あらすじ
さらば、愛しき者たちよ
本願寺との和睦が迫る中、
ヴィットマンとバルティに老いの兆しが……
打ちひしがれる静子と、それを支える仲間たち。
ついに訪れるその日――
時は巡り、1576年正月。
恋愛も結婚もすっとばして二児の母となった静子は、
コタツで枝豆を堪能していた。
本願寺がついに信長に屈しようという節目を迎える中、
ヴィットマンが老衰のため体調を崩してしまう。
これまで誰よりも近くにいた家族の老いに動揺する静子。
一切の仕事が手につかなくなった静子は、信長と配下たちにあるお願いをするのだった……
感情タグBEST3
う、
うう…(T_T)
…私は、親しい者の訃報に弱いのです。
両親の暮らしていた家に勝手に居着いた白黒のゴン。
その後に之も勝手に居着いたクロ。
どちらも亡くなった時に両親と共に大泣きしました。
そして母を看取った後も、未だ引きずっています。
父ちゃん、長生きしてね…
ヴィットマン、バルティ、お疲れ様でした。
Posted by ブクログ
大きなことと言えば、本願寺で信長が背後で糸を引いた反乱があって武装放棄し織田と和睦したこと。もう一つは、長年連れ添ったハイイロオオカミのヴィットマンとバルティーとの別れ。これは無茶苦茶悲しい。彼らは誇りを持って最後のときを迎えるのに山へ帰っていく。涙涙。
あとは、MG(マネージメントゲーム)研修とかインフラ・物流のこととかいろいろと細かに書かれていて、作者の趣味性を感じるねえ。面白いけど。秀吉の赤松との戦いにおいて、狙撃兵を出すなんて、これまた凄いねえ。指揮するのは真田昌幸。小指揮官や斥候が狙い撃ちされ、されたほうではたまったものではない。