あらすじ
普通の人には見えない不可思議なものが見えてしまう飯嶋律。彼がさまざまな妖魔と出会うことで展開していく、恐怖とユーモアを絶妙にブレンドした物語!!
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和ホラー其の十一
普通の人には見えない不可思議な妖や霊が見えてしまう飯嶋律。そんな律の日常を描いた連作短編集。
「二つの箱」→自分が絶対正しく人の悪口ばかりの香月みたいなキャラいるいる!です。迷う香月の息子とぐだぐだな義理の姉。最後の最後にようやく!
「とぎれた蔓」→親族の厄介者に空ろな心。住むアパートの上階からの騒音。気になる小説。いつか二人が安らぐ朱鷺はくるのか。
「小さい虫」→訳あり壁ピンクハウスと小さいハエと子供……。紐に繋がれた何かがさ迷う家。消えても一時的。絶対住みたくない!
「鬼の嫁取り」→祖父の若い頃の話。いつでもどこにでもしゃしゃり出てくる鬼灯。今回も引っ掻き回します。何も見えない八重子最強。
環さんが開さんをお見合いさせようとするも、ことごとく失敗し挙句トラブルに巻き込まれてゆく。「鬼の嫁取り」は蝸牛おじいちゃんと八重子おばあちゃんの最初の出逢い。