あらすじ
浜松藩井上家本家が、菩提寺である浄心寺改修のため、それぞれ金二百両の供出を分家である高岡藩井上家、下妻藩井上家に言い渡した。困惑する正紀と正広だが、本家の意向に逆らうわけにはいかない。またもや訪れたこの危機をどう乗り切るのか!? 待望のシリーズ第四弾!
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Posted by ブクログ
大藩の一門浜松藩から菩提寺改修の折の責任者となり、分担金200両を割当てられる正紀と正広。
互いに小藩で金はない。
そして足を引っ張る敵対するものがいる。
今回は飢饉が続く米に入れて嵩を増やすための大麦の相場に足を踏み入れる。
大きな両替屋ではないが、銭の両替を営む跡取りの房太郎と、偶然知り合いになって二人は新しい分野へと分け入るのだった。
江戸の経済にまで踏み込んだ面白いアプローチの時代小説。