厭われ令嬢はアイスブルーの夢を見る

桜庭えみり / 森原八鹿

貴族が通う王立学園への入学日。学園に向かう馬車の中で、子爵令嬢のロゼリアは深いため息をつく——。左右で色の異なる瞳を持つロゼリアはこれまで、悪魔に魅入られた令嬢として周囲から厭われ続けてきたのだった。学園生活でも当然、嫌悪の視線が待っていることだろう。ロゼリアは憂鬱で仕方なかった。そして彼女にはもうひとつ悩みが……。それはロゼリアを嫌う婚約者のフレッドと顔を合わせなければならぬこと。案の定、学園で会った途端、フレッドはロゼリアが大切にしている髪飾りを投げ捨ててしまう。悲しむロゼリアだったが、澄んだアイスブルーの瞳の美しい令嬢・アイリスが髪飾りを届けてくれる。
自分へ嫌悪の眼差しを向ける同窓生と違い、いつも優しく接してくれるアイリスから街へ出かけようと誘われたロゼリア。待ちに待った約束の日——。なんとロゼリアを迎えに来たのは、アイリスと同じアイスブルーの瞳を持つ黒髪の美しい男性、国王の信頼も厚いリヴィングストン侯爵家の嫡男・リアムで……!?

• カテゴリ: TL
• ジャンル: TL小説
• 出版社: 天海社
• 掲載誌・レーベル: LUNA文庫
• 電子版発売日: 2022年02月24日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[匿名 · ★★☆☆☆]

ありえない

ヒーローが女装してヒロインと学園生活を送りヒロインの婚約者にハニートラップを仕掛けるって、無理がある。幼い頃ならわかるけど青年男性の女装でバレないなんて。婚約者を女装したヒーローが断罪した場面はスッキリしたけど、その後すぐヒロインを連れ帰って性交するのも手慣れてるし。子どもの頃からヒロインを想っていたのに外国で経験あり？

[サマ · ★★★☆☆]

ヤンデレ

瞳の色が左右で異なることから両親や婚約者や世間から忌避されていたヒロイン。理解者は側付きの侍女と実兄だけ。そんな状態で学園へ入学し寮生活が始まります。そこで出会ったのが幼い頃に一緒に遊んだ女装格好のヒーローです。幼い頃も風習で女装しており完全に女性と思っています。
ヒロインが婚約者から罵声を浴びせられたりとかなり可哀想でした。その中でヒーローや兄に傾倒するのもわかります。ただヒロインのために女装までして学園へ潜り込むヒーローがなかなかのヤンデレぶりです。お兄様が警戒するのもわかります。ヤンデレが好きな私は楽しめました。