あらすじ
敵との初めての遭遇の後、フシが出会ったのは、仮面を被った少年グーグー。自らを怪物と自嘲するグーグーに弟として可愛がられながら、フシは人間のように暮らす日々を送る。そんなある日、グーグーは使用人として働いていた酒爺の屋敷から家出してしまう。自分ではない誰かになりたいと願う少年は何者にでもなれるフシにどんな刺激を与えるのか。これは喜びを手に入れる物語。
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Posted by ブクログ
また新たな出会いがありました。ずっとかぶりものをしているグーグーとその仲間たちと過ごすにつれ、どんどん人間らしくなっていくフシ。言葉も覚え、料理もできるようになり、ヒゲも生え始めて…?先が気になる作品です。
Posted by ブクログ
グーグーの親の説明の仕方が何故だかとても切なかった。きっとそれは彼が喉から手が出るほど欲しい存在なんだろうな。でもそれ以上に彼を彼のまま愛してくれる人を求めてたんだろう。
Posted by ブクログ
「人間になる」という事は、哀しい事なんだなぁ…。
フシとグーグーの関係。
フシはようやく頼れる人を見つけて、一緒にいたいと願うようになり…。
旅を続ける事、新しい刺激を求め続ける事、そんなもともと備わっている使命ではなく、自らがそうしたいと願う事を選ぶようになった。「人間」のように。
「人間ごっこ」と言われ、果実を投げつける。
不快だったのだろうなぁと。
確かに黒フードの目的としては、フシが人間であることに拘る理由はないのだろうけど、フシは人間でいたいと思っている。そんな自我の目覚めがあるように思えます。
だから、4巻予告が、きつい。