あらすじ
高度育成高校での2度目の春を迎えた綾小路達Dクラス。待ち受けるは試験だけではなく、個性的な新1年生達。中学時代龍園と悪名を二分した宝泉和臣、同じ中学出身を名乗り櫛田に接近する八神拓也、気分屋で綾小路を引っ張り回す天沢一夏。そして4月最初の特別試験は1、2年生がペアとなる筆記試験。ペアの合計点が基準を下回れば2年生のみ退学となる。
さらに南雲が各生徒の能力を表示する新アプリを実装。それが全生徒に公開されたため学力の高い生徒に人気が集中。2年Dクラスは苦境に陥る。またペアを組む必要上、綾小路もホワイトルーム出身の1年生を見抜けなければ即退学の状況となり――!?
本作は、学園×頭脳戦×実力主義という異色の組み合わせで、まったく新しい学園ドラマを描き出します。物語の舞台は、希望する進学・就職先にほぼ100%応えるという超エリート校・高度育成高等学校。毎月10万円相当のポイントが支給され、校則も自由——まるで理想郷のように見えますが、その裏には“実力至上主義”のシビアなルールが存在していました。頭脳、運動能力、交渉力、あらゆる能力を駆使しなければ生き残れない環境で、学生たちは時に協力し、時に蹴落とし合いながら生き抜いていきます。
特におすすめしたいのは、知略戦が繰り広げられるスリリングな展開と、伏線の巧みな仕込み。登場人物たちが繰り広げる心理戦や策略は、まるで極限状態のゲームのようで、読者の予想を裏切るどんでん返しの連続。さらに、表には出さない主人公の底知れぬ実力が物語に深みを与え、ただの学園ラノベにとどまらない魅力を生み出しています。
知略系のストーリーが好きな方、緻密に張り巡らされた伏線を回収する爽快感を味わいたい方に、間違いなく刺さる作品です。学園ラノベの新境地を切り開いた本作、ぜひ手に取ってみてください!
感情タグBEST3
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僕っ子っていいよね
2年生最初だから安心しきっていたけど1年の魔の手が怖かった。
ちゃんと全ての話が意味あって最後のどんでん返しは
いろいろな意味ですごい!!
ついに始まった2年生編!
新学年となり、新しいキャラクターがたくさん登場してきました。2年生どうしの絡みをもうちょっと見たいなぁ〜笑。
数学で満点取るのはかっこよすぎる!!ナイフの件といい、やっぱりすごいなぁーー!と思わされました。
これからどうなってくのか。楽しみです。
Posted by ブクログ
宝泉の目的がわからなかったが、まさかの綾小路を退学にすることだったとは。しかも何人かの一年生に同じ任務が命じられている…。ホワイトルーム生だけでなく、他の一年生にも狙われるとは、安心して暮らせないな 笑
七瀬の一人称がボクになるのは何かの伏線?
急変
やっと2年生編になったかと思えば休まることなく動き続けるこの高校。もう恵との関わりしか癒しがない!新1年生怖すぎて引くレベル。Dってなんだろうね…
さいこう
これはすばらしい作品だ。作中のキャラクターたちはみな、個々に感情を持っている。また、七瀬翼ちゃんが可愛すぎる。しかし、一ノ瀬があまり出てこなかったのが残念だ。次は一ノ瀬がもっと出てくることを期待している。
ようこそ実力至上主義の教室へ
めちゃめちゃおもしろかった!
前半の方はこの試験の結末にドキドキしながら読んでいましたが、後半の綾小路の思考のネタバレ部分で全てが繋がって興奮しました!
この先のホワイトルーム生との絡みと展開も楽しみ!
最初から大きな謎のホワイトルームからの刺客の正体がわかるのかと思ったら、月城以外の思惑が入り混じった大混乱の状況で、謎が深まるだけに終わりました。
日常シーンでは軽井沢との勉強とそこへ天沢の乱入が面白かったです。
Posted by ブクログ
2年生編スタート。
1年生キャラの紹介をしなきゃいけないのでしょうがないかと思いますが、
2年生側はほぼ出てこず、堀北と須藤と喋ってないんじゃないか、くらいの感覚でした。
特別試験のペアテストもちょっと中だるみ感を覚えましたが、宝泉とのラストバトル(?)は白熱でした。
こんな最初の月でホワイトルーム後輩出てくるのか!?と思ってましたが、やっぱりまだ出てきたくないみたいですね。
がっつり100点取って、須藤にもコイツ怖いやつ?な目線を向けられて、これから綾小路の活躍に一層期待です。