あらすじ
革命の刃が、ついにフランス国王ルイ16世の許まで届く――! 処刑人としての宿命がシャルルにルイ16世の死刑の執行を迫る。死刑執行の朝、苦悩を抱えるシャルルを余所に、国王の処刑を見届けようと民衆達は大挙して押し寄せる。最後の時を家族と過ごすルイ16世が感じたものは……。そして、国王を失ったフランスの行く先は――!?
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今まで思い描いていた史実とは異なり、なんとも美しいルイ16世の潔さ。その気持ちに応えるシャルルアンリサンソン。その心の苦しみを真に理解していたのがマリーサンソン。そして、ゼロが良い味、出してる…
やはり凄いわ坂本眞一
ルイ16世が最後に家族と過ごす団欒シーン。ルイ16世の息子のルイ・シャルル(ルイ17世)がこの後、どんな扱いを受けるか歴史の本やwikiなどで知っているので読んでて悲しかったです。
ロベスピエールとサンジュストが馬車で移動していると、パン屋の夫婦が惨殺される場面に遭遇するところは特に印象に残りました。馬車の扉に血飛沫が飛ぶ…それを内側から描くなんて、この作者の才能を改めて感じました。やはり凄いわ坂本眞一。
そしてゼロ。いつも何かを頬張っているのは紛れもなくジャン・ルイの血を引いてますね。
Posted by ブクログ
『第3のギデオン』と同時進行で読んでいたのでルイを始めとした王族の描かれ方の違いが面白い。
そして革命に熱中する市民のえげつなさは共通している…残虐描写…
Posted by ブクログ
すごい、、。絵面も凄すぎ、、。シャルルも凄い、、。強烈です。革命が美しい訳がないですね。堂々としたルイの姿が実に印象的です。マリーは相変わらずかっこいいし、「イノサン」のゼロが末恐ろしいです。
ルイはこんな感じだったのかな
本作品ではルイ16世がよく書かれすぎているので、実際にはどういう人だったのか逆に興味がわくな。マリーアントワネットも、実際には贅沢と賭博で国家を破産させたわけだから、美化されすぎている気もするけど。