あらすじ
飯嶋律とさまざまな妖魔との出会いから生まれる、恐怖とユーモアを絶妙にブレンドした不思議絵巻。「薬指の契約」「影絵姫」「告げ口屋達の囁き」「母なる器」「ふさわしい道具」の5編を収録した、人気シリーズの最新刊。
...続きを読む感情タグBEST3
「おじいちゃんはもう何の力も無いんだよ」の言葉が切ない。青嵐をどうにかしろと言われてもね…律本人がもう一度契約結ぶしかないのでは?青嵐は開さんとはともかく、律となら契約結んでもいいと思っていそう。
Posted by ブクログ
今回も安定して面白かったです。
「母なる器」と「ふさわしい道具」には女性の現実的な怖さが詰まってました。
おんなのひとこわい。
個人的には薬指の契約も好きかな。
逆恨みじゃん!と言いたくなる感じが。
Posted by ブクログ
20150705
今回は読みやすかった。笑
影絵姫はもうちょっとページがあると良かったなぁ。
母なる器は現実的で面白かった。怖かったけど。
「薬指の契約」
祖父の不穏な夢をみた後、律の家に祖父宛に恨みつらみの籠った手紙が届く。
「影絵姫」
訳ありの女の子が律の家でしばらく過ごす事になった。
「告げ口屋たちの囁き」
訪問販売の青年が行き当たった一人暮らしの老人はあまり評判は良くなかったが・・・
「母なる器」
櫻子が幼い頃に何度も出会った、壷を持つ老女の役割とは
「ふさわしい道具」
三島は取り立て屋の言いつけで祓い屋の家で盗みを働き、それと同時期に律が陰陽師にスカウトされる。
向日葵とかいてひまり、というのがかわいいなぁと思った。
青嵐が意外にも少女に優しいのはなぜだ。笑
そしてついに就職がちらほらみえてくる律。
やっぱり晶ちゃん好きだなー、サブロウはどうしてるんだろう。
そして司ちゃんの出番が少なかった。
久々にすごく怖い
このシリーズではあまり触れられることの無い「戦争」に関わる怖いお話「告げ口やたちの囁き」。青嵐入りのお父さん、相変わらずお母さんにかなわない感じ。家族の闇について考えさせられる話が多い。
Posted by ブクログ
おおぅ、律は大学16年生か〜。
でも卒業しても妖怪やら悪霊やらに、こうも頻繁に狙われ続けるんじゃ、まともな社会人生活は送れそうにないですね。青嵐も野放し状態だし。
おじいちゃんを恨んでも良いと思うよ。。。
Posted by ブクログ
影の薄い巻き込まれ型主人公代表な(笑)律は相変わらずだが、自己を過大評価しないが自分の力を卑下する事もなく飄々と生きている様が凛としている。きっと、何も知らない人間が律の佇まいを見ると、どこを見ているか解らない透明感のある瞳に惹きつけられることだろうが、モテている様子が全くないのも彼らしい(笑)
安定したぞわっと寒気がする感じ…夜読むとホント怖い、怖がらせるのが目的のホラーでは決してないし、怖がらせようともしてないのに。この作風を崩さない今市子さんが凄すぎる。日本の幽霊が怖い(アメリカーンのパニック型・ショック型とは違う種類の怖さ)感覚がひしひしと伝わる…