あらすじ
<TV番組、YouTubeチャンネルから引っぱりだこ!>
映像、音声、電磁波、室温、湿度、気圧、サーモグラフィー、騒音……
22時~翌朝6時まで、すべてを事故物件で調べた結果、「見えてはいけないもの」が見えた――
「告知事項あり」の物件を抱えてしまった不動産オーナーを救うべく、「オバケ専門の調査会社」株式会社カチモードを立ち上げた著者。
起業の背景から詳細な調査事例まで、メディア出演多数でも語り切れていない戦慄のドキュメント。
感情タグBEST3
なぜオバケ調査を立ち上げたのか
前半はオバケ調査の会社を立ち上げた理由、それに至るまでの筆者の社会人としての経験や出会い、考え方が書かれている本です。
後半は会社を立ち上げてからの話です。
不思議な話・怖い話はやや少なめですが、オバケ調査に至るまでの具体的な背景や筆者の事を知りたい人にはオススメです。
筆者は氷河期の終わり頃の世代。それを踏まえて読むと筆者の精神的なタフさや機知を強く感じます。
また、厳しい状況にいながら相手を攻撃せずむしろ思いやる、独立するときもお世話になった人と競合せずに共存することを考える、という所に人としての大きさも感じました。
個人的には 例のお札の部屋に招かれたとき、鍵を壊して開ける前日に会社の中であった上司らとのやりとりの場面と 上司の言葉が非常に興味深かったです。
不動産業界に縁のない身としては こんな事があるのか、とオーナーさん目線を学ぶこともできました。