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4.4韓国で「真のフェミ本」と話題沸騰!【サッカー本大賞2021受賞】 仕事アリ、夫アリ、子どもナシ、30代の著者は、ロナウドのプレーに魅了されてから熱烈なサッカーファンとなり、地元のアマチュア女子サッカーチームを探して入団。それから起こった様々な出来事や心情の変化をユーモア溢れる生き生きとした筆致で綴る抱腹絶倒の体験記。 男のスポーツという印象が強いサッカーの世界に著者が飛び込んでいった時の気づきがとても面白い。サッカーの世界では「女が知ってるはずがない」という偏見を前提に、男は女に説明したがる。そのおかしさが、著者の視点によってわかりやすく見えてくる。そして女がサッカーをするときのハードルは、社会の中で男の領域とみなされている場所で女がサヴァイブするときのハードルにもつながっていると気づかされる。 チームの女たちは、時間をつくって練習を重ね、体と向き合い、どうすればサッカーがうまくなるかで頭がいっぱいだ。大好きなサッカーを続けるために、女たちは手と手を取り自然に連帯していく。現状を嘆くのではなく、どう連帯するかを、サッカーを通じて軽妙に語る本書は韓国で多くの読者に熱く支持され、YES24主催「今年の本」にも選ばれた。サッカーを通してフェミニズムの先にある希望を読者は見出せるだろう。
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4.0
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3.0◎1999年に韓国・仁川(インチョン)で実際に起きた火災事件を題材にした著者初の長編小説、待望の邦訳刊行 ミシン会社で働くサンスと敬愛(キョンエ)。お荷物社員の二人がチームを組むことになった。すれ違い、空回りしながら距離を探り合う日々。やがて互いの過去が少しずつ関係を変えていく。そんな中、チームはベトナムへの派遣が決まり、それぞれの思いを胸に新しい地を訪れるが――。理不尽な火災事件で親しい人を失い、亡霊のように生きていた男女の転機と再生を描く。 [目次] 空白はやっかいだ E あなたと私のお別れ 空っぽの心 殺人は恋愛のように、恋愛は殺人のように 冷えきった夏 あなたには妹がいますか? 痛みにも気づかずに笑っていた 雨粒が頭上に降り注いでくる オンニには罪がない
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4.4《君に会いたくて、二万光年を飛びこえたんだ。》 人間と宇宙人の、想像を超え、時空を越えた、一途でさわやかなSFラブストーリー。 -------------------------------------- やさしい心を持つハナは、つき合って11年になるキョンミンに振り回されてばかり。 この夏休みだってハナを置いて、流星群を見にカナダへひとりで出かけてしまう。 そしてカナダで隕石落下事故が起こり音信不通に。 心配をよそに無事帰国したキョンミンだが、どうも様子がおかしい。 いつもとは違ってハナを思いやり、言葉づかいだってやさしい。 嫌いだったナスも食べている。 ついには……口から青いビームを出しはじめて……。 -------------------------------------- もう二度とこれほど甘い話を書くことはできないと思います。 ——チョン・セラン --------------------------------------
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3.6「君たちは、親を選べる子どもなんだよ」 「アーモンド」に続く「チャンビ青少年文学賞」受賞作。 韓国で30万部。ブレイディみかこ氏推薦。 「子どもに親を選ぶことができたら。人類の究極の「IF」に挑んだティーン小説。 大人こそ読んでこころの準備をしておいたほうがいい」 事情により子どもを育てられなくなった親が、子どもを預ける「NCセンター」が設立された近未来。そこでは子どもが親を選ぶ面接「ペイント(ペアレントインタビュー)」が行われている。そんなNCセンターに在籍する17歳の少年ジェヌが、この物語の主人公。 20歳のセンター退所期限までに親をみつけなれば、センター出身という経歴がIDカードに刻まれる。過去にNCセンター出身者による犯罪が行われたことで、社会にはNCセンター出身者への偏見が存在し、その経歴が刻まれないよう、子どもたちは必死にペイントを続けている。 しかし、ペイントにやってくる親候補の多くは、養子縁組することで受け取れる福利厚生が目的。親候補たちのとりつくろった笑顔と、透けて見える本音を、ジェヌは瞬時に見抜いてしまう。 NCセンターの退所期限を3年後に控えたジェヌは、ペイントをしながら、親や家族という存在について思索し、自分の進む道をつかもうとする。 ■韓国作家の推薦文 『ペイント』は、11歳の娘が先にひったくるようにして持っていった本だ。ものすごく面白い、と本から手を離せなくなっている娘の姿に、正直心がチクリとした。 娘が学校にいっている隙にこっそり読みはじめた。読んでいるあいだじゅう、いい母親になりたいのにどうしていいかわからない私のそばへ、かつての自分がやってきて座っていた。親の関心や理解を求めていた幼い頃の私、そして、絶対に親元を離れると誓っていた20代の私が。いつのまにか母親になった私は、娘とともに『ペイント』のなかの「親を選ぶ子供たち」「親になろうとする大人たち」そして「かれらを手助けするセンターの大人たち」がそれぞれどんな想いだったか、ひとしきり語り合った。その語り合いが遠い未来まで続くであろうことを、私は知っている。 ――小説家 チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』 【目次】 ジェヌ、301です 父母面接を始めます いったいどんなヤツ紹介されたんだよ? IDカードの番号 大人だからって、みんなが大人っぽい必要ありますか お前は、自分の思い通りに生きると思ってんだろうな 自分のためだ、自分のため あの噂、聞いた? 待ってるからね、友達 Parents' Children 最後に聞いてもいいですか? 日本の読者のみなさんへ 訳者あとがき
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4.2「私は彼を9回も殺した。いつも違うやり方で!」 〈チョン・セラン〉ワールド全開! 笑いに満ちあふれながらも、ちょっぴり背中が凍りつくロマンチック・スリラー。 --------- かつての恋人たちを夢中にさせた八重歯の持ち主「ジェファ」。 エンタメ作家の彼女は、執筆中の短編集の中で元カレのヨンギを殺した。しかも9回も。 すると作品を発表するたびに、ヨンギの体にはジェファの文章がタトゥーのように浮き出るという不思議な現象が! そんな時、ジェファの背後にストーカーの影が忍び寄り……。 --------- 宝石のようだった八重歯。ときどき、あの八重歯が恋しくなった。ジェファが恋しくなったわけではない。ただあの八重歯だけが……。 --------- 【目次】 ■ジェファ……時空の龍と十五人の恋人たち ■ヨンギ………バニラとピスタチオ ■ジェファ……オオカミの森に腕を忘れてきた ■ヨンギ………八重歯だけがリアルだった ■ジェファ……ハッピー・マリリン ■ヨンギ………ガス銃を触ってみてもいいですか ■ジェファ……ラブ・オブ・ツンドラ ■ヨンギ………ファッキュー・ファッキュー・ファッキュー ■ジェファ……鶏もみじは窓辺にて ■ヨンギ………巨大なさつまいもの夢を見た ■ジェファ……魚王子の伝説 ■ヨンギ………五発入りのロシアン・ルーレットのように ■ジェファ……航海士、船長になる ■ヨンギ………地球が記憶するラブストーリー ■ジェファ……私と勝負してみる? ■ヨンギ………誰も死なない話を書いたら? ■ジェファ……最後のキスを更新すべきだった ■ヨンギ………切断面がきれいじゃないとくっつけられないんだよ ■ジェファ……三分二十六秒前だった ■ヨンギ………勇気ある者がジェファを得る ■あとがき ■訳者あとがき
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4.2――10年前の私なら、「ユニコーン系男子」と出会えなかった自分の運命を呪いつつ、それまで通りに生きていたでしょう。 もちろん、世界の人口の半分を占める女性のパワーや、家父長制に立ち向かう効果的な方法を知ってしまった今は違います。 女性が諦め、それまで通りに生きようと思うことこそ、男性中心社会の望むところです。(「日本の読者のみなさんへ」より) 生きづらい男性社会の中でキャリアや夢を実現したい女性たちから支持され、 韓国では発売3カ月で5刷を記録。 ニューヨーク・タイムズにも紹介されたフェミニズム空間「ウルフソーシャルクラブ」運営者の著者による、等身大のフェミニズム・エッセイ。 広告業界の第一線で20、30代を送った著者は、40代で#MeToo運動の波を被って初めて、これまでの自分に疑問を持ちます。 『セックス・アンド・ザ・シティ』を地でいくバリキャリのつもりだったけれど、全く自由でなかったのではないか……。 仕事をしていく中で、社会への疑問や憤りが高まっていきます。 2021年4月には「女性の党」の党首としてソウル市長選にも立候補。 落選したものの4位に入る。コピーライターであり、 ブックカフェのオーナーを務める著者が、自らの経験をもとに発信します。