検索結果

  • ニューヨークへ愛をこめて【分冊】 1巻
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    富豪の祖母のもと、上流社会で育てられた令嬢リリアン。しかし、祖母はなぜか奔放な妹ばかりをかわいがり、彼女はうとまれてきた。私には何か人に嫌われる要因があるんだわ…。その妹が突然カウボーイと駆け落ちしてしまう! つれ戻すよう祖母に厳命されたリリアンはひとりテキサスへと向かう。空港に降り立った彼女を迎えに来たのは駆け落ち相手の兄ライ。ニューヨークの男性にはない魅力をもつ彼だが、都会の女性は皆ゴーマンで派手好きだと偏見をもっていて…!?

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  • 白いベールは偽りの色【分冊】 1巻
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    アリソンは銀行経営者の伯父夫婦のもとで暮らしていたが、伯父の銀行は経営の危機に瀕していた。そんな時、牧場主で大富豪のブルーがアリソンとの結婚を条件に銀行への援助を申し出てきた。「愛のない結婚なんてしたくない!」そう思いながらも、伯父夫婦のためにブルーの屋敷に向かったアリソンだったが・・・。

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  • 結婚と償いと【分冊】 1巻
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    5年前、レイニーは憧れの人ガブと結婚したが、遺産狙いのためだと知り、家を出て母の元で暮らしていた。 しかし母の死後、それは間違いだったと気づく。 彼は貪欲な母から彼女を守ろうとしていたのだ。 真実が明らかになった今、レイニーは謝罪のために彼のもとへ向かったが、彼から軽蔑に満ちた眼差しを向けられて・・・。

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  • ガラス越しの記憶【分冊】 1巻
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    マーラとジェイシーは双子の姉妹。赤ん坊の頃生き別れたふたりは24年目に巡りあい喜びを分かち合うが、マーラは姉に、この事はまだ秘密に、と頼まれてしまう。姉は、養女の自分を可愛がってくれた今の家族に遠慮したのだ。確かに彼女の兄ジェイクは、突然現れた「妹の親友」を警戒し、不躾な態度をとってくる。けれどずっと孤独だったマーラは、家族ができた幸せさえあれば、なんでも乗り越えられると思っていた。まさか今まで以上の苦しみが待っているとも知らずに…。

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  • 手なずけられた花嫁【分冊】 1巻
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    セスナ機はロッキーの山腹に墜落し、乗っていた男女ふたりは森へほうり出された。女の名はマディー。「醜いから」という理由で美しいが身勝手な母親に捨てられ、冷たい財産家の祖母に育てられた彼女は、わざと高飛車に振る舞うことで、孤独な心を周囲の誰にも悟られないよう生きてきた――。男の名はリンク。彼は、すべてを見透かす誠実な黒い瞳で、わがままなお嬢様でしかないはずのマディーが痛々しいまでに心を隠し強がっていることに気づき…。

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  • ヒロインになれなくて【分冊】 1巻
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    ケイトリンはテキサスへ、自分を憎んでいる人たちの元へ帰らなければならなかった。 かつて、ケイトリンを愛して、慈しんでくれた人たち。5年前、血がつながっていないのに、ケイトリンの兄として愛してくれていたリノ。だが、そのリノはある事件をきっかけにケイトリンを憎むようになってしまっていた・・・・・・。

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  • 黒い羊【分冊】 1巻
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    昔起こした自動車事故が原因で、街を追放されていたウィラ。叔父の葬儀に参列するため、5年ぶりに故郷に戻ってきた彼女を待ち受けていたのは、変わらぬ街の人の冷たい視線だった。かつての想い人、クレイも憎しみのまなざしを彼女に向けるが、真実が明らかになるにつれてクレイの態度も少しづつ変わっていき・・・。

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  • 罪深き天使【分冊】 1巻
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    トレイシーは若く美しい遺産相続人。 ある日、ハンサムだが傲慢なカウボーイ・タイと再会し、窮地を救われる。借りを返すために仕方なく彼の元で働くことになったトレイシーだが、次第にタイに惹かれていく・・・。 しかし誰にも言えない過去の罪が、彼女の心を苦しめる。「もし私のすべてを知っても、彼は私を愛してくれるかしら・・・?」。

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  • 愛を偽る花嫁【分冊】 1巻
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    1年前に家族を事故で失い天涯孤独の身となったフェイは、抜け殻のような心を抱え身を粉にして働いてきた。ある日、自暴自棄になって馬を走らせ落馬してしまったところ、一番弱みを見せたくない相手に助けられてしまった。年上の隣人のチェイス・ラファティ。どうして私を助けるの? あなたは私の牧場を買い取りたいだけでしょう。頑なに心を閉ざすフェイだが、それからも彼は何かと世話を焼いてくる。さらにチェイスはフェイに、信じられない提案をしてきて…!?

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  • 心に鍵をかけないで【分冊】 1巻
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    幼い頃、親を亡くしたハローナは祖父に愛されずに育てられた。そんな祖父も病で伏せると突然、彼女には到底叶わない話を持ちかけた。「わしの目が黒いうちに結婚したら牧場をやろう」動物を愛するハローナにとって祖父の牧場で働くことが生きがい。だけど、地味で女を捨てた私なんかと結婚する人なんて…。その時、脳裏に隣の牧場経営者ウェスが浮かんだ。厳めしく威圧的だが誠実で祖父の土地も狙っているという噂だ。そして、彼女は彼に便宜上の結婚を持ちかけた!!

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  • 愛を捨てないで【分冊】 1巻
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    この子ともう2度と会えないかもしれない。養育権をめぐる裁判に敗れ、クレアは打ちひしがれていた。亡き妹に代わり育ててきた2歳の甥を、妹の夫の兄である大富豪の牧場主ローガン・ピアスにひき渡さなければならないのだ。せめて子供が慣れるまで一緒にいさせてほしいと懇願するクレアに、ローガンは黒い瞳を鋭く光らせて言った。僕の妻になるのなら、君は子供と暮らせる、と。こうして脅迫のように始まった愛のない結婚生活は、夜ごとクレアを甘く苛んで…。

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  • 仮面の妖精【分冊】 1巻
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    ハリウッドから牧場の共同経営者としてやって来たゾーイ。牧場主J・Dはそんなセレブに牧場の仕事が務まるわけがないとゾーイに冷たくあたるが、彼女の手綱さばきと最高級の笑顔は、みんなを一瞬で虜にした。だが、大地に根づき暮らすJ・Dは、彼女の偽りの笑顔の奥のもうひとりの彼女の存在に気づいていた。一方、ゾーイも彼の瞳に見つめられるとすべてを見透かされているよう感じた。彼に惹かれてはダメ! 私の本当の目的を知られれば、嫌われるに違いないから。

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  • 純真な花嫁【分冊】 1巻
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    資産家令嬢のステイシーは祖父の死により身寄りをなくし、その後財産を横領され破産寸前だった。お嬢様育ちで何もできない自分をもてあましたまま、彼女はパーティーで慣れないお酒をいつもより多く口にしてしまった。すると彼女の前に、テキサスの大牧場主オーレンが現れた。以前ステイシーは、彼の圧倒的な存在感に恐れを感じ、プロポーズを断ったことがある。なのに彼は今、傷ついた彼女の状況を知ってか知らずか、再び強引な態度で結婚を申し込んできて!?

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  • 幸せのそばに【分冊】 1巻
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    コリーンは運転中、事故にまきこまれ、体中に傷を負ったばかりか、同乗していた妹を失った。2か月後に目を覚ますと、遺された甥と姪は父方の伯父ケイドにひきとられたと聞く。会いたい…何度も連絡を取るが、手紙も電話もことごとく無視されてしまう。ぼろぼろの体にむちうって直接訪れると、ケイドは冷たい威圧感をもって、まるでコリーンを財産目当ての悪女のように扱う。しかも、甥には「ママを殺した」と責められ、あまりのショックにコリーンは意識を失った…。

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  • 赤いばらの誓い【分冊】 1巻
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    「フォードと結婚してここから出ていけ」突然の父親からの命令に、リーナは言葉を失った。リーナは幼い頃から1度も父から愛情を感じたことがない。最愛の妻が彼女を産むために命を失ったことを、父は今でも恨んでいるのだ。干ばつに見舞われた大牧場主のフォードは、水源に恵まれた父の土地の買収を申し出た。その条件として、父は彼女をフォードに押しつけようとしているのだ。そんな条件をあのフォードがのむはずがない、しかしそんなリーナの予想は裏切られ…!?

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  • 禁じられた結婚【分冊】 1巻
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    ローナが上司から婚約者として紹介されたのは、それまで別々に育った異父妹ケンドラだった。しかしローナは彼女には出自の真実は告げず、一緒に過ごせる幸せを噛みしめていた。そんなある日、ローナの前にケンドラの異母兄ミッチが現れた。会うなりペテン師となじる彼は、莫大な富をもつエラリー家の嫡男。彼はローナがケンドラに財産目当てで近づいたと思い込んでいるのだ。逞しい体を怒りでこわばらせ、そして理不尽な要求を突きつけた――!!

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  • 花嫁のためらい【分冊】 1巻
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    10代の頃、コリーは隣に住む名家の長男ニックに恋をした。けれど淡い恋心はすぐに砕け散った。ニックはコリーが彼の弟と親しいことを快く思わず、「君は弟に相応しくない。住む世界をわきまえたほうがいい」などと言い放ったのだ。いくら私の家が貧乏でも、そんなこと言われたくない…! それ以来すっかり恋に臆病になったコリーの前に、6年後、急にニックが姿を見せて、まるでコリーの関心を買いたがっているかのようにふるまい出して…?

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  • 愛を知りたくて【分冊】 1巻
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    交通事故で入院したセリーナのもとに駆けつけた義兄のモーガン。こんな姿、見られたくなかったのに…。母親の再婚で彼と家族になったとき、セリーナは12歳だった。圧倒的な男らしさとやさしさを見せつける年上の彼に恋して告白したのは17歳のとき。ところがそれを境に彼の態度は冷たくなり、傷ついたセリーナは家を飛び出したのだった。2年ぶりの再会に気まずさを覚えるセリーナに、義兄は言った。「きみを家につれて帰る」それは有無を言わせぬ支配者の宣言だった。

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  • 天使のはつ恋 上
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    ★『セイレーンの涙』から1年。ノーラはいま、愛する独裁者ソルンのベッドから逆さまにぶら下げられていた――。ザックを妻のもとへ返し、ウェスの無垢な愛も手放してしまったノーラ。けれどソルンの腕の中に戻ったいま、彼女はふたたび“所有”される歓びに酔いしれていた。彼女を15歳のときからこんなふうに“支配”してきたソルンは、表向きは人望厚い聖心教会の司祭だが、その素顔はNY地下世界に君臨する倒錯と享楽の神。杖で打たれ、鞭でなぶれ、痛みを感じるまで突き上げられても、ノーラはその嗜虐的な愛が何より幸せだった。一通の密告が、ある野心的な女性記者のもとに寄せられるまでは。ソルンは身辺を嗅ぎまわる記者の動向に警戒を強め、ノーラにひと夏のあいだ身を隠すよう命じる。そしてなぜか、教会の信徒マイケル・ディミア――ノーラが“エンジェル”と呼ぶ美しい17歳の少年――を連れていくように言い、彼を徹底的に“調教”するように、と告げた。マゾヒストという自らの性に罪悪感を抱き苦しむ少年が、“痛み”という歓びによって羽ばたけるように。

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  • セイレーンの涙――見えない愛につながれて 上
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    ★今年いちばんの話題作(問題作!?)エロティカがついに刊行。『7日間のご主人様』のヒロインが全身全霊を賭して描き、生きる、幾通りもの愛のかたちが、ここに凝縮。★“ロンドンの霧”の異名を取る敏腕編集者ザック・イーストンは憤慨していた。NY支局の編集長にあてがわれた次の担当作家が、あの悪名高いノーラ・サザリンとは。挑発的で低俗なSM小説を書き、自身も黒革のドレス以外では外出しないという噂の、頭のいかれた売れっ子ポルノ作家だ。ザックは担当する作品に対しては、どんな“S”の男よりサディスティックになれる。そう自負しつつ、まだ見ぬ作家に対する嫌悪感を臆面もなくあらわにして、彼はノーラとの初顔合わせに赴いた。だが通されたオフィスで彼が見たのは、アヒル模様のパジャマ姿のまま一心不乱にパソコンに向かう、色白で小柄な、見たこともないほどの美人だった。彼女はゆるいウェーブの黒髪を揺らし、魅惑的な瞳をザックに向けると、甘やかな声で言った。「あなたの助けが必要なの――」

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  • 禁じられた結婚 前編
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    上司の婚約者が自分の異父妹だと気づいたローナは、驚くと同時に心が浮き立つのを抑えきれなかった。実母に捨てられた後、里親の元を転々として育った彼女にとって、父親違いとはいえ血を分けた妹は大切な“家族”だったから。ところが2人が親しくしていると知った実母は、ローナに過去を暴露されて富豪の妻の座を脅かされることを恐れ、夫の息子であるミッチに2人の仲を裂くようそそのかした。ローナは突然現れたミッチに小切手を叩きつけられ、恫喝されて、驚きと悲しみのあまり気を失い……。
  • 十五年後のきみへ
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    頭はいいが変わり者のローレライは高校時代、同級生のライアンに熱を上げ、大胆にも彼に迫って悲惨な失恋を経験、心に傷を負った。その後医師となった彼女の前に現れた消防士のライアン。十五年ぶりの再会に、ローレライは心の中である決意を固める。
  • 妄想不倫
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    スカートを脱がせる。 淫らなTバックがあらわになる。 ぼくは人差し指を下へずらし…。 アムステルダムへ向かう列車で、セクシーなブロンドの青年が向かいに座った。 彼――チャドとの会話は弾んだが、何事もなく駅で別れた。当然だった。私には夫がいる。 翌朝、散歩中に財布をすられたことに気づいてホテルに戻ろうとしたとき、私の財布を手にチャドが現れた。 いたずらのお詫びにコーヒーをおごると誘われ、カフェに入った。 「あの……」彼は照れくさそうに言った。「すごく惹かれてるんだ。モーガン、もっとあなたが見たい。意味わかるよね」 夫を裏切る気はなかった。「話をするだけなら問題ないわ」 「それなら、もしも一緒にあなたの部屋に行ったら、僕があなたをどんなふうにファックするか、詳しく話してもいい?」 心臓が早鐘を打ちはじめた。肉体的な関係には進まないのだ。あと数分くらい……。「いいわよ、チャド」 「僕はあなたを壁に押しつけ、両手で顔をはさむ。それから舌であなたの唇を開き、じっくりとキスをする」 私は彼の目を見た。欲望の波が体の奥深くからこみ上げてくる。 「あなたの喉に歯を立てたいと言ったら?」低く甘い囁きに、私は催眠術にかかったようになって……。
  • 拾われた乙女~調教の館~
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    「ローブを脱げ。早く」 手錠をかけられ、顔をベッドに押しつけられて…。 ある晩、クラブへ出かけたシャーロットは、泥酔して意識を失い、床で眠りこんでしまった。 目を覚ましたとき、目の前にはハンサムという言葉では表せない、セクシーなオーラを放つ男性の姿が。 クラブのオーナー、キングズリー・エッジだった。 「おれの家に来ないか? 朝食とシャワーの用意がある。それから……商談について話したい」 迷った末、ついていった彼女にもちかけられた“商談”―― それは、女性を力ずくで奪うことに快楽を見出す、さる裕福な顧客と主従契約を結ぶこと。 彼は変態プレイを好む顧客たちにぴったりの相手を仲介しているのだという。 「変態プレイの経験なんてあるわけないでしょう!」 キングズリーは彼女を頭から爪先まで眺め、危険な笑みをひらめかせて言った。 調教は1カ月間。彼自身が行うと。 「君が知る必要のあることは、すべておれが教える。立ちなさい」 命じられて無意識に立ち上がった次の瞬間、彼はベッドサイドテーブルの引き出しから、手錠を取り出し――
  • 眠り姫の秘めた欲望
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    「奥さん、オナニーしてるってこと?」 「熱にうかされてる。自分じゃどうしようもない」 ヘイルが仕事でひと月近くも留守にして家に戻ると、妻が熱を出して眠っていた。 驚いたことに、彼女は眠ったままヘイルの名をつぶやきながら、毛布の下で自分の体を愛撫しはじめた。 妻が親指で自らの胸にそっと力を加えるのを見つめるうち、ヘイルの口が乾いてきた。 顎が上がり、ネグリジェのひだ飾りの上に、なめらかな首があらわになる。 妻が体の中央で、手の届くかぎり下のほうへ手を伸ばす。 上掛けの下で指がひくひくと動くのがわかった。 ヘイルの全身の血が騒ぎだす。妻は欲情しているのだ。 「ヘイル」彼女の動きのリズムが乱れ、呼吸も乱れた。 妻はおれの夢を見ている。おれを求めている。 ヘイルは座り直した――急な鬱血で太さと長さを増したもののために余地を作り……。
  • 旦那様、お気に召すまま
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    「下着をおろし、脚を開きなさい。 四つん這いになるんだ」 冷夏のせいで花売りの仕事を失い、17歳のエマはリグズ家でメイドに雇われた。 外出と帰宅、食事を出すときにお見かけする旦那様は、深いブルーの瞳のハンサムな方だった。 ある日の午後、書斎の床をはいていたとき、旦那様が入ってきた。 「こんにちは、旦那様」わたしは挨拶し、仕事を続けた。 「やあ……エマ……」旦那様は心ここにあらずといった様子で、カーテンを閉めるよう言いつけた。 そして言った。「下着を下ろして、脚を開きなさい」 エマは耳を疑った。けれど……旦那様の言いつけは絶対だ。 「きみの秘部はさぞ美しいだろう」旦那様が穏やかな声で言う。 一方の手を太腿に這わせ、もう一方で股間を愛撫する。 やがて旦那様の指が、うずく割れ目の上に移って、ぬるぬるに濡れたひだのあいだに差しこまれ……。 *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『旦那様の歪んだ溺愛~メイドは甘い愛撫に翻弄される~』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • マダム・デルタの密やかな愉しみ
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    「今、ぼくにフェラチオしたくてたまらないでしょう?」 キャリアウーマンのデルタは、仕事と他人のために尽くすことで欲望を昇華しているが、 ときには盛りのついた中年女の本能むきだしで、出会い系サイトで不毛な男漁りをする。 だがその日、待ち合わせの喫茶店に現れたコナーは、夢に出てきてほしいと願うようなハンサムな大学院生だった。 「あなたみたいにセクシーな人……初めて会いました」 彼がテーブルの下でデルタのスカートの中にてのひらを押しつけ、じわじわと股間に近づけてくる――卑猥な言葉とともに。 デルタはとめどなく湧き上がる渇望を感じて、彼にむしゃぶりつきたくなった。 二人はタクシーを拾い、コナーのアパートメントへ。 来客をもてなそうとキッチンに向かいかけた彼を、デルタが引き留める。 「飲み物はいらないわ。いるのはあなただけ」 ツイードのズボンのファスナーを下ろし、彼のものを両手でなでさすると、喉の奥へ深々と受け入れ……。
  • 妄想プレゼンテーション
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    会議室に響くのは、バイブレーターの振動と喘ぎ声、 そして重役たちがごくりと唾をのむ音だけ。 ザーラは社内でプレゼンがうまいと評判だった。 堅物のお偉方を前にしたら誰だって萎縮しそうなものだけど、ザーラは違う。 プレゼン30分前になると、ザーラは社屋の4階にある誰も使わない化粧室に入り、鍵をかける。 大きな鏡に映る自身の目をまっすぐに見つめながら、ブラウスのボタンを外していく。 オカズは会議室のCEOや取引先の男たち。 バイブをあてがい、卑猥なショーを披露するザーラを、 彼らは股間をぱんぱんに膨らませながら見ている――そんな妄想の中で彼女は達する。 オーガズムという強力なドーピングは、プレゼンを成功させるための秘密の儀式だった。 頬の火照りや、にじみ出る“満たされオーラ”が消えないうちに会議室に行かなきゃ―― ところがザーラは、化粧室を飛び出したところで見も知らぬ男性とぶつかってしまう。 まさかこの人、ずっとここにいたの……? わたしの声を、聞いていた……?
  • 傲慢な英国紳士の要求
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    「きみのような肉付きのいい尻が好きだ。 ぴしゃりと叩ける立派な尻が」 私のいとこは、おしとやかで優しくて美人。 いつも挑発的なドレスを着ている私とは全然タイプが違う。でも私たちは仲良しだった。 彼女は郊外に邸宅を構える若き大富豪と結婚したのだけど、この夫が少々問題で、 訪ねてきた私を、ぶしつけなまでにあからさまな目で見つめてきたり、 めざとく私をキッチンまで追ってきて、コーナーに追いつめて身体に触れ、 私としたいというとんでもないプレイについて卑猥に囁いてきたりする。 「おまえとディープでハードなア〇ルがしたいんだ。妻は物足りない」 これには私もカチンときた。いとこの悪口を言って、私と不貞を働きたいだなんて。 そのとき私は、いつかいとこが恥ずかしげに打ち明けた、夫に言えない願望を思い出した。 ふーん……。ここは私がひと肌脱いで、2人の願望を同時に叶えてあげようかしら。
  • 十七番目の愛人
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    彼の指がヒップの柔らかな肉に食い込み、 私は猛烈に突かれながらカウチにしがみついた。 裕福な夫は事故で全身麻痺となり、勃たなくなった。 それにより若妻の“夫婦生活”は一変した。 夫は毎週のようにどこからか若い男を見つけてきて、妻にあてがうようになった。 見目麗しくたくましい肉体を持ち、妻が求めるだけ応じられるスタミナの持ち主を。 夫が彼らにいくら払っているのかは知らない。 彼らと名前を交換することも、次に会う約束をすることも決してない。 妻はいつもの部屋に彼らを迎え、鏡張りの部屋で汗と吐息と愛液にまみれる。 鏡の向こうでは、動けない夫が、情事に乱れる妻を一心不乱に見つめている。 その日、愛人No.17との行為が終わったとき、いつもと何かが違った。 鏡の向こうの夫にこの気持ちを気取られるわけにはいかないけれど、 彼だけは、このまま行かせたくない……。妻は初めて「もう一度、して」とねだった。
  • ミューズの選択
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    君はイク直前にどんな声をあげるのだろうか。 コリンは美しく聡明な女で、マンハッタンに生きる詩人だった。 だが同時に、社長秘書という職を持つ、現実に生きる女でもあった。 優秀で見栄えのする秘書を社長は夜な夜なパーティに連れ出し、 そこでコリンはルーク・モリソンと出会ったのだった。 ひと目で惹かれ合い、パーティを抜けだそうとしたまさにそのとき、 ルークが上司である社長の親友で、同じ会社の重役だと知った。 現実的な女として、コリンは、社長の親友と寝るリスクは冒せないとシンプルに告げた。 ルークは少し残念そうに、けれどどこまでもスマートに、彼女の意思を尊重した。 だがそれから毎日、オフィスで顔を合わせる日が続く。ひそやかな目配せ、他愛のないメモ。 コリンの中で何かが苦しく募っていった。彼への想いで蕩けてしまいそうだ。 あふれる想いを言葉にのせて紡ぐ詩作の衝動さながらに、 ルークとふたり欲望のまま溺れる一夜に、コリンは身を委ねることにした。
  • カムフラージュ~男装の恋人~
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    「おまえを犯している最中に口答えは厳禁だ」 「あっ、伍長…イエス、サー」 イゾベル・“ボブ”・ヘイリーは、家族を養うため、男装して兵隊になった。 美しい胸をきつく巻いた包帯で隠し、重い銃をかついで泥の中を進軍する。 男言葉で話し、不衛生極まりない環境で寝起きするのも、もう慣れっこだった。 女としての欲望や悦びは……というと、実は、秘かに叶えられている。 イゾベルの正体を知るマイヤー大尉と、彼の秘密の恋人ダグリッシュ中尉は、 男同士の熱い睦み合いに、より深い倒錯と快楽を求めて彼女も加えてくれるのだ。 叶わないのは、同じ部隊に所属するアンドリュー・サウジー伍長への想いだった。 筋肉質だが細身のしなやかな体。くしゃくしゃのブロンド、泥に汚れた繊細な横顔。 女だとは告げられない。けれど彼は、男の私にも興味はなさそう―― イゾベルは、彼にあらゆることをされる妄想で自分を慰めるしかなかったのだが……。
  • 恥じらいの蜜月は過ぎて
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    「朝から考えていたんだ…君のお尻のこと。後ろに突き出すんだ」 彼の液体に甘美にまみれ、イカせてもらえるの…? マークはいつも自信満々で、セクシーで、強引で……そして優しい。 そんな彼を誰よりも愛している。 でもベッキーは生真面目な性格が災いして、大胆になってみたくても、 つい「私には無理」と身を引いてしまう。 マークはたまにほのめかす。グッズを使ったり、タブーとされているようなプレイを。 そんなとき、ベッキーの脚の間は切なく疼いて、彼が欲しくてたまらなくなる―― だって彼はきっとそういうプレイのすべてを知っているのだ。過去の女たちとの行為で。 ベッキーはマークが愛した奔放な女たちに嫉妬した。 彼に告げよう。心の準備ができたわ、と。バイブでもディルドでもアナルでも、 あなたの望むままにしてほしい。あなたの愛で、バラバラにして――!
  • 妖精からの賜り物
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    「私の秘所をおまえの舌で歓ばせなさい」 「お嬢様に奉仕することが僕の喜びです」 「口でしなさい…指でしなさい…ああ、突いて!」 黒い妖精に“欲望”という呪いをかけられた、美しい貴族の養女ミラ。 常に身体の疼きに苛まれていたある日、 ミラの屋敷の前に2人の美貌の戦士が現れた。 ジェラードとアラン。かつて2人は友情以上の関係で結ばれた仲だったが、 黒い妖精に“誰かを完全に満たすまでは決して結ばれない”という呪いをかけられていた。 ミラを日夜襲う狂おしいまでの欲望―― 3人は互いこそが呪いを解く鍵だと確信する。 ジェラードはミラを四つん這いにさせて尻を打ち、アランは甘く淫らに奉仕し、 連日連夜、それぞれが刹那の淫欲にふけり、悶えるミラをなだめるうち……。 *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『2人の戦士と乙女の激しすぎる夜~淫欲の呪いがとけるまで~』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • イケメン秘書の、秘密のサーヴィス
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    下着を脱いで、窓から捨てて。 いや待って…なんていやらしい匂いだ。 パトリック・ダヴは、とてもハンサムで有能な私の個人秘書。 くせ毛の淡い金髪に、スポーツ選手みたいにしなやかな身体つき。 どんなにきつい会議でヘトヘトになっても、彼がデスクの脇で静かに微笑み、「おつかれさまです、ボス」と迎えてくれるだけで、重たい気分は霧のように消え去る。 ある日、いつにも増して疲労困憊した私を見かね、パトリックが静かに言った。 「あなたを数時間ほど連れ出したほうがよさそうだ」 カフェにでも行くのかと顔を上げると、彼は見たこともないまなざしで私を見ている。 えっ……もしかして彼、イケナイこと考えてる?  私の脚の間が、じゅっと音をたてたように疼き、彼はそれを見透かしたかのように、かすかな笑みを浮かべた。 ええ、そうよ。私をここから連れ去って、車の中でもホテルでもいい、何もかも忘れられるくらいイカせてほしい……! *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『極上イケメン秘書がまさかのドSでした』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • ふたりの男と蜜愛の新妻
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    「脚を開いて、アレックスにおまえの秘所を見せなさい。 おまえの口がアレックスのモノを包んでいるところを見たい」 がっしりとした体躯に厳めしい顔つきをしたチャールズ・アトウッド卿と、黒髪の美しいレディ・イモージェン。 ひと目で激しく惹かれ合ったふたりは新婚2カ月だが、毎夜飽くことなく互いを貪り合っていた。 そんなある日、アレックス・ランバートという痩躯の美しい青年の出現にチャールズは顔色を変える。 愛する夫の異変を瞬時に察知したイモージェンは彼を問いただし、結婚前までふたりが愛人関係にあったという衝撃の告白を受けた。 人目を忍んで男同士の愛欲に溺れ、ときには女性をベッドで共有することもあったという。 妻の愛を失うのではないかと恐れるチャールズに、イモージェンは瞳を妖しく濡らして意外な提案をした。 「あなたとアレックスで、わたくしを共有してください」 *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『蜜愛の新妻は、氷の貴公子に溺愛される』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 愛に濡れた人魚姫
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    ここは秘密の高級クラブ。 全裸の美女たちが、巨大な水槽で舞い躍る―― NYの闇の帝王キングズリー・エッジが所有する、秘密の会員制高級ナイトクラブ〈ファゾムズ〉。 酒を飲みくつろぐ男たちを囲むように据え置かれた巨大な水槽の中で、 銀の鱗のタトゥーをきらめかせた全裸の美しい少女たち――マンハッタン・マーメイド――が優雅に泳いでいる。 彼女たちはキングズリーによって庇護され、高給を支払われ、豪華なアパートメントをあてがわれる。 “キングズリーのマーメイドは処女でなければならない”という、たったひとつの条件のもとに。 処女を失う――それはマーメイドが人間の女になるとき。即ち、〈ファゾムズ〉を去るとき。 NYきっての若手弁護士デレク・プリンスは、そんなマーメイドたちの中でもひときわ美しいジーニアに恋をした。 彼女のどこに触れても、キスをしてもいい。狂いそうなフェラチオをされることも許されている。 欲望に猛る彼のモノを、ジーニアの処女に突き立てさえしなければ。 だがデレクは、ジーニアの最初で最後の男になりたいという想いを、次第に抑えられなくなっていく――。 *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『王子様は無垢なマーメイドを淫らに愛したい』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 侯爵と私
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    「脱ぎなさい。隠してはならない」 「はい…ご主人様。あっ…」 イギリスの由緒正しき侯爵邸でメイドをしているローズは、雇い主の侯爵の私室でビデオテープの山を見つけた。 誘惑に駆られて再生したそのテープには、普段はクールで貴族然とした侯爵自身が女性の尻を平手で打つ、衝撃的なセックスシーンが映っていた! 以来、ローズは屋敷に誰もいないときを見計らっては部屋に忍び込み、そのビデオを見るようになった―― まだ自覚すらしていない、ほのかな憧れと欲望を内に秘めて。 そしてある日、突然帰宅した侯爵に見つかったとき……。 *本書は、エロティカ・ラブロから既に配信されている『うぶなメイドは侯爵様に抗えない』を改題した作品となります。 重複購入にご注意ください。
  • 極上イケメン秘書がまさかのドSでした
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    パトリック・ダヴは、とてもハンサムで有能な私の個人秘書。くせ毛の淡い金髪に、スポーツ選手みたいにしなやかな身体つき。どんなにきつい会議でヘトヘトになっても、彼がデスクの脇で静かに微笑み、「おつかれさまです、ボス」と迎えてくれるだけで、重たい気分は霧のように消え去る。ある日、いつにも増して疲労困憊した私を見かね、パトリックが静かに言った。「あなたを数時間ほど連れ出したほうがよさそうだ」カフェにでも行くのかと顔を上げると、彼は見たこともないまなざしで私を見ている。えっ……もしかして彼、イケナイこと考えてる? 私の脚の間が、じゅっと音をたてたように疼き、彼はそれを見透かしたかのように、かすかな笑みを浮かべた。ええ、そうよ。私をここから連れ去って、車の中でもホテルでもいい、何もかも忘れられるくらいイカせてほしい……!
  • 2人の戦士と乙女の激しすぎる夜~淫欲の呪いがとけるまで~
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    貴族の養女ミラは美しい娘に成長したが、黒い妖精に“欲望”という呪いをかけられてしまう。 ミラを完全に満たしてくれる者に出会うまで、常に身体の疼きに苛まれるというのだ。 そんなある日ジェラードとアランという2人の美貌の戦士がミラの屋敷の前で出会う。 かつて2人は友情以上の関係で結ばれた仲だったが、黒い妖精によって、 “誰かを完全に満たすまでは決して結ばれない”という呪いをかけられていた。 3人は、互いこそが呪いを解く鍵だと確信したが、3人でどう“満たし合う”というのか……。 答えはなくとも、ミラを日夜襲う狂おしいまでの欲望はやまない。 ジェラードはミラを四つん這いにさせて尻を打ち、アランは甘く淫らに奉仕し、 連日連夜それぞれが刹那の淫欲にふけり、悶えるミラをなだめるうち、ついにその瞬間が訪れる。ジェラード、アラン、そしてミラが完全に、そして同時に満たされる瞬間が――。
  • 愛を捨てないで【2分冊】 1巻
    完結
    -
    この子ともう2度と会えないかもしれない。養育権をめぐる裁判に敗れ、クレアは打ちひしがれていた。亡き妹に代わり育ててきた2歳の甥を、妹の夫の兄である大富豪の牧場主ローガン・ピアスにひき渡さなければならないのだ。せめて子供が慣れるまで一緒にいさせてほしいと懇願するクレアに、ローガンは黒い瞳を鋭く光らせて言った。僕の妻になるのなら、君は子供と暮らせる、と。こうして脅迫のように始まった愛のない結婚生活は、夜ごとクレアを甘く苛んで…。

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  • 手なずけられた花嫁【2分冊】 1巻
    完結
    -
    セスナ機はロッキーの山腹に墜落し、乗っていた男女ふたりは森へほうり出された。女の名はマディー。「醜いから」という理由で美しいが身勝手な母親に捨てられ、冷たい財産家の祖母に育てられた彼女は、わざと高飛車に振る舞うことで、孤独な心を周囲の誰にも悟られないよう生きてきた――。男の名はリンク。彼は、すべてを見透かす誠実な黒い瞳で、わがままなお嬢様でしかないはずのマディーが痛々しいまでに心を隠し強がっていることに気づき…。

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  • 花開くときを待って
    3.0
    消防士のブラッドが花屋を営むトーニにひと目ぼれしたのは三カ月前。その場で食事に誘い、あっさり断られたがあきらめきれない。毎週花屋に通い、クリスマスを前についに食事の約束をとりつけた。トーニは一度きりのつもりだった。彼の魅力にあらがえなくなるまでは。
  • 消せない炎
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    クリスティーナは署内で唯一の女性消防士。バービー人形のような容姿とずば抜けた能力で同僚の男性たちを魅了している。セクシーな救急救命士ダスティンもその一人だ。彼に惹かれながら心を開こうとしない彼女にダスティンが求めたものは……。
  • 純真な花嫁
    -
    すべてを失った乙女は、手練手管の大富豪にさらわれた。 ステイシーは唯一の肉親だった祖父を亡くした後、遺された財産をすべて横領され、破産寸前の状態だった。これでは路頭に迷ってしまう……。思いつめていたある日、二度と会うことはないと思っていた男性と再会する。オーレン・マクレーン。以前、強引な求婚をしてきた大富豪だ。彼は私がお断りしたことに、まだ腹を立てているのかしら?「君の事情は変わったらしいな。プロポーズの答えを聞こう」オーレンは怯えるステイシーに近づき、自信たっぷりに告げた。なんて人……私が窮地に陥ったから、また求婚するというの? *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 赤いばらの誓い【ハーレクインSP文庫版】
    -
    「フォード・ハーロウと結婚しろ」有無を言わせぬ父親の命令に、リーナは言葉を失った。父は、最愛の妻を出産時に亡くしたことを恨み、娘を虐げてきた。今度は隣の牧場主フォードに土地を売るのと交換に、いよいよ娘を厄介払いするつもりらしい。でも、フォードは誰もが憧れる、裕福でハンサムな男性。彼みたいな人が、私に関心を持つはずもないのに……。そんなリーナの予想は、しかしあっさりと裏切られた。なぜかフォードは彼女との結婚を望み、リーナを戸惑わせたのだ。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 心に鍵をかけないで【ハーレクインSP文庫版】
    -
    5歳で親を亡くし、牧場を営む祖父に引き取られて以来、ハローナは祖父からの冷酷な仕打ちに耐えてきた。その祖父が病で死の床につき、思わぬ話をハローナに持ちかける。自分の存命中に結婚すれば、牧場を彼女に遺すというのだ。女を捨てて働いてきた私と結婚してくれる人などいない……祖父はそれを承知で、私から愛する牧場を奪うつもりなのだろう。だがそのとき、脳裏に隣の牧場経営者ウェスの姿が浮かんだ。厳めしく威圧的だが誠実で、祖父の土地を欲しがっていると噂だ。頼みの綱は彼だけ――ハローナは意を決しウェスのもとへ向かった。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 禁じられた結婚【ハーレクインSP文庫版】
    -
    上司の婚約者が自分の異父妹だと気づいたローナは、驚くと同時に心が浮き立つのを抑えきれなかった。実母に捨てられた後、里親の元を転々として育った彼女にとって、父親違いとはいえ血を分けた妹は大切な“家族”だったから。ところが二人が親しくしていると知った実母は、ローナに過去を暴露されて富豪の妻の座を脅かされることを恐れ、夫の息子であるミッチに二人の仲を裂くようそそのかした。ローナは突然現れたミッチに小切手を叩きつけられ、恫喝されて、驚きと悲しみのあまり気を失い……。 *本書は、ハーレクイン・デジタルSから既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 罪深き天使【ハーレクインSP文庫版】
    -
    意地が悪く身勝手な母親に虐げられ、人の優しさを知らず怯えながら生きてきたトレイシー。ある日彼女は騒動に巻き込まれ、近くの大牧場を経営するタイの車を壊してしまい、償いとして牧場に住み込んで働くことになった。タイはたくましくて常に自信に満ちあふれていて、自分とは正反対の彼に、しだいにトレイシーは心惹かれていく。だが一方のタイはトレイシーのことを、母親と同じ、狡猾で節操のない女だと思い込んでいて……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 花嫁のためらい【ハーレクインSP文庫版】
    -
    小さな牧場で男まさりに育ったコリーは、十代のころ、隣に住む名家の長男ニックに恋をした。しかし淡い恋心はあっけなく打ちくだかれた。ニックは、コリーが彼の弟と親しくしているのを快く思わず、その関係が幼なじみの域をこえていると思いこみ、住む世界をわきまえるようコリーに言い渡したのだ。以来6年、隣人ながらほとんど顔も合わさない日々が続いたが、ある日、コリーがいつものように花壇に水をやっていると、険しい表情を浮かべたニックが近づいてきて……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のカバー替え版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 白いベールは偽りの色【ハーレクインSP文庫版】
    -
    幼くして両親を亡くし、伯父夫婦に育てられたアリソンは、伯父の経営する銀行が経営難で存亡の危機にあると知らされた。ある日彼女は、牧場主のブルーを訪ねるよう伯父から命じられる。ブルーは貧しい生まれながら油田を当てて大富豪になった人物で、数回すれ違っただけだが、厳しい表情と青い瞳が印象的だった。その彼が、銀行を救う代償に彼女との結婚を申し入れたという。世間の信用を得たいからって、妻をお金で買おうとするなんて!そんな結婚は論外だが、伯父への恩を思うと簡単には断れない。なんとか話をつけようと、アリソンはブルーに会うことにした。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のカバー替え版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛の使者のために【ハーレクインSP文庫版】
    5.0
    友人の出産祝いで産婦人科医院を訪れたジャックは、そこで思いがけず、かつての恋人ニーナと鉢合わせした。8カ月前、ジャックの子供嫌いが原因で二人は諍いになり、口論の末、ニーナは彼のもとを去っていったのだ。ニーナは何も言わず、怯えた様子で彼の脇を過ぎていく。なぜニーナがこんな場所に? しかも、入院患者の服を着て。まさか――ある可能性が頭をよぎり、彼はニーナを追いかけた。思ったとおり、彼女はその病院で彼の子を産んだばかりだった!だが、よりを戻そうと持ちかけた彼を、ニーナは拒絶して……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ヒロインになれなくて【ハーレクインSP文庫版】
    -
    父危篤の知らせを受け、ケイトリンは再び故郷の土を踏んだ。まだ父の再婚相手の長男リノに恋する10代の少女だったころ、次男の事故死の責めを負わされ、彼女はこの町を去ったのだった。皆の冷遇には耐えられても、リノの憎しみの視線は胸にこたえた。5年ぶりに再会した今なお、その瞳からは敵意が消えていない。だが、そんなケイトリンをさらに苦しめる出来事が待っていた。彼女を不実の子と信じる父が、血液鑑定を要求してきたのだ――実子でなければ相続権は一切なく、仮に実子であるなら、この先ずっとリノとともに地所を守らなければならないという! *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 春はめぐり来る
    3.0
    マギーは心痛と冷気に耐えながら、寂寥とした一帯を歩き続けた。人里離れた牧場へ面接に来たものの、冷たく追い返されたのだ。前科者を雇うほど愚かではない、と経営者のイーサンは言った。誰も信じてくれなくても、神に誓ってわたしは無実――傲慢な男性に蔑まれたくらいで、誇りを失うわけにはいかないわ。一方のイーサンは、暗い空模様を見上げて思い悩んでいた。雪が降り出す前に、あの女性が町までたどり着けるとは思えない。堂々としていながら、どこかはかなげな、青い瞳のマギー。これから吹雪になる……矢も楯もたまらず、彼は車に飛び乗った。
  • 結婚と償いと【ハーレクインSP文庫版】
    -
    ずっと気づかなかった――あなたの愛に。 憧れの人との結婚はレイニーにとって不幸の始まりだった。亡父の遺言に従い牧場主ガブの花嫁になったものの、彼の狙いが財産だと気づき、レイニーは母親の家へ逃げこんだ。あれから5年、ガブからの電話や手紙はすべて拒み続けてきた。だが同居していた母の死後、遺品を整理していたレイニーは、想像だにしなかった秘密を知ることになる。ガブは潔白で、むしろ貪欲な母から彼女を守ってくれていたのだ!酷い衝撃を受けたレイニーは、自分のおかした過ちを責め苛んだ。彼は償わせてくれるだろうか?──名ばかりの愚かな妻に。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ガラス越しの記憶【ハーレクインSP文庫版】
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    孤独な乙女が、初めて見つけた愛 幼いころに受けた虐待から、ひどい男性恐怖症になったマーラ。誰にも愛されず、孤児のマーラが背負ってきた運命は過酷だった。ところが、ある日、生き別れの双子の姉が彼女を捜しだし、マーラは生まれて初めて家族のぬくもりを知ったのだ。姉は、マーラのことを大富豪の養父母にどう伝えるべきか悩んでいるようだった。だから二人のことは、だれにも秘密。姉の義兄ジェイクは突然、現れた“妹の親友”に警戒している。マーラといえば、ジェイクに惹かれていく自分に、混乱していた。そんな矢先、姉が事故にあい、マーラの記憶だけ失ってしまう。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ニューヨークへ愛をこめて【ハーレクインSP文庫版】
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    粗野なテキサス富豪と、上流社会の孤独な壁の花。 両親なきリリアンはニューヨークで裕福な祖母に育てられた。だがなぜか祖母は、妹ばかりをかわいがる。リリアンは疎まれ、冷たく虐げられる日々を送っていた。そんなある日、妹が恋人と駆け落ちしてしまう。連れ戻してこないと勘当だ、と祖母に厳命されたリリアンは、妹のあとを追い、ひとりテキサスの空港に降りたった。そこに現れたのは、駆け落ち相手の兄だという牧場経営者。ワイルドで男らしい魅力を漂わせるライ・パリッシュは、リリアンを傲慢な令嬢と決めつけ、敵意をぶつけてきて……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛を知りたくて【ハーレクインSP文庫版】
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    いまだ断ち切れぬ、義兄(ルビ:あに)への想い。 突然、病室に現れた義兄モーガンの姿にセリーナは茫然とした。セリーナの事故の知らせを聞きつけて、やってきたという。母が再婚したとき、セリーナはまだ12 歳だった。孤立しがちな彼女を年の離れた義兄だけが気にかけてくれ、その優しさに触れるうちに、次第に彼を好きになってしまった。後ろめたい思慕を隠そうとしたのに、いつしか知られてしまい、17 歳のセリーナは悩んだあげく、家を出たのだ――二度と義兄に会わないと決めて。もがき苦しむセリーナに、モーガンが低い声で突きつけた。「きみを家に連れて帰る」 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 花嫁の孤独【ハーレクインSP文庫版】
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    「僕が結婚したい相手は、君なんだ」 まさかホイットが、ついに身を固めることに決めたなんて――。彼の突然の宣言に、イーディはうろたえるしかなかった。雇い主のホイットは、派手な美女を好む有名なプレイボーイ。イーディは彼の下で働きながら、5年におよぶ恋心を隠してきた。そして、その想いを永遠に封じなくてはいけない日が来たのだ。だが、ショックのあまり茫然とするイーディに、彼は意外な言葉をかける。「僕が結婚したい相手は、君なんだ」思いもよらない展開に舞いあがりかけたイーディの心は、彼は跡継ぎが欲しいだけだと知り、絶望の淵に落とされた……。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 幸せのそばに【ハーレクインSP文庫版】
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    絶望の中、あなたは希望をくれた。 ある日コリーンは、車を運転中トレーラーに衝突され、全身に傷を負ったばかりか、同乗していた妹も亡くした。遺された妹の幼い子供たちは、コリーンの入院中に、伯父である富豪ケイドの家に引き取られたらしい。子供たちに会いたくてたまらず、コリーンは彼の家を訪ねるが、ケイドに冷酷そのもののまなざしを向けられ、愛する甥にも“ママを殺した”と非難されてしまう。コリーンはあまりのショックにその場で気を失った。そして目覚めたとき、介抱してくれたのは意外にもケイドで……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 花嫁の契約【ハーレクインSP文庫版】
    -
    赤ちゃんを守るため、愛されぬ妻は孤独に耐える。 その日リアとリースは判事の前で、手短に結婚の手続きをした。4カ月ほど前に亡くなったリースの妻は、リアの親友。妻の突然の死に、悲嘆と途方に暮れたリースは、遺された生後間もない赤ん坊のためだけに、リアに求婚したのだ。彼と親友が恋に落ちるずっと前から、リアがリースへの想いに苦しんでいたことなど知らず。たとえ愛されなくても、大切な彼と親友の子をそばで支えよう――自身の愛を押し殺す覚悟を決め、リアは彼の妻になった。だが始まった結婚生活は、想像以上につらいものだった……。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛は時空を越えて【ハーレクインSP文庫版】
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    夢ならどうか、覚めないで…。 6年前に最愛の夫と娘を事故で失って以来、メアリーは運命を呪い、まるで抜け殻のように生きてきた。そんなある日、ふと立ち寄ったアンティークショップで不思議と心ひかれるブルートパーズの指輪に出合う。何かに導かれるようにして指にはめると、突然世界が回りだし、意識が急速に遠のいていった……。気がつくと目の前には、事故に遭う直前の家族の姿があった。夢でも現実でもかまわない――夫と娘を救わなければ。わが身の危険も顧みず、とっさにメアリーは駆けだした。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 仮面の妖精【ハーレクインSP文庫版】
    -
    孤独を忘れて、あなたを愛せたら…。 牧場の権利を一部買い取り、ゾーイはヘイズ牧場にやってきた。血の繋がらない養父母のもと、愛のない冷め切った家庭に育ち、すべてに幻滅していたゾーイは、この牧場に本当の家族がいると突きとめたのだ。正体を明かさぬまま、両親を捜そうとするゾーイをうろんげに見つめる男性がいた。J・D――ヘイズ牧場の経営者だ。一度結婚に失敗しているJ・Dは、都会育ちのゾーイを別れた妻のように派手好きな女に違いないと決めつけていた。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛を偽る花嫁
    完結
    4.8
    1年前に家族を事故で失い天涯孤独の身となったフェイは、抜け殻のような心を抱え身を粉にして働いてきた。ある日、自暴自棄になって馬を走らせ落馬してしまったところ、一番弱みを見せたくない相手に助けられてしまった。年上の隣人のチェイス・ラファティ。どうして私を助けるの? あなたは私の牧場を買い取りたいだけでしょう。頑なに心を閉ざすフェイだが、それからも彼は何かと世話を焼いてくる。さらにチェイスはフェイに、信じられない提案をしてきて…!?
  • 幸せのそばに【ハーレクイン・セレクト版】
    -
    ある日コリーンは、車を運転中トレーラーに衝突され、全身に傷を負ったばかりか、同乗していた妹も亡くした。遺された妹の幼い子供たちは、コリーンの入院中に、伯父である富豪ケイドの家に引き取られたらしい。子供たちに会いたくてたまらず、コリーンは彼の家を訪ねるが、ケイドに冷酷そのもののまなざしを向けられ、愛する甥にも“ママを殺した”と非難されてしまう。コリーンはあまりのショックにその場で気を失った。そして目覚めたとき、介抱してくれたのは意外にもケイドで……。 ■絶大な人気を誇る寡作のスター作家、スーザン・フォックスの胸を揺さぶる切ないロマンス。愛を信じない富豪に恋をして、形だけの結婚を受け入れたヒロインでしたが……。大スター作家ダイアナ・パーマーがお好きなあなたに、特におすすめします。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 野の花に寄せて【特典付き】
    完結
    -
    【特典付き】アナザー・ストーリー4Pを特別収録!孤児のリオは11歳で牧場主のサムに引きとられ、本当の娘のように愛されて育った。 だが今やサムは死を迎えようとしている。もしサムが亡くなれば、息子のケインはリオをやっかい払いするだろう。ケインがリオを見る目には、いつもトゲがあるのだ・・・・・・。リオは幼い頃から彼への想いを胸に秘めてきたというのに・・・。
  • 心に鍵をかけないで
    完結
    -
    幼い頃、親を亡くしたハローナは祖父に愛されずに育てられた。そんな祖父も病で伏せると突然、彼女には到底叶わない話を持ちかけた。「わしの目が黒いうちに結婚したら牧場をやろう」動物を愛するハローナにとって祖父の牧場で働くことが生きがい。だけど、地味で女を捨てた私なんかと結婚する人なんて…。その時、脳裏に隣の牧場経営者ウェスが浮かんだ。厳めしく威圧的だが誠実で祖父の土地も狙っているという噂だ。そして、彼女は彼に便宜上の結婚を持ちかけた!!
  • 愛を知りたくて【ハーレクイン文庫版】
    3.0
    突然、病室に現れた義兄モーガンの姿にセリーナは茫然とした。セリーナの事故の知らせを聞きつけて、やってきたという。母親が再婚したとき、セリーナはまだ12歳だった。孤立しがちな彼女を年の離れた義兄だけが気にかけてくれ、その優しさに触れるうちに、次第に彼を好きになってしまった。後ろめたい思慕を隠そうとしたのに、いつしか知られてしまい、17歳のセリーナは悩んだあげく、家を出たのだ――二度と義兄に会わないと決めて。もがき苦しむセリーナに、モーガンが低い声で突きつけた。「きみを家に連れて帰る」
  • 愛を偽る花嫁【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    1年前に家族を事故で失い、天涯孤独の身となったフェイは、抜け殻のような心を抱えたまま、身を粉にして働いてきた。ある嵐の日、自暴自棄になって馬を走らせた彼女は落馬して、痛みと朦朧とする意識の中で最期を覚悟する。そのときだった、逞しい2本の腕が彼女を抱き起こしたのは。フェイが目を開けると隣人のチェイスの心配そうな顔があった。幼い頃から恋い焦がれてきた人。なぜ今になって私に構うの?そんなフェイの心中を知ってか知らずか、彼は自宅へ彼女を運ぶと、予想外の驚くべき提案をした。「君の家業は全て僕が買い取る。代わりに僕の妻にならないか?」■根強い人気を誇りながらも、寡作な作家ゆえに新刊、再版作品ともになかなか世に出ないスーザン・フォックス。貴重な1作をお贈りします。胸を揺さぶる切ないロマンスをお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 仮面の妖精【ハーレクイン文庫版】
    -
    牧場の権利を一部買い取り、ゾーイはヘイズ牧場にやってきた。血の繋がらない養父母のもと、愛のない冷め切った家庭に育ち、すべてに幻滅していたゾーイは、この牧場に本当の家族がいると突きとめたのだ。正体を明かさぬまま、両親を捜そうとするゾーイをうろんげに見つめる男性がいた。J・D――ヘイズ牧場の経営者だ。一度結婚に失敗しているJ・Dは、都会育ちのゾーイを別れた妻のように派手好きな女に違いないと決めつけていた。 *本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛を捨てないで
    完結
    -
    この子ともう2度と会えないかもしれない。養育権をめぐる裁判に敗れ、クレアは打ちひしがれていた。亡き妹に代わり育ててきた2歳の甥を、妹の夫の兄である大富豪の牧場主ローガン・ピアスにひき渡さなければならないのだ。せめて子供が慣れるまで一緒にいさせてほしいと懇願するクレアに、ローガンは黒い瞳を鋭く光らせて言った。僕の妻になるのなら、君は子供と暮らせる、と。こうして脅迫のように始まった愛のない結婚生活は、夜ごとクレアを甘く苛んで…。
  • 仮面の妖精
    完結
    4.0
    ハリウッドから牧場の共同経営者としてやって来たゾーイ。牧場主J・Dはそんなセレブに牧場の仕事が務まるわけがないとゾーイに冷たくあたるが、彼女の手綱さばきと最高級の笑顔は、みんなを一瞬で虜にした。だが、大地に根づき暮らすJ・Dは、彼女の偽りの笑顔の奥のもうひとりの彼女の存在に気づいていた。一方、ゾーイも彼の瞳に見つめられるとすべてを見透かされているよう感じた。彼に惹かれてはダメ! 私の本当の目的を知られれば、嫌われるに違いないから。
  • 手なずけられた花嫁
    完結
    4.5
    セスナ機はロッキーの山腹に墜落し、乗っていた男女ふたりは森へほうり出された。女の名はマディー。「醜いから」という理由で美しいが身勝手な母親に捨てられ、冷たい財産家の祖母に育てられた彼女は、わざと高飛車に振る舞うことで、孤独な心を周囲の誰にも悟られないよう生きてきた――。男の名はリンク。彼は、すべてを見透かす誠実な黒い瞳で、わがままなお嬢様でしかないはずのマディーが痛々しいまでに心を隠し強がっていることに気づき…。
  • ガラス越しの記憶【ハーレクイン文庫版】
    -
    幼いころに受けた虐待から、ひどい男性恐怖症になったマーラ。誰にも愛されず、孤児のマーラが背負ってきた運命は過酷だった。ところが、ある日、生き別れの双子の姉が彼女を捜しだし、マーラは生まれて初めて家族のぬくもりを知ったのだ。姉は、マーラのことを大富豪の養父母にどう伝えるべきか悩んでいるようだった。だから二人のことは、だれにも秘密。姉の義兄ジェイクは突然、現れた“妹の親友”に警戒している。マーラといえば、ジェイクに惹かれていく自分に、混乱していた。そんな矢先、姉が事故にあい、マーラの記憶だけ失ってしまう。 *本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 忘却のかなたの楽園 誘惑された花嫁【ハーレクイン・セレクト版】 I
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    「どこかで会いましたか?」愛しい男性の心ない言葉――ブライアニーは屈辱のあまり彼の頬を打っていた。5カ月前、彼女は島を購入したいと訪れたリゾート開発会社社長、ラファエル・デ・ルカと恋に落ち、濃密な時を過ごした。だが契約書を手に本社に戻った彼から、その後連絡がない。まさか、ラファエルは島を手に入れるためだけに私を誘惑したの?妊娠に気づいた彼女は必死に悪い予感を打ち消し、彼を待った。そして、ついに意を決して彼に会いに来たのだが……。続くラファエルの告白に、ブライアニーは言葉を失った。「事故の後遺症で、君についての記憶をなくしたのかもしれない」 ■運命を感じ情熱的に愛し合った男性の子を妊娠したのに、彼と連絡が取れない……女性なら誰だって絶望のどん底に突き落とされてしまいますよね。しかも彼は記憶喪失で……。ホットなロマンスで大人気、M・バンクスの4部作〈誘惑された花嫁〉をお贈りします。 *本書は、ハーレクイン・ディザイアから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 熱いヘッドライン
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    新聞記者ジャスミンは、ダンフォース家の特だね記事を書こうと、彼らの友人ウェズリーの出したごみをあさっていた。ところがウェズリーに見つかり、大事なロケットを落としたのにも気づかず、あわてて逃げ出した。拾ったロケットを手がかりにジャスミンの素性を知り、ウェズリーは激怒した。家族同然のダンフォース家の周りを嗅ぎ回るなんて許せない。なんとかして阻止しなくては。そのとき、ウェズリーの頭に名案が浮かんだ。
  • 純真な花嫁
    完結
    5.0
    資産家令嬢のステイシーは祖父の死により身寄りをなくし、その後財産を横領され破産寸前だった。お嬢様育ちで何もできない自分をもてあましたまま、彼女はパーティーで慣れないお酒をいつもより多く口にしてしまった。すると彼女の前に、テキサスの大牧場主オーレンが現れた。以前ステイシーは、彼の圧倒的な存在感に恐れを感じ、プロポーズを断ったことがある。なのに彼は今、傷ついた彼女の状況を知ってか知らずか、再び強引な態度で結婚を申し込んできて!?
  • 幸せのそばに【あとがき付き】
    完結
    4.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】コリーンは運転中、事故にまきこまれ、体中に傷を負ったばかりか、同乗していた妹を失った。2か月後に目を覚ますと、遺された甥と姪は父方の伯父ケイドにひきとられたと聞く。会いたい…何度も連絡を取るが、手紙も電話もことごとく無視されてしまう。ぼろぼろの体にむちうって直接訪れると、ケイドは冷たい威圧感をもって、まるでコリーンを財産目当ての悪女のように扱う。しかも、甥には「ママを殺した」と責められ、あまりのショックにコリーンは意識を失った…。
  • 愛を捨てないで
    -
    この子ともう二度と会えないかもしれない。養育権をめぐる裁判に破れ、クレアは打ちひしがれていた。亡き妹の代わりに育ててきた2歳の甥を、大牧場主ローガン・ピアスに引き渡さなければならないからだ。せめて子供が慣れるまで同居させてほしいと懇願するクレアに、男は黒い瞳を鋭く光らせて言った。僕の妻になれば、君はあの子とずっと一緒にいられる、と。その日から始まる、子供のためだけの愛のない結婚生活。けれど、夜毎の密着したぬくもりにクレアの胸は騒ぎ始め……。
  • 赤いばらの誓い
    完結
    -
    「フォードと結婚してここから出ていけ」突然の父親からの命令に、リーナは言葉を失った。リーナは幼い頃から1度も父から愛情を感じたことがない。最愛の妻が彼女を産むために命を失ったことを、父は今でも恨んでいるのだ。干ばつに見舞われた大牧場主のフォードは、水源に恵まれた父の土地の買収を申し出た。その条件として、父は彼女をフォードに押しつけようとしているのだ。そんな条件をあのフォードがのむはずがない、しかしそんなリーナの予想は裏切られ…!?
  • 手なずけられた花嫁
    4.0
    「2倍払うわ。今夜中にアスペンに着きたいの」マディーに頼まれ、セスナ機への同乗を許したリンクは、彼女の高飛車な態度に苛立ちを隠せずにいた。富と美貌に恵まれた、わがままなお嬢さんの典型だ。かかわらずにいようとしたとき、セスナ機が墜落し、二人きりで森に放り出されたリンクはすぐさま気づいた。マディーの痛々しいほどの強がりは、両親に捨てられ、愛されずに育った人生と傷つきやすい心を隠すためのものだと。 *本書は、初版ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 愛を知りたくて
    完結
    -
    交通事故で入院したセリーナのもとに駆けつけた義兄のモーガン。こんな姿、見られたくなかったのに…。母親の再婚で彼と家族になったとき、セリーナは12歳だった。圧倒的な男らしさとやさしさを見せつける年上の彼に恋して告白したのは17歳のとき。ところがそれを境に彼の態度は冷たくなり、傷ついたセリーナは家を飛び出したのだった。2年ぶりの再会に気まずさを覚えるセリーナに、義兄は言った。「きみを家につれて帰る」それは有無を言わせぬ支配者の宣言だった。
  • 手なずけられた花嫁
    3.0
    セスナ機が墜落したロッキー山麓。あの森で私は生まれ変わった……。■「シートベルトをつけて、しっかりつかまっているんだ!」セスナ機の助手席で、浅い眠りから覚めたマディーは、操縦桿を握るリンクの緊迫した声に、身をこわばらせた。窓の外には鬱蒼とした森林がすぐそこまで迫っている。何が起きたのだろう? 墜落するのだろうか?母に会うため、アスペンへと向かっていたマディーは、リンクのセスナ機に無理を言って同乗させてもらっていた。どうしても母に会いたいのに……。不意に機体が大きく揺れる。マディーは、懸命に操縦を続けるリンクに目をやった。私はここで、このリンカン・コリエルと死ぬのだろうか?機体が急降下し草地が目に入ったのを最後に、彼女は意識を失った。
  • ニューヨークへ愛をこめて
    4.0
    ニューヨークからテキサスへ。都会の令嬢が牧場を訪れたとき…。■リリアンは両親を事故で失い、富豪の祖母のもと、妹のレイチェルとともに、ニューヨークの上流社会の令嬢として優雅に暮らしていた。わがままで意地の悪い妹と違い、リリアンはいつも優しく穏やかだった。けれど、祖母はなぜかリリアンに冷たく、レイチェルがお気に入りだった。そのレイチェルが、突然テキサスのカウボーイと駆け落ちした。「すぐに連れ戻して。できなければ勘当です。レイチェルも、あなたも」祖母の厳命で、リリアンはテキサスに向かった。自堕落な妹がいつかは道を踏みはずすのではと、リリアンは心配していた。でも結婚をきっかけに、妹も真剣に生きていくようになるかもしれない。とにかく、レイチェルと恋人のカウボーイに会わなければ。空港に降り立った彼女を、レイチェルの駆け落ち相手の兄が出迎えた。彼は尊大で、無愛想この上ないカウボーイ。しかもリリアンに、激しい敵意を燃やしていた。
  • 謎めいたドクター 診察室の恋人たち
    -
    罪なほど甘美なキスを交わした夜。あの瞬間に二人の運命は始まった。■時計の針が午前零時ちょうどを指したとき、新年を迎えるパーティーの会場で、助産師のジョアンナは見知らぬ男性にキスされた。彼の神秘的な魅力の虜になり、知らず知らずのうちに、彼女は大胆に応えていた。しかし耳元で新年の挨拶をささやかれたとたん、はっと我に返り、自分の犯した過ちに気づいてその場を逃げ出した。数日後、仕事で病院を訪れたジョアンナは、予期せぬ再会に息をのんだ。あの夜の謎めいた男性が診療衣に身を包み、何食わぬ顔で彼女の前に立っていたのだ!
  • 赤いばらの誓い
    3.0
    「フォード・ハーロウと結婚しろ」有無を言わせぬ父親の命令に、リーナは言葉を失った。父は、最愛の妻を出産時に亡くしたことを恨み、娘を虐げてきた。今度は隣の牧場主フォードとの土地の取り引きを利用して、いよいよ娘を厄介払いするつもりらしい。でも、フォードは誰もが憧れる、裕福でハンサムな男性。彼みたいな人が、私に関心を持つはずもないのに……。そんなリーナの予想は、しかしあっさりと裏切られた。なぜかフォードは彼女との結婚を望み、リーナを戸惑わせたのだ。
  • 冷たい誤解
    3.0
    父の突然の訃報と軽蔑のまなざし――それが彼との冷戦のはじまりだった。■彼が戸口に立って名乗った瞬間、アナの興奮は一気に頂点に達した。ギャレット・ホールデンといえば、一代で巨万の富を築いた億万長者ということを知らない者はいない。アナは、この血のつながらない兄のことを父ロビンからよく聞いていて、いつか会いたいと思っていた。会えた喜びも束の間、彼の口からこぼれ落ちたのは、ロビンが死んだという知らせだった。しかも葬儀はすでに終わっていた。あまりの衝撃と悲しみに呆然自失している彼女に、義兄は軽蔑の念を込めた視線を向け、言い放った。「ロビンの次は僕をたらし込むつもりか?」アナは悟った――自分が老人の財産を狙った悪女だと思われていることを。
  • 仮面の妖精
    -
    大地に根を張るたくましいあなた。わたしにも生きる力を分けてほしい。■牧場主J・Dの離婚した妻から牧場の三分の一の権利を買い取り、パートナーとしてヘイズ牧場にやってきたゾーイ。ハリウッドの有名俳優である養父母のもとで愛情のない家庭に育ち、ずっと自分と血のつながった家族を捜していたゾーイは、ついにこの牧場に本当の家族がいると突き止めたのだ。正体を明かさず近づき、みんなから愛されるかどうか確かめたい。牧場の権利を彼女から一刻も早く買い戻したいJ・Dは、ゾーイに冷たくして追い払おうと考えるが、華やかな都会の女性とは思えない完璧なカウガールぶりや、千ワットの笑顔の裏側に隠された寂しさに否応なく惹かれていく。ハリウッドという虚飾の世界に失望していたゾーイは、J・Dのような大地に根ざした男性にずっとあこがれていた。
  • 禁じられた結婚
    完結
    -
    ローナが上司から婚約者として紹介されたのは、それまで別々に育った異父妹ケンドラだった。しかしローナは彼女には出自の真実は告げず、一緒に過ごせる幸せを噛みしめていた。そんなある日、ローナの前にケンドラの異母兄ミッチが現れた。会うなりペテン師となじる彼は、莫大な富をもつエラリー家の嫡男。彼はローナがケンドラに財産目当てで近づいたと思い込んでいるのだ。逞しい体を怒りでこわばらせ、そして理不尽な要求を突きつけた――!!
  • 結婚と償いと
    4.5
    憧れの人との結婚はレイニーにとって不幸の始まりだった。亡父の遺言に従い牧場主ガブの花嫁になったものの、彼の狙いが財産だと気づき、レイニーは母親の家へ逃げこんだ。あれから5年、ガブからの電話や手紙はすべて拒み続けてきた。だが同居していた母が亡くなり、遺品を整理していたレイニーは、想像だにしなかった秘密を知ることになる。ガブは潔白で、むしろ貪欲な母から彼女を守ってくれていたのだ!酷い衝撃を受けたレイニーは、自分のおかした過ちを責め苛んだ。彼は償わせてくれるだろうか?──名ばかりの愚かな妻に。
  • 花嫁のためらい
    完結
    -
    10代の頃、コリーは隣に住む名家の長男ニックに恋をした。けれど淡い恋心はすぐに砕け散った。ニックはコリーが彼の弟と親しいことを快く思わず、「君は弟に相応しくない。住む世界をわきまえたほうがいい」などと言い放ったのだ。いくら私の家が貧乏でも、そんなこと言われたくない…! それ以来すっかり恋に臆病になったコリーの前に、6年後、急にニックが姿を見せて、まるでコリーの関心を買いたがっているかのようにふるまい出して…?
  • 純真な花嫁
    3.0
    資産家令嬢として何不自由なく暮らしていたステイシーは、唯一の肉親だった祖父を亡くした後、遺された財産を横領され、いまや破産寸前の状態に追い込まれていた。なかば自暴自棄になって開いたパーティーで、ステイシーは2度と会うつもりのなかった男と再会する。オーレン・マクレーン──かつて彼女に強引に求婚してきた男だ。彼は私が拒絶したことにまだ腹を立てているのかしら?「君の事情が変わったかどうか、確かめにきたんだ」オーレンは怯えるステイシーに近づくと、自信たっぷりに告げた。
  • 秘書の見る夢
    3.0
    どんなに才能あふれる男性であっても、ボスに惚れたことはない。それが有能な秘書セリー・ランキンの誇りだった。だが最近、その自負は揺らぎ始めている。二カ月前にビクトリア朝様式の古いアパートメントに越してから、ずっと不思議な夢を見るのだ――新しいボス、ニックの夢を。昼間のクールな彼とは違い、夢の中のニックは甘く優しい。セリーは思わず惹かれながらも、自分に言い聞かせた。これはただの夢よ。ボスを好きになんてなるはずがない。しかしそんなセリーの心情をよそに、夢の中の出来事が実際に起こり始め……。
  • 花嫁の契約
    3.0
    「私たち……離婚したほうがいいと思うの」 リアは震える声で、夫のリースに提案した。 結婚してから、まだ11カ月しか経っていない。 リースの亡き妻レイチェルはリアの親友だった。 残された男の子ボビーの面倒をみるだけでいいと言われ、 リアは彼との結婚に同意してしまった。 だが、愛のない夫婦生活がどんなに辛く寂しいかを痛感し、 思わず別れを口にしたのだった。 ところがリアの提案を聞くや、リースは真摯な目で彼女を見つめ、 この関係を本物にしてもいいと言い放った。
  • 心に鍵をかけないで
    4.0
    5歳で親を亡くし、牧場を営む祖父に引き取られて以来、ハローナは祖父からの冷酷な仕打ちに耐えてきた。その祖父が病で死の床につき、思わぬ話をハローナに持ちかける。自分の存命中に結婚すれば、牧場を彼女に遺すというのだ。女を捨てて働いてきた私と結婚してくれる人などいない……祖父はそれを承知で、私から愛する牧場を奪うつもりなのだろう。だがそのとき、脳裏に隣の牧場経営者ウェスの姿が浮かんだ。厳めしく威圧的だが誠実で、祖父の土地を欲しがっていると噂だ。頼みの綱は彼だけ――ハローナは意を決しウェスのもとへ向かった。
  • 幸せのそばに
    -
    ある日コリーンは、車を運転中トレーラーに衝突され、全身に傷を負ったばかりか、同乗していた妹も亡くした。遺された妹の幼い子供たちはコリーンの入院中に、伯父であるケイド・チャルマーズの家に引き取られたらしい。子供たちに会いたくてたまらず、コリーンは彼の家を訪ねるが、ケイドには迷惑そうに冷酷そのもののまなざしを向けられ、愛する甥にも“ママを殺した”と非難される始末。コリーンはあまりのショックにその場で意識を失った。そして目覚めたとき、介抱してくれたのは意外にもケイドで……。
  • 罪深き天使
    3.0
    意地が悪く身勝手な母親に虐げられ、人の優しさを知らず怯えながら生きてきたトレイシー。ある日彼女はひょんなはずみから、近くの大牧場を経営するタイの車を壊してしまい、償いとして牧場に住み込んで働くことになった。タイはたくましくて常に自信に満ちあふれていて、自分とは正反対の彼に、しだいにトレイシーは心惹かれていく。だが一方のタイはトレイシーのことを、母親と同じ、狡猾で節操のない女だと思いこんでいて……。
  • 白いベールは偽りの色
    完結
    -
    アリソンは銀行経営者の伯父夫婦のもとで暮らしていたが、伯父の銀行は経営の危機に瀕していた。そんな時、牧場主で大富豪のブルーがアリソンとの結婚を条件に銀行への援助を申し出てきた。「愛のない結婚なんてしたくない!」そう思いながらも、伯父夫婦のためにブルーの屋敷に向かったアリソンだったが…。
  • 結婚と償いと
    完結
    4.0
    5年前、レイニーは憧れの人ガブと結婚したが、遺産狙いのためだと知り、家を出て母の元で暮らしていた。しかし母の死後、それは間違いだったと気づく。彼は貪欲な母から彼女を守ろうとしていたのだ。真実が明らかになった今、レイニーは謝罪のために彼のもとへ向かったが、彼から軽蔑に満ちた眼差しを向けられて…。
  • ニューヨークへ愛をこめて
    完結
    3.8
    富豪の祖母のもと、上流社会で育てられた令嬢リリアン。しかし、祖母はなぜか奔放な妹ばかりをかわいがり、彼女はうとまれてきた。私には何か人に嫌われる要因があるんだわ…。その妹が突然カウボーイと駆け落ちしてしまう!つれ戻すよう祖母に厳命されたリリアンはひとりテキサスへと向かう。空港に降り立った彼女を迎えに来たのは駆け落ち相手の兄ライ。ニューヨークの男性にはない魅力をもつ彼だが、都会の女性は皆ゴーマンで派手好きだと偏見をもっていて…!?

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