あらすじ
紗那と大五…二人の間に起きた悲劇とは!?
御降家の闇を嫌い、
逃れようとした紗那。
紗那と共に逃れ、
添い遂げるはずだった大五。
想い合っていた二人に何が起きたのか。
大五の口から、本音が語られるーーー
感情タグBEST3
謎めいていた大五様の表情がゆっくりと解かれてゆくようで、知りたかった事が少しわかった気がします。
でもまだ謎めいています。もしかしてまおを守るために我が身を犠牲にするのではないか、あるいはまおの知らないまおの秘密を知っているのだろうか、など。
なかなか緊迫した巻でしたが、時折笑えるユーモアあるのがさすが。
Posted by ブクログ
菜花が二度、トバッチリを受ける回。
場面1: 幽羅子の“土殺しの苔”を浴びた大五は瀕死だが摩緒の所へ逃げ延びた。回想(紗那と大五の二人の逃避行は未遂となったが、大五は殺された。)復活した大五からは経緯が語られる。
場面2: 針使いかがりは双馬の最後に遭い、新御降家の卑劣な手口に動揺するが、白眉に促され摩緒を再襲撃を行う。しかし呪い返された。負傷した右手は魄の種の芽が吹き出していた。それは死に至る呪具だが以前の戦いで瀕死だったかがりを救う為と糊塗して白眉が与えたものだった。新御降家から逃げたいかがりは、摩緒が取った“傀儡の針”を奪いに行くが丁度菜花は来訪していた。「鉄の獣」を使役したが針は封印されていて逆に壊されてしまう。ならば針で菜花を操り、魄の種の祓う術を知る華紋の所へ案内させる喑計を考えるも、菜花は既知の如く企みを語り、大変驚いた。菜花はかがりを嫌いだと言うけど、このままでは殺されるかがりを見過ごせなかったんだね。白眉が現れて、二人とも殺されると察したかがりは菜花に針を打ち、動けなくした。
場面3: メリヤス工場から戻った摩緒が救出。菜花はかがりの本音が聞きたかった。かがりは監禁の状態に置かれた。 大五を殺したい幽羅子は、ある策を巡らす。土の詰まった家のお祓いに向かった摩緒一行だが、土が菜花に集まって来てしまう。幽羅子の妖である“土殺しの苔”に土属性の菜花が呪われ、倒れてしまう。幽羅子は大五の罠にかかり、誤って菜花を襲う事になってしまった。菜花は死にかけた。
華紋さまに祓ってもらった菜花は、祓われる中で自己の血で毒を流して回復する驚嘆の能力を見せた。
数日後、帰り道の桜見物で菜花を気遣う摩緒から告げる言葉がいいなぁ。やっと本心に気づいたんだね。
今後の展開が楽しみ
登場人物の性格、思考、行動…それらを形作る背景、生い立ち。それぞれのキャラクターの深みが出ていて、その関係性もまた面白いと思う。
挑まれてもあっさり拒絶して自分の役割を分かっている流石。
腹の中では小娘呼ばわりしていたのに摩緒の前では菜花を「さん」付け呼びする幽羅子。
キャラの好き嫌いは別として魅力的に感じる。
自分の目的のために菜花を危険に晒しかねない動きをする大五は、術者の中ではしたたかさと機転の良さが頭ひとつ抜きん出ていると思う。
百火は幽羅子と決定的なこと(恨み)がないぶん、ちょっと危なっかしく見える。
キャラがブレず、少し驚くような展開でも不自然さを感じなくて入り込める。今後の展開が楽しみ。