ブロンズ
レビュアー
  • 事業内容:オバケ調査 - 事故物件を科学的に調査する会社で起きたこと -
    購入済み

    なぜオバケ調査を立ち上げたのか

    前半はオバケ調査の会社を立ち上げた理由、それに至るまでの筆者の社会人としての経験や出会い、考え方が書かれている本です。
    後半は会社を立ち上げてからの話です。
    不思議な話・怖い話はやや少なめですが、オバケ調査に至るまでの具体的な背景や筆者の事を知りたい人にはオススメです。
    筆者は氷河期の終わり頃の世代。それを踏まえて読むと筆者の精神的なタフさや機知を強く感じます。
    また、厳しい状況にいながら相手を攻撃せずむしろ思いやる、独立するときもお世話になった人と競合せずに共存することを考える、という所に人としての大きさも感じました。
    個人的には 例のお札の部屋に招かれたとき、鍵を壊して開ける前日に会社の中

    #タメになる #怖い #憧れる

    0
    2025年07月25日
  • ある設計士の忌録(5) 地怪
    購入済み

    聞いてはいけない話

    短編七話ありいずれも満足感のある内容でした。読み切りなのも嬉しいです。
    世の中には知ってはいけない話、聞いてはいけない話もあるのだと改めて学びになりました。
    個人的には急に素っ気ない対応になった神主さんが印象に残りました。意地悪ではなく、主人公を守るための態度だったのだと 設計士である先生の言葉で分かりました。知ってはいけない、聞いたら障りを受けるという事ですね。
    頼もしそう(?)な新登場人物も最後に出てきて今後の話も楽しみです。
    霊感もなく建築業界にほとんど縁のない私にとっては、怖さの中にも新しさと驚きを感じました。

    #ドキドキハラハラ #タメになる #怖い

    0
    2023年09月21日
  • ある設計士の忌録(3) 鎮め物
    購入済み

    怖いもの見たさで一気読み

    鎮め物に天狗礫(てんぐつぶて)。初めて知る言葉でした。
    訳ありのリサイクル砕石あり、特殊な賃貸部屋ありと業界ならではのお話が興味深かったです。
    設計士の先生の若いときのエピソードも面白かったです。
    怖いもの見たさで最後まで一気に読んでしまいました。

    #ドキドキハラハラ #タメになる #怖い

    0
    2023年01月25日
  • しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 2巻
    購入済み

    SNSの拡散行為の怖さ

    1巻は 誹謗中傷の被害に遭う怖さ。
    2巻は 自分が同罪の加害者になる怖さ。
    リアルの世間話とネットのつぶやきは全く違うのだと再確認できました。気を付けないとある日突然、自宅に内容証明が送られてくることになりますね。アカウント名=匿名と勘違いしている人も思ったよりいそうだなあ…と感じてしまいました。
    被害者視点・加害者視点・弁護士視点でそれぞれ見る事が出来て分かりやすくタメになりました。小学生たちに将来のためにも読ませたい本かも。

    #ドキドキハラハラ #タメになる #怖い

    1
    2022年03月29日
  • どすこいスピリチュアル 嫁鳴村(4)
    購入済み

    ついつい最後まで一気読み

    不動産業界の話、引越し業界の話。占いの話に自己啓発系(?)の話。満洲引き上げの話に 昔の田舎の恐ろしい風習の話。飽きずに最後まで一気に読んでしまいました。現代の便利なサービスならではの奇妙な出来事もあり、こんな事もあるのかとゾクッとしました。

    また怖いだけでなく、考えさせられるような、学びになることもありました。前向きに考える事も大事ですが、その前に悲しい気持ちやツライ気持ちはごまかそうとしないで (泣いても良いから)受け入れることもすごく大事なんだな…と思いました。

    #タメになる #怖い #ダーク

    0
    2021年12月20日
  • しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~ 1巻
    購入済み

    リアルで分かりやすい

    リアルなトラブルから始まって引き込まれます。話もテンポ良くて読みやすいです。具体的で分かりやすくてタメになります。一巻でひとつのトラブルの結末まで読めるので切りが良いという意味でスッキリします。
    監修をされた弁護士さんの言葉が巻末にあるのですが「他人事だから冷静に対応できる」「『親身』と『他人事』は両立できる」といった内容が印象に残りました。

    #タメになる

    8
    2021年12月06日
  • ある設計士の忌録(2) 疫神
    購入済み

    建築業界の怖い話

    あちらの世界に対してチカラのある設計士さんと、感の良い工務店さんの話。舞い込んで来るのは建築業界にまつわる不思議な仕事。「怖い話」だけでは収まらず、危険な仕事を解決してしまう凄さがあります。確かめようのない話ですが読み物としても楽しめます。

    #カッコいい #怖い #ダーク

    0
    2021年08月31日
  • おかあさん、お空のセカイのはなしをしてあげる! 胎内記憶ガールの日常
    購入済み

    お空のセカイは命の話

    読んでいて不思議と涙が出ました。小さな女の子から語られる命のセカイの話。確かめようがない話ですが作者であるママさんがわりと現実的な感性で聞いていてその対比で笑える話にもなっています。また命ゆえの悲しい話が、「お空のセカイ」を想像するだけで少しだけ救われる気持ちになります。最後は ほのぼの、ほっこりです。

    #ほのぼの #癒やされる #泣ける

    1
    2021年04月28日
  • 「子供を殺してください」という親たち 7巻
    購入済み

    「孫育て」をする祖母

    長寿の時代を迎え、祖父母が孫の顔を見ることは珍しくなくなった。この巻では祖母による「孫育て」が出てくる。子どもを取り巻く環境は親だけではなかった。

    0
    2020年12月15日
  • 「子供を殺してください」という親たち 6巻
    購入済み

    聖徳太子の一万円札

    銀行を通していないであろう、スーツケースに入った聖徳太子の札束。カタギに見えない父親。持ちかけられる取り引き。ドラマのようなワンシーンだけれどドキュメンタリー、なんですね。

    0
    2020年12月15日
  • 「子供を殺してください」という親たち 5巻
    購入済み

    助かる家族、助からない家族

    表紙のケース。親のせい、だけではない。悲しいことではあるが、生まれながらにして社会で生きていけないパーソナリティーの人もいる、ということを知った。

    大事なのはその可能性に気付いたときの対応なのだろう。このケースに限らないが、家族だけで抱え込もうとすると助からない。そう思った。

    0
    2020年12月14日
  • 「子供を殺してください」という親たち 4巻
    購入済み

    我が子がかわいそう、と泣くなら

    相談中に「我が子がかわいそう」と泣く母親。疾患の可能性があるならばなおさら、適切な診断・治療が必要なはずなのに、それが「かわいそう」という。自分の命が危ないと感じるほどの状況で、母親は何に泣いているのだろう。

    ちなみに こちらの本は前巻の続きから始まり、完結で読めるのは1つのケースのみ。最後の話は次の巻に続く。

    0
    2020年12月13日
  • 「子供を殺してください」という親たち 3巻
    購入済み

    主人公の眼差し

    重い話しかないし、ハッピーエンドとは限らない。けれど、どんな状態でも、「問題ある人(子)」に対して向ける、主人公の人間味のある心の眼差しが救いだと思った。

    0
    2020年12月12日
  • 「子供を殺してください」という親たち 2巻
    購入済み

    実例とその背景

    人は過ちをおかす生き物だし完璧な人間なんていないと思う。けれど、過ちによっては大きすぎる代償を支払うこともある訳で。そんな家族の実例やその背景を知ることで、これから家族を持つ人にとっては防げることもあるのかなと思った。

    0
    2020年12月11日
  • 「子供を殺してください」という親たち 1巻
    購入済み

    本質を見抜くタフな主人公

    本のタイトルだけでなく「殺人事件のうち親族間によるものが55.0%」という冒頭の内容にも衝撃を受けた。家族は心の支えになれるはずだけれど、外から見えないぶん闇も抱えやすい。そんな家族に真っ向から向き合って、本質を見抜いて接する、主人公の方のタフさに畏敬の念を覚えます。

    3
    2020年12月11日
  • 売り渡された娘
    購入済み

    二人の距離感

    数奇な運命と誤解から始まった出会い。純真無垢な少女が、恋を知り惹かれていく様子が丁寧に描写されていて、ドキドキしてしまった。季節折々の美しい風景が、惹かれあっていく二人の距離感を引き立てている感じ。読んでいて心地よかった。

    0
    2020年12月07日