あらすじ
圧倒的な戦力差の中で始まった回廊の戦い。しかしその差をものともせず、巧みな戦術で帝国軍を追い詰めるヤン陣営は、遂にラインハルト本陣へ迫る!! そこへ割って入った帝国軍ミッターマイヤー元帥だがヤン分艦隊に撃破され、戦死の報が届く……!? 倒れゆく味方将兵を目の当たりにしたラインハルトは友キルヒアイスを幻視するように……。激戦続く回廊の戦いの行く末は!?
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魔術師還らず
その時、一つの星が銀河の中で瞬いて消えた。
ついにこのときが来てしまった。
OVA版をずっと見てたけど、この時ほど脱力感のある展開は無かったね。予告のBGMがまず無音だった。そしてヤンが血だまりの中壁に背中を持たれさせて座り込んでるカットが入り、その無音のまま冒頭のナレーションが続き、それと並行してスールやパトリチェフ、ブルームハルトが銃撃を受けるシーンが続く。元のヤンのカットに戻る。正直、予告時点ではヤンの死を信じてなかった(原作は読んでなかった)
その次週(当時キッズステーションの放映で見てた)にマジでそうなったからキツかったなぁ・・・
藤崎版もそれ準じた演出でなかなか良いと思うが、ヤンの最期のセリフで印象的だった、「ユリアンとフレデリカを連れて来なくて良かった」というセリフが欲しかったかな。この二人が居たら生存率が上がるのは間違いないと思うけど、なんなくそんなセリフがヤンらしいと思えたから欲しかった。
Posted by ブクログ
小説、アニメ、そして漫画、どのジャンルでも銀河英雄伝説を味わう時に「ああ、ここに来てしまった」という場面がとうとう訪れてしまった巻 ここからは三国志での五丈原後と同じく、物語は続くがどうしてもどこか色あせてしまうのだよなあ
Posted by ブクログ
とても面白かったです。この巻だけは一気見したほうがいいかと思います。いつの時代も歴史家はわかる範囲でしか物を語れません。戦時を生きる人たちが、自身が生きる時代をどうしたいと考え、後世に何を残したかったのかは永遠に分かりません。ただ、今を生きる我々は彼らがいたことを知っておかねばなりません。と、考えている私は、この世界観に引き込まれすぎかもしれません。
Posted by ブクログ
回廊の戦いの終結、そしてヤン・ウェンリーの死。
原作で展開を予め知ってはいても、ついにここまで来たかと感慨深い。雄々しくもなく華々しくもなく、名台詞も吐かない静かな斃れ方は、最後までヤン・ウェンリーらしい。
意外な展開
ラインハルトとヤンとの2回目の対決がこのような感じで終わると思うと「あれっ」という感じです。
ただ、そう思うと今後のユリアンの活躍が楽しみになります。
あああぁ…
ミラクル、ヤン…「不敗」のまま、墜つ…(T_T)
目標を失った「常勝の天才」は、どうなるのか…
テロに拠る状況の変容は、これを許してはならない。
小説7巻
小説7巻というと、ヤン提督のあのシーンのあたり
藤崎先生の絵は、人によっては愛情がみられない人もいたりするので、うまくのれない時があるのだけど、この巻はやっぱり特別だと思う。
フォーク准将の変顔、地球教の信者の進撃の巨人的な表情
いろいろ思うとこはあるけど、結果は原作通りに進んでいく。
小説版で泣き尽くしたと思ったけど、藤崎先生の絵でまた泣かされた。