する
    3.4
    村上真理と嵐山一、健人兄弟は、幼いころから隣同士に住む幼馴染み。優しい一のことが、真理は幼いころから好きだった。「大人になったら嫁にもらってやる」そんな幼い約束を25歳になった今でも信じて一途に一を思っていた真理だったが、残酷にも一本人から、婚約者を紹介されてしまう。失意の真理を慰めてくれたのは一の弟、健人。「俺じゃ、だめか?」普段は意地悪な健人からは想像もつかない優しい声で囁かれ、キスをされてしまう真理。慰めと称して繰り返されるキスも愛撫も優しすぎて、このまま流されてしまいそう……
  • 甘い囁きはオフィスの外で
    値引きあり
    3.4
    新社長のセクハラ、パワハラで 四年間社長秘書として勤めてきた会社を辞めた里紗。 失業して一ヶ月経つが、なかなか就職先が見つからない。 そんなある日、 都内のホテルで開かれたクラス会に出席した里紗は、 帰り際にロビーで在職中から憧れていた取引先の社長・水嶌と再会する。 旧友たちの小さな見栄の張り合いに巻き込まれた里沙は、 水嶌が恋人であるかのように振る舞ってしまう。 しかし水嶌はそれに便乗するかのように里沙をバーに誘い出し、そして……。 嘘から始まった恋の行方は? 著者 若菜 モモ(ワカナ モモ) 千葉県在住。2011年『秘密の契約』でデビュー。 現在ベリーズカフェ小説サイトにて活動中。猫と韓ドラが好き。 代表作:『秘密シリーズ』3部作。『身代わり姫君の異世界恋綺譚』『砂漠の王と拾われ花嫁』
  • 厳格なおじさまに求婚されて身も心も溺愛されるようになりました
    3.4
    天涯孤独となったクローディアを引き取ってくれた遠戚のレナード。 両親の背負った負債を引き受け、 何不自由のない暮らしを与えてくれる反面、 身なりや躾に厳しく、 夜会ではいつも地味なドレスばかりを着せられていた。 早く結婚して一人立ちしたいという想いが高じたクローディアは、 ある夜会で名うての遊び人に迫られスキャンダルに。 怒ったレオナードはクローディアに告げる。 もう我慢はしない。 蕩けるようなキス。 そしてプロポーズ。 これまで見たこともなかったレオナードの独占欲と情欲とが燃え盛る瞳で見つめられ、 クローディアはレナードの愛に貫かれていく。 著者紹介 園内かな 2013年、オリジナルWeb小説を書き始める。2015年に書籍デビュー。 愛猫にキーボードに乗られたりモニターの前で毛繕いされたりしながら原稿に勤しんでいる。 代表作:『猫かぶり殿下の執着愛』『政略結婚の在り方』『公爵さまのご寵愛は甘く淫らで意地悪で』
  • 公爵さまのご寵愛は甘く淫らで意地悪で
    3.4
    誰もが憧れる聡明で凛々しいギルバート・カラナリオ公爵に求愛され、 レイチェルはなぜ自分が選ばれたのか不思議で仕方がなかった。 気持ちとしては嬉しいものの、 ギルバートに対して謂われもない恐怖心が起こる。 愛と不安を抱いて嫁ぐと、 初夜のその時からギルバートの執着愛が始まった。 意識が朦朧、 混濁するほどの激しいセックスの日々。 体が動かなくなるまで求められ、 与えられ、 レイチェルの身にギルバートの肉体を刻み込まれる。 そしてギルバートからレイチェルを求めた衝撃の告白がなされた。 なぜ謂れのない恐怖を感じたのか、 レイチェルはその理由を知ることに―― 著者紹介 園内かな 2013年、オリジナルWeb小説を書き始める。2015年に書籍デビュー。 愛猫にキーボードに乗られたりモニターの前で毛繕いされたりしながら原稿に勤しんでいる。 代表作:『猫かぶり殿下の執着愛』『政略結婚の在り方』
  • 嘘つきは叶わない恋をする ~再会した元カレに迫られたので記憶喪失のフリで逃げようと思います~
    3.3
    1巻550円 (税込)
    島全体が『王立魔法学院』という魔法の技術や歴史を学ぶ学校になっているイーシャ島。ラトナ・バインガニーは厳しい採用試験を潜り抜け、教師として、かつて青春を過ごした学院に戻ってきた。在学中からの夢を叶えたラトナをかつての恩師たちは暖かく迎え入れてくれたが、ひっそりと立つ長身の男性の姿を見つけた途端、ラトナの胸がどくりと鳴った。サフェード・カル・アーダルシュ。公爵家の次期当主にして勉学の先輩でもあり恋人でもあった男。いまだ別れを引き摺るほどに恋焦がれた初恋の人がそこにいた。別れてから七年。やっと夢を叶え、最近ようやく新しい恋をしてみたいと思えるようにもなったのに、ここで再び心を乱されたくはない。──それなら。 「す、すみません! 私、実は二年前に事故にあって、なぜか高等部の時の記憶がないんです!」 飛び出したのは、サフェードどころか高等部時代をすべて覚えていないと言い張るとんでもない嘘で……!?
  • もう一度、君を愛したい。 ~クールなイケメン社長のシークレットベビー~
    3.3
    シングルマザーの紗和は、「葵」という源氏名を名乗る銀座のクラブの人気ホステス。かつての恋人・蒼生との間にできた子どもを育てている。海外に赴任し、多忙な蒼生と連絡が途絶えがちになったころに発覚した妊娠。すれ違ったまま紗和は自分から別れを切り出した。あれから四年。OLを辞めて夜の世界に飛び込んだ紗和だったが、寸暇を惜しんでわが子・佑都に愛情を注いできた。そんなある夜、常連客とともに店にやってきたのは——蒼生! 紗和が彼の子を産んだことを、蒼生は知らない。海外赴任中にいきなり別れを突き付けられたと思い込んでいる蒼生に他人行儀な挨拶をされた「葵」は、ちょっぴり傷つくのだった……
  • 親友だと思っていた完璧同期の豹変~やけに甘やかされると思ったら溺愛されていました~
    値引きあり
    3.3
    藤間春希は総合商社で営業事務として働く29歳。そんな春希と同期入社の早瀬絢人は完璧に仕事をこなすエリートモテ男。何かと春希にかまう早瀬の行動のせいで、二人は半ば社内公認カップルのようになってしまっている。そのせいで女子社員から意地悪をされることもあったが早瀬の隣にいることは心地よく離れようと思ったことは一度もない。でも、付き合っているわけでもない。ある日、早瀬の家でいつも通り二人で宅飲みをして、完璧な早瀬を見ていたら「本当、早瀬って理想の旦那様かも」と思わず一言ポロリと口から出てしまい…!?
  • 見習い魔法士はカタブツ騎士と繋がりたい(※性的に)
    3.3
    1巻550円 (税込)
    見習い魔法士のアデーレ・ウーリーは、魔法士部隊に所属し騎士団の遠征任務に積極的に参加している。なぜ積極的に参加しているのかというと…アデーレの想い人、サマーヴィレ王国騎士団第三大隊隊長エイダン・オーロと関われるからだ。超肉食女子なアデーレと真面目なエイダン。アデーレのアタックにより、見事彼と付き合うことに。しかし悩みを抱えるのも早かった。エイダンときたら全くアデーレに手を出してこないのだ。やきもきしたアデーレが「あたし、そんなに魅力ありませんか?」と彼のズボンを緩めるとそこには驚愕の真実が…!?
  • 乙女ゲームのヒロインなのにハッピーエンドを乗っ取られそうです
    3.3
    1巻550円 (税込)
    伯爵令嬢のソニアには実は前世の記憶がある。今、ソニアが暮らしているこの世界は、なんと前世でプレイしていた乙女ゲームの世界!そこでヒロインとして転生したソニア。その乙女ゲームの攻略対象者は、優しい王子・レイモンド、宰相の息子・ヒューゴ、堅物騎士・ケネス、隣国の王子・オーギュスト…。ヒロインにもかかわらず、自由に恋愛して生きたいソニアは誰とも結ばれないバッドエンドを目指してこの世界を攻略することに決める。しかし、ソニアと同じ前世の記憶を持つイザベラという女が現れてその計画は崩れ始め…!?
  • シークレットロマンス ~堅物CEOと駆け出しバリスタの秘密の恋~
    3.3
    ふとした拍子にたまらなく飲みたくなる一杯を――。駆け出しのバリスタである筑紫夕陽は、日々そんな想いで『エルグマシステムズ』というIT関連企業のオフィスカフェでコーヒーを淹れている。やってくる客たちは勿論ほぼ社員だ。密かに想いを寄せるクールな常連客・三善修一郎とは、彼の好みのコーヒーを言い当てられるほどの仲。そんな彼から突然告白され、店員と客という関係から一歩踏み出すことに――。思わず浮足立ってしまう夕陽。ただ、彼女はまだ知らなかった。彼の正体と、その正体を取り巻く因縁に――。
  • 皇太子殿下は初恋の王女を何度でも愛します
    3.3
    グレイスはガナイシュ帝国の南東に位置する小さな国、アリーフェン王国の王女。帝国の皇太子フェリクスに秘かに恋心を抱いている。皇帝の在位三十年を記念する舞踏会に出席したグレイスは、そこで媚薬を盛られて苦しむフェリクスと遭遇。なんとかしなければ――その一心から身を挺してフェリクスを救おうとする。翌朝、フェリクスから“責任を取るため”求婚すると言われ、傷つくグレイス。フェリクスを愛しているからこそ、責任を果たすための愛のない結婚をするなんて――。皇太子妃となったグレイスに、小国の王女如きと周囲の目は冷たい。特に公爵家の令嬢ベラドナはグレイスがあらぬ嫌がらせをするとフェリクスに訴えて……
  • 大公殿下は幼なじみ妻に「愛している」を伝えたい
    3.3
    1巻550円 (税込)
    アーホルン王国の公爵家長女、レオナ・ブレトリウスは悲嘆に暮れていた。幼なじみであり、自身が幼少期にしていた男装のお陰で傷つけてしまった彼――ヴァント帝国第二王子、マリウス・バウムガルドから求婚されたからだ。 そんなレオナは輿入れ後も優しくされ、甘く抱かれることに戸惑い、涙を流す。 一方で大好きなレオナと結婚できて喜んでいるマリウスは、レオナの思いに気づかない。しかも、レオナの侍女であるクライバー夫人もなんだか思うところあるようで……? 幼なじみ夫婦のレオナとマリウスは、果たして幸せになれるのだろうか――。
  • 単身赴任の旦那様と6年ぶりの溺愛生活
    3.3
    幼いころに引き取られたブライトン家でひどい扱いを受けていたリオナを嫁として迎え入れたシオンは、その1年後には第二王子に随行して、北の砦に赴任してしまった。 数年で終わるはずの任務は長引き、ようやく6年ぶりに戻ってきたシオンの前に現れたのは、6年前のやせっぽちな少女からは想像もできないほど美しい乙女だった。 リオナの将来を考え、養子縁組を結び直して父親がわりになってもよい、と考えていたはずのシオンは、すっかりリオナの虜に。度が過ぎるほどの溺愛っぷりに、母のみならず使用人たちまであきれる始末。 そんなラブラブな折、女遊びの派手な第二王太子ヴィクトルから舞踏会の招待状が届く。嫌な予感しかないシオンは、招待状を無視しつづけるのだが……。
  • 容姿端麗な敏腕社長は、料理上手な地味子を溺愛して離しません
    3.3
    煮物が食べたいな。 美麗な容姿の社長との会話から弁当を作ることになった亜子は、分厚い眼鏡をかけた地味な女子社員。 昼休みに約束したビルの屋上に向かい、憧れの社長と二人で弁当を平らげたあと、 亜子は社長から突然キスを受け、やがてバージンまで奪われてしまう。 二人きりになれば所かまわず亜子を求めてくる社長だったが、 あまりにも不釣り合いな自分のことを社長が本気にするわけがないと、 亜子はいつまで経っても自信が持てない。 今日は弁当は必要ないと言われたある日、 取引先の美人社長がランチ会食のために訪れて……。
  • 犬猿の仲だった社長に迫られて
    3.3
    深山椿は、大学の同級生だった総士が社長兼デザイナーを勤める大手アパレルメーカー『sindo』に勤務するOL。大学生の頃、総士に恋路を邪魔されて以来、総士のことが大嫌い。「こんな状態だから、28歳になった今も彼氏の一人もいないのだ」と、男っ気のない仕事中心の生活を、ことあるごとにちょっかいをかけてくる総士のせいにしてやり過ごしていた。そんなある日、総士自らに指名され、新ブランドの主任に抜擢された椿。 「俺のサポートができる人間は、おまえしかいない」俺様で傲慢な性格の総士に怒り心頭なはずなのに、ひょんなことから二人は一夜を共にしてしまい……。犬猿の仲だったはずなのに、どうして胸がときめくの!?【著者紹介】黒羽 緋翠。とろけるように甘いストーリーからせつない系まで、幅広い作風の書き分けを得意とする。乙女系・TL小説、漫画、乙女ゲーム、アニメをこよなく愛している。
  • 天然令嬢は王太子殿下に求められて焦っています。
    3.3
    王妃付き侍女のティーナは、王太子とは幼なじみ。 22歳になった王太子アレクシスには女性の噂が全くない。 アレクシス様には、幸せになっていただかないといけない。 王妃からも頼まれているティーナは、アレクシスに友人を紹介したり、 夜会で名家の令嬢と引き合わせたり。 王太子の「……俺の気持ちも知らないで」のつぶやきにも 「何か言いました?」と無邪気に返すティーナ。 エスカレートしていく王太子のアプローチに全く気づかないどころか、 いいお相手を探そうと、ちょっと空回りぎみ。 キスをされてもまだ気づかないって、天然にもほどがある!? いったいいつになったら……。 前途多難な恋の行方は? 【著者紹介】 宇佐川 ゆかり(ウサガワ ユカリ) 東京都在住。主に乙女系小説で活動中。甘い恋愛描写と濃厚なラブシーンを得意とする。執筆の合間にコーヒーとおいしいチーズケーキで一息入れるのが好き。理想のチーズケーキを求めて、日々探索中で、時には自分で焼いたりもする。代表作:『契約恋愛と外せない指輪』『公爵様と傷心シンデレラ』
  • 傷心の転生令嬢は一途な面食い王子に溺愛される
    3.2
    デビュタントの日。美しい侯爵令嬢エフェリーネ・ベイレフェルトは意識を失いかけ朦朧とする中で、前世の記憶を思い出していた。男性達の好奇の眼差し、自分の下着画像の拡散、SNS騒動の発端となったある男性から向けられる好意…そして求婚。 前世の出来事が影響して、エフェリーネは同年代の男性を前にすると、気分が悪くなり意識を失ってしまうのだった。社交界を離れ静かに暮らすことに決めたエフェリーネだったが、ひとりの求婚者が訪ねてくる。エフェリーネに異様な執着を見せるその男は絵が得意だという。男が描いた絵を見せられたエフェリーネはたちまち気絶。何とそこにはエフェリーネの前世『濱野美紀』の下着姿が描かれていたのだ。 エフェリーネはこの件のせいで屋敷に籠るようになるが、男子禁制のお茶会に参加することに。令嬢ばかりで安心していると、何やら男性の声が! またあのしつこい求婚者が乗り込んできたと思ったエフェリーネは意識を失いかける。ところがその声の主はエフェリーネの美しさに惚れ込んだユストゥス王子だった。そして驚いたことに、エフェリーネは王子に抱き上げられると何とも言えぬ心地よさを感じるのだ。一方、倒れてしまったエフェリーネを見て責任を感じたユストゥス王子は、エフェリーネを妻にすると宣言するのだが——!?
  • 策士な第二王子、没落貴族令嬢を溺愛監禁す
    3.2
    才覚のない父のおかげですっかり没落貴族になり果てたフィネッティ伯爵家。長女のフィオリーナは弟のためになんとか学費を稼ごうと必死だった。そこに突然降ってきたのがアニエッラ王女付き侍女採用の通知。身に覚えがないものの、その給金につられ、いそいそと王宮に出向いていったのだった。しかし待ち受けていたのは、侍女仲間による嫌がらせのみならず、麗しい第二王子エルネストからの熱心なお誘い!? フィオリーナはあの手この手で逃げ回るものの、策士でもあるエルネストによって彼の自室に監禁されてしまう。なぜ私のような冴えない容姿の没落伯爵家の女を求めるのか、の問いに、エルネストの答えは思いもよらぬものだった――眉目秀麗な王子と給金大事な没落伯爵令嬢の恋の駆け引きの行方は?
  • 高飛車と誤解される女勇者ですが、追放したEランク魔剣士に溺愛わからせ&ざまぁされて大変です!
    3.0
    「ノーラ・ウイットリーッ! 今日をもってお前をこのパーティーから追放するっっ!」 女勇者レヴィは、非力なE級の魔剣士ノーラをパーティーから外す決断を下した。国家から災害級モンスター討伐の緊急招集を受けた今、彼を同行させれば命の危険すらある——そう判断したのだ。戦力としては頼れずとも、野営や財政管理などで仲間にとっては欠かせない存在だった。仲間の反対を受けながらも追放を貫くレヴィ。それでも諦める気配を見せないノーラにレヴィは、酒場で出会ったS級魔剣士アイザックを “新しい仲間”だと宣言し、強引に別れを告げた。だが、討伐のためやって来た駐屯地で、宿敵ともいえるS級パーティー『紅蓮』の一員となったノーラが再び目の前に現れて……!?
  • 悪役令嬢に転生しましたが、魔法のハンドメイドで最推しの王太子殿下に甘く蕩かされてます
    3.0
    ここは、前世で大好きだった、魔法が存在する恋愛ファンタジー漫画の世界。私は、前世で最推しだったクリスティアン殿下の婚約者である公爵令嬢・ルウナに転生している。この世界で、前世の技術を活かし、アクセサリーや雑貨に魔法の効果を加えたハンドメイド品を製作していた。そして、大好きなクリスティアン殿下とは良好な関係を築き、幸せな日々を過ごしている——けれども、問題がある。ルウナは悪役令嬢で、原作通りならヒロインを虐めた罪で、もうすぐ死刑になる運命なのだ。破滅の道なんて絶対に歩かない! そう決意した私は、取り巻きを作らず、ヒロインのヒルダ嬢とは極力関わらないようにし、悪目立ちすることなく魔法学園を無事に卒業した。だが、ある日、クリスティアン殿下が優しい眼差しで私のハンドメイド品の製作を見守り、夢のような幸せを感じたのも束の間、ついに彼とヒルダ嬢が運命の出会いを果たしてしまう。果たしてルウナは、無事に破滅を回避して、クリスティアン殿下と結ばれることができるのか!?
  • 聖女様はチート国王に愛されました!?~攫われ蕩かされ甘やかされています~
    3.0
    ストラティア王国で、奇跡の聖女と呼ばれたミア=ラルハイラ。彼女の手は、あらゆる病を、そしてすべての傷を癒やす奇跡の光を宿していた。長く続く領地を巡る戦の中で、その力は人々を救い、支え、希望そのものになった。しかし、救えど救えど、争いは終わらず。いつしか、聖女を手にした者こそがこの世界の真の王となるという噂が、まことしやかに囁かれはじめた。終わりの見えない戦いに心を痛めた聖女は、自らの生命に変えても、この国に生きるものすべてを癒すことを誓い、医療軍事団長として戦に参加。そしてその命を散らした。彼女の死によって戦は終わり、ストラティアに平和が訪れた。——と、いうことになっているが……。自分の命と引き換えにすべてを終わらせるべく、宿敵であるリーデンバルトの国王マーカスと対峙したあの日から、ミアの運命はおかしな方向に転がり始めて……!?
  • ワガママ令嬢は遊び人の貴公子から溺愛される ~私たち、偽装恋人のはずですよね?~
    3.0
    気位が高く歯に衣着せぬ物言いで『ワガママ令嬢』とあだ名されている伯爵令嬢のアリエラ。その婚約者が令嬢たちから絶大な人気を誇る近衛騎士団の団長補佐・ザカリ—とくれば、アリエラは今宵の夜会でも聞えよがしな悪口の的。バルコニーの下から聞こえる陰口など全く意にも介ささないアリエラだったが、それがザカリ—の浮気現場であり、お相手の令嬢がザカリ—に婚約破棄まで進言しているとなれば、さすがに平静ではいられない。思わずバルコニーから身を乗り出し、バランスを崩して倒れそうになったアリエラを咄嗟に助けたのは、絵画から抜け出てきたかの如く幻想的な美貌の男性。だが彼の甘すぎる言葉に、アリエラは鼻白むばかり。エセルバートと名乗った彼の正体は、放蕩が過ぎて公爵家を追い出された遊び人。一計を案じたアリエラは、エセルバートとともにホールに戻って、衆人環視のなか「真実の愛」を見つけたとザカリ—に婚約破棄を告げるのだった——
  • 王太子殿下は堕ちた令嬢を救いたいし踏まれたい
    3.0
    「エモニエ公爵令嬢ジゼル・エモニエを、『改悛の塔』に幽閉することとする」 愛を誓ったはずの王弟ベランジェに裏切られ、国王暗殺未遂の濡れ衣を着せられたジゼル。 王位継承権第一位のフレデリク王太子は無能で、さらには子供返りをしていると言われており、ベランジェは自分が王位を継げるようにと、王家に次ぐ権力を持つエモニエ公爵家の一人娘・ジゼルへ協力を仰いでいた。そんなベランジェからの寵愛を手に入れるため、ジゼルはフレデリクを排除する計画に盲目的に協力してきた。 ベランジェの狙いが国王であったこと、彼がジゼルを犯人に仕立て上げるために求婚してきたこと——なぜ気づけなかったのかと、ジゼルは改悛の塔の独房で悲嘆に暮れる。しかし、幽閉されて数日が経ったある日、最低限の使いの者以外は誰も訪れないはずの独房にフレデリクが現れて……!?
  • 側近騎士の執着溺愛 妹姫は婚約者の愛に蕩かされる
    3.0
    ウェレイヴ王国第四王女であるレイチェル・フェルプスの婚約者は、兄である王太子アンドリューの信篤い近衛騎士ウィルフレッド・マクニース。幼馴染と言える仲の二人の婚約だったが、レイチェルはある日「ウィルフレッドは思い合う女性と別れてレイチェルと婚約した」という噂を耳にしてしまう。 彼は行き場のない私を憐れんで、結婚してくれる気になったのではないか。でも、大好きな彼とせっかく婚約できたのに解消なんてできない。 悩んだレイチェルは、妹のような存在から女の子として見てもらうにはどうすれば良いのか侍女のマーシャに相談を持ちかけることにした。すると、マーシャは名案があるとレイチェルの耳に囁いて……
  • 塩対応の後輩は、一途に私の愛を乞う
    値引きあり
    3.0
    1巻385円 (税込)
    シティホテルの営業部に勤める二十九歳の宮田琴子には付き合って二年になる恋人がいた。しかし、突然会いに行って驚かせようと彼の家を訪れると、玄関には見知らぬパンプスがあり、寝室からは男女の淫らな声が…。数日後、電話越しで別れの言葉を聞くことに。 失恋の傷が癒えていない琴子は職場の飲み会に参加した帰り、後輩の長谷川雅人を家飲みに誘う。 最近の様子が変だと心配してくれる長谷川に、琴子は彼氏の浮気現場を目撃し怒鳴り込む度胸もなく見つからないように帰って来たと愚痴をこぼした。 そんな自分の情けなさを笑い飛ばして欲しくて長谷川に冗談半分で「エッチしてみてよ。」と言った琴子だったが——
  • お嬢様の秘めやかな淫夢 ~強面上司にやさしく翻弄されて~
    3.0
    出かける時は必ず運転手や世話係と一緒。お嬢様である篠宮奏は、獣医師免許の取得に向けて勉強中だ。しかしある日、父から「これから少しの間、一般の会社で社会勉強をしてきなさい」と言われてしまう。戸惑いながらも父が社長を務める大手商社の関連会社で働くことになった奏は、配属先の上司、黒川吉宗に初めて会った際、彼を以前から知っているような不思議な感覚に陥る。 そんな奏にはある悩みがあった。それは、ある男性から蕩けるようなキスをされ、身体を愛撫される淫夢を見てしまうこと。夢の中ではどうしても瞼を開けられず、相手の顔を見ることができない。ところが、その声には聞き覚えがあって……!?
  • 放置妻・エリノア夫人の嘘と誤算 ~妻だけを忘れた夫の盲目的な甘い求愛~
    3.0
    公爵家から伯爵家へ没落した家の令嬢・エリノアは、生家のため、クィルター公爵家の三男・シリルのもとへ嫁ぐことになった。シリルと初めて顔を合わせた日、エリノアは彼にひと目惚れするが、シリルからは『子供は要りません』と淡々と告げられてしまう。その後、結婚から半年を経ても、ふたりは夫婦の営みどころか顔を合わせる機会すら滅多にない結婚生活を続けていた。 ところがある日、そんなふたりの関係を変えるできごとが起こる。十日ぶりに屋敷へ戻ったシリルを出迎えたエリノアが階段から落ちかけ、彼女を咄嗟に受け止めたシリルが頭を打って意識を失ってしまったのだ。ほどなくして意識を取り戻したシリルだったが、目覚めた彼が発した言葉に、エリノアは堪らず絶句してしまう。 「美しい。あなたのような女性には……初めてお会いする」——妻であるエリノアのことだけ、シリルは綺麗さっぱり忘れてしまったらしい。それだけでなく、彼はエリノアにひと目惚れしたとまで告げる。夫からの初めての甘い求愛に激しく戸惑う中、高鳴る胸を押さえながら、エリノアは彼にある嘘をつく決意をする……。
  • 氷の荊  ~義兄公爵の秘めた恋~
    3.0
    ブランシェ家のサラと彼女の義兄であるジェイドは、かつてお互いを深く想い合っていた——。ブルーサファイアのような瞳、誰もが振り返る美しい顔、品格と聡明さを兼ね備え、誰に対しても気さくに振る舞うジェイドは社交界の注目の的だ。ところがサラに対してだけは例外だった。いつからかジェイドは冷淡な性格に変わってしまったのだ…。すべてはサラを国王の側妃にさせ家を繁栄させるため。「すぐに達せられる体になるよう、明日からも訓練しよう。その方が、陛下もお喜びになる」——側妃になるための教育には、閨で国王を悦ばせるための淫らな指導も含まれており、サラは身体ごと躾けられてしまう…。想い合っていた頃を懐かしむサラ。やがてある事がきっかけでジェイドの性格を変えてしまった秘密が明らかになるのだが——。
  • 皇帝は囚われの舞姫を熱愛する
    3.0
    1巻550円 (税込)
    ターコイズグリーンの瞳が特徴的な美しいラキスは、内気でおとなしい性格ながらも踊り子として生きてきた。今宵も得意な舞を観客に披露するラキスだが、突如、鋭い視線が彼女を貫く! 動揺を悟られることなく無事に舞を終えたラキスの元にひとりの男が酌を所望しているという。仕方なく男と対面すると、身に覚えのない容疑をかけられ「自白剤」を飲まされるはめに。ラキスの必死の訴えがようやく通じ、人違いだったと詫びる男の正体はこの国の皇帝、シャディ—ドだった! 一方ラキスは「自白剤」の影響で身体の疼きがおさまる気配がなくて…!?
  • 貞操よ無事でいてくれ~神父は淫らに堕とされる~
    3.0
    小さな教会の神父・パトリック・オースティン。敬虔な彼は、飲酒も賭け事も争い事も忌避しておりその生活は常に清らか。もちろん色欲や恋情についてもそうだ。誰かと体を交えるなど、もってのほか。しかし、在る朝目覚めた瞬間に寝台の中には全裸の女が眠っていた。二本の角と、尻尾を生やしたその女は淫魔・リリ。パトリックは過去に彼女を助けたことがあるらしく「お礼に、お兄さんの童貞もらってあげるね」と言い放たれる。誘惑に屈するつもりはないが、見目麗しいリリはあまりにも魅力的。必死に拒むパトリックだったが…。
  • エリート上司はこじらせ女子の部下を自分のものにしたい~数年ぶりに、恋してもいいですか?~
    3.0
    1巻550円 (税込)
    26歳の吉木朱里は過去の恋愛のトラウマのせいで、考えも生活も人間関係も超ミニマリスト。連絡を取るのは両親と、親友・真美だけ。そんな朱里の面倒をよく見てくれるのが営業課でトップの成績を誇る朱里の先輩社員・井ノ瀬純哉。朱里もそんな井ノ瀬には少しだけ心を許している。ある日、朱里を心配する真美に婚活パーティーへと連れ出されるが、そこにはなぜか井ノ瀬の姿が…。言いくるめられ彼とマッチングした朱里。景品としてホテルの宿泊券が渡され、その日のうちに井ノ瀬と身体を重ねるが…。こじらせ女子の数年ぶりの恋、どうなる?
  • 救国の転移乙女はおじさまの愛に救われる
    3.0
    1巻550円 (税込)
    さっきまで大学のキャンパス内を歩いていたはずなのに、白い光に包まれ突然異世界に転移した十八歳の春歌。「よくおいでくださいました、聖女様」と、神殿のような場所で白装束の集団に出迎えられる。彼女には聖女としての“ある使命”が課せられていた。さらには王太子・フィリップと王弟・ジークベルト、どちらかを伴侶として選ぶように命じられる。フィリップから積極的なアプローチを受けるが、元の世界に戻りたくて落ち込む春歌。そんな春歌を、ジークベルトはさりげなく励ましてくれ、徐々に彼に惹かれていく春歌だったが…。
  • とろける契約結婚~王太子殿下と私の秘蜜の駆け引き~
    3.0
    私はこれから王太子殿下に近づいて色仕掛けをしなくてはならない――。ローラ・レヴェックは、ナヴァラ王国の騎士の娘。父が病に倒れ、その病を治す為の唯一の手段はブロア侯爵家という貴族が調合した薬の服用――。懇願しに屋敷へ行くと、ブロア侯爵・シャルルに目をつけられナヴァラ王国の王女・イヴォンヌ姫の侍女として働くことに。イヴォンヌ姫は腹違いの弟であるアルフォンス王子の暗殺を目論んでいる。その計画にローラを利用しようという魂胆のようだが、命じられたのは暗殺ではなく『アルフォンス王子を誘惑すること』で――!?
  • 騎士団長は溺愛令嬢に責任婚を申し出る
    3.0
    1巻550円 (税込)
    侯爵であり騎士団長のカルヴィンを慕っている伯爵令嬢のジェシカ。父の親友である彼から受ける子ども扱いに不満を抱いている。想いを伝える方法はないだろうか。ジェシカの気持ちが空回りしている様子に、メイドのボニーは、「誘惑なさっては?」とアドバイス。あでやかなナイトドレスを身に着け、ボニーの手引きで、ジェシカは彼が滞在している部屋へ夜這いを仕かけることに! 彼は「閨事の勉強でもしにきたというのか?」と問い、今まで見たこともないような怖い顔をする。そしてジェシカに覆いかぶさり――翌朝、カルヴィンは一夜の責任をとろうと、ジェシカの父に婚姻の許可を取りに向かうが、裏切られたと激怒する父に邸から追い出されてしまうのだった。
  • 淡い恋心は淫らに花ひらく
    3.0
    1巻550円 (税込)
    菅野美月はKJコーポレーションで、人気者の如月常務の秘書として働いている。周りから羨ましがられるが、既婚者である如月常務の裏の顔はひどいものだ。そんな如月常務の身勝手な行動のせいで美月は不倫関係を疑われた結果、秘書を外され会社で孤立してしまう。どん底の状態の中、会社でエレベーターを待っていると隣のエレベーターから出てきたのは、KJコーポーレーション社長の息子・古城武琉。そう、彼は美月の高校時代の先輩でもあり、初恋の相手。「大丈夫か?」と武琉からの一言に涙が溢れ出て、止まった時間が動き出す――。
  • コーヒーはお熱いのがお好き?~イケおじ店長と淫らなことしちゃいます~
    3.0
    おしゃれで綺麗な女性社員たちに囲まれながら、化粧品会社の経理部で働く松戸あかねは、残業続きで自分に自信のない地味な生活を送っている。そんなあかねを見かねて先輩の桜庭が連れて行ってくれたのは、喫茶店・梟(ふくろう)。梟のマスター・館山透は、年上の男性に言う言葉じゃないかもしれないけど、とても綺麗な人で──。美味しいコーヒーと館山に癒やされたくて、梟に通い始めるようになったあかね。そのうち中身や外見にも変化が現れて、館山との距離も徐々に近づいていく。そして、待っていたのはあまりにも濃密な時間で──。
  • 有能弁護士は純情パラリーガルを猫かわいがりする
    3.0
    「俺のペットになるか、三井……」弁護士事務所で働く三井朱里は新米パラリーガル! 周りから小動物扱いされることが多く、その度に頬を膨らましている。そんな朱里と打って変わって、事務所の所長であり財閥の御曹司でもあるイケメン弁護士の小早川隆晃は『鬼所長』と呼ばれるほどの厳しい人間。そんな小早川が、道端で子猫を抱き上げている場面に遭遇した朱里。子猫に向ける小早川の優しい表情を見て、思わず「いいなぁ、私も所長のペットになりたい……」と独り言が飛び出してしまう。しかもそれを小早川に聞かれてしまって!?
  • クールだけど本当は一途な騎士様に、今日も溺愛されてます!
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    婚約者のジェフリーにエスコートされて社交界をデビューすることを夢見るメイヴィス。しかし、待ち焦がれたその日、メイヴィスは近衛騎士の制服に身を包んだジェフリーから素っ気ない態度をとられ、他の令嬢と楽しそうに踊る姿を見せつけられて、すっかり落ち込んでしまった。自分は嫌われているのではないか?という考えが頭から離れないまま結婚式当日を迎え、ジェフリーの変わらぬ対応にますます不安が募る。あまつさえ、披露パーティのさなかというのにジェフリーは仕事を口実に出かけてしまい、初夜もすっぽかされそうな始末。深夜の帰館を待ち受けたメイヴィスがジェフリーに真意を質すと、ジェフリーからまさかの真相が明かされる……。そして溺愛の日々がはじまった!
  • 27歳、処女、初恋だった副社長とついにその時が!?
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    外資系ホテルチェーンで東京営業企画部に勤務する千秋は、資料室で上司の不倫現場を目撃してしまい、それが元で仕事を干されるように。これではパワハラではないか。そう言い争っているところにあらわれたのは……翔太朗お兄ちゃん!? かつて淡い恋心を抱いていた翔太朗が、日本を統括する副社長として15年ぶりに千秋の目の前に現れたのだった。自分のことを憶えていない様子に肩を落とす千秋だったが、翔太朗から副社長直下のプロジェクトに抜擢されることに。ディナーを兼ねた打ち合わせの席で少し酔って気が大きくなった千秋は、企画中の話とからめて翔太朗をナイトプールに誘い出す。ところがそこで足を滑らせてしまい、気がつけばホテルの一室でベッドに身体を投げ出されていて……!?
  • 元帥王子との新婚生活は、壊れるくらい愛されて
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    エレノアは、訳あって家で預かることになった六つ年上の少年・クライブが苦手。エレノアを「おちび」と呼んでレディー扱いせず、愛想もないクライブだったが、日々の剣の鍛錬だけは欠かさず目に見えて上達していく姿に、エレノアはいつしか惹かれていく。しかしある日突然、クライブはエレノアに再会することを誓って去っていく。――十年後。二人は王家の晩餐会で再会。凱旋帰国したばかりの元帥王子こそ、クライブその人だった。エレノアはその場で婚約者として皆に紹介され、キスされ、祝福を受ける。やがて輿入れをし、クライブに昼と言わず夜と言わず愛されて幸福の絶頂にいるエレノアだったが、クライブが礼拝堂で誰かと会っている気配に……!?
  • 溺愛御曹司にハニートラップ
    3.0
    英会話講師の高宮 翠は平凡な見た目に真面目すぎて面白みのない性格がコンプレックス。 「こんな可愛げのない女には結婚は無理だ」と28歳にして早々と結婚を諦め、夢であるニューヨークのジャパニーズハイスクール講師を目指して仕事に精を出していた。 そんなある日、親の勧めを断ることが出来ず、「お見合いをしたら昇級試験を受ける」という交換条件のもと、お見合いをすることに。 お相手は役所勤めの真面目なサラリーマン、と聞いていたはずが、お見合いの席に現れたのはなぜか、翠が勤務する会社の社長、佐伯だった。 形ばかりのお見合いのつもりでいた翠のことなどお構いなしに、結婚を前提とした交際を迫ってくる佐伯。 しかも佐伯は翠を手元に置くため、強引に自分の秘書にしてしまう。 人生を賭けて挑んだ昇級試験も突然白紙に戻され、絶望した翠は佐伯への復讐を誓う。 「わたしに夢中にさせてから、結婚式当日に海外にトンズラしてやる……!」 しかしわがままで強引、だけど紳士で優しくもある佐伯の魅力的な人柄に触れるうち、翠のそんな決意は揺らぎだして……!?
  • 若く美しい国王は、夜ごと濃密な愛をほどこします
    3.0
    レディトス王国の大聖堂では、厳かな戴冠式が行われている。美しい新王サディアスが王冠を戴く姿を一目見ようと、柱の陰からこっそり覗いているのは……なんと、このあとに執り行われる婚姻式を待つウェディングドレス姿のメルヴィナだった! サディアスと片時も離れていたくないメルヴィナと、メルヴィナを愛しく思うあまり何度も組み敷いては想いを遂げるサディアスは、幸せと興奮に満ちた新婚生活を送っていた。ところがメディアナは、ひと月も経たぬうちにサディアスが密会している現場に遭遇してしまう。浮気疑惑で失意のどん底に落とされたメディアナは報復に出ることに……!?
  • 強引な御曹司から結婚を迫られ、身も心も支配されてしまいました
    3.0
    世界的な五つ星ホテルチェーンのホテル・ポラールシュテルン東京は、一部屋につき一人のコンシェルジュが付くという超高級ホテル。最年少でエグゼクティブフロア専用のコンシェルジュに抜擢された真嶋雪は、到着したばかりの高城理仁の無理な要求にも巧みに応対して、専属コンシェルジュとなるようご指名を受ける。一ヶ月滞在予定の上客・高城から食事に誘われた雪だったが、その席であってはならないミスをしてしまった。必死に謝罪する雪に、高城は「俺と結婚しろって言ったらどうする?」と難題をつきつけてくるのだった。仕事だから、滞在中だけの関係だからと、雪は自分にそう言い聞かせて高城に従うのだが……。
  • 狐憑き公爵に夜ごと淫らに愛されて
    3.0
    1巻550円 (税込)
    深窓の令嬢……といえば聞こえはいいが、実は引きこもりのエディス・アポット侯爵令嬢。そんな彼女にも見合いの話が舞い込んだ。お相手はブレント・バークレイ公爵。 若くして跡目を継いだ金髪碧眼の、眉目秀麗の若者。 地位、財産、容姿、どれをとっても秀でた彼には、「狐付き」ではないかという噂があった。 見合いの席でまさにその豹変ぶりを目の当たりにしたエディス。 狐公爵の標的にされ、襲われてしまうのだが、なぜかエディスはブレントとの結婚を決意する。 やがてエディスとブレント、それに狐の『レッド』との奇妙な婚姻生活(夜も)がはじまる……。 【著者紹介】 深森 ゆうか 2008年頃からWEB上に小説を公開し始める。2016年、『聖女の結婚』でTL小説デビュー。 趣味は寝ながら読書に一人旅。肉大好き、デザート大好き、酒大好きなトド。
  • 皇帝陛下は花嫁狩り ~いきなり私が皇妃様!?~
    3.0
    ラウエルン帝国では花祭りの時期に皇妃を「狩る」というのがならわしで、今年はじめて花祭りに参加したヘレーネも、友人や母親に勧められて白い花冠で出かけていった。そろそろ祭りも終盤というころ、不意に脇から出てきた腕に腰を抱えられ……。「わが花嫁が決定した」頭上から響く声。まさか、本当に!? 若き皇帝アルフレートにそのまま皇宮に連れて行かれたヘレーネ。これから二人の新婚生活がはじまる。でも、最初の時はものすごく痛いって――それに、よく知らない相手なのに! どうして私がいきなり皇妃様!?【著者紹介】宇佐川ゆかり。東京都在住。主に乙女系小説で活動中。甘い恋愛描写と濃厚なラブシーンを得意とする。執筆の合間にコーヒーとおいしいチーズケーキで一息入れるのが好き。理想のチーズケーキを求めて、日々探索中で、時には自分で焼いたりもする。代表作:『契約恋愛と外せない指輪』『公爵様と傷心シンデレラ』
  • オオカミ王子とヴァンパイア公爵の過剰な愛情
    3.0
    1巻550円 (税込)
    物心ついたときから、ブランシェットは兄エドガーとふたりで森の奥深くの古城で暮らしていた。幼いころ両親を亡くし顔も憶えていないブランシェットは、エドガー以外の男性を見たことがない。しかし惜しみない愛情を注いでくれるエドガーのことを、本や図鑑に出てくる男性よりも百倍魅力的だと思っているし、早く自分を大人の女性として認めてもらいたいと密かに願ってもいる。しかしエドガーはいつまでたってもブランシェットのことを子ども扱いで、いつまでも町の買い出しに連れて行ってもらえないのだった。そんなある日ブランシェットは、城の近くで見つけたケガを負った美貌の男性を介抱のために城に連れ帰ったのだが……。【著者紹介】仙崎 ひとみ(センザキ ヒトミ)関西在住。趣味は海外旅行とバイクツーリング。いつか世界遺産を巡る旅をしてみたい。代表作:『溺愛蜜月 ~金獅子将軍と黒薔薇王女のラブいちゃ新婚生活~』『ドSな軍人王との囚われ溺愛生活』
  • 不埒なボディガードは甘くてズルいっ!
    値引きあり
    3.0
    1巻275円 (税込)
    美都の仕事は、社長である父の名代としてパーティに出席すること。エスコート役の木嶋は大学の先輩に当たる人で、美都に優しく紳士的に接してくれているが、美都のバックボーン目当てだということは明らかだった。一定の距離を置こうとする美都とは裏腹に、美都に強引に迫ろうとする木嶋。そんな木嶋を阻止してくれたのは、父が頼んだボディガード・樫野翔だった。颯爽と登場した翔に心臓が高鳴る美都だったが、家に送り届けてもらう車中、翔に気持ちを逆撫でするような態度に出られて、美都もついカッとなって応酬してしまう。いつものわたしはこんな風じゃないのに。美都の戸惑いをよそに、翔は美都のボディガードとして、また新たなエスコート役として美都のそばにずっといることになる。募る恋心。しかし翔はいつまでも美都に不埒な態度を取りつづけ、ついに気持ちを抑えきれなくなった美都は、ついに自分から翔の部屋を訪ねる……。【著者紹介】綾瀬 麻結(あやせ まゆ)大阪府在住。6月28日生まれ。現代ものからTLまで、ドキワクな恋愛ストーリーをお届けできるように、マイペースながらも日々精進中。最近ハマっているのは、フルーツと紅茶のマリアージュ!
  • 鈴の舞姫 ~傲慢皇太子の寵愛に溺れて~
    3.0
    1巻550円 (税込)
    「陛下の舞姫」と王宮での誉れも高い鈴蓮(りんれん)。しかし鈴蓮の本当の狙いは、皇子の策略で無残に処刑された兄の敵を討つこと。そのためにここまで登り詰めたのだった。やがてその皇子・旺芳(おうほう)にも舞を捧げることに。後日、再び舞を所望された鈴蓮は旺芳に刃を向けるも、あえなく失敗。しかし、皇太子暗殺未遂で処刑が決まった鈴蓮の命を救ったのは、ほかでもない旺芳だった。なぜ、わたしを助けるのかという鈴蓮の問いに、旺芳は答える。おまえを、死ぬよりも辛い目に遭わせてやる――。やがて鈴蓮は旺芳の手に堕ちてゆくが、隣国との戦争がはじまり……。【著者紹介】月森 あいら(ツキモリ アイラ)千葉県在住の小説家。乙女系、ライトノベルを執筆。調教、ヒロイン快楽堕ちなどを得意とする。最近は着ものにハマっていて、目標は、着つけ教室に通ってお免状を取ること。代表作:『千年契りて 双子の姫ぎみと初恋の宮』『王子の無垢な薔薇』
  • 眼鏡上司に愛されて偽婚約者はじめます!
    3.0
    かつらぎ文具営業部の向井彩乃は、焦っていた。 付き合っていた彼氏にふられた勢いで、 婚活サイトに登録しようとしたところ、 登録メールを間違えて企画部のエース・志水春馬課長に送信してしまった! 謝ろうとする彩乃に、 春馬はとんでもない話を持ちかける。 「俺の婚約者になって下さい」 まさかの婚活成功と思いきや、 どうやら本当に籍を入れるわけではないらしい。 春馬が望むのは、 本物の配偶者に見えるような振る舞いをしてくれる女性。 つまりこれは「偽装結婚です」!? 戸惑う彩乃だったが、 高額な報酬と何より社内でも有名なデキる男に興味がないわけではなく、 偽装結婚の契約を交わしてしまう。 おまけに、契約完了した瞬間に春馬に社内で抱かれてしまい!? 何やら事情があるらしい春馬に感じる、 この胸の高鳴りは一体……? 嘘から始まる恋心。 大胆で優しい眼鏡上司と、 嘘の婚約はじめませんか?
  • イジワル双子の専属メイド
    3.0
    1巻550円 (税込)
    父親と二人で貧乏暮らしをしている大学生の佳乃。 ある日、父親が借金の保証人になってしまい、 姿をくらましてしまう。 激しい取り立てに怯える佳乃を助けてくれたのは 幼馴染で双子の瑛斗と裕斗。 大財閥の息子である二人の父親に借金の肩代わり、 学費の支払いを申し出てくれる。 その代わり条件に出されたのは、 双子が住んでいる屋敷で住み込みのメイドとして働くこと。 それからというもの、 二人から度々エッチなイタズラを受けるようになる。 仕事でミスを犯してからはその行為がさらにエスカレートしていき、 時にはおもちゃを使って熱烈に愛されてしまう。 最初は恥ずかしがっていた佳乃もエッチな調教が続くうちに 淫らに感じてしまうようになる。 そんな中、佳乃の同級生が父親をだまし、 佳乃を好き勝手しようとしてきて…。
  • 濡れた唇 ~ヴァンパイア子爵のとろけるデザート~
    3.0
    他人の“心の声”が聞こえてしまうリリスは、 その不思議な能力故に幼いころから両親に疎まれ、 固く心を閉ざして声を出すのをやめてしまった。 そんなリリスを不憫に想う祖母は、 リリスを連れて旧知の医師の元を訪ねる。 そこでリリスが出逢ったのは 氷のような美貌を持つ若き子爵・ファビアンだった。 医師のエリックの治療方針で、 リリスはファビアンの湖畔の屋敷に預けられ療養することに。 エリックからは治療を、ファビアンからは淑女教育を受けながら、 リリスは美しいレディへと成長してゆく。 そして十八歳になったある日、 リリスはエリックから妻にしたいと申し出られる。 しかしずっとファビアンだけを見つめてきたリリスは……。 著者紹介 アドウマドカ 夏は断捨離、冬は模様替え、常に家の中をごそごそやっている片づけオタク。 がらんとした部屋で読書三昧、映画三昧するのが夢。原稿は早朝派、かたわらにはアイスコーヒー。 代表作:『堕ちた令嬢』『愛と生け贄の森』
  • 強引陛下はじゃじゃ馬教育係を振り向かせたい!
    2.8
    いろんなものを見聞きし、経験を積む為に旅を続ける女・ルーニャは、ある日旅の途中で暴れ馬に怯える美しい女性を助ける。その女性の正体はなんとマンセル国の王女・三の姫であった。お礼として城に招待されたが、いつの間にか三の姫の遊び相手になっていたルーニャ。そんなルーニャの様子を見ていたのが、三の姫の姉の婚礼の儀に招かれてマンセル国にきていたラングワース国の王・ファーレンティンだった。ルーニャは彼から「息子の教育係になってくれないか」と頼まれ断るが、ファーレンティンは美しくも厚かましく、強引な男だった!
  • カタブツ社長は愛しの秘書を手放せない〜あなたと過ごす甘く蕩ける夜〜
    2.7
    「いい子だ。……さすがにストッキングまで破ってしまっては、めざとい社員に見咎められるかな」——香水メーカー・ミクリヤコーポーレーションで開発室室長・御厨晶の秘書として働く大城真優に異動が言い渡された。次は晶の兄である社長・御厨千景の秘書を務めることに。クールな雰囲気の千景だが、一緒に働くうちに彼の優しさに触れ恋心を抱く真優。そんなある日、帰り道を待ち伏せしていた元カレに襲われた真優を、千景が助けてくれる。そのまま初めて二人での食事——。そこで「だから、俺はあなたに惚れているんだ」と告白され…!?
  • 紳士な社長の敬語攻め
    2.7
    「恋……失恋って、こんなものなのか」 大学生の頃から付き合っていた彼氏に振られてしまった社長秘書の有紗。 あっけなく終わってしまった恋に拍子抜けする暇もなく、 何故か翌日から有紗が秘書を務めている社長・椎名からの猛烈アタックがスタート! 誰に対しても敬語を使い、紳士的に振舞う椎名は非の打ち所のない理想の彼氏。のはずだけど、時折有紗に向けられる熱視線は、紳士的とは言い難い野生的な熱を帯びていて……!? 「かならず俺だけのものにするから。覚悟しろよ、有紗」 有紗だけに見せる、強気で意地悪で強引な顔。それは普段の社長とはまるで別人で。 一体、どっちの社長が本物なの―!?
  • 再会のち蜜愛 クールな社長の溺愛がはじまりました
    2.5
    1巻550円 (税込)
    谷代歩は、小学一年生の娘・雛を育てながら育児系雑誌のライターとして忙しい日々を送っていた。そんなある日、急成長中の出版社へ営業に行った際、偶然にも武良誉と再会する。 実は、歩にとって武良は初体験の相手であった。…そして雛の父親でもあった。初めて肌を重ねたある夜、二人は子供を授かってしまったのだった。 武良は今までのことを詫び、歩と雛と家族になろうとするのだが……。
  • 厭われ令嬢はアイスブルーの夢を見る
    2.5
    貴族が通う王立学園への入学日。学園に向かう馬車の中で、子爵令嬢のロゼリアは深いため息をつく——。左右で色の異なる瞳を持つロゼリアはこれまで、悪魔に魅入られた令嬢として周囲から厭われ続けてきたのだった。学園生活でも当然、嫌悪の視線が待っていることだろう。ロゼリアは憂鬱で仕方なかった。そして彼女にはもうひとつ悩みが……。それはロゼリアを嫌う婚約者のフレッドと顔を合わせなければならぬこと。案の定、学園で会った途端、フレッドはロゼリアが大切にしている髪飾りを投げ捨ててしまう。悲しむロゼリアだったが、澄んだアイスブルーの瞳の美しい令嬢・アイリスが髪飾りを届けてくれる。 自分へ嫌悪の眼差しを向ける同窓生と違い、いつも優しく接してくれるアイリスから街へ出かけようと誘われたロゼリア。待ちに待った約束の日——。なんとロゼリアを迎えに来たのは、アイリスと同じアイスブルーの瞳を持つ黒髪の美しい男性、国王の信頼も厚いリヴィングストン侯爵家の嫡男・リアムで……!?
  • 転職先の敏腕社長に極甘に独占されています
    2.5
    とある転職サイトのテレビCMをきっかけに、転職をした美咲は、 WEBマーケティング会社のマーケティング部門での新しい生活に満足していた。 仕事に前向きで活き活きとした先輩たちと、やりがいのある仕事。 そして何より、若き敏腕社長・風見という憧れの存在。 しかし美咲は、以前の職場で上司から受けたセクハラがトラウマとなり、 男性に対し身構える癖がついてしまっていた。 それは憧れの風見が相手であろうと例外ではない……はずなのに!? 見つめられれば心拍数が上がる。触れられれば身体が強張る……。 けれどそれは、他の男性に対するものとは明らかに違っていた。 大人の男性だと思っていた風見が見せる子供じみた嫉妬と、惜しみなく与えられる独占欲丸出しの溺愛。 愛される喜びをかみ締めつつ、「風見に似合いの大人の女性」になるべく、恋も仕事も全力で頑張る美咲の前に一人の女性が現れた。 それはまさに、美咲が理想とする「風見に似合いの大人の女性」で……!?
  • バッドエンドを迎えた悪役令嬢ですが、近隣国の王太子に死ぬほど甘やかされています
    2.3
    「アラン・アングラードは、ロズリーヌ・ベルジュに婚約破棄を言い渡す! 並びに、ひとりの令嬢を執拗にいじめ続けた罰として、お前を国外追放に処す!」 ロズリーヌは、ずいぶん前からこうなることをわかっていた。ここは前世で読んだ小説の世界で、自分はその小説で“悪役令嬢”として登場するキャラクターだと把握していたからだ。ヒロインのジャネットが第二王子のアランとさまざまな困難を乗り越えて結ばれる物語。ロズリーヌはふたりの恋路を邪魔し、読者からのヘイトを買って、物語を盛り上げるためだけに存在していた。結果、ロズリーヌは悪行を重ねた罰として国外追放を言い渡されバッドエンド——。 最初こそ運命に抗おうとしたロズリーヌだったが、シナリオ強制力のせいで強制的に悪役を演じ続けなくてはならなかった。そんな辛い日々がやっと終わる。ロズリーヌは待ち望んだ婚約破棄と国外追放を言い渡され、解放感でいっぱいだった。ここからは第二の人生の始まりだと。しかし、そんなロズリーヌを待っていたのは、婚約者として王宮に迎え入れたいというアースベル国のリオネル王太子からの手紙で——!?
  • 偏屈王女は獣人王子の愛に溶かされる
    2.3
    人間の国ヒューレオロスの末っ子王女であるアデーレ。兄や姉のおまけのような扱いを受けてきたアデーレは人々の役に立ちたいと国の為になることを懸命に学んだ。そんなアデーレの努力の一方で人々が彼女につけたあだ名は「偏屈王女」。適当な結婚を好まず縁談を断るアデーレは可愛げがないと噂されていた。理解されない寂しさを抱える彼女の元に、獣人の国レイモーンの王子であるユーニスから求婚の申し出が。ここが潮時と悟ったアデーレは求婚を受け入れることに。嫁ぎ先では人質のような暮らしが待っていると思っていたアデーレだったのだが…!?
  • 愛を知らぬ将軍は、亡国の王女を欲する
    2.3
    1巻550円 (税込)
    アルタジュ王セルガンの甥にあたるヴァルザーン。王の養い子として軍の一翼を担ってきた彼に与えられた褒賞は、セルガンによって滅ぼされたイズール国の王女・エイシャとの結婚。しかし亡国の王女との結婚はこれで五度目である。なぜならこれまでの四人は、皆死んだからだ。そんな中、今宵はエイシャとの婚礼の夜。「お前が嫌だといっても、拒んでも、俺は止めぬ」そう言い、エイシャの寝間着に手をかけるが強く拒まれる。どうやら裸体を見せることに抵抗があるようだ。しかし行為自体は拒まないエイシャをヴァルザーンは荒々しく抱き…。
  • 氷の公爵との熱く淫らな愛人契約
    2.0
    「私の子種を受け入れろ。そして私の子を孕め」 建国から八百年を誇るサルマイーナ国。王都ルディカイヤの王城で社交シーズンの始まりを告げる祝宴が開かれる中、音楽と人々の話し声が届かない政務宮でギルバート・コンティーノ公爵は業務を続けていた。彼の濃く澄んだ青い瞳に自らを映さんと大勢の令嬢達やその母親が彼を探し求めている。けれども誰もその氷の心を溶かすことが出来ない『氷の公爵』……いつしかそれがギルバートの代名詞のようになっていた。そのころ、平民の娘ルイゼット・クラフトは警備隊の詰め所に駆け付け、公爵の家に押入った理由を鉄格子の中に捕らわれた父親に問いかけていた。そんなルイゼットにあそこは母さんの家だと主張する父。母さん——ルイゼットの祖母は確かに伯爵家の娘だったときく。が、その家はとっくに没落しており、由縁があったとしても人の家に侵入していいわけが無い。父の処遇はかなり厳しいものになると思われた。ルイゼットは悩んだ末、その邸の主……ギルバート・コンティーノ公爵に父への恩赦を願い出るが——!? 女性嫌いの氷の公爵×苦境に立たされた平民の娘 愛人契約から始まるラブロマンス
  • 恋と幻惑 一途な騎士はただひとりの最愛を攫う
    2.0
    1巻550円 (税込)
    相手の思うとおりに自分の姿を見せる能力を持つイルセは、リッセン王国の王女アマンダの替え玉を務めていた。両親の形見である指輪を付けている時、イルセは本来の姿を留めておくことができる。その昔イルセは、妹を亡くしたことに悲嘆するカイザルトという騎士と出会い、王女専属の護衛騎士になるよう勧める。彼に前向きに生きて欲しかったからだ。お互いを想い、心の距離を縮める2人だったがいつしかイルセは姿を見せなくなってしまう…。やがてカイザルトは晴れて王女専属の護衛騎士に。だがイルセがアマンダの替え玉だとは知らないのだった。いつものように王女アマンダに扮したイルセは、王女の婚約者が待つエンゲルフトに赴いた際、媚薬を盛られてしまう! 助けを呼びに行こうとするカイザルトを引き留めたイルセは、カイザルトの手で快楽に導いて欲しいと頼む……。王女の命令としてこれを引き受けたカイザルトだが、ずっと忘れることのできなかったイルセの面影を感じてしまい……。
  • 闇に香るや紅椿
    2.0
    深窓の令嬢として育てられたルチア・ホーレンは、18歳にしてようやく社交界デビュー。その日は幸運にも、その美しさゆえに『紅椿』と謳われる憧れのカミーユ・カロ—ジオの姿を目にするのだが、引っ込み思案なルチアは声をかける勇気もなく、遠くからただ眺めているだけ。するとカミーユの方からルチアに話しかけてくれて、二人は急速に親しくなる。カミーユからカロ—ジオ家の領地に遊びに来ないかとまで言われて、両親に許可を求めることに。だが、なぜか母は顔面蒼白に。対して父は快諾。ただし、「体臭には気をつけるように」と、いつもの注意も忘れない。そう、ルチアは幼いころから甘い匂いを放ち、父は昔からそれを不快と感じているのだった。出発の日、新しい友人・カミーユとの楽しい日々に想いを馳せるルチアをよそに、母はまるで今生の別れのような様子を見せる。旅立つ先は椿が咲き乱れるカロ—ジオ辺境伯の領地に浮かぶカメリア島。そこに立ちこめるのは、ルチアと同じ香り……? この島には、秘密がある。
  • 仮面男の観察包囲網 ~苦手な同期に実は溺愛されているらしい~
    値引きあり
    2.0
    1巻275円 (税込)
    母親に頼まれ、嫌々お見合いに臨むこととなった秦田千鶴。相手は、なんと千鶴が社内で最も苦手にしている『仮面男』・大館啓佑だ。彼も親に言い包められたのだろう、自分たちは迷惑をかけられた者同士……そう考えた千鶴は、お見合い後に大館へ謝るが、返ってきたのは「俺が言い出したんです。席、組んでくれって親に頼んだ」という予想外の言葉だった。さらにルームシェアも視野に入れてほしいと頼まれ、とんとん拍子で彼と一緒に住むことに。納得いかない千鶴だったが、やがて『仮面男』の情熱的な素顔を思い知ることになる——。
  • 年下刑事に、懐かれ×守られ×愛されて
    2.0
    佳奈は昔から男運がない。 はっきり言って、男性は苦手。 通勤電車では痴漢に遭い、 会社へ行けば勘違い上司からセクハラまがいの口説きを受けてストレスMAX! だから今夜も料理に励む。 料理は佳奈の絶好のストレス解消法。 しかし気づけば冷凍庫は作り置きの山。 40代と思われる隣人女性にお裾分けを、 と思い切って訪ねてみると、 扉を開けたのはスーツ姿の爽やかな男性だった。 やがて佳奈はほかの男性とは雰囲気の違う隣の部屋の年下刑事、 浅井さん(わんこ系)と少しずつ距離を縮めていくが……。 【著者紹介】 なかゆん きなこ(ナカユン キナコ) 2011年からネット小説を書き始める。2012年に書籍デビュー。趣味は読書と美味しいお店を開拓すること。癒しのひと時は愛猫と戯れる時間。代表作:『恋の一品めしあがれ。』『純情乙女の溺愛レッスン』
  • 身代わり姫の偽装結婚 ―秘蜜の共犯関係―
    2.0
    婚礼を前に姿を消したアリーセ姫の代わりに、とある事情から身代わりを命じられたリーゼル。懸命に身代わりを演じるが、結婚相手のアレクシスに偽者であることがばれてしまう。死を覚悟するリーゼルだが、妻の役目を完璧に演じ切れば黙っておいてやるというアレクシスの言葉から彼と共犯関係になる。アレクシスと衝突しながらも身代わりとして彼の妻をこなし、じきにサーシャという友人もできどうにか城に馴染み始めるリーゼルだが、ある日アレクシスたちの命が狙われる事件に遭遇する。アリーセが見つからないまま、リーゼルは巨大な陰謀の中に巻き込まれていく――。著者紹介埼玉県生まれ。別名義にてゲーム、モバイルゲームシナリオなどを執筆。当名義にてTL小説の執筆を開始。
  • オジサマが好きでたまりません! 私たちセフレですが、エロ甘溺愛な関係です
    1.8
    年上の男性が恋愛対象である桃花は、癒し系のオジサマに抱かれたい! という性癖をこじらせ、23歳となった今も処女のまま。 ひそかに片思い中の職場の上司・甲斐谷に優しく抱かれる妄想をしつつ、一人エッチで自らの身体を慰める日々を送っていた。 そんなある日、会社の呑み会でまさかの両思いであることが判明! 諦めかけていた理想のオジサマ・甲斐谷と甘く濃密な初夜を過ごしてしまう。 しかし20歳も年下の部下に手を出したなんて周囲に知られては、甲斐谷にとってはイメージダウンなのでは……? 悩んだ桃花が出した結論は「私をセフレにしてください!」という、突拍子もないもので……!?
  • 淫らな婚前契約! 完璧御曹司は1日1回をご所望です
    1.7
    1巻550円 (税込)
    両親の勧めで父の勤める会社の御曹司・天海とお見合いをした円香。 若く美しく自信に満ち溢れた天海の姿に、「自分で釣り合うだろうか」と不安を感じたのも束の間、 少し俺様気質ではあるものの、根は優しくとても真面目な天海に、円香は急速に惹かれていく。 「この人となら、素敵な結婚生活を送れそう」 天海との将来を現実のものとして考え始めていた円香に、ついに天海からプロポーズの言葉が告げられる。 しかしそれは、円香の想い描いていたうっとりとするような甘いプロポーズ……からはあまりにかけ離れたものだった。 「結婚したら、1日1回、セックスをしたい。それを前提としても、俺と結婚してくれるか?」 26歳まで処女のまま過ごしてきた円香にとって、天海から提示されたその前提はあまりに衝撃的だった。 お見合いもデートも何もかもをスマートにリードしてくれていた彼のものとは思えない、ムードのかけらもないその言葉に面食らいながらも、天海を好きな気持ちはかわらないと、意を決してうなづく円香。 天海とならきっと、どんなことでも乗り越えて幸せに過ごすことが出来るはず。 そう信じて新婚初夜を迎えた円香だったが……!?
  • 聖王女の懺悔 神の胎でみだらに愛されて
    1.4
    1巻550円 (税込)
    恋慕を抱く相手はすでに神に忠誠を誓った身だった――。しかしその正体は――。 聖王国の王女・リリアーナは、“絶倫”で“女泣かせ”と噂される帝国の皇帝・ユリウスから求婚される。そんなユリウスから逃げ隠れるように、リリアーナが入れられたのはやんごとなき〝事情〟がある貴族の令嬢や姫を受け入れる男子禁制のファティナ修道院。平和な日々を送る中、修道院に美しい神父・カイがやってきた。告解をきっかけに二人の距離は縮んでいき、リリアーナは今まで知らなかった淫らな快感をカイから教え込まれ――!?
  • 豹変(チャラ男化)した初恋の幼馴染と再会したら、一夜の過ちのはずが彼の溺愛が止まりません!?
    NEW
    1.0
    「だったら——俺としてみようか。恋愛。ごっこじゃなくて、本気のやつ」 母の死をきっかけに心を病んだ父と共に、十二年間田舎で静かに暮らしてきた伯爵令嬢アメリア。没落寸前の家を再建するため、久しぶりに王都へ戻った彼女は、婿探しも兼ねて思い切って夜会に参加することに。しかし、眩しすぎる社交界で場違い感に圧され、侯爵令嬢となった幼なじみのキャロラインには雑草令嬢と嘲笑われてしまう。 そんな夜会の中心で令嬢たちに囲まれていたのは、“国いちばんの色男”と噂されるジェイス・レイザム。アメリアの初恋相手——かつては人と目を合わせるのも苦手な、優しく内気な少年だったはずの彼が、今や社交界で誰もが憧れる華やかな貴公子へと変貌していた。 二人とも別世界の住人になったのだと実感した。けれど、婚活を続けることを早々に諦めたアメリアが退出しようとしたその時、さきほどまで令嬢に囲まれていたジェイスが声をかけてきて——!?
  • 遊び人王子と私の賭け恋からはじまる幸せな誤算
    1.0
    1巻550円 (税込)
    病弱な兄のスペアとして幼少期から後継者教育を叩き込まれてきた侯爵家当主ローズは、一般的な令嬢のような社交を経験してこなかった。その上、男性に対して心が開けず色恋沙汰など皆無。そんな有様から、彼女には『氷の女侯爵』という二つ名がつけられていた。——少しでも何か心に響く男性に出逢ったら、絶対に捕まえること! 数少ない友人のアドバイスを胸に建国祭に参加したローズだったが、偶然、氷の女侯爵を建国祭最終日までに落とせるか——と数人の男性達から自分自身が賭けの対象にされたことを知る。適当に弄んで返り討ちにしてやればいい。そう考えていた彼女の許へやって来たのは、銀に近いプラチナブロンドに透き通った淡いブルーの瞳の見入ってしまうほど麗しい男。侯爵のパートナーの座を目当てに擦り寄ってくる男達には辟易していたローズだったが、ありふれた誘い文句を告げる男の目は、これまでに近づいてきた男達とは明らかに違っていて——
  • 魔女令嬢は薔薇をまとう ~別れの媚薬のはずが、初恋の王子の愛され婚約者になりました~
    1.0
    七歳のシュティルケ公爵令嬢・ローゼマリーは、王族主催の茶会で辛い思いをしていた。あちこちから聞こえてくる、魔女の血を引いていた亡き母と、自分への陰口。ただ独り耐えるほかに、ローゼマリーに術はなかった。そんなとき、母を思い出し泣きそうになっていたローゼマリーの前に、綺麗な金色の髪の少年が現れた。彼女を慰め、真っ赤な薔薇の飾りをくれた彼の正体は、第三王子のリーンハルト。それから十年。変わらず親しくしてくれるリーンハルトへの、叶わぬ恋心を隠し続けてきたローゼマリーだったが、ある日、彼から頼みがあると切り出されて——。「君は……媚薬を、作れるかい?」
  • 殿下、料理人を食べないでください! ワガママ王弟殿下の甘い求愛
    1.0
    1巻550円 (税込)
    王城の厨房はいつでも戦争だ。 料理長のアシスタントとして働いているフィオーナには毎朝スープをある人物のもとへ持っていく役目があった。ある人物とは、ワガママで、しかも女好きという噂もある王弟殿下・レンブラントである。 彼のワガママに振り回されて憤るフィオーナだったが、毎朝のことなのにどうしても彼の部屋の雰囲気と、掠れた声に慣れることができずにいた。いつも心がざわついて逃げ出したくなるのだ。 そんなある日の朝、彼の目の下に著しいクマがあることに気が付いたフィオーナは、関わり合いになりたくないと思いながらも、つい声を掛けてしまい……

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