あらすじ
花山第二小学校六年のズッコケ三人組は、きょうも男たる証明と栄光を求めて、青空の下にかけだしていきました。
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Posted by ブクログ
ようやく読めたよ…ずっと子供のころから
名前だけは知っているシリーズ。
冊数もものすごくあるけど
何でここまでシリーズができるかわかるのよね。
多分今の時代では批判を受ける部分は
あるのかもしれないけれども
子供って絶対誤りをおかしてしまうのよね。
(一部犯罪描写も出てきます)
でもちゃんと三人組は悪いことは悪いって
ちょっとあれな方法だけど
真面目に立ち向かっていったのよ。
芯のある子たちだよな…
Posted by ブクログ
ズッコケシリーズ第一作は短編集のようなもので後続の作品に比べるとどうしても話のスケールが小さく感じてしまうが、ズッコケ三人組シリーズの特徴が一番出ているのは本書ではないかと思われる。
ズッコケ三人組とは話の最後に主人公を含む登場人物達(もしくは読者)がズッコケるようなオチが待っているものであり、それは長編よりも短編の方が効果が高い。
長編だと伏線回収の方が先に立って話のオチはなおざりにされがちだからだ。
那須正幹氏の訃報を聞いて本書を30数年ぶりに読み返してみたのだが、後にシリーズのマドンナポジションとなる荒井陽子が本書から登場していて驚いた。
てっきりこの場面に出ているのは安藤圭子だと思っていたのだ。
と言うのもズッコケシリーズで一番最初に読んだのは本書だが次巻の「ぼくらはズッコケ探偵団」を読むまでに多分一年ほどのタイムラグがあり、「~探偵団」でヒロインのポジションだったケイコが初回から登場していたものと思っていたからだ。
後に「花のズッコケ児童会長」でメインヒロインのポジションを射止める荒井陽子だが、私はその時が陽子の初登場だと思っていた。
ついでに三大ヒロインの最後の一人である榎本由美子はアニメ版を見るまで存在自体を忘れていたのだが、陽子と共に本書に出ていたのには二度驚いた。
まぁ言っちゃナンだが、作者は女性・・・と言うか女の子を描写するのは割とどうでもよかったのではないかと思う。
それぐらいガキだった自分の心に本書のヒロイン二人は響かなかったのだ。
Posted by ブクログ
小学生の時の愛読書。最近になって中年編が刊行されているのを知り、完結しているとの事で読んでみようと思いました。
1作目は短編集だったんですね。
3人の行動は昭和の小学生らしくて、ほのぼのしますが、泥棒に遭遇したり、死体を見つけたり、遭難しかけたり……かなり怖い目に合っていて驚きました。
ゆっくりシリーズ制覇していきます。
Posted by ブクログ
1978年の作品なので、今の価値観からすると、正直ギョッとしてしまう台詞や描写がそれなりにある。
子どもの教育について父親が口にする「そんなことは、おまえ(母親)の仕事だろ」が、冒頭に出てくるので、正直これ読み進められるだろうか…と心配になりつつ、まぁ、そういう時代だったのかもしれないなぁ と思ったり(78年といえば私は小1)。
短編構成になっているが、強盗、万引き、自殺者、遭難、インチキ…と、かなり攻めた話になっている。暗くならないのは、キャラの個性によるものも大きいかな。
ある種、大人が見ていない場所での、等身大の子どもの描写といえるかも。
子どもが子どもの力で問題を解決しようとするのが、子どもには刺さるんだと思う(無理な時はちゃんと大人の助けを求めるところも良い)。
遭難の話には戦争(日本軍の横暴さ)のことも書かれていて、wikiによると広島で被爆、九条の会にも参加していたらしい。