検索結果
-
-夢見る乙女は、ある日恋におちた。 エミリーは砂漠の王国カズバーンへやってきた。兄が作った800万ポンドの借金の返済を延ばしてもらうためだ。だがプリンスのザックは耳を貸そうとせず、目の前に立ちはだかると、いきなりエミリーの髪どめを奪った。流れ落ちる金髪を、値踏みするようなまなざしで睨めつけて、あざ笑うように唇を歪める。「君は美しいな……女の魅力で迫ってこいとでも言われたのか」わが耳を疑う彼女に、さらにザックは残酷すぎる提案を強要した。彼の妻となれば兄の借金を帳消しにするというのだ。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている『シークの罠』を改題したハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-PRコンサルタントとして働くグローリーは、若手天才科学者カレブ・マスターズの講演旅行に同行し、彼のイメージチェンジや、マスコミ対策を担当することになった。問題は、カレブの評判が最悪だということ。“研究の鬼。ひどい癇癪持ち。かっとするとすぐ物を投げる”そんな人と、六週間もやっていけるのかしら?
-
-彼はわたしを軽蔑している。そんな人と一緒に暮らせるだろうか。■女優の卵であるレッドは、オーストラリア訛を直すため、発声法の専門家ミセス・フェリシア・セントオービンの門を叩いた。レッスンが開始してひと月ほどたったある日、階段から落ちて動けない状態のフェリシアを、レッドは偶然発見する。足首を骨折したフェリシアは、レッドに身の回りの世話を頼むが、フェリシアの息子ライナスは、正規の看護婦を雇うべきだと猛反対。レッドは最初彼のことをフェリシアの若い恋人だと勘違いしていて、息子とわかったときは、なんだか嬉しかった。だがやり手のプロデューサーである彼は、レッドが女優とわかると、売り込みのために自分や母親を利用しようとしていると決めつけ、住み込むことになったレッドにことさら冷たい態度をとる。しかも母親が心配だと、自分もフェリシアの家に引っ越してきた……。
-
-~こんな刺激、初めて! 官能オトナ女子ノベル~ 極上エロティック&官能ロマンスレーベル【エロティカ・ラブロ】からお贈りするのは、 超売れっ子絵師、蝶野飛沫氏の美麗イラストが表紙を飾る、超絶エロティック短編集! センセーショナルな傑作3編を収録。 『2人の戦士と乙女の激しすぎる夜~淫欲の呪いがとけるまで~』 黒い妖精に“欲望”という呪いをかけられた美しい貴族の養女ミラ。 狂おしい身体の疼きに悶え苦しんでいたある日、 美貌の戦士ジェラードとアランが現れる。 友情以上の深い関係にある2人も、同じ黒い妖精に呪いをかけられていた。 ジェラードがミラを四つん這いにさせ、アランが甘く淫らに奉仕する。 連日連夜、淫欲に耽るうち…?! 『ご主人様の甘い手ほどき~禁断のメイド~』 2週間前、モリーはアッシュフォード・ホールのメイドに雇われた。 美しい容貌の主アッシュフォード卿は、堕天使さながら 気に入らないことがあれば使用人たちを容赦なく怒鳴りつけ、激しく叱責する。 ある日、図書室ではしごのてっぺんに立ち、本の埃取りをしていたモリーは、物音に気づいて振り返った。 ご主人様のブルーの目がモリーを見上げていた。 はしごの一番下の段に乗ったご主人様の手が、スカートの下を這い上ってくる。 逃げるべきなのはわかっていた。でも…相手はご主人様よ。 「旦那様、失礼いたしました。あとで戻ってまいります」 「だめだ」ブルーの瞳がきらりと光る。 「まだアッシュフォード・ホールへの歓迎のもてなしがすんでいない」 そう言うとアッシュフォード卿ははしごを上りながら、モリーの真っ白なふくらはぎから太腿へと指を――。 『溺愛調教』 彼との約束を破った私に待っていた、熱いお仕置き―― ある夏の夜、テスは“物騒だから窓は必ず閉めて寝ろよ”というドルーの言いつけに背いた。 思いのほか怒った彼はテスを激しく奪い、気絶しそうなほどのオーガズムを与えたあと、 なんと彼女の尻に平手を振り下ろしたのだ。容赦なく、何度も。 驚き、抗うテスだったが、焼けつくような痛みはやがて熱い疼きとなって溢れ出し、 いつしか彼女は懇願していた。「お願い、やめないで……」
-
-「きみのスコーンのほうが ずっといいね」 早くに親を亡くし、姉妹で伯父に引き取られたメリー・ジェーン。美貌の姉は今、売れっ子モデルとして活躍しているが、平凡なメリー・ジェーンは伯父が遺したコテージでお菓子を焼き、小さな喫茶店を独りで切り盛りして生計を立てている。そんなある日、客として現れた高名な医師サー・トマスと出逢い、深みのある大人の魅力を持つ彼に憧れの念を抱く。私が彼につり合わないことぐらい、自分でもよくわかってるわ。それでも、サー・トマスに姉を紹介してからというもの、華やかな姉にのめり込んでいく彼を見るのがつらくて……。 *本書は、ハーレクイン・マスターピースから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-姉が太陽なら、私は月……。日陰の妹の想いは、彼に届くだろうか? メリー・ジェーンは中学生のときに両親を亡くして以来、姉と二人、伯父に引き取られて成長した。今、姉は恵まれた美貌を生かし、売れっ子モデルとして活躍している。一方、平凡なメリー・ジェーンは、伯父が遺したコテージでお菓子を焼き、小さな喫茶店を独りで切り盛りしながら、つつましく生計を立ててきた。彼女は来店客として現れた高名な医師サー・トマスと知り合い、たくましくて、深みのある大人の魅力を持つ彼に憧れの念を抱く。でも、私は自分が彼に似つかわしくないことはよくわかっているわ。それが証拠に、サー・トマスを姉に紹介してから、彼は華やかな姉にのめり込んでいくようで……。 ■《ベティ・ニールズ・コレクション》より、輝く姉に比べて地味なヒロインが見つけた、小さな恋の物語をお贈りします。作品中に頻繁に登場するスコーンやティーケーキなど、ブリティッシュな薫りに包まれ繰り広げられる穏やかなロマンスに、心が癒されます。 *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
4.0メリー・ジェーンは中学生のころ両親を亡くし、姉のフェリシティと二人、伯父に引き取られて成長した。今、フェリシティは恵まれた美貌を生かし、売れっ子のモデルとして大活躍している。一方平凡な娘メリー・ジェーンは、伯父が遺したコテージで、お菓子を焼き、小さな喫茶店を営み、つつましく生計を立ててきた。彼女はひょんなことから、高名な医師サー・トマスと知り合った。たくましく、しかも深みのある豊かな魅力を持つ大人の男性に恋心を抱き始めていることに、メリー・ジェーンは気がついた。だが、彼を姉のフェリシティに紹介したことから、サー・トマスはすてきな姉にのめり込んでいくようで……。■“ドクターとの恋物語”――正義感にあふれた知的なお医者さまは、まさに女性の憧れ。そんなドクターに恋をしてしまったら?
-
-村のコテージで小さな喫茶店を営むメリー・ジェーンは、常連客の付き添いで訪れた病院で、ハンサムな名医サー・トマスと再会した。出会いは1週間前、先生が美女をつれて私の店を訪れたとき。ドクターには華やかな女性がお似合いね。そう、私とは正反対の姉…売れっ子モデルのフェリシティのような女性が――。慎ましいメリー・ジェーンはまだ知らない。このあとドクターとフェリシティが親しくなり、自分の恋心に気づいて抗いがたい嫉妬に駆られることになるなど。
-
-求職中の看護師プルーデンスはある日、名付け親から、オランダへ一緒に行ってほしいと頼まれる。病気の姉エマを見舞いたいのだが、ひとり旅が不安だという。断りきれず、しぶしぶ同行したプルーデンスは、エマの甥であり主治医でもあるハーソーを紹介されて驚く。さっき庭園で出会った失礼な人だわ。庭師だと思っていたのに。ハーソーの尊大な態度に腹を立てながらも、プルーデンスはその美しい瞳に、これまで感じたことのないときめきを覚えていた。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-求職中の看護師プルーデンスはある日、名付け親から、オランダへ一緒に行ってほしいと頼まれる。病気の姉エマを見舞いたいのだが、病弱の身でひとり旅が不安だというのだ。断りきれず、しぶしぶ同行したプルーデンスは、エマの甥であり主治医でもあるハーソーを紹介されてびっくりする。さっき庭園で出会った失礼な人だわ!彼は庭師だとばかり思っていたのに……。ハーソーの尊大な態度に腹を立てながらも、彼女はその美しい瞳に、これまで感じたことのないときめきを覚えていた。 ■〈強引なあなた〉と銘打ちお贈りする企画第1弾は、繊細な作風で多くのファンを魅了し、惜しまれつつも2001年6月に永眠したベティ・ニールズの定番、尊大な医師とピュアな看護師の恋物語です。
-
-求職中の看護師プルーデンスは名づけ親につき添いを頼まれ、オランダへとやって来た。そこで出会ったのはハンサムな医師ハーソー。彼はプルーデンスを見るなり、彼女の背の高さをからかってきた。それ以来、プルーデンスと顔を合わせては、ハーソーは軽口を叩いたり冗談を言ったり。周囲ではやさしいと評判だけど、私には意地悪ばかり…私のことは嫌いなのね。彼のペースに巻きこまれてはダメよ! そう思うのに、なぜかハーソーが気になって仕方なくて?
-
-美しい姉と妹に挟まれ、目立たない娘。日の当たらない彼女に、春は来るのか。 冬のさなか、病床にあったメグたち三姉妹の母親が亡くなった。家を売って、お金は姉妹で分けましょうという長女の提案に、ロンドンで華やかに暮らす末の妹も大賛成。家を守り、母の看病に明け暮れた次女のメグは気が重かったけれど、自己主張が苦手で、ひと言も反論できないままだった。ところがいざ売りに出してみると、なかなか買い手がつかない。誰もこの家を買わないかもしれないわ――そんな期待が芽生え始めた頃、長身でハンサムな医師ラルフが現れた。魅力的な彼に思わず胸をときめかせるメグだったが、彼は母のために家を探していると言って、彼女に目もくれず……。 ■おとなしい性格のメグは、華やかで活発な姉と妹からいつも損な役回りを押しつけられ、不平ひとつ漏らさずに頑張ってきました。家が売れれば、住む場所を失ってしまうというメグの境遇を察したラルフに、診療所で住み込みの受付係をしないかと声をかけられ……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
4.0かねて病床にあった、メグたち三姉妹の母が亡くなった。家を売って、売上金は三人で分けましょう。いい値で売れるわ――長女の提案に、ロンドンで自活している末娘も大賛成。ただ一人、家を守り母の看病に明け暮れていたメグは気が重かった。大好きな田舎の家を手放して都会で働くなんて。私に何ができて?だが、メグは自己主張が苦手で、ひと言も反論でいないままだった。ふたを開けてみると家はなかなか買い手がつかない。ひょっとしたら、誰もこの家を買わないかもしれないわ。そんな期待が芽生え始めたころ、一人の男が現れた。現れ方のタイミングも最悪で、メグはぷりぷりしながら男を迎えた。
-
4.0冬のさなか、病床にあったメグたち三姉妹の母親が亡くなった。家を売って、お金は姉妹で分けましょうという長女の提案に、ロンドンで華やかに暮らす、美しい末娘も大賛成。家を守り、母の看病に明け暮れていた次女のメグは気が重いが、自己主張が苦手で、一言も反論できないままだ。ところが、ふたを開けてみるとなかなか買い手がつかない。誰もこの家を買わないかもしれないわ――と思い始めたころ、長身のハンサムな医師が現れた。メグは胸をときめかせるが、彼は母のために家を探していると言い、メグを見もしなかった。 *本書は、ハーレクイン・クラシックスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
2.0母親を亡くしたメグは姉ふたりから強引に押しきられ、しぶしぶ思い出の我が家を売りに出した。分配された遺産で都会に移り住めばいいと言われたが、おとなしいメグには生まれ育った田舎を離れる勇気がない。そんな折ロンドンからひとりの男性が屋敷を見に訪れる。背が高くて洗練された素敵な方ね。でもいきなり来るなんて都会の人はみんなこんなふうに強引なのかしら。戸惑う彼女はまだ知らない。彼カルヴァー教授がメグの人生を大きく変える運命の人だということを。
-
-瞳も言葉も冷たかった彼が、日陰の私に温かな手をさしのべて……。 看護師エミリーは姉に頼まれて双子の赤ん坊の世話をしながら、経済的にも体力的にもぎりぎりで暮らしていた。そんなある日のこと。仕事はできるが小太りで地味な看護師――医師らがエミリーのことをそう話すのを聞き、彼女はうつむいた。“小太りで地味”と言ったのは、魅力的なユレス・ロメイン教授。みんなが憧れる優秀なオランダ人外科医だからって、ひどいわ!だが、病院のパーティで壁の花となって落ち込む彼女を助け、家に送ってくれたのは、ほかならぬユレス・ロメイン教授だった。さらに、彼の患者の専任看護師になるよう申しつけられ……。 *本書は、ハーレクイン・マスターピースから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-傷ついた壁の花を拾い上げた、白馬の騎士の心は……。 看護師のエミリーは姉に頼まれ、双子の赤ん坊の世話をしながら、経済的にも体力的にもぎりぎりで暮らしていた。仕事ぶりは一流だが、小太りで地味な看護師――ある日、医師たちのそんな話を耳にし、エミリーはうつむいた。“小太りで地味”と言ったのは、みんなの憧れ、ユレス・ロメイン教授。オランダから来たハンサムで優秀な外科医だけれど、ひどいわ……。だが病院のパーティで、パートナーに袖にされて落ち込む彼女を助け、家まで送ってくれたのは、ほかならぬユレス・ロメイン教授だった。しかも、教授から思わぬ申し出を受ける。彼の患者のつき添いとして、エミリーに一緒にオランダまで来てほしいというのだ! ■穏やかで優しい作風で今なお愛され続ける作家の、不朽の名作を集めた《ベティ・ニールズ・コレクション》。実直なエミリーとはまるで性格の異なる、派手で美人の妹が教授を気に入り、思いがけない展開を見せます。頑張り屋のヒロインに声援を送りたくなる一作。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
4.0仕事ぶりは一流だが、容姿は小太りで地味な看護師……。医師たちのそんな話を耳にして、エミリーは憤慨した。しかも“小太りで地味”と言ったのはユレス・ロメイン教授。オランダから来たハンサムで優秀な外科医で、みんなの憧れだった。彼を手伝って難しい手術をこなすうち、少しは打ち解けられたけれど、自分の容姿についてのエミリーの引け目は、決してなくならなかった。ところが、病院でダンスパーティが開かれた夜、パートナーにないがしろにされて打ちひしがれるエミリーを助け、家まで送ってくれたのは、ほかならぬユレス・ロメイン教授だった。そして教授へのわだかまりがようやく溶け始めたとき、エミリーは彼から思いもよらない申し出を受けることになった。■オランダの秋から冬へ。今回ベティ・ニールズがお贈りするのは、移ろう季節の中で徐々に深まっていく、恋人たちの愛の絆の物語。古い館で祝うクリスマスや新年の様子とともにお楽しみください。
-
3.0看護師のエミリーは、名医と名高いロメイン教授が自分のことを「小太りの赤かぶみたいな女の子」と話すのを耳にした。看護師たちの憧れの的の素敵な彼に、そんなふうに思われ落胆するエミリー。ところがダンスパーティーのパートナーに、ないがしろにされたエミリーが壁の花となってうちひしがれているところにロメインが現れ、家まで送りとどけてくれたのだ。そんなこともあってロメインへのわだかまりが溶けはじめたとき、彼から意外なお願いをされて!?
-
-家なき乙女は愛を探していた―― 友情結婚に、一縷の望みをかけて。 ああ、今日もくたくただわ……。 病院の住み込み庶務係のクローディアは、 きつい仕事をこなしてはベッドに倒れ込む日々。 お世話になっていた大おじが亡くなったのを境に、 これまで住んでいた家を追い出されてしまったのだ。 そんな彼女に手を差し伸べたのは、 大おじを診ていた年上のハンサムな医師トマスだった。 「結婚すればきみは自由を、ぼくはよき友人を手に入れられる」 愛のかけらもない申し出と知りつつも、彼が時折見せるやさしさに 淡い期待を抱き、クローディアは思わずうなずいてしまうが……。
-
4.0ああ、今日もくたくただわ……。病院で住み込みの雑役係をしているクローディアは、苛酷な労働のため、ベッドに倒れ込む日々を送っていた。世話になっていた大おじが亡くなり、その家を相続した遠縁の男性に追い出されてしまったからだ。しばらくして、大おじの診察に訪れていた医師トマスが、彼女のもとを訪ねてくるようになる。何度か二人で食事したあと、彼は唐突にクローディアに結婚を申し込んだ。「結婚すればきみは自由を、ぼくはよき友人を手に入れられる」
-
-病院で住み込みの雑役係をしているクローディアは、毎日くたくたになるまで働きづめの日々を送っていた。世話をしてくれた大おじが亡くなり、家を追い出されたからだ。しばらくして、大おじの診察に訪れていた高名な医師トマスが、彼女のもとを訪ねてくるようになる。何度か二人で食事したあと、彼は唐突にクローディアに結婚を申し込んだ。「結婚すればきみは自由を、ぼくはよき友人を手に入れられる」愛のかけらもない申し出だと知りつつも、時折見せるやさしさに淡い期待を抱き、思わず頷いてしまう。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-年上ドクターに会えてうれしい。なのに、素直になれないのはなぜ? アラミンタは休暇中、崖下の浜辺で怪我をした少女に出会った。けれども自分だけでは少女を抱きかかえて町まで戻れない。するとヨットに乗った長身の男性が現れ、町まで送り届けてくれたが、名前も告げずに立ち去ってしまった。お礼も言えないまま……。アラミンタは看護師長としての忙しい日々に戻り、ささやかで平凡な人生がこの先もずっと続いていくかに思えた――夜、彼女の住むフラットに、あの男性が訪ねてくるまでは!クリスピン・ファン・シーベルトと名乗ったオランダ人の彼は、人づてに彼女の住所を聞いてやってきたらしい。訪問の理由を尋ねると、彼は言った。「君にもう一度会いたかったんだ」 ■永久不滅の銘作をそろえる《ベティ・ニールズ・コレクション》。玄関扉を開けたら、ずっとまぶたの裏に焼きついて離れなかった魅力的な年上ヒーローの顔が。思わず胸を高鳴らせてしまうヒロインですが、心とは裏腹になぜかそっけない態度をとってしまい……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
4.0アラミンタは休暇中、崖下の浜辺で怪我をした少女に出会った。けれど自分1人では少女を抱きかかえて町まで戻れない。そのとき、長身の男性がヨットに乗って現れ、町まで送り届けてくれるが、名前も告げずに立ち去ってしまう。お礼も言えぬまま、アラミンタは看護師長としての忙しい日々に戻り、こうしてささやかで平凡な人生がずっと続いていくかに思えた。夜、彼女のフラットに、あの男性が訪ねてくるまでは。それなのに、心が浮き立つ半面、そっけない態度をとってしまう。彼は謎めいたほほえみとともに帰っていき、アラミンタは後悔した。“君に会いたかったから来た”と言われたのに、なんてことをしたの?■1976年の旧作を初邦訳でお届けします。すてきな年上男性にからかうような扱いをされ、どうしていいかわからず心と裏腹の反応をしてしまったアラミンタ。その後、彼女はオランダへ飛び、思わぬ再会をはたしますが……。
-
-サリーの養父で富豪のレオナルド・マグワイアが世を去り、その遺言状が顧問弁護士の事務所で公開されることになった。養母と妹とともに出席したサリーは、レオナルドの実子で、実業家として成功したジャックと再会する。ジャックは父たちに見捨てられたも同然の人生を送ったが、すでに父の遺産を手中に収め、養母に復讐するために現れたのだ。だが彼は、サリーには好条件の申し出をする。彼女の生きがいである馬術競技をこれまでどおり続けてよく、遺された屋敷の管理責任者として給料を出すという。その見返りは何かと問うと、ジャックは答えた。「君が手に入る」
-
-夫亡きあと、ローズは彼の両親につくす毎日を送っていたが、二度目の命日に、夫の両親から理不尽な申し出を受ける。彼らとの隔たりの大きさを痛感したローズの心に、現実的でないと感じていたもう一つの申し出が浮かびあがった。“大公家に戻ってプリンス・ニコライと結婚してほしい”祖国アルプ・ドゥ・モンテスからの手紙にはそう書いてあった。プリンセスの地位を追われて十五年間、平凡に暮らしてきたのに。書面によれば結婚は一時的なものらしく、そのあとは自由になれる。婚家にとどまり、義父母の思うままに生きるよりはいい。ローズは新たな人生を歩むパートナーに会う決心をした。
-
-どうしてセブ・マコーレーがここに?診療所で働くジョアンナは、新しく赴任してきた同僚に愕然とした。同じ大学で学んだセブは、裕福な家の出身で、学生時代から女性関係の噂が絶えなかった。プレイボーイの彼に田舎の診療所の医者など勤まるわけがない。自分とは正反対のセブに、ジョアンナは反発を覚えた。しかし彼は腕の立つ医師で、患者の受けもよかった。自分が誤解していたと認めざるをえなくなったころ、彼女は気づいた。セブに見つめられると、胸がどきどきする。おまけに、彼もジョアンナに気があるらしく、日に日に誘惑の度合いが増していった。その一方で、セブには毎日のように女性たちから電話があったが、彼はそのことをジョアンナにひた隠しにするのだった。
-
-村の患者たちのために休む暇もなく働く医師のジョアンナ。そんな彼女の助っ人として現れたのは大学時代クラスメートだったセブ。大富豪の御曹司で、有名な遊び人だった彼がなぜ、田舎の小さな診療所に・・・!? 戸惑うジョアンナの予想に反しセブの真摯な仕事ぶりは素晴らしいものだった。そんな彼に、ジョアンナは次第に惹かれてゆく。 ・・・でも彼は、所詮住む世界の違う人・・・ いつかは村を去るだろう彼への思いをかたくなに抑えようとするジョアンナだったが・・・!?
-
-ジェニーは妹の赤ん坊を連れ、豪奢な屋敷を訪ねていた。出産直後にこの世を去った妹が、赤ん坊の父親はアレックス――プレイボーイとして名をはせる大富豪だと言い残したのだ。なんとしても彼に責任を果たしてもらおうと心に決めていたが、実際にアレックスの前に立つと、ジェニーは言葉を失ってしまう。彼はまさに女性の理想を具現化したような美男であるとともに、身がすくむほど冷たい雰囲気を漂わせていたから……。「目的は金か? なら残念だな。その子は僕の子じゃない」彼はにべもなく否定し、ジェニーに立ち去るよう命じた。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.8途方もないお金持ちで名家の息子で広大な屋敷に住んでいて、おまけにイケメンの有能なお医者さんで、しかも独身主義――妹はそんな男性アレックスが自分の娘デイジーの父親だと言い残して亡くなった。子供の父親としての責任を果たしてもらいたい。ジェニーはデイジーを連れてアレックスの家を訪れた。現れた男は噂どおりの冷血プレイボーイ。値踏みするようにふたりを見つめたあげく蔑むように言い放った。「目的は金か? なら残念だな。その子は僕の子じゃない」
-
-途方もないお金持ちで名家の息子で広大な屋敷に住んでいて、おまけにイケメンの有能なお医者さんで、しかも独身主義――妹はそんな男性アレックスが自分の娘デイジーの父親だと言い残して亡くなった。子供の父親としての責任を果たしてもらいたい。ジェニーはデイジーを連れてアレックスの家を訪れた。現れた男は噂どおりの冷血プレイボーイ。値踏みするようにふたりを見つめたあげく蔑むように言い放った。「目的は金か? なら残念だな。その子は僕の子じゃない」
-
-プレイボーイのジェレドと知り合い、バージンを捧げたケイ。だがその一夜で妊娠したと、著名人の彼に知らせるすべはなかった。ひとり子を産み、6年が過ぎたある日、ケイの前にジェレドが現れた。ケイには知るよしもない、ある計画を胸に秘めて……。
-
1.0F1の世界王者ジェレドにデートに誘われたケイは、世慣れた有名人の彼にすっかり夢中にさせられ、バージンを捧げてしまう。なのに彼は、ケイがバージンだとわかった瞬間、拒絶するそぶりを見せた。ケイの淡い恋心は残酷なまでに踏みにじられたのだ。けれど苦しみはそれで終わらなかった。その一夜で妊娠。その後彼とはまったく連絡がとれなくなったのだから。ケイがひとりで子を産み6年が過ぎたある日、ケイの前にジェレドが現れるが…?
-
-いつか名ばかりの夫が、私を愛してくれますように。 両親に疎まれ、愛を知らずに育った天涯孤独のアビーは、どうしても家族が欲しくて人工授精で子供を授かった。看護師をしながら幼い娘をひとりで育てていたある日、アビーは新任の外科医が友人の兄ニコだと知って驚く。イタリアの名家出身の彼はハンサムだが傲慢で、学生時代、地味で内気な彼女には目もくれなかった。その夜、突然ニコがアビーを訪ねてくると、耳を疑う要求を突きつけた。「きみの娘の父親は僕だ。娘を返してくれ」冗談じゃないわ! 父親が誰であろうと大切な宝物は渡せない。だが、彼が重病に罹り子供をもてなくなったと知った彼女は……。 ■サラ・モーガンの個性が光る、シークレットベビー・ロマンスの登場です。ヒロインが人工授精で授かった我が子の父親は、驚いたことに、かつての憧れの人。娘のため、そして彼のために便宜結婚を選んだはずのヒロインでしたが……。感涙必至の感動作! *本書は、ハーレクインSP文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-両親に疎まれ、愛されずに育った孤独なアビーは、どうしても家族が欲しくて人工授精をして母親になった。看護師をしながら幼い娘をひとりで育てていたある日、アビーは新任の外科医が友人の兄ニコだと知り驚く。イタリアの名家出身の彼はハンサムだが傲慢で、学生時代、内気な彼女は怖くて口もきけなかった。ニコは私みたいに地味な女のことなんて覚えていないだろう。ところがその夜、彼女の家にニコが突然訪ねてきた。僕の子供を取り返しに来た――そう告げるために。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-★寂しさを埋めるための選択がとんでもない事態を引き起こして……。★新しく赴任してきた外科医を見たとき、アビーは驚いた。友人の兄のニコが世界でも屈指の名医だったなんて。彼はとびきりハンサムなイタリア人男性だが、傲慢で支配的。学生時代、女の子たちはみんな彼に夢中だったけれど、内気なアビーは怖くて口もきけなかった。ニコは私みたいなつまらない女なんて覚えていないだろう。ところがその夜、ニコはアビーの家を訪ねてきた。「秘密はいつか明らかになるものだ」彼が投げつけてきたファイルを見て、アビーは愕然とした。そこには誰も知らないはずの彼女の秘密が記されていた。
-
4.3天涯孤独のアビーにとって、人工授精で授かった娘ローザはかけがえのない宝物。だから看護師をしながら女手ひとつの生活は貧しくても幸せだった。なのに――君はローザの母親として相応しくない。突然現れたイタリア人医師のニコは、自分がもう子供を作れないからと、血をわけたローザを捜しだし、娘を渡せと要求してきた。そんなこと絶対にさせないわ! アビーと娘の絆の強さを知ったニコは別の提案をする。そう、見ず知らずのふたりの結婚だ…!
-
-天涯孤独のアビーにとって、人工授精で授かった娘ローザはかけがえのない宝物。だから看護師をしながら女手ひとつの生活は貧しくても幸せだった。なのに――君はローザの母親として相応しくない。突然現れたイタリア人医師のニコは、自分がもう子供を作れないからと、血をわけたローザを捜しだし、娘を渡せと要求してきた。そんなこと絶対にさせないわ! アビーと娘の絆の強さを知ったニコは別の提案をする。そう、見ず知らずのふたりの結婚だ…!
-
3.0セーラは家族でフランスを旅行した。その帰り道に車の事故で、継父は脚を骨折、母親は脳震盪で入院するはめに。担当医のリトリクは、無傷だったセーラに二人の容体を説明し、泊まるあてのない彼女を自宅に招待した。リトリクは待合室にいるセーラを一目見て、恋に落ちてしまったのだ。セーラを射止めようとリトリクは慎重に計画を練り……。
-
3.0両親との旅行中、事故に遭ったセーラ。怪我はなかったものの、病院の待合室で眠ってしまった。目覚めたとき、セーラは自分を覗きこむ男性…オランダ人医師のリトリクに目を奪われる。グレーの透きとおった瞳、穏やかな話し方…なんて素敵な人なの? さらに彼は滞在する宿がなく困るセーラを、住みこみのヘルパーとして雇ってくれると言う。リトリクのやさしさに胸をときめかせるセーラ。平凡でなんの取り柄もない私が、12歳も年上のこの人に手が届くはずもないのに。
-
-この胸に渦巻く気持ちは、羨望? それとも、嫉妬? 集中治療室の看護師長を務めるアレクサンドラのもとに、ある日、意識不明の美しい女性患者が運びこまれた。つき添ってきたのはオランダ人のドクター・ファン・ドレッセルハイス。たまたま事故現場に居合わせたのだという。指示を出す態度は独断的で傲慢だけれど、腕は確かなようだ。やがて意識を取り戻した患者が記憶を失っていることがわかると、ドクターは彼女を引き取って面倒をみると言いだした。しかも、アレクサンドラをつき添い看護師として雇いたいとまで!なぜドクターはあの患者さんにこうも親身になるのかしら?嫉妬にも似た感情に戸惑いつつ、アレクサンドラは運命に身を投じた―― ■20歳前後とおぼしき記憶喪失の女性は、ペニー銀貨のように美しい髪にちなんで“ペニー”と呼ばれるように。そのペニーがやがて、アレクサンドラのドクターへの恋心を激しく揺さぶる存在になっていきます。1975年に上梓されながらも色褪せない、珠玉の恋物語。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-集中治療室の看護師長を務めるアレクサンドラのもとに、ある日、意識不明の女性患者が運びこまれた。つき添ってきたのはドクター・ファン・ドレッセルハイス。たまたま事故現場に居合わせたのだという。我が物顔で指示を出す態度は傲慢だが、腕は確かなようだ。しかも彼は、意識を取り戻した患者が記憶を喪失しているとわかると引き取って、面倒をみると言いだした。アレクサンドラを付き添い看護師として雇いたいとまで!なぜドクターはあの女性患者にこうも執着するのだろう?嫉妬にも似た感情に戸惑いつつ、アレクサンドラは運命に身を投じた。■世を去ったあとも皆さまに愛されつづけているベティ・ニールズ。今月お届けするのは、ロンドンの病院から郊外の田園、オランダへと舞台を移し、ヒロインの心の揺れを丁寧に描いた作品です。
-
-「彼にまた会いたいと思ったら、会えるようにすればいいのよ」 ナースのブリタニアが働く病院に、優秀なオランダ人外科医、ファン・ティーン教授が高度な手術を行うためにやってきた。年上の品格漂う彼を見て、彼女は直感した。この人と結婚する!だが、教授は帰国してしまった。また彼に会いたい……。そこでブリタニアは、休暇でオランダへ向かった。自転車で散策中に、傷ついた小鳥を見つけて拾った瞬間、立派なロールス・ロイスが、彼女の目と鼻の先で急停車した。中から現れたのは、ファン・ティーン教授! 「君は大ばかだ」彼はそう言って小鳥を預かると、彼女を置いて走り去った―― *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-百年の恋――この人と出逢うために、私は生まれてきたのかもしれない。 ナースのブリタニアが働く病院に、優秀なオランダ人外科医、ファン・ティーン教授が高度な手術を行うためにやってきた。年上の品格漂う彼を見て、ブリタニアは直感した。この人と結婚する、と。彼のことなど何も知らないのに、なぜか胸のときめきがそう感じさせた。だがほどなく、教授は帰国してしまった。また彼に逢いたい……。そこでブリタニアは、休暇でオランダへ行く同僚に同行することにする。旅を楽しもうと自転車で散策中に、傷ついた小鳥を見つけて拾った瞬間、立派なロールス・ロイスが、ブリタニアの目と鼻の先で急停車した。中から現れたのはなんと、ファン・ティーン教授! 「君は大ばかだ」彼は冷たく言い放って小鳥を預かると、彼女を置いて、走り去った―― ■大スター作家、ベティ・ニールズとペニー・ジョーダンの永久不滅の銘作をお贈りするシリーズ“ハーレクイン・マスターピース”。愛嬌たっぷりのヒロインと笑わないヒーローの好対照が楽しい本作をはじめとする《ベティ・ニールズ・コレクション》のほか、《特選ペニー・ジョーダン》を豪華美麗装丁にてお届けします! *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-ブリタニアが看護師として働く病院に、高度な手術を行うためにオランダから外科医がやってきた。その外科医、ファン・ティーン教授を目にしたとたん、ブリタニアは直感した。この人と結婚する、と。なぜそんなふうに感じたのかはわからない。確かに医師としては優秀だが、彼のことはなにも知らないのだ。しかも、すぐにオランダへ帰ってしまう。だが、ブリタニアは自分の直感を信じ、オランダへ休暇に出かける同僚に同行することに決めた。きっとオランダで教授にまた会えるわ。これが運命なら。★本作でベティ・ニールズは、結婚に向けるヒロインの切ない思いを厳しいけれど温かい筆致で描いています。涙と笑いがふんだんに盛り込まれ、最後はヒロインに拍手を送りたくなることでしょう。★
-
3.0看護師ブリタニアは、オランダから一時的に招かれた外科医ヤーケ教授にひと目で惹かれた。長身で落ち着いた雰囲気のハンサムなヤーケはまさに理想の男性。帰国した彼を追ってブリタニアはオランダを訪れるが、ヤーケの自宅に招かれ、息をのんだ。自宅がお城!? 足がすくむ思いのブリタニアの前に、挑戦的な態度の美女が現れた。マデレイネと名乗る彼女はヤーケの昔からの友人だという。すっかり自信喪失したブリタニアは、さらに思いがけない不運に見舞われ…!?
-
-リーヴァ・コレリ、28歳。フリーの写真報道家です。私は1年半前、ロンドンからミラノに取材対象を追いかけてきて、デミトリオ・コレリ(35歳)と出会いました。彼は大富豪で、控え目に言ってもイイ男。熱病のような恋に落ち、出会いから1週間で結婚したけど…。実はとんでもなく横暴で、結婚前は仕事に理解があったのに、結婚後は夫の都合を優先しろとかいっそ仕事やめろとか! 挙句、部屋に監禁されたので窓を破りそのまま別居生活に入りました。そして…?
-
3.5唐突なプロポーズ――それは、あまりに悲しい恋の結末。 ロンドンの聖モード病院で働くオクタヴィアはある日、勤勉な仕事ぶりを買われ、出張看護の命令を下された。地中海めぐりのソクラテス号に乗船しろというのだ。船上で彼女は、かつて病院にけが人を運び込んだ男性と再会する。そのとき彼は“必ずまた会う”と自信満々に言い、オクタヴィアの脳裏にその姿を刻みつけたのだった。オランダの医師だという彼とともに船で過ごすうちに、無愛想だが親切な彼にオクタヴィアは心惹かれるようになる。だが航海が終わったとき、彼がもたらした残酷な仕打ち――それは愛のかけらもない、便宜的な結婚の申し出だった! ■「君に恋しているふりはできないが」と、ルーカス医師はあまりにむごい言葉とともにプロポーズします。オクタヴィアの返事はいかに……? 伝説のロマンス小説家ベティ・ニールズが描く、心がほっこり温まる珠玉作です。
-
3.7醜いあひるの子は知らなかった。彼女を求める、白鳥の情熱的な瞳を。 6年前に両親が亡くなってから、ベアトリスは夢をあきらめ、美しいがわがままなきょうだいを必死に育ててきた。そして彼らからの、使用人のような扱いに耐えていた。しかしある夜、妹にディナーの給仕をしているところを、富豪のエリオットにからかわれ、彼女はついに耐えられなくなる。きょうだいの中で一人だけ美しくないのが、そんなに悪いこと?屈辱と恥ずかしさから、ベアトリスがキッチンに逃げこんでも、追いかけてきたエリオットは“泣き顔まで醜い”とあざけった。ところが彼女が怒ると“かわいい君”と呼び、唇を奪って……。■2011年に惜しまれつつ亡くなった、ロマンスの女王ペニー・ジョーダン。彼女の幻の未邦訳4部作を刊行します。第1作のヒロインはベレア家でいちばん奥手なベアトリス。そんな彼女にエリオットはしびれを切らし、強引な方法で迫りますが……。
-
4.0また、いやな夢を見た。無理もない。シェラザッドは戦いの場と化したバルカン半島にいて、負傷者の治療をおこなうトラックの中で眠る日々が続いていた。でもこの体があちこち痛むのは、襲撃してきた男に殴られたせい?その瞬間、シェラザッドははっと目を覚ました。地面に横たわり、覆面をした男に覆いかぶさられている。これは夢ではない!彼女はひどく動揺し、男を見て……様子がおかしいことに気づいた。彼は出血している。このままでは命がもたないかもしれない。だが、トラックを襲ってきた張本人を手当てするべきだろうか?そのとき、彼がふいにつぶやいた。「シェラザッド、僕は君の仲間だ」■砂漠や過酷な地で燃えあがる、美しくも激しい愛を描いて人気のオリヴィア・ゲイツ。本作は、昨年7月に刊行されて好評だった『朝の光に咲く花』(I-2105)の関連作ともなっています。
-
-“ひどく退屈な男”“我慢ならない男”前評判を覆す、すてきな人が現れた! 年老いた両親と暮らす22歳のセリーンは、ある日、父が密かに投資に失敗して家計が苦しいと気づいた。自宅の屋敷で宿泊業を営むことを思いついた彼女は、一日中働いて部屋を磨き上げ、夜は疲れきってベッドに突っ伏した。そんな努力の甲斐あって、仕事が軌道に乗り始めた頃、客の老紳士が突然、体調を崩して倒れてしまい、彼の甥で医師のオリヴァーが呼ばれることになった。老紳士の息子によると、オリヴァーは退屈で我慢ならない男だという。翌日、白髪交じりの魅力的なオリヴァーが高級車に乗って颯爽と現れた。噂と違って親切な彼に、セリーンは思わず胸をときめかせるが……。 ■けして芳しいとは言えない前評判だったオリヴァーに対して、最初はそっけない態度をとってしまったセリーン。けれどもしだいに、彼の親切や大人の男性としての落ち着きに安心感を覚え……。うぶな彼女を翻弄するプロポーズなど、ドキドキさせられる名作です。。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.0かつて領主の邸宅だった自宅を利用し、セリーンが始めた朝食付きの宿は、ようやく軌道に乗りつつあった。ところがある日、宿泊中の老紳士が脳卒中で倒れてしまう。彼は苦しげな声で、甥で医師のオリヴァーを呼んでくれと頼んだ。やってきたオリヴァーは有能で、信頼できそうな男性だったが、セリーンはどうしても心を開けないでいた。彼女はすでに老紳士夫妻の息子、ニッキーと恋に落ち、彼から、オリヴァーはとにかく我慢のならない男だと聞かされていたからだ。だが強引に結婚を迫るニッキーに、セリーンは不信を抱くようになる。そしてみんなが宿を去る日、オリヴァーは彼女に衝撃の事実を告げた。■イマージュで長く愛されてきたロマンスの名手、ベティ・ニールズ。よき時代の息吹を伝える、なつかしい作品をどうぞご堪能ください。
-
2.7バルフォアの家名を汚したベラは、罰として砂漠で謹慎させられていた。私の携帯電話はどこ! 都会で刺激的な毎日を送っていた令嬢ベラに文明から離れた生活は耐えがたく、町を目指し逃げ出すことにした…一方、この国を統べるシーク・ザフィークは年に1度の息抜きである1週間の瞑想のために砂漠に向かっていた。馬を走らせていたところ、前方に倒れた女性を発見する。砂漠の真ん中で出逢った正反対のふたりはオアシスで寝食をともにすることになり…!?
-
-バルフォアの家名を汚したベラは、罰として砂漠で謹慎させられていた。私の携帯電話はどこ! 都会で刺激的な毎日を送っていた令嬢ベラに文明から離れた生活は耐えがたく、町を目指し逃げ出すことにした…一方、この国を統べるシーク・ザフィークは年に1度の息抜きである1週間の瞑想のために砂漠に向かっていた。馬を走らせていたところ、前方に倒れた女性を発見する。砂漠の真ん中で出逢った正反対のふたりはオアシスで寝食をともにすることになり…!?
-
-まだ恋も知らない不遇の看護師の 運命の男性は、心優しきドクター? ベスは父親の死後、異母兄にうとまれて家を出た。今は弟とロンドンに暮らし、看護師として働いている。田舎出身の彼女に、都会の生活は合わなかった。日々の生活は決して楽ではなく、服も満足に買えない。こんなことじゃ、結婚なんてとても無理ね。いつしか、そう思うようになっていたある朝、彼女は自転車で通勤途中、一人の男性に衝突してしまう。けれど彼は怒るどころか、にっこりとベスに笑いかけた。それが著名な外科医、アレクサンダーとの出会いだった。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.0ベスはイギリスのとある地方の良家の子女だったが、父親の死後、異母兄にうとまれて家を出た。今は弟とロンドンに暮らしながら、看護師として働いている。田舎出身の彼女に、都会の生活は合わなかった。日々の生活は決して楽ではなく、服も満足に買えない。こんなことじゃ、結婚なんてとても無理ね。いつしか、ベスはそう思うようになっていた。ある朝、彼女は自転車で通勤途中、一人の男性に衝突してしまう。けれど彼は怒るどころか、にっこりとベスに笑いかけた。それが著名な外科医アレクサンダーとの出会いだった。★都会の生活に違和感を覚えながらも、健気に生きるヒロイン。作者は彼女に次から次へと試練を与えますが、終始一貫、温かいまなざしを注いでいます。ベティ・ニールズの魅力あふれる一編です!★
-
-ロンドンで看護師として働きながらつつましく暮らすエリザベスはある朝、自転車でひとりの男性とぶつかってしまう。彼は怒りもせずやさしく笑いかけ、許してくれた。ところが病院でその男性と再会したエリザベスは、驚愕する。彼は、ヨーロッパ屈指の著名な外科医アレクサンダーだったのだ。とても素敵な人だけど…住む世界が違いすぎるわ。そんな時、アレクサンダーの妹が入院してきた。エリザベスは彼から、住みこみで妹の子供たちの面倒をみてくれないかと頼まれ!?
-
-今夜だけは、きらめく魔法よ解けないで――UKベストセラー作家がマンハッタンを舞台に描く、運命の恋! 憧れの街ニューヨークで働くペイジは、順調なキャリアから一転、突然クビを言いわたされた。落ち込み、途方に暮れる彼女の前に現れたのは、もっとも弱みを見せたくない相手――兄の親友で、かつてペイジの幼い恋心を踏みにじったジェイク・ロマノだった。「それなら、自分で会社を作ればいいじゃないか」世界的企業のオーナーであり、セクシーな辣腕実業家でもある彼の助言を拒む理由はなかった。だが、アドバイザーとして何くれとなく世話を焼く彼が側にいると、忘れたはずのペイジの想いは、否応なくかき立てられてしまい……。
-
-ジャスティンは緊張のあまり、逃げだしたくなった。いままで誰かを誘惑したことなんて一度もない。だがいま、目の前にいる銀行の融資担当者を誘惑できなかったら、父親が遺した莫大な借金のせいで、家屋敷まで失ってしまう。女の魅力を武器に最大限に活かせば、この担当者から融資を引きだせると、噂に聞いてきたが、体を差しだすつもりはないことを悟られないようにしなくては。ジャスティンは知る由もなかった。苦々しく見つめるその男が、融資担当者ではなく、実はこの銀行の頭取だということを――。
-
-恋愛感情抜きのプロポーズ。この胸の切なさは、恋なのに……。 イギリスで看護師として働くラヴィニアの夢は、両親亡きあと伯母に引き取られた妹と、また一緒に暮らすこと。自分たち姉妹につらく当たる伯母と早く縁を切りたいのだ。ラヴィニアは思いきって、好条件で働けるオランダに渡った。妹を残してきたのは心配だけれど、落ち着いたらこちらに呼び寄せよう。新しい勤務先には、病理学の権威テル・バフィンク教授がいた。端整な容貌と優しい人柄で、女性たちの憧れの的だ。そんな教授から食事に誘われ、ラヴィニアは天にも昇る思いだったが、やがて「結婚しないか?」と言われて戸惑う。彼が望むのは、恋愛感情を交えない便宜的な友情結婚だったから……。 ■愛されないとわかっている結婚だとしても、少なくとも教授を愛する人が妻になるほうがいいと、ラヴィニアはプロポーズを受け入れます。イギリスから連れてきた妹もオランダになじみ、ほっとする一方で、ラヴィニアの心にはつねに虚しさがつきまとうのでした。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・マスターピース版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-イギリスで看護師として働くラヴィニアの夢は、両親亡きあと伯母に引き取られた妹と、また一緒に暮らすことだ。自分たち姉妹につらく当たる伯母と早く縁を切りたい。そのためラヴィニアは思いきって、好条件で働けるオランダに渡った。落ち着きしだい妹を呼び寄せよう。勤務先の病院には、病理学の権威テル・バフィンク教授がいた。その端整な容貌と温かい人柄で、看護師たちの憧れの的だ。ある日、教授に食事に誘われて、ラヴィニアは有頂天になる。彼みたいな男性に相談にのってもらえたら、どんなにいいかしら……。そんな思いが別の感情に変わるのに時間はかからなかった。★オランダのアムステルダムを舞台に、看護師のラヴィニアと医師のテル・バフィンク教授の大人のロマンスが展開されます。
-
-この結婚は甘い罰──暴君を愛してしまった私への。 両親を事故で亡くし、住む家を失ったサラ。すがる思いで一度も会ったことのない母方の祖母を訪ねると、思いがけず優しく温かく迎え入れられ、心から安堵した。だがそんな彼女を訝しげに見る男性がいた。実業家ルークだ。サラの亡きいとこの夫である彼は、祖母を肉親のように慕っており、転がり込んできたサラは財産目当てに違いないと蔑んできたのだ。ある日、祖母が病で倒れ、ルークは態度を翻してサラに求婚した。祖母を安心させるためだけの結婚? 愛もないのに?昼は冷酷、夜は熱く責め立てる暴君のような夫に翻弄されながら、妻となったサラの愛情は深まり、やがて彼の子を身ごもって……。 ■ロマンスの女王、ペニー・ジョーダンの知られざる逸作をお贈りします。孤児から大富豪へと昇りつめたヒーローと、早くに両親を亡くし、異母弟や継妹と身を寄せ合って苦労を乗り越えてきたヒロイン。便宜結婚の先に二人が見つけた真の愛とは……? *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
4.0罰と知りつつ、彼女は結婚を受け入れた。ただ、彼に愛されたい一心で。 両親を亡くし、住む家を失ったサラにとって、自分を受け入れてくれた祖母は、なによりも大切な存在だった。だから、心臓が悪い祖母のためと言われると、大富豪ルークとの結婚を断る理由が見つからなかった。彼は、亡き妻の肉親である私の祖母を安心させたいだけ。しかも継妹の嘘を信じ、私を財産めあての女と思っている。つまりルークは私に、妻という罰を与えるつもりなのだ。けれど前に彼からされた、熱く強引なキスの記憶がよみがえると、無垢なサラの胸は、おびえつつも小さくときめくのだった……。 ■どういう運命のいたずらか、真実の愛にあこがれる純真なヒロインが初めて恋い焦がれたのは、彼女を誰よりも嫌うヒーローでした。夫となってからも、彼は妻をベッドでは求めながらも、しいたげるのをやめません。ロマンスの女王の実力が冴えわたる作品です!
-
3.0「親友の結婚式でハワイに行くから、一週間だけ入れ替わって」秘書をしている双子の姉に頼みこまれたティーガンは、ボスはそのあいだ出張中なのでばれはしないと説得され、承諾した。だが当日になって予定が変わったらしく、出張は中止に。ティーガンはひやひやしながら、姉のボス、マーヴェリックに仕える羽目になる。幸いマーヴェリックは、彼女の正体を露ほども疑っていないようだ。なんとか無事に初日をやり過ごし、ティーガンは安堵してオフィスをあとにしようとした。そのときだった。彼女は不意にボスに呼び止められて……。★年の瀬が近づいてきたこの季節にぴったりな作品を人気上昇中のトリッシュ・モーリがお贈りします。姉になりすましてヒーローのもとで働き始めたヒロインですが、事態は思わぬ方向に向かっていきます。★
-
-これは一夜かぎりの夢――明日になれば、愛しいボスはまた、氷の仮面をつける。 大切な書類を忘れるなんて、ボスらしくないわ。ルーカスの忠実な秘書エマは不思議に思いながら、吹雪のなか、ボスが滞在する古城へと車を走らせた。だが、そこにはアルコールに溺れる彼の姿があった。「すぐにここから出ていけ」罵声を浴びて胸騒ぎを覚えた。そういえば、去年の同じ日もボスはオフィスで泥酔して……。これは偶然なの? それとも何か理由があってのこと?エマは放っておけなくなり、彼に付き添うことに決めた。ボスと秘書――その一線を越えることになるとは夢にも思わず。 ■スター作家サラ・モーガンのボス&秘書もの! 幼い弟を育てるヒロインはボスへの想いを隠してきましたが、ある夜、ボスの傲慢な仮面が剥がれて……? 品位あるロマンスが得意な大スター作家、レベッカ・ウインターズが好きなあなたに特におすすめします。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-秘書のエマはボスのルーカスが忘れた書類を届けに大雪のなか、車を走らせていた。しかし、ルーカスは酔っていてエマを追い出す。いつも冷静な彼が取り乱すなんて…。そう言えば昨年の同じ日も彼の様子はおかしかった。吹雪が強くなり、ふたりきりで彼の古城に閉じこめられてしまう。深夜、彼が打ち明けた過去の傷がほっておけなくなったエマは突然のキスに応え、熱く溶けるような一夜を過ごしてしまう。彼にとって、これは一夜の慰めに過ぎないとわかっていながら…。
-
3.0大切な書類を忘れるなんて、まったくボスらしくないわ。建築事務所に勤める秘書のエマは週末を台なしにされて憤りながら、吹雪のなか、ボスのルーカスが滞在する古城へと車を走らせた。だが、着いた先で見たのは酒に溺れている彼の姿だった。「すぐにここから出ていけ!」ボスの罵声を浴びてかっとなったものの、エマは胸騒ぎを覚えた。そういえば、昨年の同じ日もボスはオフィスで泥酔して……。これは偶然なの? それとも何か理由があってのこと?エマは放っておけなくなり、彼に付き添うことに決めた。まさかボスと秘書という一線を越える羽目になるとは知らずに。■本年度RITA賞ファイナリストに選ばれた、サラ・モーガンの新作です。本作には『シチリアでもう一度』のヒーローが重要な脇役として再登場。
-
-
-
-秘書のエマはボスのルーカスが忘れた書類を届けに大雪のなか、車を走らせていた。しかし、ルーカスは酔っていてエマを追い出す。いつも冷静な彼が取り乱すなんて…。そう言えば昨年の同じ日も彼の様子はおかしかった。吹雪が強くなり、ふたりきりで彼の古城に閉じこめられてしまう。深夜、彼が打ち明けた過去の傷がほっておけなくなったエマは突然のキスに応え、熱く溶けるような一夜を過ごしてしまう。彼にとって、これは一夜の慰めに過ぎないとわかっていながら…。
-
4.0カスタルディーニ国で交渉のプロとして知られるフィービは、国王から任された仕事に愕然とした。いま、国王は病をわずらっており、後を継ぐ皇太子の座が不在となっていることに危機感を覚えている。そこで、次期国王として選出するために、八年前に国を出た王子レアンドロを呼び戻してほしいというのだ。レアンドロはかつて、フィービがただ一人愛した男性だ。だが、彼にとってフィービは都合のいい女でしかなく、最後は心をぼろぼろにされ、泣く泣く彼と別れた。そのレアンドロと、もう一度顔を合わせるの?途方もない不安に襲われ、フィービは身を震わせた。■注目作家オリヴィア・ゲイツが描く、地中海の国を舞台にした三部作〈さまよえる王冠〉がスタートします。王位継承権を巡り、思惑と愛情、憎しみが入り乱れる、読み応えのある作品に仕上がっています。
-
-記憶喪失の乙女と、孤独な伯爵。 傷ついた魂が出会ったとき……。1年前の夜、ルースは婚約者と共に暴漢に襲われ、記憶を失った。 気づいたときには婚約者は消えており、今も捜し続けている。 彼がイタリアの名家バグネリ家の一員だという情報を頼りに ベネチアを訪れた彼女は、嵐の夜、その大邸宅の前に辿り着いた。 雨に打たれずぶ濡れになっていた彼女を迎えたのは、 精悍な顔つきにどこか陰を感じる、ピエトロ・バグネリ伯爵。 彼は婚約者が見つかるまで邸宅に滞在することを勧めてくれ、 ルースはしばらくピエトロの手伝いをすることになった。 白紙のままの彼女の記憶に、ピエトロとの日々が描かれていく―― 彼を愛し始めた頃、後ろめたそうな顔をした婚約者が戻ってきた。
-
-■なぜ彼は私の前から消えたの?あんなに愛し合っていたはずなのに。 嵐の夜、ルースは雨に打たれて呆然とバグネリ邸の前に立っていた。一年前、ある事件に巻き込まれたショックで彼女は記憶を失い、婚約者のジーノがなぜ自分の前から消えたのか思い出せずにいる。彼がバグネリ家の一員だということを頼りにベネチアまで来たけれど。稲妻が一瞬ルースを照らし出す。その姿を窓から見たピエトロ・バグネリ伯爵は、ずぶぬれの見知らぬ女性をほうってはおけず、屋敷の中に入れた。ルースは記憶を取り戻して暗闇から抜け出したい一心だったが、そこにいたのは会いたかったジーノではなく、彼女と同じように心に闇をかかえた孤独な伯爵だった。
-
-イタリア富豪が見そめたのは、街をさまよう20歳のシンデレラだった! 赤ん坊を乳母車にのせて、深夜のロンドンの街をさまようホリー。子供の父親に捨てられ、行くあてもない。このままでは……。物思いにふけるあまり、交差点に近づいていると気づかなかった。次の瞬間、車道との段差に足をとられ、ホリーは転倒した。イタリア人の富豪リオ・ロンバルディはリムジンから飛びだし、頭を打って意識を失った、うら若い女性の姿を目にした。婚約を破棄したばかりの彼は、どうしても妻を必要としていた。この子連れの女性を屋敷に連れ帰り、妻にするのはどうだろうか? ■貴公子のようにハンサムな富豪ヒーローに求婚され、田舎育ちの純朴なヒロインは受け入れてしまいます。ところが、なじむことのできない豪奢な結婚生活を送るうち、彼が妻を大至急必要としていた事情がわかり……。巨匠リン・グレアムの名作をご堪能ください。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.0ホリーは乳母車を押しながら、寒さと空腹と恐怖に襲われていた。深夜の一時だというのに、生後八カ月の赤ん坊をかかえ、ロンドンの街をもう何時間歩きつづけているだろう?子供の父親に捨てられ、行くあてもない。このままでは……。物思いにふけっていた彼女は交差点に近づいていると気づかなかった。次の瞬間、車道との段差に足をとられ、ホリーは転倒する。同時にすさまじいブレーキ音とタイヤのきしる音が街角に響いた。リムジンから飛びだしたイタリア人の富豪リオ・ロンバルディは、頭を打って意識を失った、幼いとさえ言える若い女性の姿を目にした。彼はほんの一時間前、自分を裏切った女性と婚約を破棄したばかり。だが病弱な母親を落胆させないためにも、妻は必要と考えていた。数分前には、このあと最初に出会った女性を呼び止め、妻になってくれと頼もうかとさえ思っていた……。
-
-貴公子然としたイタリア人の大富豪リオ・ロンバルディ。彼との豪奢な結婚生活は純朴なホリーにとって苦しいものだった。恋人に捨てられて、生後まもない赤ちゃんを乳母車にのせあてもなくさ迷い歩いたあの夜、彼のリムジンにひかれかけなければ、けして結婚してはいないだろう。ホリーは知っていた。リオにはホリーと出会う直前に別れた美しい婚約者がいて、あてつけに結婚したということを。そうでなければこんな田舎娘のみっともないホリーなど相手にするわけがないのだから……。 *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-牧師の長女マチルダは、赤い髪に緑の瞳が印象的な娘だ。凡庸だが気立てがよいので、何度かプロポーズされたこともある。けれど、26歳の今日まで誰にも心を動かされることはなかった。いつか心から愛せる男性が現れるような気がして――だからミスター・スコット=サーロウを教会で見かけたとき、思わず息をのんだ。マチルダはまさしく一目で恋に落ちたのだ。恋しさが胸にこみ上げてきて、普通ではいられなかった。しかしすぐに、その想いは一方的なものだと気づいて落胆する。美しい、お似合いのフィアンセが彼のとなりにいたから。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-牧師館の長女マチルダは、赤い髪に緑色の瞳が印象的な娘だ。美しくて気立てもよいので、何度かプロポーズされたこともある。けれど、26歳の今日まで心を動かされなかった。いつか本当に結婚したいと思える男性が現れる――そんな気持ちを捨てきれなかったのだ。ミスター・スコット=サーロウを教会で初めて見かけたとき、マチルダはまさしく一目で恋に落ちた。“この人だ”という直感は、実際に知り合ってみて確信に変わった。でも、彼と私が結婚するなんてあり得ないわ。だって、あんなにきれいなフィアンセがいるんだもの……。
-
-クリスマスの喜びを彼と一緒に……。ただそれだけが、シンデレラの願い。 毎週水曜日、ペッパーは朝から落ち着かず期待に胸を高鳴らせる。彼女の小さなベーカリーに、サイモンというすてきな客が来店するから。出逢って5カ月近くがたったころ、彼が大企業のCEOと知って驚いた。ペッパーは8歳で母と死に別れ、その後、育ててくれた祖母も亡くなって天涯孤独となってからは店の2階を住まいに、つましく暮らしてきた。そんな自分には、サイモンは手の届かない遠い存在に思えたが、彼の会社のパーティを手伝った夜、二人の間の壁が崩れ、情熱が溢れた。だが、NYで最もセクシーで勢いのある実業家とされるサイモンとの恋は世間の注目を集め、ペッパーは彼に迷惑をかけまいと別れを告げる。ほどなく店と家を焼け出され、予期せぬ妊娠まで判明するとは……! ■おなかの子には、父親の顔を知らずに育った自分と同じ思いはさせたくないペッパー。ゆえあって生涯独り身を決め込むサイモンの決断は? クリスマスが嫌いなサイモンと、クリスマスが大好きなペッパーが粉雪舞う季節に繰り広げる、愛おしくて感動的なロマンス!
-
-ほかの人にはやさしいのに、私にだけは冷たい……なぜなの? 亡き父に代わって、小さな村の診療所を営むアンナ。ある日、父の友人でもあった同僚医師が病気になり、海外で療養するため、代わりの医師を手配して旅立っていった。アンナにとって、それが悪夢の幕開けとなる――その代診医とは、同僚医師の息子で彼女と犬猿の仲のサムだったのだ!今や彼はロンドンで活躍する高名な医師だけれど、案の定、口を開けば嫌みの応酬で険悪な雰囲気に……。それでも二人は、救患には息の合ったみごとなチームワークを見せた。やがてアンナは心の中で密かに芽生えた気持ちに戸惑い始める。サムがふと見せる“男”の顔に、胸がきゅんと苦しくなるなんて……。 ■英国の大人気作家サラ・モーガンが描く、心に残る名作をお届けします。本当は相性ぴったりなのに、そのことに気づいていないのは当人たちだけ。いつも衝突ばかりしてきた二人が、救命現場で協力するうちに心を通わせるようになるさまが感動的な珠玉の物語です。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
5.0アンナは小さな村の診療所に勤める医師。そこへ、人手の足りないサマー・シーズンの助っ人として、幼なじみのサムがやってきた。彼は今ではテレビ出演もする高名な医師。手伝ってくれるのはありがたいけれど、番組のために診療所を撮影するですって!?…私の心のなかまでカメラに映される、なんてことはあるかしら?なんでも言いあえる仲なのに、幼なじみの彼がふと見せる“男の人”の顔に、胸が苦しくざわめいているなんて、絶対知られたくない…。
-
3.0アンナは小さな村の診療所に勤めている。人手が足りず、目がまわるような忙しさだ。そこへ、幼なじみのサムがロンドンから戻ってきた。彼は今ではテレビ番組に出演する有名な医師になっている。仕事を手伝ってもらえるのはありがたいけれど、サムがそばにいると、どうしても落ち着かない。ほかの人にはやさしいのに、わたしにだけは冷たいし、癇に障ることばかりするから。今も、サムは番組のために診療所を撮影すると言い出した。彼と一緒にカメラの前でほほえむなんて、冗談じゃないわ!★幼なじみとはいえ、まるで違う世界に住んでいる二人。衝突ばかりしていても、認めたくないときめきを感じて……。破竹の勢いでファンを増やしつづけているサラ・モーガン、得意のドクターものです。★
-
1.5アンナは小さな村の診療所に勤める医師。そこへ、人手の足りないサマー・シーズンの助っ人として、幼なじみのサムがやってきた。彼は今ではテレビ出演もする高名な医師。手伝ってくれるのはありがたいけれど、番組のために診療所を撮影するですって!? …私の心のなかまでカメラに映される、なんてことはあるかしら? なんでも言いあえる仲なのに、幼なじみの彼がふと見せる“男の人”の顔に、胸が苦しくざわめいているなんて、絶対知られたくない…。
-
-「わたしのお尻、赤くなってる?」 「かわいいローズピンクだ」 ある夏の夜、テスは“物騒だから窓は必ず閉めて寝ろよ”というドルーの言いつけに背いた。 思いのほか怒った彼はテスを激しく奪い、気絶しそうなほどのオーガズムを与えたあと、なんと彼女の尻に平手を振り下ろしたのだ。 容赦なく、何度も。 驚き、抗うテスだったが、焼けつくような痛みはやがて熱い疼きとなって溢れ出し、いつしか彼女は懇願していた。 「お願い、やめないで……」そして迎えた絶頂の最中、テスはドルーの真意を知る。 *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『溺愛調教』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
-
-姉の忘れ形見を守る方法はひとつ。非情な伯爵の愛人になること。 18歳のタラと姉は、貧困から抜け出そうともがいていた。あるとき貴族階級の兄弟と知り合い、姉は弟と意気投合。タラが困っておどおどしていると、兄のリュシアンに優しく手を差し伸べられた。そしてそのまま夢の一夜を過ごすことに。だが翌朝、彼の姿はなく、枕元には大金だけが置かれていた。私を娼婦とでも思ったの? タラは密かに傷ついた。2年後。姉とリュシアンの弟は結婚した直後に事故死し、生まれたばかりの姪を引き取り育ててきたタラのもとに、突然リュシアンから知らせが届いた。姪と養子縁組をするので引き渡せという。彼は別人のように非情な伯爵へと変貌していた。 ■野心家の姉に操られ、フランス人伯爵と一夜の関係をもったヒロイン。2年後、事故死した姉夫婦の遺児の養育権を主張する彼と再会。幼い姪をめぐって争ううちに、彼への愛を自覚して……。しっとりとした大人のシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.0貧しい暮らしから抜け出そうと、タラと姉は必死だった。姉のフライアは美貌を武器に、ある上流階級の兄弟に近づくと、弟のギイを誘惑することに成功した。一方、タラも兄のリュシアンに見初められ、夢のような一夜を過ごす。だが、翌朝タラが目覚めると彼の姿はなく、代わりに枕元には大金が置かれていた。一年後、結婚したギイとフライアは、生後間もない赤ん坊を残し、事故でこの世を去った。そしてさらに一年後……。姪のポピーの養育権をめぐり、奇しくもタラは、リュシアン――フェランボー伯爵と再会することになった。■野心家の姉に操られるまま、リュシアンと関係をもったタラ。二年後、第十一代フェランボー伯爵となった彼には、かつての面影はなくて……。ホットなシンデレラストーリーをお楽しみください。
-
-すてきな彼に、一度だけ恋の魔法をかけたいの。 コーデリアは父亡きあと、継母にずっと粗末に扱われてきた。だから、住み込み家庭教師の職を得たときはうれしかった。教え子の少女の同行で、ウィーンに赴くことになったのだ。少女の伯父の家にしばらく滞在するのだという。伯父のチャールズは長身の、とてもハンサムな麻酔医だった。冴えない容姿の彼女をちらりと見るや、見下した顔をしたので、コーデリアは芽生えかけた恋心を封印した。永遠に――。でも人々は言うのだ。ウィーンには不思議な魔法がある、と。だから願わずにはいられなかった。先生に魔法をかけられたら。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
-コーデリアは父亡きあと、継母にずっと粗末に扱われてきた。だから、住み込みの家庭教師の職を得たときはとてもうれしかった。しかも教え子の少女がウィーンの伯父の家にしばらく滞在する間、彼女も同行することになったのだ!30代半ばという少女の伯父チャールズは、ハンサムでとても背が高く、優秀な麻酔医だそうだが、コーデリアにはとてもそっけない。いくら彼に惹かれても、分不相応なのは明らかだから、芽生えた恋心はそっと心にしまっておくしかなかった。でも人々は言う。ウィーンの町には不思議な魔法がある、と。コーデリアは願った。彼の心に魔法をかけられればいいのに……。■ベティ・ニールズの描く穏やかで心温まるロマンスは、いつの時代も読者の心を優しく癒してくれます。イギリスやオランダを舞台にした作品が多く知られる作家ですが、今作は、仕事で訪れたウィーンの町で運命の男性を見つけるヒロインの物語をお届けします。
-
-コーデリアは父亡きあと、継母にずっと粗末に扱われてきた。だから、住み込み家庭教師の職を得たときはうれしかった。しかも教え子の少女の同行で、ウィーンに赴くことになったのだ。少女の伯父の家にしばらく滞在するのだという。伯父のチャールズは長身の、とてもハンサムな麻酔医だった。冴えない容姿の彼女をちらりと見るや、見下した顔をしたので、コーデリアは芽生えかけた恋心を封印した。永遠に――でも人々は言うのだ。ウィーンには不思議な魔法がある、と。だから願わずにはいられなかった。先生に魔法をかけられたら。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
4.0早朝のロンドンで、凍え鳴く子猫の命を救ったジュリア。同じく子猫を助けようとした男性と不思議であたたかい出会いをした数日後、秘書の面接に訪れたジュリアは言葉を失った。あの朝の彼が雇い主のワーギマー医師だなんて――戸惑う彼女をよそに、まるで別人のような冷酷な態度であしらう彼。あれは霧の中の幻で夢だったのかしら――そんな思いを抱えながら、面接結果を待つ1週間を実家で過ごすことに。まさかこの地でも彼と再会することになるとは知らずに…。
-
-義兄への想いを封印し、名前も捨てた。そうまでして隠したかった“愛の証”……。 5年前、リリーは車の事故で死んだ――でも本当は、名前を変え、別の場所で暮らしていた。血のつながらない兄ラファエルとの愛に溺れていたリリーにとって、そうするしか中毒のような関係から抜け出すすべがなかったのだ。ところがある日、とうとうラファエルに見つかってしまう。昔、二人の関係を“汚れた秘密”と呼んだ彼に、密かに産み育てている息子のことを知られるわけにはいかない。彼の突然のキスに動揺しつつも、彼女はとっさに言った。「私はリリーじゃないわ。あなたは誰?」これまで1日たりとも、彼を忘れたことなんてないのに……。 ■数多の女性と浮き名を流しながら、義妹のリリーをも誘惑した不埒なラファエル。けれど、リリーの死を信じず、似た人を見かけるたび確かめずにいられなかったのもまた、彼の真実でした。初めから赤の他人だったなら……と思わずにいられない、劇的ロマンス! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
-
3.3死んだはずの私を、ずっと捜していたと言うの? 5年前、リリーは車の事故で死んだ――。しかし本当は、名前を変え、別の場所で暮らしていた。血のつながらない兄ラファエルとの愛に溺れていた彼女にとって、そうするしか、中毒のような関係から抜け出すすべはなかったのだ。しかしあるとき、リリーはとうとう彼に見つかってしまう。昔、二人の関係を“汚れた秘密”と呼んだラファエルに、私がひそかに産んだ息子のことを知られるわけにはいかない。突然のキスに心は動揺していても、彼女はとっさに嘘をついた。「私はリリーじゃないわ。あなたは誰……?」 ■ラファエルは数多の女性と関係を持ちながら、義妹のリリーにも誘惑の手を伸ばした筋金入りの放蕩者でした。ところが、事故後もリリーの死を信じず、似た女性を見かけるたびに確かめずにはいられなかった彼は、ついに彼女を見つけるのですが……。
-
-ベストセラー作家カテリアナ・レディングを目の前にして、ハイメイは言葉を失った。彼女の雇主であるシルバーブロンドのその女性は、かなりの年齢のはずなのに、どきりとするほど美しかった。本の裏表紙の写真から予想していたとはいえ、実際のカテリアナがこれほど魅力的だったとは。ハイメイが作家の秘書という仕事に応募してバミューダ島に来たのは、二十七年前にカテリアナがとった行動の謎を解くためだった。夫と赤ん坊を捨てて出ていった女性の心の秘密は?ところが、ハイメイはすぐに衝撃的な事実に直面した。カテリアナは、亡夫の息子で若く精悍なドミニクと親密な関係らしい。だがハイメイのとまどいをよそに、ドミニクは彼女に近づいてきた。
-
-運命のいたずらで結ばれた相手は、 愛など信じない冷徹な貴族だった! 貴族の家に五女として生まれたデルフィーンは、姉たちのように美人でも優雅でもないことに引け目を感じていた。華やかな社交界にもなじめず、おばの影響で慈善活動に精を出す毎日だ。ある日、デルフィーンは孤児院から逃げ出した女の子を捜すうち、いかがわしい館に足を踏み入れてしまった。そこで、何者かの配下とおぼしき男から“人助け”を頼まれる。そして親切心からついていった先に、容赦ない運命が待ち受けていた!男の上司であるスティーヴンという名の貴族に娼婦と間違われて……。相手の勘違いに気づいたのは、時すでに遅く、純潔を奪われた後だった。ああ、困った人の役に立ちたかっただけなのに、なぜこんなことに?■想像と史実が絶妙なバランスを保つ物語を描くヘレン・ディクソンの新作を久々にお届けします。運命に弄ばれ、まだ見ぬ将来を汚されてしまったデルフィーン。彼女の両親は娘が巻きこまれた由々しき事態を知り、スティーヴンに責任を取って結婚するよう迫り……。
-
-コーヒーよりも苦い恋があると、無垢な彼女は初めて知った。 大富豪ラファエルが会社への投資を引きあげると聞いて、コーヒーチェーンを父と経営するグレースは真っ青になった。このままでは従業員と家族を路頭に迷わせることになる。なんとか面談の約束を取りつけたグレースは、すぐさま彼が住むブラジルの豪奢な邸宅へと飛んだ。だが話し合いは難航し、ラファエルに連れられて訪ねた取引先のコーヒー農園で、思いがけない話を耳にしてショックを受ける──彼女の会社が代金を支払わず、みんな困っているというのだ。もしやラファエルは、私が横領でもしていると疑っていたの?驚き慌てたグレースは、はずみで彼とキスを交わしてしまい……。 ■ヒロインは数字が不得手の失読症だと知ったヒーローは、彼女が無実であることにすぐに気づきます。それでも彼女にすっかり魅了され、手放したくなくて……。熱き楽園を舞台に展開する、ほろ苦いロマンスを人気作家サラ・モーガンが巧みに描きます。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。