あらすじ
“首飾り事件”結末の因果に、マリーは大いなる「運命」との闘諍を誓う。一方、「人は皆、平等」の新思想の青年オリビエが、車裂き刑で処されることに。同情し暴動を起こす民衆に、サンソン兄妹は「新しき力」を見出す…!! そして、マリーが引き連れる「新しき命」の存在は――!? 物語はフランス革命の真の引鉄、「ベルサイユ死刑囚解放事件」から「三部会」、そして遂に「国王処刑」へ…!!! サンソンが映し出す“フランス革命の真実”とは――!!?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
マリーの自分の信念に正直な人生観と行動力には圧倒される。
ナポレオンがコルシカ訛りを馬鹿にされるのは、まぁ有名なことだしいいけども、日本語になったとき、それが九州弁なのは何故なのか?
パリからコルシカの距離的位置的に、東京からの九州なのかしら?
急に話の展開が早くなった。サンソンの剣を手放そうと決めたマリーは潔い。そこまでに描かれる心理描写が良いと思う。その後の兄妹達での戦いは、家の為とはいえ、見ていて辛いものがある。
Posted by ブクログ
時代の流れにのっていくマリーは自由で強いな。惚れ惚れします。フランス史的に大きな転換期を迎えてますが、さらりと流されてる部分もあって、余計に印象的です。ナポレオンライジングは、妙に可愛いですね、ヌーベルプヴォワール、いい響きです。次に見られるうねりに胸が躍りますが、やはりアントワネットですよね。
Posted by ブクログ
取り敢えず帯の中島美嘉がすごくマリーなので舞台とかやるなら中島美嘉でお願いしたい。
ここに来てようやくナポレオン出てきましたが、コルシカ訛りがまさかの博多弁でめっちゃ可愛い。
大分スキップした
3部会の後ジュードポームの誓いがあってその直後から次の場面でルイ16世の処刑までかなりスキップしてくれました。サンソンと関係の無いイベントだからかな?では次の巻でお終いなのかな?ところで福岡弁をしゃべるナポレオンには笑わせてもらいました。
Posted by ブクログ
マリーの突飛に見える行動を、「マリーだから」で納得させる
キャラクターの強さは、確かにマリーにはあると思う。
フランスの大きな転換期となる革命の、うねりの強さに圧倒された。
突っ込みたくなるところは多いにあるものの、
ところどころに出てくるマリーの描写は素直に恰好良かった。
訛っていると意地悪をされていた兵士がナポレオンの若かりし頃だと
最初は気が付かなかった。
兄妹の共闘に胸が熱くなったばかりなのに
転じて命を奪い合う関係になってしまったのは悲しい。
ゼロもマリーも、この先どう生きていくのだろうか。