あらすじ
母(しずこ)、奮闘!
武田・北条連合軍との戦端が再び開かれる中、彼女に課された任務は難題で……!?
そして「日ノ本初の人物写真」の栄冠は誰の手に!?
時は1575年、信長が安土へ移ろうとする過渡期の1月。静子はチョコレートケーキ作りに励んでいた。「親」として迎える初めての正月だったが、彼女に寛ぐ暇などあるはずもなく——本願寺の挙動に気を配りつつ、東国征伐と花火大会の準備を進める傍ら、いよいよカメラは実用段階に。日ノ本初の写真撮影に挑むが……
日ノ本一目が離せない戦国ライトノベル、最新11巻‼
感情タグBEST3
小康状態。
静子さんが、荒事に巻き込まれていない。
昨今、とても貴重な期間で有り申す(_ _)
静子幼稚園…インパクト有るタイトルでした。
見た瞬間『ブハッ』と吹き出してしまった。
Posted by ブクログ
信長は武田勝頼と北条への軍の大将を長男・信忠にし、負け戦の経験を積ませよと静子に無茶な命令を出す。信忠が信長の跡継ぎであるためだが、天下統一が見えてきた余裕でもあるだろう。史実とは違う展開が次々と出てくるので、作者のお手並み拝見というところだ。信長配下の武将たちは何かと静子を頼って来るし、南北伊勢を任された信長の次男・信雄と三男・信孝の仲が悪いのにも差配しなければならない。この二人は信長死後の日本に暗雲をもたらしそうだよなあ。史実でも、信雄は、伊賀討伐で無能さを見せているしね。静子は芸事保護の仕事を任されて、宗易(利休)や若き日の長谷川等伯とも関係ができたり、カメラを作り上げて法隆寺を乾板写真に撮ったりする。その他いろいろなことがてんこ盛りで、読んでいて全く飽きんよ。