標野凪作品一覧

  • 読楽2023年12月号
    続巻入荷
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    (2023年12月) 【新連載】 村山早紀 「風の港2」 空港のベンチで物思いにふける男。そろそろ帰ろうかと腰を上げると―― 【最終回】 あさのあつこ 「おもみいたします二」 燈子はどのように始末をつける気なのか。お梅は息を呑んだ 【標野凪特別インタビュー&読み切り】 インタビュー「女性の生きづらさを掬い上げたい」 読み切り「冬眠族の棲む穴」 この穴に落ちてくる者たちには、ある条件があった 【連載小説 歴史&時代】 坂井希久子 「同業の女」 木下昌輝 「秘色の契り」 門田泰明 「汝 戟とせば 拵屋銀次郎半畳記」 【連載小説 風味絶佳】 小路幸也 「A DAY IN YOUR LIFE」 吉田篤弘 「月とコーヒー」 【連載小説 ミステリー】 花村萬月 「探偵ノヴァリス・夜の華」 中山七里 「届かない警告」 矢月秀作 「警視庁特務部逮捕特科 アレストマン】赤川次郎 「盗まれた時を求めて」 【連載小説 妖異幻怪】 夢枕 獏 「闇狩り師摩多羅神」 【マンガ】 サメマチオ 「追読人間臨終図巻」
  • 桜の木が見守るキャフェ
    3.3
    1巻800円 (税込)
    満開の桜も素晴らしいけれど、散り際にも楽しみはある――。 『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』『伝言猫がカフェにいます』の 著者が贈る、かけがえのない人生の物語。 庭にヤマザクラの大きな古木がある〈キャフェ チェリー・ブラッサム〉。 祖母と母から受け継いできた洋館で、緋桜(ひお)は、 季節の和菓子と茶を提供している。 訪れるのは、犬を連れて散歩にくる老人、 長年連れ添う国際結婚の夫婦、 保育園からの帰り道に通りがかった親子、 自分が進むべき道に迷う少女……。 桜の木は、今日もゆったり、行きかう人々を眺めながら、 各々が抱える悩みや秘めた思いに耳を傾け、静かに寄り添う。 四季の移ろいと人々の交流を、優しくゆったりと描く再生の物語。 文庫書き下ろし。
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。
    3.9
    1~2巻693円 (税込)
    住宅地の奥でひっそりと営業している、おひとりさま専用カフェ「喫茶ドードー」。この喫茶店には、がんばっている毎日からちょっとばかり逃げ出したくなったお客さんが、ふらりと訪れる。SNSで発信される〈ていねいな暮らし〉に振り回されたり、仕事をひとりで抱え込み体調を崩したり……。目まぐるしく変わる世の中で疲れた体と強ばった心を、店主そろりの美味しい料理が優しくほぐします。今宵も「あなたの悩みに効くメニュー」をご用意してお待ちしております。心がくつろぐ連作短編集、開店。
  • 占い日本茶カフェ「迷い猫」
    3.8
    一杯の温かいお茶が、不思議とその悩みに効きますよ。猫を連れた女性が日本各地で開く「出張カフェ」の物語。ご当地のお茶、器、お菓子の情報も盛り沢山! 日本全国津々浦々を愛猫のつづみを連れて巡りながら、小さなスペースを間借りしたり、ギャラリーやイベントの一角に招かれたりして、出張カフェ「迷い猫」を営んでいる如月たんぽぽ。占い師としての顔も持つ彼女は、ご当地のお茶、お菓子を出しつつ、訪れる客の悩みを聞いていく。そして彼女自身も各地で「あるもの」の行方を探していた……。心がほんのり温かくなる癒し系連作短編集。
  • 終電前のちょいごはん 薬院文月のみかづきレシピ
    3.6
    福岡薬院の裏通り、古いビルの2階にある小さなお店「文月」は《本が読めて手紙が書ける店》。開いているのは三日月から満月の夜の間だけ。仕事でうまくいかなかったり、恋愛が不安だったり、誰かと話したかったり、家に帰る前にちょっとどこか寄りたいとき、店主の文がつくる気の利いた季節の「こつまみ」が、誰の心もやさしく癒してくれます。ほっこりあたたかくなる美味しい物語。巻末にオリジナルレシピ付き。
  • 伝言猫がカフェにいます
    3.8
    もう会えない人からの「想い」を猫が届けます。『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』の著者が贈る、心があたたかくなる感動の連作短編集。あの世とこの世の境にあり、「会いたい人に会わせてくれる」と噂のカフェ・ポン。天寿を全うした猫のふー太は、「仕事を5回達成すると、会いたい人に会える」という報酬につられ、店主・虹子のもとで働くことに。亡くなった父に個展を見てもらいたい絵本作家、生まれなかった我が子を思い続けている保育士など、彼らが「会いたい」人からの言葉を“伝言猫”が伝えるべく奮闘するハートフルストーリー。文庫書き下ろし。
  • 伝言猫が雪の山荘にいます
    3.7
    猫は「想い」をどこまでも届けます。今回の舞台はまさかのクローズド・サークル!? 「喫茶ドードー」シリーズの著者が紡ぐ、じんわりと心があたたまる物語、第二弾。あの世とこの世のあいだにあるカフェ・ポンの店主・虹子に雇われて、もう会えない人からの想いを伝える「伝言猫」として働くふー太。伝言を届けるべき人たちが、ある事情で一堂に会するという山荘に向かうことに。ところが、大雪によって全員、その山荘に閉じ込められてしまう。ミステリ好きのふー太は、なにか事件が起こるのではないかと、山荘にいるそれぞれの人物を探ろうとするが……。猫の視点から人間のあたたかさや優しさを描くハートフルストーリー。文庫書き下ろし。
  • ネコシェフと海辺のお店
    3.9
    1巻792円 (税込)
    青い波が打ち寄せる浜辺にぽつりと佇む小屋は、料理上手なネコシェフの店。ここに辿り着くのは、仕事や恋愛、子育てなどに悩み「現実から逃げ出したい」と切実に願う人ばかり。マイペースで饒舌なシェフは、旬の魚を使い腕をふるう。ホッキ貝のチャウダー、土鍋で炊いた鯛めし、タルタルたっぷりアジフライ――美味しい料理にほぐれた心の中にある本音に向き合った時、小さな一歩を踏み出せる。疲れた心にそっと寄り添う物語。
  • 本のない、絵本屋クッタラ おいしいスープ、置いてます。
    3.8
    札幌にある『本のない、絵本屋クッタラ』はインクブルーの三角屋根が目印の、店主・広田奏と共同経営の八木が切り盛りする本屋兼カフェ。メニューは季節のスープセットとコーヒーのみだが、育児に悩んだり、自分の今の立ち位置に迷った客が今日もやってくる。名の通り店に本はないが、奏は静かに耳を傾けると、後日悩みに寄り添う絵本をそっと差し出す。それは時に温かく、時に一読しただけではわからない秘密をもっていて……。

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