【感想・ネタバレ】イノサン Rougeルージュ 2のレビュー

「漫画は常に進化しているか?」
その答えがここにあります。

作者は『孤高の人』で第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した坂本眞一先生。
今作では、主人公がシャルル=アンリ・サンソンから妹のマリー=ジョセフ・サンソンへと変わり、物語もフランス革命へと加速していきます。

圧倒的かつ繊細な作画、緻密に組立てられた時代描写はそのままに、前作から成長した登場人物たちの人間模様も見所です。

感じてください。これが漫画の革命です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2016年06月09日

エピソードゼロ。こうしてサンソン、ムッシュードパリが始まったんだな。まさか妻方の家業とは。カバーに書きたかったという坂本先生の言葉がありますが、それが心底感じられる渾身の巻です。描写がすごすぎ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年10月27日

初代サンソンのエピソードが描かれる。
個人的には彼個人に対する不快感があった。

ある小説の中で、一人の男の一瞬の快楽の為に
自分が生を受けこんなにも苦しい思いを
しなければならない、というものがあったのだが
それを思い出した。
そうやって辛い思いをしたはずなのに、いつしか
家を守ろうという考えにな...続きを読むり、子を残して
引き継ごうと代々行動するところが、
複雑な気持ちになる。

勤勉なだけで羨まれて魔女扱いにされたり
美人だからと男たちに襲われたり
女性たちは酷い扱いだと思う。

マリーが自分のことを私でも俺でもなく
マリーというところが、幼さの表現もあるのかもしれないが
自分を信じていて、ある意味中性的なところもある
彼女にぴったりだと感じる。

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購入済み

初代サンソン

2020年12月31日

初代サンソンの恋と苦悩・・・。こうやって、サンソン一家は死刑執行人の家系となった。やっぱり女は強かった、のかなぁ。

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Posted by ブクログ 2016年12月29日

8割がた、初代サンソン……嫁方の仕事引継ぎ。
まさか死刑執行人の娘マルグリットによる陰謀が、サンソンの発端だったとは。
マルグリットの「道連れが欲しい」という執念が。
時空を超えて、マルグリットの執念と、マリーの自由への執念がリンクし、鏡の罅を中間に、交わりあう!
また、初代サンソンと4代目サンソン...続きを読む=シャルルの相似にも作劇の巧みさが。

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