あらすじ
星遊圭は、先帝崩御の際、「外戚族滅法」によって殉死させられた名門一族の生き残り。
女装で後宮を生き延びた彼は、知恵と機転で法を廃止させ、
晴れて男子として生きることに。
……のはずが、政略結婚のため遠国へ輿入れする公主・麗華の近侍女官として、
ともに旅立つこととなる。
しかし異国の宮廷に潜入した彼の真の任務は、
金椛帝室を救うため、失われた日蝕の周期表「天官書」を探すことで……!?
傑作中華ファンタジー、新章!
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
もっと引っ張るかなーと思ったけど、この巻だけで一応の決着。今回の新キャラ、ルーシャンはこの先も出て来そう。
明々とのらぶは当分まだ先かな……(笑)。
Posted by ブクログ
面白かったです。このシリーズで一番ハラハラドキドキしました。
麗華公主も他国に輿入れ出来て良かったのではないでしょうか。夏沙の国王もひどい人ではないようだし。
金椛国の安定のため日蝕の日がいつなのかを探るため、麗華公主の女官としてついて行くことになった遊圭。最初に比べると逞しくなったような気がしますが、胡娘から見ればまだまだ心配なお坊ちゃまです。
今回も遊圭は何度も危機に面しますが、知恵を絞って脱したりしています。成長しましたね。
Posted by ブクログ
晴れて本来の名前と性別に戻り生活を始めた遊圭だが、輿入れすることになった麗華の女官として夏沙王国へ潜入する。
目的は前王朝が持ち去った暦を取り戻すこと。
日付を予測できないまま日蝕を迎えたら皇帝の威信は地に落ち、帝国の安定も脅かされる。
しかし夏沙は過酷な砂漠を超えた先。
そして復活をもくろむ前王朝の末裔と版図を広げつつある外敵の脅威。
遊圭だけでなく玄月も命がけの旅で読んでいる間ずっと気を張ってしまった。
だからか余計にエンディングの情景が美しく清々しく感じられた。
麗華、幸せになるといいなぁ。