あらすじ
世は「絶対王政」の時代、人の生涯は、王を頂点とした「血筋=生まれ」で決定づけられていた──。代々に渡り「死神」と罵られる呪われた一族の始祖「初代サンソン」の冒した“原罪”を知ったサンソン兄妹…。シャルルは遥かな理想を抱き、マリーは業の克服を誓う…!! そして新国王誕生を迎え、王妃アントワネットに色めくベルサイユ宮殿…!! その闇に野心を燃やす存在が!? [イノサン]は革命の嵐を迎える──!!!
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フランス革命、ルイ16世とマリーアントワネットを巡るストーリーが進んできて、華やかさが出てきました。華やかさの裏にある、暗く、黒い世界とのギャップがえげつない。
Posted by ブクログ
相変わらず濃いー!今回はいろんな意味で特に。過激な絵も多くて目を見張りました。「ぐるぢい」のシーンが強烈すぎ。1789までの大いなる序奏ですね。
ブルボン王朝の滅亡への序曲
ルイ15世が天然痘で崩御してルイ16世が即位したフランスでは第3身分の絶対王政への不満が暴発寸前だったわけですが自分の生まれた第一身分、第二身分が絶対揺らぐことは無いと思ってマリーアントワネットを始め彼女のお気に入りの貴族は盛大な舞踏会を開いてそのために国民から搾取した税金を湯水のごとく使っていたのですが本当に何も考えなかったんでしょうかねえ。
余り重要ではないんですがベルサイユの舞踏会会場がすごく明るく描かれていますが当時はローソクを大量に動員しても真っ暗とは言えないまでもかなり暗かったんじゃないかと思います。
Posted by ブクログ
ルイ16世の世となり
フェルゼンも登場。
ベルばらの印象が強かったので、このフェルゼンは
あまり応援する気になれない。
ジャンヌの描写も過激。
マリーが舞踏会に人形を連れて行くのもすごいが、
「王妃も立派な人形をお連れですこと」と
皮肉を言い放つところが彼女らしかった。
ベルばらの世界の裏で
ベルばらの華麗な世界の裏で、パリの民衆が直面していた貧困や苦労や、死刑執行人という職業や、フランス革命の負と影の部分がよくわかる。