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叙爵式。王座に上がる隣人であり幼なじみでもあるケネスの姿を、侯爵令嬢シェリルは目に焼き付けていた。彼は今日からバートレット公爵を名乗る。シェリルは、いつしかケネスに恋心を抱いている。彼の英姿を留めるため私室でスケッチブックに向かったシェリルが気晴らしに庭に出ると、そこにはケネスの姿が。献上するために詠んだ詩の感想を聞かせてほしいと渡された羊皮紙をうっかり風で飛ばしてしまっても、ケネスは彼女を決して叱らない。天然だとか、そそっかしいとか言われるシェリルに対し、ケネスは不愛想なうえに無口。だが、転びそうになれば助けてくれるし、散歩するときは歩調を合わせてくれる。そう、ケネスは優しいのだ。言葉少なで穏やかな日をこれまで過ごしてきた二人。だが、爵位授与を祝う夜会でケネスのそばにいるのは、シェリルと同い年の公爵令嬢サンドラ。せっかく大人っぽいドレスを着てきたのに、褒めてくれるのはエスコート役の従弟アンソニーくらい。肝心のケネスからは子ども扱いされ、翌日庭で会えば「ああいうデザインはきみにはまだ早い」と言われ、邸に遊びにきたアンソニーにからかわれているうちにせっかく会えたケネスに踵を返され、少しずつすれ違ってきているような……。一方ケネスは——
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いまいち
お金を出してまで読む価値があるか?と問われると否と答える。
特段何かずば抜けて面白いわけではなくありきたり。しかもライバル令嬢が下手したら人殺し若しくは殺人未遂なのにお咎め無しで許してしまうヒロイン。興醒めです。幾らヒロインでもいい子過ぎます。
まぁまぁ良かった
短めの話だったので読みやすかった。内容もたいした陰謀もなく、初めて同士の性交で、繋げる前に2人で深呼吸する所など初々しくて良かったのだが、官能描写が軽かった。途中、ヒロインが自分は練習台だと勘違いしながら胸を弄ばれるのは残念だった。
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