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  • 情熱を戒めて
    完結
    3.0
    理学療法士ステファニーに突然舞い込んだ仕事。それは、歩けなくなった弟を診てほしいというさる大富豪の依頼だった。まさかその相手が、せつないほどに憧れた俳優、ジョーダン・シンプソンだったなんて! 仕事中の事故によるケガ以来心を閉ざした彼は、暗い目をして壮麗な邸にひきこもっていた。それでもハっとするほど美しい。…だめよ! この想いは押し隠さなければ。なのに彼は、ステファニーをからかうためだけにすべてを奪い尽くすキスを仕掛けてきて…。
  • 孤独なフィアンセ
    -
    ブルックはコンピューター会社の受付嬢。きわめて平凡な毎日だが、ブルックには楽しい職場だ。というのも入社以来、社長のジャロッドに夢中だから。しかし、挨拶を交わすだけだった二人の関係が、ある日の新聞記事で大発展する。なぜか、ジャロッドとブルックの婚約が発表されたのだ。
  • 伯爵家の秘密
    -
    7年ぶりに訪れたスペインの瀟洒なリゾート地で、名家の令嬢キャロラインは目の前の悪夢に震えていた。ギャンブルをやめたはずの父親が賭博に手を出し、先祖伝来の土地と屋敷を失おうとしているのだ。するとそこへ忘れもしない男が悠然と姿を現した。かつて、結婚を約束しながら彼女の心を踏みにじったルイス――彼はキャロラインの父親に莫大な賭け金の大勝負を申し出る。頼むからやめてほしいと懇願する彼女に、ルイスは冷淡に告げた。今夜ベッドをともにすれば、賭けはやめにする、と。
  • たそがれの訪問者
    -
    閉店後の美容院を訪れたひとりの客。その戸が開いたとき、運命の扉も開く。■ジョーイは小さな美容院を経営し、つつましくも幸せな毎日を過ごしている。ある日、閉店後の美容院に、ひとりの男性がやってきた。ほこりまみれの様子からして、隣の建設現場で働いているらしい。ジョーイはひと目で、彼の優しい笑顔と温かいまなざしに惹かれ、忘れかけていたときめきを感じながら、髪をカットする。彼は、財布を忘れたと言い、お金を払わずに帰っていった。ジョーイの人生には、これまでも予期せぬ災難が多かった。今回も結局、時間を無駄にしただけ。もうあの人に会うことはないだろう。ところが翌朝、きれいな服装で散髪代を持ってきた彼は、ニックと名乗って、ジョーイを強引に昼食へ誘う。いったいどういう人なのだろう? 仕事を休んで平気なのかしら?そのときすでに、ジョーイの平穏な生活は、大きく変わりはじめていた。
  • 裏切りの結末
    完結
    3.7
    ある日、親友からかかってきた夫の浮気を告げる1本の電話――。その瞬間、レイチェルの世界は粉々に砕け散った。17歳で結婚して以来、子育てに追われながらも裕福でハンサムな夫に愛されていると思っていたのに。夫のダニエルは会社経営者で仕事は常に忙しい。家を空けることも幾晩もあったけれど、それを疑いもしなかった私がバカだったの? 何かの間違いだと信じて帰宅したダニエルを問いただすと、彼はレイチェルの疑いを否定しようともしなかった…。
  • 吹雪の夜の情熱〈その夜、恋が始まるI〉
    完結
    -
    クリスマスに友人夫妻を訪問する途中で吹雪に遭い、近場のホテルに逃げ込んだイヴ。幸せで温かい家庭を見るのが辛かった彼女にとってはラッキーな天候だ。その夜、イヴはまるで魔法にかかったように出逢ったばかりの男性に惹きつけられ、誘われるままに一夜をともにしてしまう。己のなかの激しい衝動を知り、翌朝逃げ出したイヴだが、大晦日の夜、新任の同僚に笑顔で握手を求められ驚愕する。それは、まごうことなくあの夜の彼だったからだ。
  • 薔薇のベッドで愛して〈ギリシアからのプロポーズ〉
    完結
    -
    ギリシア大企業の社長ドラコンに、ジェミニは必死の思いで面会を求めた。彼女の父が半年前に亡くなり、歴史あるロンドンの屋敷が義母によって彼に売却されようとしている。父が愛した屋敷がホテルに改装されるなんて…。小さな花屋を営む彼女は勇気をふりしぼって交渉するが、彼は冷徹さと鉄の意志を感じさせるまるで皇帝のような男性。その存在感と魅力に、無垢なジェミニは思わず圧倒される。だめよ、どんなすばらしい男性でも彼は義母の新しい恋人なんだから…!
  • ひざまずいたプレイボーイ【あとがき付き】〈ギリシアからのプロポーズ〉
    完結
    3.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】インテリア・デザイナーのエバは、大富豪マルコスから摩天楼をのぞむNYタワー最上階の改装を依頼される。しかし、プレイボーイと名高い彼は興味をもった女性を追いかけるが、ものにしたとたん残酷になるという噂だ。現にエバの従妹がそんな仕打ちを受けたばかり。女性の敵だわ! 打ち合わせを2度キャンセルするが、逆に彼の挑戦欲に火をつけてしまう。過去の傷から恋愛を拒絶するエバだったが、たくみにベッドの罠に誘われ、身体が溶けるような甘いキスをされて!?
  • 楽園の誘惑 恋する男たち II
    3.0
    楽園の蛇のように男を誘惑する女。そんな相手とはかかわるまいと彼は思った。■カリブ海に浮かぶ島で建築家のイーサンは休暇を満喫していた。しばらく前にシーク・ハッサンの妻リオーナとのあらぬ仲を噂され、トラブルに巻きこまれた経緯がある。だから当分、女性は避けるつもりだった。だが気になるのは、やはり島で休暇中の魅力的なイヴのこと。ギリシアの大富豪の孫娘で、いつも若い男たちに囲まれている。男を挑発し、誘惑し、破滅させてしまう官能的な娘だ。彼女の祖父の家で何度か会ったことはあるものの、イーサンはイヴのうぬぼれを嫌い、イヴはそんな彼を避けてきた。ある晩、イーサンが自分の部屋で寝ていると、隣接するイヴのビーチハウスから悲鳴が聞こえた。急いで駆けつけた彼が見たのは、半裸で震えるイヴの姿だった。
  • 過去からの誘惑者
    -
    忘れたい過去が、私を見つけだし、追いつめる。■ケータリングサービスを営むジェーンは、ある夜、ずっと避けてきた男、ガブリエルに出会った。三年前……ジェーンの夫とガブリエルの妻は不倫関係にあり、二人はともに交通事故で亡くなった。そして間もなく、ガブリエルがジェーンを捜しているという噂が立った。責めるべき唯一の人間がいなくなり、正気を失った彼が、どういうわけかジェーンに復讐を企んでいるらしい。それ以来彼女は、ヘアスタイルや髪の色ばかりでなく、名前まで変えて、世間の好奇の目からも逃れ、ひっそりと生きてきた。それほどまでに彼と顔を合わせることを恐れていたのに。ところが、彼はジェーンの正体に気づいていないようだった。花束を贈ったり食事に誘ったり、しきりに彼女に交際を求めてくる。必死に彼を遠ざけようとしながらも、ジェーンは……。
  • 楽園の誘惑〈恋する男たち〉
    完結
    5.0
    シークの妻との仲を噂され、散々な目に遭ったイーサンはカリブ海のリゾートで羽根を伸ばしていた。そこで出逢ったのは、耐えがたく魅力的な瞳をしたギリシアの富豪の娘イヴ。イーサンは当分女性がらみのもめ事は避けたかったので、できるだけイヴに近づかないように心がけていた。ところが、ある晩イーサンが自分の部屋で寝ていると、ビーチハウスから悲鳴が聞こえた。急いで駆けつけた彼が見たのは、半裸で震えるイヴの姿だった―――!
  • サンレモ、運命の街
    -
    カサンドラの姉リズは、元恋人のカルロからひどく傷つけられた。彼はリズの妊娠を知ると、中絶費用として小切手を送ってきたのだ。姉はそれでも娘を出産したが、4年後、交通事故で亡くなった。カサンドラは、誰よりも慕っていた姉が侮辱され、不幸のうちに亡くなったことで、カルロへの怒りを募らせた。ところが、姪をひとりで育てていこうと決心した彼女のもとへ、突然カルロが娘を引き取りたいと連絡してきた。あんな男に、姉の大切な忘れ形見を渡すわけにはいかないわ。カサンドラはその日から、姪を連れて各地を転々とし始めた。けれど、ついに彼と出会う日が来てしまう――そこはイタリアのサンレモ、彼の地元だった。
  • プレイボーイ・ドクター 恋人はドクター
    -
    どうしてセブ・マコーレーがここに?診療所で働くジョアンナは、新しく赴任してきた同僚に愕然とした。同じ大学で学んだセブは、裕福な家の出身で、学生時代から女性関係の噂が絶えなかった。プレイボーイの彼に田舎の診療所の医者など勤まるわけがない。自分とは正反対のセブに、ジョアンナは反発を覚えた。しかし彼は腕の立つ医師で、患者の受けもよかった。自分が誤解していたと認めざるをえなくなったころ、彼女は気づいた。セブに見つめられると、胸がどきどきする。おまけに、彼もジョアンナに気があるらしく、日に日に誘惑の度合いが増していった。その一方で、セブには毎日のように女性たちから電話があったが、彼はそのことをジョアンナにひた隠しにするのだった。
  • 服従の甘い口づけ
    完結
    4.0
    サーシャは女性レーサーだ。そして同じチームのラファエルの乗ったマシンがクラッシュした。昨夜、彼は彼女にプロポーズをして、それを断ったばかり…。とまどう彼女の前に現れたのは、ラファエルの兄のマルコだった。チームのオーナーであるマルコは彼女を解雇しようとしたが、彼女の必死の説得に応じた。ただ次のレースに勝つことが条件だった。彼女には、レーサーを続けたいと強い思いがあったのだ。練習を続ける彼女は、ある時マルコの熱い視線を感じてしまう!!
  • 届かなかったラブレター
    -
    ドーラはあまりに臆病すぎて、彼のような男性を好きになる勇気はなかった。■ドーラは十年前に母を亡くしてから大学進学もあきらめ、厳格で威圧的な父のために家事をこなし、書店を手伝ってきた。父の意にそうような男性と婚約もし、幸せな人生を送るはずだった。だが婚約者を事故で、父親を病気で相次いで失い、ドーラはひとりぼっちになってしまう。そんなとき、婚約者の弟、グリフィンが彼女を訪ねてきた。彼は地味な生活をしているドーラをあざけり、なかば強引に妹の結婚式に出るよう説き伏せた。しかも、自分のパートナーとして。兄の次は弟を狙っているなどと言われるのはいやだ。ドーラは気が進まなかったが断ることはできなかった。グリフィンとのあの夜が、今も彼女の心の中にあるからだった。
  • 暗闇の妖精
    -
    会社が倒産寸前に追いこまれ、ニーナの父は心労で倒れた。父の会社を乗っ取ろうとしているのは、裕福なギリシア人投資家で黒髪にきりりとした顔立ちのアントン・ラキトス。ある夜、ニーナは父を苦しめないでほしいと懇願するために彼の家を訪れた。だが、酔った彼にベッドに引きずりこまれてしまう。暗闇の中でもつれ合ううち、ニーナは燃えるような刺激に体がしびれ、それまで知らなかった感覚を呼び覚まされた。憎んでいる男性に抱かれたいと思うなんて、私はどうしてしまったの?酔いがさめたアントンは、ニーナが誰だかわかると彼女の混乱をよそに、父の借金を持ち出して結婚を迫った。そんなことできるわけがない。私はほかの男性と婚約しているのよ。
  • ドクターの情熱
    -
    妊娠の責任を取るためだけに結婚式を挙げようとしていたなんて!■ヨーロッパを旅行中、ティアはイタリアで医師のルカと出会い、あっという間に恋に落ちて一緒に暮らしはじめた。やがてティアの妊娠がわかり、二人は結婚に踏み切る。ところが結婚式の当日になって、ティアは衝撃的な事実を知ってしまった。ルカには、ルイーザという名の愛する女性がいたのだ。彼とは結婚できない。これからは一人で生きていこう……。ティアは教会から逃げ出し、傷心のまま故郷のイギリスに戻った。しかし二週間後、突然ルカが現れ、一緒に住もうと言いだす。あの女性はどうなったの? すべては赤ちゃんのためなの?ティアはこぼれ落ちそうになる涙を懸命にこらえた。
  • 妻になる資格
    4.0
    いったい彼女は誰なのか?隠されてきた過去に彼は愕然とした。■マルコは、恋人との将来を考えあぐねていた。アントーニアとはすでに一年も同棲している。美しいが出生のあやしいアントーニアは、愛人としては理想の女でも、妻としてはふさわしくない。彼女は、画家ステファンの出世作《鏡の女》のヌード・モデルでもある。ミラノの名門一族とされるマルコの両親は、人前で裸をさらす女性との結婚を決して許さないだろう。「見ておいてほしいものがあるんです」あるパーティーで、偶然出くわしたステファンに、マルコは一枚の絵を見せられる。《鏡の女》とそっくりの絵――だが、モデルは間違いなく別人だ。アントーニアに瓜二つの女がいるというのか?そこには、マルコが知るはずもなかった真実が秘められていた。
  • 六カ月の花嫁
    完結
    2.7
    両親亡きあと、名家アシュワースにひき取られ幸せに暮らしていた令嬢ブライオニー。ある日、屋敷の主である名づけ親が亡くなり耳を疑うような遺言を聞かされる。名づけ親の甥ルークと結婚しなければ、財産の相続が認められないというのだ。ルーク・キングスリー…子爵家唯一の跡継ぎだが放蕩者として名高い彼。…私に選択の余地なんてない。でも彼と愛のない結婚をするなんて! ためらうブライオニーだったが、彼の情熱的な誓いのキスで身体が熱くなってしまい…!?
  • 涙の手紙
    2.0
    楽しく過ごしていた毎日を、一通の手紙が変えてしまった……。■ブライアナは養女だが、愛情深い養父母のもとで幸せに育った。二十一歳になったある日、弁護士事務所から手紙が届く。要領を得ない内容が気になったブライアナは、受付として働いている病院を抜け出して事務所を訪れた。現れたネイサン・ランドリスは、若いのに尊大な冷血人間。しかもはぐらかしてばかりで、何も教えてはくれない。さすが弁護士ね――でも、笑った顔は驚くほど魅力的!役に立てないと言うネイサンにブライアナはいらだつばかり。ここまで来たのに結局何もわからないなんて!いったいどんな用件なの? ネイサンは何を知っているの?ネイサンの父に実の母親のことだと告げられたブライアナは、やがて驚くべき事実を聞かされることになる……。
  • 外せない婚約指輪
    完結
    3.0
    小学校教師イライザは旅先でハンサムな実業家レオと出会った。ふたりは急速に惹かれあい彼は彼女に求婚するが、イライザは婚約者がいるからと申し出を拒み彼のもとを去った。それから4年。子供たちの教育に熱を注ぐイライザの前に突然彼は姿を現した。以前と変わらぬ美貌の彼は、幼い娘の養育のためナニーを探しており教師である私なら適任だと言う。でも…ひき受けることはできない。躊躇うイライザを冷酷な目で見つめ、彼はある交換条件を突きつけてきた――!!
  • 愛を捨てた大富豪
    完結
    -
    兄夫婦亡きあと懸命に幼い甥マイケルを育てていたブリンの前に、突然現れたスペインの大富豪アレハンドロ。彼が傲慢にも実父として親権を主張したせいで、マイケルはブリンから奪われることになる。なんて卑劣なの! 昔つきあっていた義姉を捨てたくせに…。ブリンは彼を許せなかったが、マイケルの付き添いとして彼の豪邸で過ごしていたある日、互いに理性を失くす一夜が訪れた。けれどヴァージンを彼に捧げたことは、このうえなく愚かなことだった。
  • ガラスの家
    3.5
    夫の亡骸とともに、リリーは茫然とデインの到着を待っていた。もうすぐ彼がここに来る。私を軽蔑している彼が……。デインの弟と極秘の取り決めを交わし、偽装結婚してから、そうとは知らないデインに罵声を浴びせられつづけてきた。家名を汚す雌狐! 清楚な仮面に隠れて浮気を楽しむ悪女!いわれなき汚名に耐えた結婚生活は、今、幕を閉じた。夫を亡くして、もうデインの憎悪に対処するすべもない。やがて顔をこわばらせたデインが、リリーの前に現れた。彼は知らない。私の体が無垢なことも、この胸に秘めた思いも。
  • 置き去りの天使
    3.0
    華やかな双子の妹の影に隠れて育ったジェミニ。 1年ほど前、その妹に恋人を奪われた彼女は、 同じく裏切られた妹の婚約者ニックと、衝動的に結婚した。 以来ベッドをともにせず、良きパートナーを演じてきたが、 いつしかジェミニは彼を愛するようになってしまう。 でもニックにとってわたしは、妹の身代わりにすぎない……。 彼を求める勇気もなく、踏み出せずにいたある日、 ジェミニは家の入り口で赤ちゃんを見つけ、目を疑った。 妹がいつのまにか子供を産み、赤ちゃんを置いていったのだ!
  • アラベスクの花嫁
    完結
    1.0
    エイブリーと別れた直後にプリンセスと婚約した砂漠の皇太子マーリク。しかも彼は残酷にも彼女に結婚祝賀パーティーの企画さえ依頼してきた。しかし、挙式間近、彼は突然オフィスに現れ、重要な問題が起きたと言う。「花嫁が消えた」捜索に協力することになるエイブリー。この胸は美しい彼への想いと癒えることない傷でいっぱいだというのに、つらい思いをして彼の幸せを手伝うなんて…。しかし、恋心をふっきるためにもエイブリーは彼とともに砂漠の国へと旅立つ。
  • ウェイド一族
    完結
    1.0
    母がカナダの牧場主ウェイド氏と再婚し、ブレナはウェイド氏の息子ネイサンと義理の兄妹になった。「黒のカウボーイだわ。この人は悪い男。悪魔みたいに――」それが彼の印象だった。それでもその恐ろしいまでの魅力に惹かれ、やがてブレナは彼と一夜をともにする。だが、ウェイド一族の真実に気づいた彼女は、英国に逃げすべてを忘れようとした。けれど1年後、彼が突然目の前に現れる。ブレナは再会に戸惑いながらも、かつてと変わらない彼の魅力に、心揺さぶられ…。
  • 奇跡に満ちた一日
    完結
    -
    ある朝、出勤しようと玄関のドアを開けたタジーは、戸口に置かれた差出人不明の贈り物を見つける。上司ロスは今日がバレンタインデーだからと言うが、タジーには贈り主にまったく心当たりはない。何よりロスにそんな相手がいると誤解されたくないのだ! なぜならば、彼はタジーがずっとひそかに片思いをしている憧れの存在。ハンサムな上にずば抜けた才能を発揮する彼の個人秘書としていられるだけでいい。そう思っていたタジーのもとにさらに続々と贈り物が届き…!?
  • 結婚コンプレックス
    3.0
    結婚して以来、ジェシカに幸福なときはなかった。夫にはいつも女性の影があったし、愛された覚えもない。冷えきった結婚生活にもかかわらず、ジェシカが別れなかったのは、ひとえに、最愛のひとり娘ペニーのため。だが会社主催のパーティに行く車中で、夫は突然、離婚したいと言い出した。新しい愛人と結婚するために……。打ちのめされ、蒼白になってパーティ会場にたたずむジェシカのもとへ、長身の魅力的な男性が近づいてきた。夫の勤める会社の社長マシュー・シンクレアだった。彼は熱く彼女を見つめると、“やっと出会えた運命の人”と言ったのだ。

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  • 七年目のプロポーズ〈ナニーの恋日記 II〉
    完結
    1.0
    サヴァンナは優秀なナニーだった。そんな彼女を指名して、仕事を依頼してきたのは、元恋人のデクランだった。彼は7年前、子供のためにサヴァンナを捨て、前妻のもとへと去っていたのだ。ところがその前妻とも別れ、その子供の面倒を見て欲しいとの依頼だった。とは言え、困っている彼を見捨てられず、彼と彼の娘のジェイシーと3人で、キャンプ旅行に同行することになった。ところが、このジェイシーは反抗期の真っ最中。すっかりダメパパの彼と娘を相手に彼女は!?
  • 星の降る砂丘で
    完結
    2.7
    バルフォアの家名を汚したベラは、罰として砂漠で謹慎させられていた。私の携帯電話はどこ! 都会で刺激的な毎日を送っていた令嬢ベラに文明から離れた生活は耐えがたく、町を目指し逃げ出すことにした…一方、この国を統べるシーク・ザフィークは年に1度の息抜きである1週間の瞑想のために砂漠に向かっていた。馬を走らせていたところ、前方に倒れた女性を発見する。砂漠の真ん中で出逢った正反対のふたりはオアシスで寝食をともにすることになり…!?
  • ボスを愛した罪
    完結
    -
    秘書のエマはボスのルーカスが忘れた書類を届けに大雪のなか、車を走らせていた。しかし、ルーカスは酔っていてエマを追い出す。いつも冷静な彼が取り乱すなんて…。そう言えば昨年の同じ日も彼の様子はおかしかった。吹雪が強くなり、ふたりきりで彼の古城に閉じこめられてしまう。深夜、彼が打ち明けた過去の傷がほっておけなくなったエマは突然のキスに応え、熱く溶けるような一夜を過ごしてしまう。彼にとって、これは一夜の慰めに過ぎないとわかっていながら…。
  • イタリア貴族の籠の鳥【あとがき付き】
    完結
    4.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】弟に誘われローマへやって来たリリー。迎えの車に乗せられ辿りついた場所にいたのは弟ではなく、ギリシアの彫刻のように美しい男性、ドミトリ・スカルレッティ伯爵だった! 冷たい蔑みの目でリリーを見据え、彼は衝撃の事実を告げる。ドミトリの個人秘書である弟が、彼の妹と駆け落ちをしたというのだ。さらに弟が連絡をして来るまでリリーを屋敷に留まらせるという。使用人も休暇に入り、誰もいない屋敷に危険な香りのするドミトリとふたりきりになったリリーは…!?
  • クリスマス狂想曲
    完結
    4.3
    私の選択は間違ってないわよね? ヘイリーは今日から家政婦として働き始める。それもこれも、シカゴで会った男性のせいだ。――彼、パトリックはこの地方に住んでいると言った。ヘイリーは海を越え、ほぼ見ず知らずの彼を捜すためにイギリスへ来たのだ。あの情熱的な一夜が忘れられないから。恋してしまったから。不安を抑え、ヘイリーが勤め先の屋敷のベルを鳴らすと、やがてドアが開かれた。…こんな奇跡があるかしら? 現れたのは、パトリックその人だった!
  • 恋は突然に
    -
    「君はわがままで非常識きわまりない娘だ!」十八歳のとき、スカイはフォークナー・ハリントンに出会い、無謀なふるまいを厳しくたしなめられた。 懲らしめるようなキスを浴びせたあと、彼は二度と姿を見せなかった。スカイの心を奪い去ったまま……。あれから六年。スカイは病院のベッドに横たわっていた。父親の運転する車に同乗していて事故にあい、彼女だけが生き残ってしまったのだ。打ちひしがれるスカイの目の前に突然フォークナーが現れ、信じられないことを口にした。

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  • 十年ののち
    3.0
    短大を卒業したばかりの二十歳のリーガンは、最初に紹介された仕事がとんとん拍子に決まり、コーンウォールの大富豪の屋敷に住み込みで働くことになった。だが、ロンドンの家を引き払い、断崖に立つ人里離れた屋敷に着いたとき、雇い主だと思っていた男性が従業員にすぎないと判明する。本当の雇い主はアンドレアス・ヴァティス――10年前、彼女の父親に破滅させられたギリシア人大富豪。彼は仕返しにリーガンを妻にする機会を狙っていたのだ!

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  • 薔薇のレディと醜聞 1
    完結
    -
    両親亡きあと、伯母夫婦のもとに身を寄せていたグレースは、社交界デビューのためロンドンへ向かっていた。道中、名門貴族だがハンサムな放蕩者として有名なルシアン・セントクレア卿と同じ宿に泊まることになるが、その晩、彼が間違えてグレースの寝室に入ってきてしまう。しかも、その現場を伯母に見られてしまったからさあ大変! 名誉のために、ほとんど見ず知らずの彼と婚約しなければならなくなり…。原ちえこが贈る19世紀ヒストリカルロマンス第1弾♪
  • 見せかけの結婚
    完結
    -
    クレアは道に飛び出し、車にはねられてしまう! 薄れゆく意識のなかで彼女は端正な男の姿を見た。意識が戻ったとき、彼女は豪華な部屋に寝かされていて、そばにいたのはその男――アンドレアス・マルコポウロというギリシャでも有数の銀行家だった。両親を亡くし、生後間もない異父妹をひとりで育てていて貧しいクレア。事情を知った彼は彼女たちの面倒をみると言いだす。親切すぎる申し出には条件がひとつ。それはなんと、彼女が彼と見せかけの結婚をすることだった!!
  • 危険な億万長者
    完結
    -
    ロンドンの獣医フェイスは、牧場経営者ラウルについて書かれた記事に感銘を受け、衝動に駆られるまま彼のいるアルゼンチンに向かった。だがそう簡単に会えるはずもなく、異国の牧場でひとり働く日々を送っていた。そんなある日、瀕死の馬の救ったフェイスは思いがけない出会いを果たす。馬をつき添っていたハンサムな男性こそが捜し求めていたラウル本人だったのだ! 驚愕するフェイスに突然彼は「僕に会うためにここに来た。それは愛の告白だ」と強引に唇を奪って…!?
  • レディに御用心
    完結
    3.5
    最初で最後の舞踏会に出席するため社交シーズンのロンドンを訪れた貧乏貴族の娘ロビーナ。慣れない社交界に戸惑う彼女を初めてのダンスに誘ったのは、魅力的な男爵ダニエル・エクスマウス卿だった。甘い音楽とともに夢のような数分間が終わり、ロビーナはエクスマウス卿からひと夏をともに過ごそうと彼の領地に招待される。これは結婚前提のお誘いだわ! けれどロビーナには手放しで喜べないわけが。男爵は亡き妻を今でも変わらず想い続けているという噂なのだ…。
  • 愛しあう理由【あとがき付き】〈恋する男たち Ⅳ〉
    完結
    3.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】イザベルは実業家の夫、レアンドロスとの結婚を終わらせるべく弁護士とともに車を走らせていた。3年前に家を飛び出して以来、なんの音沙汰もなかったのに、突然連絡をよこしたと思ったら離婚の手続きについてだなんて…。慰謝料なんていらないから、早く離婚を成立させましょう。そう言いに話しあいに向かったのに、夫の様子はどこかおかしくて…? 4回にわたってお届けしてきた<恋する男たち>シリーズも、ついに完結。あのカップルも再登場します!
  • 脅された花嫁
    3.0
    なぜザンダー・ヴォラキスがここに?打ち合わせに現れたクライアントを見て、ローレンは凍りついた。途方もなくハンサムで傲慢なギリシアの大富豪――法的には今も夫である男。五年前、ザンダーはローレンが浮気をしたと決めつけ、彼女の心を踏みにじったうえ、人生をこなごなに打ち砕いた。その男が再び姿を現し、仕事を依頼してきた。いったいなにを企んでいるのだろう。ローレンは辛辣な態度をとりつつも、不安を抑えきれなかった。

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  • クリスマスは愛のとき
    4.0
    エリーは弟トビーの取った行動に唖然とした。職場のパーティーに姉をエスコートしてほしい、と尊敬する上司パトリック・マグラスに依頼したという。数日前、エリーは冗談めかして、理想のエスコート役はパトリックのような男性だと言ったのだが、どうやら弟はそれを真に受けてしまったらしい。パトリックにエスコートしてもらえたら、どんなにすてきだろう。でも、彼の厚意に甘えることはプライドが許さない。すぐさまエリーは断ったものの、翌週どうしても彼に頼らなければならない事態が生じて……。

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  • 聖夜に降る奇跡
    完結
    4.3
    看護師のラーラは、ある風変わりな患者の“予言”を笑い飛ばした。自称占い師のその老女は、ラーラがクリスマスにプロポーズされると言うのだ。しかも相手は、とびきりハンサムでものすごくセクシーな人らしい。まともに男性とつきあったこともない私に?! まさか! 雑念を振り払いつつ救命室に赴いた彼女をドクターが待ち構えていた。とびきり有能でハンサムでセクシーなクリスチャン。彼なら条件に合致するかも…? いや、彼は雲の上の人。絶対にあり得ないわ!
  • 熱い過ち
    完結
    3.3
    不毛な愛に終止符を打とうと別れを告げるロバータを、傲慢な実業家マックは容赦しなかった。彼女を強引に抱きしめ、唇を奪おうとする。ロバータはたくましい腕を振りほどこうともがいた。いつまで待ってもマックは結婚してくれようとしない。彼の周囲からも愛人扱いされ、誇りを踏みにじられてきた。もう我慢はしないわ。しかしその抵抗は、彼女に不利な結果を招いた。独占欲の強いマックは、いつもと様子の違う女の抵抗に刺激され、欲望に火がついてしまったのだ!!
  • 妻になる資格
    完結
    4.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】画家ステファンの出世作でもある裸像画「鏡の女」。その扇情的な美しさに心奪われたマルコは、裸像画のモデルをつとめた女性アントーニアを恋人にした。ふたりの関係はうまく行っているように見えたが、出自が不確かでヌードモデルをつとめるような女をマルコの家族は決して認めることはなかった。ミラノの名門一族であるマルコ、彼が決意しない限りふたりに将来はない。しかしその気をまったく感じさせないマルコにアントーニアの心は少しずつ倦んで行くのだった。
  • 名誉の問題
    完結
    -
    12歳のカサンドラは、大きな木の上で子猫と一緒に降りられなくなっていた。そんな時、ヴィンセントが現れて無事に降ろしてくれた。これがふたりの出会いだった。そして8年の歳月が流れ、ヴィンセントは亡くなってしまった友人との約束を守るために結婚を決意する。友人は亡くなる前に、自分の妹と結婚してくれと彼に頼んでいたのだ。その妹がカサンドラだった。はたして彼女はどんな娘に育っているのだろうか? とりあえず彼は彼女を自分の屋敷に招待したが――!?
  • もう一度会いたくて〈ナニーの恋日記 I〉
    完結
    3.7
    ナニーのステイシーの依頼主はハンサムで仕事中毒の会社社長ルイス。3週間のスペイン旅行中、シングルファザーのルイスの双子の息子の面倒をみるという仕事内容だ。6歳になるやんちゃ盛りの双子は若いステイシーの手にはとても負えないだろう――そうルイスは思っていた。ところが、彼女はたちまち子供たちをとりこにしてしまう。一方、ルイスも明るくて愛情深いステイシーに惹かれそうになるが、彼の身に起きたある悲しい過去の出来事が、それを許さなくて…。
  • とらわれたハート 悩める三姉妹 II
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    マーチは朝からついていなかった。雪のせいで勤め先の不動産会社に遅刻し、いつもの駐車スペースをよそ者の男に横取りされた。あげくに、そのずうずうしい男が会社にやってきたのだ。ウィルと名乗った男は、短期間借りられる部屋をさがしていると告げる。今朝の腹いせに、マーチがそしらぬ顔で自宅の離れを紹介したところ、なんとウィルは借りることに決めてしまった。しかも、マーチに興味を抱いていることを隠そうともしない。彼が何者で、なんのためにこの土地にやってきたかわからないのに、これから二週間、私の目と鼻の先で暮らすことになるなんて!■亡き両親が遺した農場を懸命に守るカレンダー家の三姉妹の前に、傲慢なヒーローが次々と現れて彼女たちを翻弄します。

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  • シチリアからの誘惑者【あとがき付き】
    完結
    4.2
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ジャンカルロは、義兄が経営する会社の重役用ルームに入ると、若く美しい赤毛の女性に目を止めた。あれが社長秘書のナタリア・デイトン――義兄の愛人ともっぱらの噂で、僕の姉を苦しめている女か。一方、ナタリアは自分をじっと見据えているジャンカルロの視線に怯えていた。彼は誤解しているわ。私は彼の義兄の愛人ではないもの。でも、それを口に出せない理由があるのよ――ジャンカルロは決めた。金を渡すより愉しい方法で、彼女を問い詰めてやろうと。
  • 復讐は愛ゆえに【あとがき付き】
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】太陽神ヘーリオスのようだわ…。それが、女優のジェシカが天才カメラマンのアレクに抱いた印象だった。それほど彼は圧倒的な存在感を放っていた。ジェシカはデートに誘われたが、休暇を理由に1度断った。けれど、休暇中も彼のことばかり考えてしまう。私…恋してる。彼の強烈な魅力に惹かれていく自分を止めることは、もはや不可能だった。生まれる前から互いの一部だったような感覚を共有するふたり。だからこの絆がひき裂かれる日が来るなんて夢にも思わなかった…。
  • 永遠のアナスタシア
    完結
    3.8
    亡き祖母が希代の女スパイだった。そんな驚きの報道をされ、スタジーはマスコミに追われる身となってしまう。屋敷に閉じこもる彼女のもとを訪れたのは映画監督のジャクソン。祖母の人生を映画化したいと言う彼に水をかけ追い出そうとするが、まるでへこたれない。真実だけを撮ると言う彼の提案を了承し、スタジーは世間の誤解がとかれるのを期待する。しかし、一緒に祖母の人生の謎を調査するうち、彼の魅力にとらわれてしまう。お願い…あなただけは私を騙さないで!
  • 三つめのハッピーエンド
    完結
    2.0
    死期が間近に迫った兄を介護するため、医師ギニーは故郷の小さな村クレイドル・レイクに帰った。そこで彼女は同じく医師であるファーガスと出会う。彼もつらい過去を抱え、その苦しみを癒すため、この静かな村を赴任先に選んだのだった。お互いの目に同じ悲しみと苦悩を見出したふたりはやがて惹かれあう。「今夜だけでいいの。何もかも忘れさせて」ギニーはファーガスの胸にすべてを預けた。その行為が、ふたりをさらに深い苦悩に導いてしまうとは思いもせずに…!?
  • 愛を知らない恋人〈【スピンオフ】華麗なるバルフォア家〉
    完結
    -
    20歳になったミアは、伯母から実の父親がイギリスの大富豪オスカー・バルフォアだと知らされた。バルフォア家に身を寄せたミアに、上流階級の人々は冷たかった。父は娘の行く末を案じ、教育係としてギリシア人の富豪ニコスを指名する。しかしなぜかニコスはミアにつらく当たるばかり。ひどい仕打ちに耐えかねてミアがついに不満を爆発させると、ニコスはいきなり彼女の首筋をとらえ、息がかかるほど顔を寄せ、思わせぶりな熱いまなざしで射抜くように見つめてきて…!?
  • 奪われた贈り物
    完結
    3.0
    イタリア人で銀行頭取のサンドロとウエイトレスのジョアンナ。恋に落ち、幸福の絶頂で結婚したはずのふたりの新婚生活が地獄と化したのは、ジョアンナのせいだった。心では夫を深く愛していたのに、どうしても体を許せなかったのだ。ジョアンナが抱かれることができない理由……それを彼に知られるくらいなら、結婚生活を終わらせたほうがいいと、彼女は無言で夫のもとを去るが――3年後の再会で、夫婦の仲をひき裂くこととなった悲しい理由が明らかになり…。
  • エーゲ海にとらわれて【あとがき付き】
    完結
    5.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】両親の事故死によりゾーイはギリシャの大富豪テオ・ケネリスの相続人だと発覚する。マスコミに騒がれ、家から出ることさえできない彼女のもとに訪ねてきたのはテオに育てられた代理人という実業家アントン。彼は数々の美女と浮き名を流すプレイボーイで、年老いたテオに代わって国際的大企業を統括しているらしい。「君たちに安全な避難場所を提供しよう」と言うが、罠に決まっている! だが数時間後、彼女はアントンに騙されたも同然にギリシャへとつれ去られ――!?
  • 愛は忘れない
    完結
    5.0
    1年前に事故で記憶を失くしたシェリーは、必死に人生を歩んでいた。そんな彼女のもとに、ある日見知らぬ男性が訪ねてくる。恐ろしくハンサムなその男性はアンドレと名乗り、強い眼差しをたたえている。そして「君は僕の妻だ」と告げられ、全身に震えが走った。私にいったい何があったというの? 彼の言うことはまだ信じられないけど、彼についていくことに決める。不安はあったが、確かめたかった。自分自身を、そして、彼に感じる正体不明の心のざわめきを――。
  • ハッピーなトラブル
    完結
    3.0
    ある雨の夜、医師のエリンは、投げ捨てられた犬を避けようとして車ごと川に転落した。九死に一生を得たエリンは、瀕死の犬を抱えて道を歩き、小さな町の診療所にたどり着く。なかから医師のドムが現れ、エリンと犬を迅速に治療してくれた。出会ったばかりだけど、彼の温かさが、苦しいほどに心を揺さぶる…。そして翌日、エリンは思わず「多忙なドムを手伝いたい」と申し出ていた。彼のそばにいると、私が負っている心の迷いの答えが見つかる気がするから…。
  • 罠に落ちた二人〈恋する男たち Ⅲ〉
    完結
    3.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ラーマン国際銀行ロンドン・オフィスの最上階で、頭取代行のシーク・ラフィク・アル・カディムは机に新聞を叩きつけた。一面には自分のセックスフレンドが他の男と結婚するというゴシップ記事が載っている。やはり女は裏切る生き物なんだ!8年前に最愛の女性に裏切られて以来、ラフィクは女性に期待するのをやめた。信じたところで自分が傷つくだけ…。その時扉が開いた。そこには8年前に別れたときから会っていないメラニーの姿があった。今さら何をしに来たんだ? ぼくをまただまそうというのか?
  • ウェイド一族
    -
    ブレナは母と姉と3人で楽しく暮らしていたが、12歳のとき、母が大地主パトリック・ウェイドと再婚したため、故郷イギリスを離れてカナダへ渡った。それから数年――継父も母も亡くなり、姉はウェイド家の下の息子と恋に落ちて結婚した。一方、ブレナはイギリスの大学を選び、卒業した今も戻る気はない。すべてお金で解決できると思っているようなウェイド家の男たち。とりわけ長男のネイサンとは2度と会いたくない。愛してもいないのに、わたしにプロポーズしたりして……。彼はパトリックがわたしにも残した遺産を取り戻したいだけなのだから。 ■いまや現代物でも歴史物でも大人気のC・モーティマー。“話巧者”と評されるゆえんが随所に感じられる名作をリバイバルいたします。
  • シークの祈り〈恋する男たち I〉 / パリで見つけた恋
    完結
    -
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】「私たちの結婚は終わったのよ! 放して!」身をよじるリオーナを有無を言わさず抱き上げる、カフィーヤを身につけたたくましい男性は――夫のシーク・ハッサンだ。跡継ぎが産めない体だから結婚は続けられないと、シークの妻の座から身をひこうとしているのに、だめだわ、彼に触れられるどうしようもなく惹かれてしまう…。王宮は私たちのことをきっと認めない。いったいどうすればいいの…!?(<恋する男たちⅠ>「シークの祈り」)修道女見習いの甘酸っぱいロマンス「パリで見つけた恋」も同時収録。
  • 罪深き純潔
    完結
    4.7
    弁護士のジョーイは、義兄ギデオンにずっと憧れていた。同業者として尊敬もしていたが、男性としてもきわめて魅力的なのだ。セクシーなのに理知的なんて、まさに理想だわ。私はこんなにギデオンに夢中なのに、彼のほうは私を女性としてまったく認めようとしない。確かに私は女性としての魅力がまったくないのかもしれない――ジョーイが精一杯、大人ぶって恋多き女を演じると、ギデオンが思いがけないことを言った。「僕たちはいいセックス・フレンドになれるかもね」
  • 愛を知る日まで
    完結
    4.0
    私を“守る”ための結婚に、少しでもあなたの愛はあるの――? 幼い頃に両親を亡くし後見人の家で育てられたゾーイ。若く魅力的な後見人ハビエに恋心を抱くが、彼女の気持ちはあっさりと拒絶されてしまった。いつまでも彼を想っていてもしょうがない。大好きなのに手の届かない相手と暮らす切なさに耐えかねたゾーイは、ボーイフレンドからの求婚を受け入れ家を出ることを決意する。だがそれを知ったハビエから、悪い男から“守るため”自分と結婚するよう説得され!?
  • 王妃になる条件
    完結
    3.5
    早急に妻を必要とするサルク国シークのため花嫁探しに乗り出した心理学者のルー。でもどんなにシーク・ザイドが魅力的でも、彼の厳しい条件にぴったりあう女性をたった1週間で見つけるなんてとても無理だわ! だがザイドはルーの苦労を知ってか知らずか、彼女がやっとの思いでリストアップした女性たちをにべもなく却下してしまう。その上突然ルーの唇を奪ったかと思うと、彼の激しい情熱に浮かされたままの彼女に自分との結婚を強要してきて…!?
  • 愛を拒まないで
    3.0
    ファルコン・ハウス――まるで城のように巨大な屋敷!親友モリーの招きで彼女の兄サムの家を初めて訪れたとき、クリスは茫然として言葉を失った。出迎えに現れたサムはひどく無愛想で気難しそうな男性だった。モリーが到着するまで、こんな人と二人きりで過ごさなければならないなんて……。サムは自分についてなに一つ話そうとしなかった。なぜ隠遁者のような生活を送っているのか見当もつかない。あまりにも謎めいている。クリスはその謎を解き明かしたくなっている自分に気づいた。■ハーレクイン・イマージュの代表的作家キャロル・モーティマーは、これまで100作以上を執筆しているロマンス小説の大家です。世界中にファンを持つ彼女の作品をどうぞご堪能ください。
  • 暗闇の妖精
    完結
    -
    父親の会社を乗っ取ろうとする投資家アントンの家に、計画中止を懇願するため忍び込んだニーナ。ところが酔って帰ってきた彼にベッドにひきずり込まれてしまう。ニーナは彼の熱い手に触れられ、今まで経験したことのない感覚に囚われた。私には婚約者がいるのに――。酔いが冷めたアントンは相手がニーナとわかると、彼女の動揺をよそに、さらに残酷な要求をした。「君の父親に融資したのは、君が欲しかったからだ。金を返せないのなら、僕と結婚してもらおう」
  • 衝撃の出会い〈ゴージャスなときめき Ⅱ〉
    完結
    3.5
    ある夜、カルロはひとりの少年が襲われる場面を目撃し、助けに入るが暴漢の一味と思われ殴られてしまう。誤解を正そうと組み敷いた相手は…なんと緑の瞳をもつ美しい女性だった! ――どうして私は見知らぬ男性と路上で横になってキスをしているの!? スーザンははっと我に返り、助けてもらったお礼と痣の治療をする。そして彼がスーザンが勤める病院の新しい医師だと知る! ふたりは私生活でも一緒に過ごすことになるが…カルロ、あなた何か隠してる?
  • プレイボーイの治療法
    完結
    3.5
    魅惑的な青い瞳と近づく女性をたちまち虜にしてしまうセクシーな微笑み。ジョージは10歳の頃から女性に不自由したことがなかった。それは医師となった現在も変わらず、数多の女性たちとベッドだけの関係を重ねている。そんなある日、ジョージは勤務明けに事故で大破した車を発見する。なかにはまだ金髪の可憐な女性が…。義務感にかられ彼女を助け出したジョージだが、涙に濡れた大きな瞳と甘いお礼のキスに、かつて感じたことのない神聖な衝動を覚え!?
  • 置き去りにされた花嫁【あとがき付き】
    完結
    3.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ケリーはウエディングドレスに身を包み、アレコスを教会で待っていた。だが魅力的なギリシア人の花婿は、結婚式に姿を現さなかった。ケリーは土壇場で冷酷に捨てられたのだ。――泣き濡れたあの日から4年。ケリーはようやく彼のことを忘れ去る決心をした。彼からもらったダイヤモンドの婚約指輪は、思いきってネットオークションに出品しよう。だがその時、ケリーは思いもしなかった。指輪が400万ドルで落札され、アレコス自身が落札者として現れるとは。
  • イブの約束【あとがき付き】
    完結
    2.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】リリーはパーティーでシャンパンを飲みすぎて前後不覚に陥った。翌朝目覚めたのは見知らぬベッド。シャワーを浴びているのは、昨夜知りあったばかりの危険な香りのする男性パトリックだった! 驚きのあまり別れも告げず家に逃げ帰ったあとでリリーは彼の素性を知った。彼は、父の会社の取引き銀行の頭取だったのだ。さらにその夜、パトリックがリリーの前に突然現れて驚くべき提案をした。「僕と結婚するんだ。さもないと、経営難に陥っているお父さんの会社は…」
  • 禁断の恋に落ちて【あとがき付き】
    完結
    2.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ロンドン裏通りの店で歌うジェシーは亡き兄が遺した莫大な借金を返そうと働きづめで身も心もぼろぼろになっていた。借金取りに追われ、ついに襲われた彼女の前に現れたのは幼なじみであり、暗黒街で一目置かれる存在になった疵面の大富豪シルヴィオ。私の愛を裏切り、兄を殺した男…! 彼はその場で小切手を切って借金を払うと、ジェシーの耳元でささやいた。「君を一流の歌姫にする約束を果たしに来た」しかし、それは憎い彼の愛人になることを意味していて…!?
  • 伯爵家の呪い
    完結
    4.0
    アンゼリカは26歳にして初めて実父スティーブンと対面した。スティーブンとは親子の絆を深めることができ、週末は大富豪である彼の領主館で過ごすようになった。ある日、スティーブンがウルフと名乗るシチリアの伯爵を館に招待した。希代のプレイボーイとして名をはせるウルフは、噂どおりきわめて魅力的だった。しかし彼はアンゼリカをスティーブンの愛人と思い込み、軽蔑のまなざしを向けてくる。アンゼリカは激怒した。絶対ウルフを許すものですか!
  • プリンスと婚約〈世紀のウエディング・エデンバーグ王国編III〉
    完結
    3.0
    僕は天使にさらわれたのか――?国王失踪に揺れるエデンバーグ王国で、従兄弟であるニコラス王子の替え玉として誘拐された海軍軍人のベン。べッドに縛りつけられた彼の前に現れたのは、バラの香りを身にまとった可憐な美女だった。罪の意識に揺れる美しい瞳を見て、どうしても彼女が進んで犯罪に加担しているとは思えないベン。どんな事情があるにせよ、君をここから救い出してみせる!ミニシリーズ「世紀のウエディング・エデンバーグ王国編」全4部作、第3話!
  • プロポーズは強引に〈ゴージャスなときめき Ⅰ〉
    完結
    4.5
    天涯孤独のアビーにとって、人工授精で授かった娘ローザはかけがえのない宝物。だから看護師をしながら女手ひとつの生活は貧しくても幸せだった。なのに――君はローザの母親として相応しくない。突然現れたイタリア人医師のニコは、自分がもう子供を作れないからと、血をわけたローザを捜しだし、娘を渡せと要求してきた。そんなこと絶対にさせないわ! アビーと娘の絆の強さを知ったニコは別の提案をする。そう、見ず知らずのふたりの結婚だ…!
  • 暗闇から始まる恋
    完結
    3.4
    身に覚えのない罪で突然身柄を拘束され、言葉を失ったジョージー。無実を訴えるも信じてもらえず、魅力的だが傲慢なシークレットサービスの監視下で生活することに。有無を言わさぬ冷たい眼差し、尊大なオーラさえ漂う長身、どんな行動も見逃すまいと常に追いかけてくる彼の視線が熱を帯びているように感じるのは、本当に私の思いすごしなのかしら……。目に見えない敵に怯えるヒロインと美しく逞しいタフガイヒーロー。極限状態で出会ったふたりの愛の行き先は!?
  • 星降る夜の贈り物
    完結
    5.0
    「何とかするのが秘書の役目じゃないのか」メグの耳にボスのウィリアムの不機嫌な声が突き刺さった。ああ、最悪。今年最後の仕事を終えて、次の滞在先に向かおうとしているときに、ストで飛行機が全便欠航だなんて。出発もできず、さらに泊まるホテルも見つからない。途方に暮れたメグは、なんとか彼を説得して自分の実家に招待することにした。けれどふたりで実家に向かう道中、不安が頭をかすめた。公私混同は禁物だと必死で言いきかせてきた相手を誘うなんて…。
  • 恋は予想外
    完結
    4.0
    田舎には似つかわしくない高級車で孤児院に乗りつけたハンサムな青年ルークは、ホームマザーのウェンディに「赤ん坊を預かって欲しい」と言い放った。しかしある事情で孤児院を辞めなければならないウェンディはその要求を受け入れられない。どうしても彼女に託したいと強く感じたルークは彼女をナニーとして雇い、妹と住む家を提供すると申し出る。だが、ウェンディが出した条件は彼も一緒に暮らすこと!車嫌いのウェンディと車を愛するルークの恋は予想外の方向へ!!
  • シンデレラと呼ばないで 悩める三姉妹 I
    3.0
    さっきから熱いまなざしをそそいでいるあの男性はだれ?アルバイト先のバーで歌いながら、ジャニュアリーは気もそぞろだった。休憩に入ったとたん、案の定その男性が近づいてきた。彼はマックスと名乗り、うっとりした目をしていきなり言った。「君は一目惚れを信じるかい?」こうして見ると、自信に満ちた裕福そうな男性だ。でも……。今夜の仕事が終わるまで待っていると言うマックスに、ジャニュアリーは警戒心をつのらせ、彼をまいてさっさと帰宅した。ところが、マックスは翌日の夜も悪びれずにバーに現れた。私にしつこくつきまとうこの男性の目的はなんなの?■亡き両親が遺した農場を一生懸命に守るカレンダー家の3姉妹の前に、傲慢なヒーローが次々と現れて彼女たちを愛の渦に巻き込みます。
  • おとぎの島への招待〈地中海の王冠〉
    完結
    -
    「君も一緒に来てほしい」エルサは突然現れたステファノスという男性の話に驚いた。4年前に親友夫婦が無くなり、エルサは残された娘ゾーイを育てていたが、そのゾーイが地中海のクリセイス公国の王位継承者だというのだ。父親が島国の生まれとは聞いていたけれど…。エルサはとまどいながらもわが子同然のゾーイのために養育係として島へと旅立った。まだ見ぬ美しい国と幼い頃夢みた宮殿への憧れと、そしてステファノスへの惹かれる想いを胸に秘めて。
  • プリンセスの帰還〈地中海の王冠〉
    完結
    4.5
    パーティー会場に現れた男性を見て、アテナは息をのんだ。ニコス!愛しながらも別れを告げた人。地中海に浮かぶ美しい島アルギロス公国を捨て、アテナは必死になって、ここニューヨークで今のキャリアを築いた。なのに国王亡き今、王位の第1継承者となった私に帰国を迫るなんて。公国を救いたい彼の気持ちはわかるけれど、女王に即位なんてできるわけがない。話すことのできない大きな秘密を抱えたまま、10年たった今も彼を見るだけで胸は痛むのだから。
  • 私だけのプリンス〈地中海の王冠〉
    完結
    -
    「よくこの国に来られたものだなリリー?」再会したアレックスの声は冷たかった。彼は私を許していないのね…。1年半前、ダイヤモンド諸島にある王国サフェイロスで、国王の甥である彼と恋に落ちたリリー。ある事情で姿を消した彼女が今、非難を覚悟で再びこの国を訪れたのには理由があった。それは息子ミカレスを取り戻すため。生後間もなく連れさられたミカレスは、前国王の子供として王国の継承者にされようとしているのだ。この子は私とアレックスの赤ちゃんなのに!
  • 置き去りの恋
    完結
    3.4
    「僕は悪魔のしもべだ」世界的宝飾デザイナーのエダマスは冷ややかに言った。アニーは震えあがった。トップモデルのアニーは、エダマスのジュエリーと撮影をするために、彼の指示でこの孤島に来た。「君はひとりぼっちで取り残された。僕という岩の上にね」アニーはだまされたことに気づいたと同時に、恐ろしい過去を思い出した――この男の狙いは何か。私はまた、あの時のようなおぞましい体験をしてしまうのかしら!――瞬間、エダマスはアニーの唇を乱暴に奪った!!
  • 千年の愛を誓って
    4.0
    イギリスの旧家の娘であるエヴィのおなかには今、恋人の子がいる。しかし、彼女はそのことを相手にきりだせずにいた。子供の父親は、アラブのプリンス、シーク・ラシードだからだ。この2年間、2人の関係は世間の好奇の的であり、両家の頭痛の種だった。どんなに愛し合っていても、ラシードはいずれ首長国を統治し、一族の女性を妻にするさだめを負っている。誇り高いエヴィは、子供を盾に結婚を要求するつもりはなかった。別れを覚悟で妊娠を打ち明けると、彼は結婚しようと言う。ところが、ラシードとほかの女性との婚約が発表され――。■一度は結婚を口にした恋人が故国へ戻って音信不通になり、絶望の淵に陥るエヴィ。そんな彼女にさらなる信じられない出来事が襲いかかり……。名匠M・リードの2000年の名作をお届けします。
  • 取り引きされた愛
    2.0
    ジョージーは人生を立て直しつつあった。悲しみを乗り越え、今では仕事にも希望が持てる。しかし、親しい知人の家へディナーに招かれたとき、ジョージーの身に大きな災難が振りかかった。客の中に、ジェッド・ロードがいたのだ。漆黒の髪と厳しい顔が、相変わらず謎めいた雰囲気を漂わせている。女性たちの目を釘付けにしながら、自らの離婚について平然と語りはじめたジェッドを見て、ジョージーはひどいパニックに陥った。彼女は半年前までジェッドの妻だったのだ!■18歳の誕生日に憧れの男性から突然プロポーズされたジョージー。しかしその結婚には悲しい秘密が隠されていました。ハーレクインのシリーズをまたいで絶大な人気を誇る作家キャロル・モーティマーが、壊れかけた愛の再生をドラマティックに描いた感動の名作です。
  • 正しい恋の選び方
    完結
    4.0
    女なんてどうせみんな、派手好きで気まぐれで、厄介事ばかり運んでくる台風みたいなもの――奔放な母をもつフィリープの信念は生涯独身。コンピューター・プログラマーとして成功したあとも仕事一筋に生きてきた。そんな彼を心配した弟たちは家の修繕にかこつけ美しき女性内装業者のジャニスを紹介するが、てっきり男性が来るものと思い込んでいたフィリープは突然現れたジャニスにあたふた。鋼の信条に基づき、彼女への恋心をなんとか押し殺そうと努力するけど…!?
  • シークの祈り
    3.5
    アラブのプリンス、シーク・ハッサンの苦悩は深かった。6年前に結婚したイギリス人の妻リオーナは、跡継ぎができないのを気に病んだ末、実家に帰ってしまった。さらに、それを知った隣国のシークが、自分の娘を後釜に据えようとリオーナの誘拐を企てているという。そんな折、妻が別の男にエスコートされスペインにいると聞き、ハッサンの怒りは爆発した。妻を守るのは夫の特権ではないか!彼は部下にリオーナを襲わせ、豪華ヨットに連れ込んだ――誰よりも先に、妻を誘拐するために。
  • 危険な隣人
    完結
    4.0
    キャットはいとこのケイトと祖母と3人で田舎町に暮らしている。若くて独身なのに男性の影がないと近所の噂になってもキャットは気にしていなかった。婚約していた相手に利用され裏切られて以来、男は信用しないと決めているのだ。住んでいる大きな家を保育園にして日々忙しく暮らしていたけれど、ある日転機が訪れた。ケイレブ・レイノルズ。「息子を保育園に通わせたい」と面接しに来た男性。彼からは危険な香りがする――!
  • 届かなかったラブレター
    完結
    4.0
    ドーラは母を亡くしてから大学進学も諦め、厳格で威圧的な父のもと、家事をこなし書店を手伝ってきた。父が満足するような男性と婚約し、幸せな人生を送るはずだった。だが婚約者を事故で、父親を病気で失いドーラはひとりになる。そんな時、婚約者の弟グリフィンが彼女を訪ねた。彼は地味に過ごすドーラをなかば強引にパーティーに出るように説き伏せる。しかも、自分のパートナーとして。兄の次は弟を狙っていると思われるなんて嫌!それに彼は忘れたの?あの夜のことを…。
  • 強引な結婚
    完結
    3.0
    事件に巻き込まれ、身に危険を感じたレスリーは逃亡するが、雪で立ち往生してしまい、近くのキャビンで助けを請う。ケガを負って療養中のジェイソンという男性が現れ、予期せぬ逃亡者を露骨に迷惑がったが、外は命にかかわる猛吹雪、しぶしぶレスリーを受け入れた。不穏な空気が部屋を支配していたが、やがてふたりはお互いの事情を知り、打ち解ける。陰のあるジェイソンに惹かれ、レスリーは求められるまま彼のベッドに身を横たえて熱いキスを受け入れてしまい…!?
  • ダークスーツを着た悪魔
    完結
    3.8
    ポリーの父が創立した広告代理店がデイモン・デュカキスに買収された。なぜあんな大企業を率いる彼が弱小会社を?社員たちは皆、首をひねるが、ポリーにはその理由がわかっていた。デイモンは、彼の妹アリアンナと駆け落ちした父に制裁を加えようとしているのだ。彼は役員すべてを解雇すると宣言。彼女にも、もう親の七光は通用しないと言い放つ。傲慢な態度の彼と、会社を守りたいポリーは対立するがある夜、情熱の火花が散ったふたりは結ばれてしまい…!?
  • ギリシアのシンデレラ
    完結
    2.0
    素性を隠した億万長者--私は彼の遊び相手にすぎなかったの!?看護師のエラは待合室に置かれたタブロイド紙を見て息を飲んだ。4か月前一方的に別れを告げられ、そのまま姿を消した恋人ニコスが写真付きで特集されていたのだ。彼の隣にはウエディングドレス姿の美しい女性--同僚だと信じていた彼はギリシアの超有名な億万長者で、名家の婚約者までいたのだ。だがまだ彼女は知らなかった、彼は手放したはずのエラを、怒りに燃え捜しているということを…。
  • いわれなき罰【あとがき付き】
    完結
    2.8
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】神様、今すぐ私をこの世から消してください――。婚約者との結婚式を前に、ナターシャは幸せの絶頂から奈落の底に突き落とされた。彼の浮気現場にでくわしたのだ。あろうことか、その相手は彼女の妹…。パニックに陥り逃げだしたナターシャを、現場に居合わせた婚約者の義兄レオが追う。彼はギリシアの大富豪で、非情さとその美しい容姿から“悪魔”と恐れられている。そんな彼がなぜ私をやさしく慰めてくれるの? そこには悪魔の名に相応しい、罪深い計略があり…!?
  • あどけない恋心
    完結
    -
    16歳の誕生日、アシュリーは兄妹同然に育ったジェイクに想いを伝える決心をした。幼い頃から憧れ続けた8歳年上の彼。今日までずっと、ジェイクの1番近くにはいつも私がいた。大丈夫、きっと彼も同じ気持ちよ。だがジェイクは少女の突然のキスに動揺し、激しく彼女を詰ってしまう。あの失恋から9年、深夜の電話でアシュリーは彼から思わぬ依頼を受けた。私の心を踏みにじっておきながら、こんな時だけ助けを求めてくるなんて…。だが結局は彼の求めに応じてしまい…!?
  • 楽園の秘め事
    完結
    2.0
    ママが若い男と駆け落ちですって!?レイチェルは信じられない気持ちでカリブ海の小島を訪れた。島の大半を有しホテルや農園の経営者でもあるマシュー・ブロディ――まさかママの恋人がこんなにセクシーで逞しい男性だっただなんて…。偽名を使い彼との接触を果たしたレイチェルだが、マシューに触れられるたび胸の奥が疼く自分に気づかされる。彼の甘い誘いに流されてしまいたい…。ついにレイチェルは、母親の恋人と知りながら、マシューに身も心も捧げてしまい…!?
  • 復讐は炎のごとく
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    受話器から冷たく傲慢そうな夫の声が聞こえてきたとたん、キャサリンは後悔した。なぜ電話してしまったのかしら?夫のビートと別居して3年になるが、2人のあいだに、いまだ愛憎の炎が熱く燃えさかっている事実に彼女は愕然とした。富と容貌に恵まれたビートの周囲には常に女性の影がつきまとい、キャサリンはさんざん苦しめられた。でも、彼は息子の父親だ。息子のことで相談できるのはビートしかいないのだ。結局2人の話し合いは決裂し、キャサリンは失望するが、翌朝、彼女の家の前に興奮冷めやらぬ様子のビートが現れて……。
  • バレンタインの夜に
    完結
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    バレンタインの夜、初めて訪れたロンドンのレストランで、ジョイは思いがけず大物スターのマーカスと出会った。探るようなブルーの瞳に見つめられ、ジョイの背筋に震えが走る……。彼からダンスに誘われジョイは思いきって承諾した。田舎暮らしの地味な司書だって、少しくらい楽しんでもいいはず。踊りつつ不意に唇を重ねられ、ジョイは我を忘れて激しく応えた。するとその直後、マーカスは彼女をふしだらな女性だと思い込み、けわしい顔で侮蔑の言葉を浴びせかけてきた―――!?
  • 略奪は甘く【あとがき付き】
    完結
    4.5
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】観光ガイドとして働くフランチェスカには、婚約者がいる。なのに上流階級で大物実業家のカルロに誘いをかけられ困惑していた。プレイボーイの気まぐれとわかっていても、経験したことのない熱い思いに駆られてしまうから…。やがて正式の婚約発表の夜が来たが、フランチェスカは婚約者の裏切りを目の当たりにしてショックで倒れかけてしまう。その時、彼女をやさしく抱きしめたのはカルロのたくましい腕だった。あたかもこうなることを予測していたかのように。
  • わたしのこと、愛してる?
    -
    1年前から夫と別居している。夫はつねに自分の意見を押し通すタイプの男で、愛を口にしたことなんて一度もない。しかも、わたしが若い男をベッドに連れこんだと疑っている。妻の無実を全然信じようとしないかたくなな態度に、別れの道を選ばざるをえなかった。それなのに今、夫が戻ってこいと言ってきた。彼の妹が事故に遭い、うわごとのようにわたしの名前を呼んだというのだ。また一緒に過ごせば、わたしたちはわかり合えるの?●本書は、2006年5月に小社より刊行された『シチリアで愛して』を改題・再編集したものです。
  • 愛と悲しみの丘【あとがき付き】
    完結
    4.3
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ルイーザが美しいギリシアの島を訪れたのは、幼い息子の墓参りのためだった。――17歳の夏、旅行客だった彼女は島の権力者の御曹司アンドレアスと恋に落ち、妊娠、結婚した。だが、結婚生活はわずか2年で息子の死とともに終わった。つらい記憶を振り払い、フェリーから降り立ったルイーザは愕然とした。不在を確認したはずなのに、なぜアンドレアスがここにいるの? 5年前の別居以来、1度も会わなかった憎くて愛しい夫に、彼女の胸は狂おしくかき乱されていた。
  • ロイヤル・ターゲット 〈ヴァシュミラの至宝I〉
    完結
    -
    ヴァシュミラ王国の国王暗殺のニュースは全世界をかけめぐった!ジャーナリストのエリカはニコライ皇太子の戴冠式を取材することになるが、実はふたりは、かつてそれぞれの亡き父親が約束した婚約者同士。婚約自体はハッキリ断ったはずだったのに、空港に降りたったエリカを迎えに来たのは、なぜかニコライ自身。たくみに変装しているが、風雅な物腰と輝くばかりの美貌は隠せていない。そこへ、ふたりを目がけて1台の車が猛スピードで突っこんできて--!?
  • 幸せを呼ぶ魔法
    完結
    3.0
    思いがけない出会いが、私の運命をせつなく変えた…。休暇でローマに向かっていた子守りのリリーは、機内でハンサムな小児科医のテオと出会う。初対面なのにときめきを感じた彼と、その後、思いがけず街中で再会したリリーは、彼に頼まれて彼の屋敷で子守りとして働くことに。2年前に妻に先立たれ、3人の子供たち相手に奮闘している彼の助けになれることは嬉しい。でもどんなに幸せを感じても彼は雇い主。彼に抱いているこの想いは絶対に気づかれてはいけないの!

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