あらすじ
期末試験も終わる11月下旬、修学旅行の詳細が発表された。
行先は北海道。特別試験は存在せずスキーや観光など通常の修学旅行と変わらない。だが各クラス男女で2名ずつ合計8名がグループとなり4泊5日の旅行中行動するという特殊なものだった。綾小路は櫛田の他、まさかの龍園など他クラスの面々とグループを組むことになる。だが事はそう簡単に進むわけもなく「おまえ何か勘違いしてんじゃねえだろうな、綾小路」「勘違い?」「既に俺と坂柳の前哨戦は始まってんだよ」波乱を感じさせるもので――!? 一方、生徒同士の関係を大きく変えるイベントも進んでいた。「俺は―――鈴音に正式に告白する。付き合ってくれって」
本作は、学園×頭脳戦×実力主義という異色の組み合わせで、まったく新しい学園ドラマを描き出します。物語の舞台は、希望する進学・就職先にほぼ100%応えるという超エリート校・高度育成高等学校。毎月10万円相当のポイントが支給され、校則も自由——まるで理想郷のように見えますが、その裏には“実力至上主義”のシビアなルールが存在していました。頭脳、運動能力、交渉力、あらゆる能力を駆使しなければ生き残れない環境で、学生たちは時に協力し、時に蹴落とし合いながら生き抜いていきます。
特におすすめしたいのは、知略戦が繰り広げられるスリリングな展開と、伏線の巧みな仕込み。登場人物たちが繰り広げる心理戦や策略は、まるで極限状態のゲームのようで、読者の予想を裏切るどんでん返しの連続。さらに、表には出さない主人公の底知れぬ実力が物語に深みを与え、ただの学園ラノベにとどまらない魅力を生み出しています。
知略系のストーリーが好きな方、緻密に張り巡らされた伏線を回収する爽快感を味わいたい方に、間違いなく刺さる作品です。学園ラノベの新境地を切り開いた本作、ぜひ手に取ってみてください!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
修学旅行回。
須藤は本当に可愛くなったし男らしくなったなあ。
綾小路は軽井沢とのカップル感も板についてきました。
温泉の堀北櫛田に、嵐のように来て去っていく伊吹は笑えました。雪合戦といい、ほんと2人は仲良しになったもんだ。
ダークネスボールとか大蛇とか誰が言ってるんだ?という感じでした。龍園鬼頭だったらキャラ崩壊レベルでは。
そして高円寺の馬も笑えたし、渡辺が不憫すぎるし、今回はネタを散りばめまくってた気がする。
須藤と堀北のシーンは静かに感動した。須藤と堀北の変化、成長がとてもよく、お互い真摯な接し方が素晴らしいと思いました。どっちも幸せになってほしいもんです。
そして最後の一ノ瀬シーン。
ほんと誰が見ても浮気者じゃないか、、、どこで学んだんだ綾小路。ただ相変わらずモノローグは怖すぎる。
あとがきにもあったけど、.5みたいな話の内容でしたね。全然争わないし。次の巻はさすがにもっと戦うんかね?
ということで次も期待です。
やっぱいい
フラグの立て方と回収までの道のりが素晴らしい。なにより面白いのが一番好きなポイント!
アニメ3期も期待しています!
今回のヒロイン
最後に一波乱あったものの、櫛田が良かった。言葉には出ていないもののカラーページの意味を理解したら突然ヒロイン候補になった。今回も何度読み返すか分からないほど面白い。
匿名
一気に読める面白さ
修学旅行編で特別試験はないのでまさかの展開とかはなかったですが、次の伏線になりそうな箇所もあり面白かったです。