【感想・ネタバレ】おれは一万石 : 26 国替の渦のレビュー

あらすじ

造酒額厳守の触が出されているなか、天領の村から手に入れた二升の酒によって窮地に立たされてしまった高岡藩井上家。背後に大身旗本らの企てがあったと証し立てしたことで減封こそ免れたものの、触を破った事実は消えず領地替えの話が持ち上がる。先代正国の病状も思わしくないなか、最大の危機を迎えた井上家の運命は──!? 大人気シリーズ第26弾!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

三方領地替というと有名なのは天保期の荘内藩(と川越藩)関係のもの。藤沢周平の『義民が駆ける』でも知られる国替え阻止の話。この巻の駕籠訴の話もそれのシンプル版といったところ。ただ違うのは荘内では百姓たちを藩が止めようとしたのにこちらではひそかに後押しをしているところ。歴史小説に近い作品と時代小説作品の違いかもしれない。まあ高岡藩の策謀がばれたら国替どころか取り潰されそうではある。あと同じ人間が続けて何度も駕籠訴できるというのも何か不自然ではある。

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2023年08月10日

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