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予期せぬ事情により職も住む場所も失ってしまった涼音は、ついさっき出会ったばかりの男と二人、タクシーに乗っていた。 モデルのように美しい横顔をした男は、涼音の先輩が紹介してくれた若手建築家・明成。 今夜泊まる当てさえもない涼音を自宅に泊めてくれるというのだ。 「自分は不眠症で眠れないから、ベッドを使ってくれて構わない」 その言葉を信じ、明成のベッドで眠りに着いた涼音。 しかし翌朝目覚めてみると、目の前で明成が眠っていた。 しかも、彼の腕は涼音の背中に回っていて……!? 「俺専属の抱き枕として、うちに住み込みで働けばいい」 状況を飲み込めぬまま呆然とする涼音に明成から告げられたのは、あまりにも突拍子もない提案だった。 成り行きで手にした“抱き枕”としての職。 イケメン建築家の腕に抱かれて眠る毎日は、ときめきと緊張の連続! “抱き枕”としての存在価値を買われている以上、邪な感情は抱いてはいけない。 そう自分に言い聞かせていたはずなのに、涼音の心は徐々に、明成へと向いてしまい……!?
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自然な気持ちの変化が。
ヒーローの自然な心の変化がとても良かったです。無理矢理感も無く少しづつ想いが大きくなっていくのがいいなぁと。大人な男性の魅力がグッときます。
ストーリーに出てくるライバルとの関係性がもっと掘り下げられていたらラストがもっと盛り上がったかなぁと感じました。
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