【感想・ネタバレ】戦国小町苦労譚2 天下布武のレビュー

あらすじ

現代よりちょっと先の未来に暮らす、平凡な女子高生静子の特技は農作業。畑からの帰り道に突然タイムスリップしてから約2年−−
相変わらず農業に明け暮れる彼女だったが、信長から「弓勝負」を持ちかけられたのをきっかけに、クロスボウを増産したり、村の拡大を機に戸籍まで作成することに。
そして例のアレの生成に成功し、軍事的支援も!?
そんな中、信長はついに稲葉山城を攻め落とす。
なぜか迷い込んできた本多忠勝や、同じくなぜか面倒を見ることになった前田慶次、濃姫まで絡んできて、より一層歴史の渦に巻き込まれていく静子の運命に刮目あれ!

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感情タグBEST3

購入済み

着々と、

富国強兵…という建前の下、国民総健康体計画を
推進していく静子さん。
『皆んなで健康になろうよ!』これ程平和な
戦国スローガンが有ろうか(^^)

#ほのぼの #ドキドキハラハラ #タメになる

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2023年10月08日

Posted by ブクログ

まあ、歴史SFファンタジーかなあ。相変わらず、農業、畜産、窯業、インフラなどの知識が凄い。今回は、栄養学まで援用して、家老の息子を鍛えたりする。登り窯を作って磁器を制作もするし、コンクリートも作る。実際の歴史に先駆けて、綿花の大量栽培も計画する。静子は、転移する前に「戦国時代と現代科学技術の考察」というノートを作っていて、天下統一をするのに、さらに統一後に何をしていくかを、構想だけでなく、詳細な技術・手順まで書いているのだ。普通の女子高校生じゃないよね。信長は、美濃を攻略して着々と天下布武の手を打っていくが、静子の技術が無茶苦茶役に立っていて、このままじゃ歴史は変わってしまうんじゃないかな。本田忠勝が静子にベタ惚れになってしまうだとか、前田慶次が出てくるとか、濃姫に気に入られるとか、ちょっとしたくすぐりはあるが、おおむね糞真面目に物語は進んでいく。そこもいいんだよなあ。

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2022年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本巻では、静子の知識と行動力がいよいよ本格的に歴史の表舞台へと影響を及ぼし、戦国という混沌の時代に理と秩序をもたらしていく過程が見どころとなっている。現代知識を単なる便利な道具としてではなく、「時代を動かす力」として昇華させる筆致には、確かな構成力と説得力がある。

織田信長や濃姫といった歴史上の人物との交流も緻密に描かれ、史実と創作が絶妙に絡み合うことで、物語は一層の厚みを増している。とりわけ、静子の冷静かつ献身的な姿勢が、戦乱の世における「平和の萌芽」として印象深い。

文明の進歩と人の信念、その両輪がどのように歴史を形づくるのか――。静子という存在を通して描かれるこの問いかけに、読後は静かな余韻と共に深い感慨を覚える。知識と誠意が時代を超えて息づく、誠実で力強い一冊。

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2025年10月07日

koa

購入済み

淡々としている主人公がいい

主人公である女子高生の静子ですが、今回も図抜けた知識と行動力で信長の家臣としての地位を磐石なものにしていきます。
脇キャラも増えましたが、信長以外の脇キャラは影が薄いです。

静子の他のタイムスリッパーと会うことができるのか。続きがとても楽しみです。

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2024年03月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2巻ではまた重要な主要人物たちが登場。
信長の正室でほぼグルメ担当の濃姫、静子にベタ惚れ三河の本多忠勝、そして静子の馬廻衆の前田慶次、可児才蔵、森長可(勝蔵)。

この馬廻衆たちがあとあと良い役になっていくのだよね。そして勝蔵君はまだ静子と出会った時は10歳で、これから成長してくのがまた良いんだよね
奇妙丸君といい、勝蔵君といい、少年キャラがかわいい。

次第に織田家臣の中で力を見せる静子は、農作物や村作りのみならず、信長の無茶振りを受けて技術開発の要にもなっていく。

静子が信長にタイムスリップをカミングアウトし、普通ならキチガイ扱いされてもおかしくないところだけど
静子のあまりに飛び抜けた能力と時代にそぐわない価値観に、思考の柔軟な信長はむしろ納得してしまった。
これで二人の間には隠し事みたいなものが無くなり、これまで以上に信頼が芽生えた様子。
タイムスリップした静子と出会う直前の信長が、謎の老婆から「剣が刻の落胤を運ぶ」的な予言を聞いていたとの情報もあり。

さらに、2巻の終盤のほうでは、拾得物から、静子以外にあと2名が現代からタイムスリップしている事が判明。
あ〜この2名はあれですね。小説家になろうの方で先に読んじゃってるのでアレだけど‥

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2023年07月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第2巻、静子は織田信長の家臣として、農業改革や軍事支援を進める中、木工職人集団を指導して現代生活用品の代替品を量産する様を描く、竹を使った「ケータイマグ」や簡易食器を竹の軽量性と加工しやすさを活かし、戦場での携帯性を考案、量産化を実現する
戦国時代の物資不足を補い、兵士や村人の生活を向上させる一方、コミック版では戦後静子自身は「命を奪う兵器開発」と「生活を支えの平和時に日用品・道具作りに技術を転換すると合理的・倫理的葛藤を描く一方、戦国の「力こそ正義」の価値観をクロスボウや火薬開発で織田家の戦力強化に貢献・・・新たな時間転送者の予感

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2025年05月21日

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