検索結果
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3.3炎のように激しく全力で己の生を貫いた男・水戸光圀。父に挑み、兄を慕い、妻を愛し、天に吼え、そしてこの国の「歴史」を確立した不世出の男を、『天地明察』の冲方丁が生み出し、『イムリ』の三宅乱丈が描き出す!
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4.0
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-あなたの記憶のカケラ、いただきます――。 誰も知らない街の片隅に、ある日突然現れては消える喫茶店がある。いつも同じところにあるとは限らず、またいつも同じ姿をしているとも限らない。一度は訪れたのに、二度と近づけないこともある。ここは迷える魂を抱えた者だけがたどりつく場所だ。店内は深い水底のようにひっそりと静かで、不思議なマスターが美味しいコーヒーを淹れてくれ、ときどき機械仕掛けの金魚を連れた美しい少女がやってくる。僕がかつてふと迷い込んだ「アクアリウム」は、そもそもそんな店だった。 少女――キリトは、今日も来訪者に告げる。「あなたは、何が欲しいの?」 運よく彼女に出逢えた客は、心の内にわだかまった望みを叶えてもらえる。だが望みの成就と引き替えに、彼らは必ず何かを失って店を出るのだ。僕はキリトのそばで、そのさまを幾度も眺めている。 「あなたの記憶のカケラ、いただきます」 カケラは降り積もって、やがて別の誰かの望みを叶える鍵になる。記憶鮮明オカルトファンタジー!
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3.0地球外生物兵器の脅威に死力と科学力を尽くした人類は、地球人口の半分と引き換えに絶滅を免れた。 それから2年――軍をクビになったタクルは失意を抱え、戦禍に追われた人々が流れ着くスラムにいた。 清掃バイトの薄給に返しきれない借金、果ては相棒のミリィに振り回されて地域の揉め事までボランティアで掃除するその日暮らし。 しかしバケツを被った奇妙な少女を拾ったことから、ただでさえ終わっているささやかな日常まで崩壊する羽目に――!? 戦争を生き残ったために卑怯者の汚名を被せられた男が、本当は彼を英雄だと知る少女たちのために再び立ち上がる!
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5.0
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4.7人ならざる怪物“闇の種族”が跋扈する世界。私とともに旅をするフリーランスの傭兵リロイ・シュヴァルツァーは、大都市ヴァイデンの領主から仕事の依頼をされることとなった。だがそれこそ、ヴァイデンを牛耳る暗殺ギルド“深紅の絶望”による罠。暗殺者、獣人、ヴァルハラのエージェント、そして“闇の種族”たちが次々と我が相棒に襲いかかる。 ――そういえば自己紹介がまだだったな。私の名はラグナロク。リロイが腰に差している剣、それが私だ。 時代を超えて再構築された、バトルファンタジーの金字塔。第1幕。
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-リオランド王国の若き天才騎士・ミカドが戦場で出会ったのは、《科学》の異世界の姫・エチカ。 監視役となったミカドとエチカは互いの信念に惹かれ合うが、リオランド皇女・“予言姫”リューリリリィにより、《科学》世界の王国侵攻が示され――!? 「オレはこの国とリューリ姫をお護りする。手を貸してくれ」 「私はこの戦いを止めて故郷に帰りたい。お願い、手伝って」 リューリへの忠誠、エチカとの約束のため、ミカドは戦場でその真価を示す。その先には別れがあることを――そしてリューリリリィの紡ぐ予言(コトバ)が、大陸を禍乱へ導くことを知りながら。 「ムシウタ」「東京侵域:クローズドエデン」著者・岩井恭平最新作は、 魂を震わす運命と叛逆のヒロイックファンタジー!!
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3.7人間の優に六倍は超す寿命と強靱かつ優美な肉体を持つ《貴種》に支配される西欧中世的世界。しかし彼ら《貴種》は、大陽の光を嫌い、人の血を好む吸血鬼と噂されていた。ある日、聖十字架教会の養い子で十四歳の少年ラウルは、森で《人狼》に襲われていた領主シェミハザ伯爵の嗣子イオアンと出会う。彼に惹かれていくラウルは、《貴種》を忌み嫌う司祭の不興を買い、教会を飛び出した。そして、イオアンの侍者となり、城で暮らすことになるが、そこでは…。少年たちの出会いは、平穏に見えた彼らの世界と運命を動かした。新たなる《吸血鬼》世界が、いまここに、始まる。
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3.8<アストラル>のメンバーは<協会>の審査を受けるため、英国・倫敦(ロンドン)にいた。巨漢の錬金術の手による魔法使い殺人を合図のように<螺旋なる蛇(オピオン)>が<協会>本部を襲撃、最強と呼ばれていた魔法使いたちが次々と倒されていく。みかんの絶対防御も異国の地では発動できず、いつきも穂波達とは散り散りに。果たして<アストラル>の命運は!? そしてついに発動する「魔法使いを罰する魔法使い」影崎の真の力とは!? 大人気異種魔法格闘戦!
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3.82年生になったいつきの前にひとりの少年が現れる。彼はルーン魔術を使い、いつきを追い込んでいく。時を同じくして〈アストラル〉を襲うのは不死の生物と謳われる『吸血鬼』。これは偶然か、仕組まれた罠なのか!? 周囲の命を吸い上げ、無敵になっていく吸血鬼に、いつきの拳は空を切る。残された死体と木々さえも、手先となっていつきを襲う。魔法使いたちは、禁忌の最高峰・吸血鬼に立ち向かえるのか!? 大人気、異種魔法格闘戦!
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3.3英国での〈螺旋なる蛇〉との対決の後、これから始まる大魔術決闘を前に〈アストラル〉へぽっかりと訪れた休息。そんな時、突然嵐はやって来た! いつきの義妹、勇花が再び訪ねて来たのだ! 久しぶりの再会を喜ぶのも束の間「ひとつ、お願いしたいことがあって来たんです」という彼女の依頼とは!? 一方、〈協会〉の穂波と猫屋敷、そして〈旧アストラル〉のメンバーは、来る大魔術決闘に向けて動き出していた──!!
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3.3いつき、穂波、アディリシアら修学旅行生で賑わう新幹線。京都に向かうその車両には、なぜか猫屋敷ら〈アストラル〉面々の姿もあった──。発端は事務所に届いた一通の手紙。そこには猫屋敷が本来所属する結社〈八葉〉当主の危篤と、貸し出し魔法使いの依頼が書かれていたのだ。折しも〈八葉〉の所在地は京都。修学&社員旅行気分で向かった「旧き都」だったが、霊脈を造り直してほしいという難題が〈アストラル〉を待ち構えていた!
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4.0「魔法を使わない魔法使い」伊庭司は、錬金術師ユーダイクス、魔女ヘイゼルらと魔法使い派遣会社〈アストラル〉を創設する。そこへ布留部市という地域の調査依頼が舞い込む。だがその地で待ち受けていたのは禁忌の魔法使い達〈螺旋なる蛇(オピオン)〉だった。その強大な力で隻蓮、ユーダイクスが倒される。絶対絶命の中、司に反目していた猫屋敷は〈螺旋なる蛇(オピオン)〉に勧誘される。揺れる猫屋敷の出した結論とは!? 現代に続く〈アストラル〉の謎がここに!
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3.6京都でのあの出来事から季節は過ぎ、〈アストラル〉はいつもの賑やかさを取り戻しつつあった。しかし〈アストラル〉のメンバーは大きな変化を受け入れざるをえなかった。穂波や猫屋敷、そしてアディリシアまでも〈アストラル〉から離れていき……。いつきは彼らへ届けたい想いを胸に、右目の力は薄れ、トレードマークでもあった眼帯は無くなったが、自らの力だけで試練に挑んでいく! そして今宵、新たな魔術の夜が幕開く──!!
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3.8静かに燃えさかる炎の前、印を結び、呪文を紡ぐ男――その名は猫屋敷蓮。執り行う儀式は最悪の魔術“呪詛”。己の目的のために人を呪う禁忌に手を染めた猫屋敷の前に、〈協会〉の「魔法使いを罰する魔法使い」が現れる。ふたりの強大なる魔法使いが激突し、交錯する魔術の光が夜の闇を引き裂く! 猫屋敷が放つ符に込められたものは、信念か、それとも妄執なのか!? 猫屋敷と“あの男”との因縁がついに明かされる、絶好調異種魔法格闘戦!
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3.4魔術決闘の末〈銀の騎士団〉と友好関係を結ぶことができた〈アストラル〉。いつきたちはロンドンの地で次なる行動に出る。〈協会〉の副代表ダリウス・レヴィから、対策結社の権限を得ること。そして、かつて自分の右目で育まれていたあの「紅い種」を元に戻す儀式を行うことだった。しかし〈螺旋なる蛇〉の〈王冠〉の座を名乗る少女が現れ、〈協会〉と激突寸前に!! 様々な思惑が重なり合うこの事態にいつきは一石を投じる!!
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4.0「兄がいつもお世話になっております!」〈アストラル〉の平穏を打ち破る来訪者。それはいつきの義妹・伊庭勇花だった。魔法使いの存在を悟られまいとあわてふためくいつきだったが、勇花の口から、魔法使いを貸して欲しいという依頼が──「魔法使いの告白」。巫女装束を着せられ怪しげな会社で働かされているというみかんを救おうとする教師の奮闘を描く「魔法使いと家庭訪問」など、〈螺旋なる蛇〉との異種魔法対決前夜編!
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3.8修学旅行の最中、いつきは禁忌の対象として協会から追われる身に。しかし皮肉にもそこから救ってくれたのは〈螺旋なる蛇〉の一員フィンだった。連れ去られたいつきは自分の目で育まれていた『生命の実』について知ることに! それは〈螺旋なる蛇〉が欲して止まない術式であった──!! 一方、必死にいつきの行方を追う、穂波、アディリシア、そしてアストラルのメンバー。大切な場所を守るため、それぞれ厳しい決断を迫られる!
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3.5水の都ヴェネツィア。情緒あふれるこの地を訪れたのは、もうひとりの〈妖精眼(グラム・サイト)〉を持つケルト魔術師・フィン。しかしゴンドラ乗りの少女とフィンの夢のようなひとときを1発の銃声が打ち破った。復讐に燃えるフィンは怨嗟の魔法で銃器を構える男達ごと街を火の海に変える。炎が水路を照らす時、フィンの前に立ちはだかったのは密教使いの隻蓮。遠い異国の地でケルト魔術のヤドリギの槍(ミストルティン)と密教の呪文が激突する。大人気異種魔法格闘戦!
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3.8魔法使いとは、かくも残酷な存在なのか!? <アストラル>の天才陰陽師・猫屋敷蓮は、かつて苦楽を共にした弟弟子の圭から魔術決闘(フェーデ)を叩きつけられる。陰陽道VS陰陽道――。しかし魔法使いの優劣は「血」であり「才能」であり、そこに「努力」が入る余地はない。霊獣くだきつねを操る圭に、“天才”猫屋敷は炎の符呪で迎え撃つ。血で血を洗う決闘を前に、いつきの瞳は二人の悲しい過去を映し出した。古今東西の魔法を集結、快調異種魔術格闘戦!
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4.5全てを視ることができるが故に、視たモノ全てを喚ぶ<妖精眼(グラム・サイト)>。強すぎるいつきのその力に<協会>は禁忌の力という疑いをかけ監視役フィンを派遣する。同門というだけあって穂波の過去を親しげに語るフィンにいつきは親しみと嫉妬の入り混じった奇妙な感情に包まれていた。しかしそんな日常を嘲笑うように地中深くに封印されていた最強の魔法生物が覚醒を始める。まるで<妖精眼>に呼び寄せられるように……。異種魔術格闘戦第4弾!
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4.3<ゲーティア>の首領であり、ソロモン王の末裔として72の魔神を召喚するアディリシア。しかし彼女の使い魔フォルネウスが突然コントロールを失い、こともあろうか彼女に襲いかかる。裏切り者の手によって、彼女は一切の魔法を封じられた上、魔神はすべて敵の手に渡ってしまったのだ! そして最強の魔神アスモダイがアディリシアに牙を剥く! いつきはアディリシアを救い出せるか!? 召喚魔法VS妖精眼(グラム・サイト)。異種魔術格闘戦第6弾!
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3.6ついに大魔術決闘が始まり、布留部市各地の戦闘は激化の一途を辿っていく。苦戦を強いられた穂波、アディリシアが、それぞれの決意を胸に切り札を切ろうとするなか、市内を巡る霊脈に異変が発生、戦闘中の魔術師たちの脳裏に、ある光景が映し出される。それは12年前──かつて、いつきが妖精眼と交わった記憶であり、それこそが、すべての“始まり”だったのだ! いつきを取り巻いてきた様々な因縁の謎が、いま明らかに!!
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3.5魔術の世界を揺るがす『大魔術決闘』の幕がきっておとされた! 穂波や猫屋敷ら魔法使いを罰する魔法使いによって編成された〈協会〉。そして彼らに仇なして来た〈王冠〉の座タブラ・ラサ率いる〈螺旋なる蛇〉の血戦はもはや必然。しかしこの決闘を取り仕切る〈アストラル〉伊庭いつきにはどちらも勝たせるつもりはなかった。その秘策とは──!! いつきの『力』を信じる者たちも続々集結、波乱を含み魔術の時間は加速する!
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3.7史上最も血液を愛する探偵、ここに誕生! 森に囲まれた紅森市は、昔から殺人事件が多いことで有名だ。紅森署に勤める刑事の桃田遊馬は、日々、難事件と格闘している。そんな彼が頼りにするのは、古い屋敷で血液の研究をしている幼なじみの天羽静也。血液のスペシャリストである静也は、遊馬が半ば強引に持ち込んでくる事件の血液分析を担当し、捜査に協力している。華奢な長身に実験用の黒衣をまとった彼を人は“ヴァンパイア”と呼ぶが、本人はその渾名をひどく嫌っている。 絞殺された大学教授と衣服に付いた血痕の謎。同棲していた女を殺して逃亡中の男と巡査刺殺事件の謎。バラバラ殺人と思われる“リストマン事件”と「運命の血」の謎。殺された女性の首に残された痕と監視カメラに映ったヴァンパイアのような風貌の人物の謎―― そして、ついに明かされる静也自身の“秘密”とは!? イケメン刑事&ミステリアスな血液研究者の幼なじみコンビが“血”を手がかりに難事件に挑むブラディ・ミステリー開幕!